当社は、2025年6月19日開催の取締役会において、当社の連結子会社香港大和工貿有限公司及び大和高精密工業(深圳)有限公司の株式の一部を譲渡することを決議いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。
(1)当該異動に係る特定子会社の名称、住所、代表者の氏名、資本金及び事業の内容
① 香港大和工貿有限公司
住所 :香港尖沙咀柯士甸道136-138 號金門商業大廈6樓606室
代表者の氏名:董事長 重岡 幹生 / 総経理 勝木 栄一郎
資本金 :9,661千USドル
事業の内容 :中国に於ける射出成形製品の販売
② 大和高精密工業(深圳)有限公司
住所 :中国広東省 深圳市宝安区沙井街道黄埔社区南洞工業区南浦路140号
代表者の氏名:董事長 重岡 幹生 / 総経理 勝木 栄一郎
資本金 :50,000千香港ドル
事業の内容 :中国に於ける合成樹脂の金型製作、射出成形製品の製造
(2)当該異動の前後における当社の所有に係る当該特定子会社の議決権の数及び当該特定子会社の総株主等の議決権に対する割合
① 香港大和工貿有限公司
総株主等の議決権に対する割合
異動前:100%
異動後: 40%
② 大和高精密工業(深圳)有限公司
総株主等の議決権に対する割合
異動前:100%(うち、間接保有分100%)
異動後: 40%(うち、間接保有分 40%)
(注)出資金のため議決権の数はないので、議決権に対する割合を記載しております。
(3)当該異動の理由及びその年月日
① 異動の理由 :当社は、1995年12月に香港大和工貿有限公司を設立し、主に中国国内における日系企業向け射出成形製品の販売を行ってまいりました。さらに、2011年1月には香港大和の連結子会社である大和高精密工業(深圳)有限公司を設立し、それぞれ金型製造・射出成形製品の製造を展開してまいりました。以来、各社順調な成長を遂げてまいりましたが、2020年以降の新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大の影響を契機に、当社グループを取り巻く経済環境は厳しさを増しました。その間も、積極的な構造改革を推進により、その改善効果も表れておりましたが、昨今の経済環境や市場構造の変化等により、当該地域における事業収益性は想定を下回る状況が継続しており、加えて、今後は米国の関税政策の影響を受ける可能性も懸念される状況です。
このような状況下、当社は新たなパートナーとの協働を通じて、既存事業の再構築と強化発展を図るとともに、将来の成長に資する新規事業の創出を目指すことが、経営資源の最適化及び企業価値の一層の向上に資すると判断し、海外子会社株式の一部譲渡を決定いたしました。
当該譲渡により、香港大和工貿有限公司及び大和高精密工業(深圳)有限公司は当社の特定子会社に該当しないこととなります。
② 異動の年月日:2025年8月29日(予定)
以 上