第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社、以下同じ)が判断したものです。なお、2020年1月23日に行われたVeloxis Pharmaceuticals A/Sとの企業結合について前連結会計年度末において暫定的な会計処理を行っていましたが、第1四半期連結会計期間に確定したため、前連結会計年度末との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いています。

 

(1) 経営成績の状況

当社グループの当第3四半期連結累計期間における連結業績は、売上高は1兆5,367億円となり前年同四半期連結累計期間比(以下、「前年同期比」)519億円の減収営業利益は1,295億円で前年同期比107億円の減益経常利益は1,323億円で前年同期比134億円の減益親会社株主に帰属する四半期純利益は800億円で前年同期比238億円の減益となりました。

 

(セグメント別概況)

当社グループの3つの報告セグメント「マテリアル」「住宅」「ヘルスケア」及び「その他」に区分してご説明します。
 

「マテリアル」セグメント

売上高は7,056億円で前年同期比1,303億円の減収となり、営業利益は428億円で前年同期比363億円の減益となりました。

第1四半期にCOVID-19感染拡大の影響を大きく受けましたが、第2四半期より自動車関連市場等の回復を背景として順調に業績が改善しました。

 

「住宅」セグメント

売上高は5,123億円で前年同期比226億円の増収となり、営業利益は482億円で前年同期比20億円の増益となりました。

建築請負部門やリフォーム部門を中心にCOVID-19感染拡大の影響を受けましたが、不動産部門が好調に推移しました。

 

「ヘルスケア」セグメント

売上高は3,079億円で前年同期比568億円の増収となり、営業利益は558億円で前年同期比201億円の増益となりました。

Veloxis Pharmaceuticals A/Sを連結したことに伴うのれん等償却負担の増加や国内薬価改定・償還価格改定の影響がありましたが、人工呼吸器の需要増によるクリティカルケア事業の貢献等により増益となりました。

 

「その他」

売上高は108億円で前年同期比10億円の減収となり、営業利益は24億円で前年同期比5億円の増益となりました。

 

(2) 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、無形固定資産が529億円減少したものの、現金及び預金が403億円、有形固定資産が363億円、投資有価証券が249億円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べて490億円増加し、2兆8,712億円となりました。

負債は、未払費用が170億円減少したものの、有利子負債(リース債務除く)が149億円、支払手形及び買掛金が129億円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べて183億円増加し、1兆4,572億円となりました。

純資産は、配当金の支払が458億円あったことや為替換算調整勘定が261億円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を800億円計上したことやその他有価証券評価差額金が180億円増加したことなどから、前連結会計年度末に比べて306億円増加し、1兆4,141億円となりました。

この結果、自己資本比率は48.3%となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは1,754億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは1,047億円の支出となり、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は707億円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは302億円の支出となり、これらに加え、現金及び現金同等物に係る換算差額による増加1億円、連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増加18億円がありました。以上の結果、現金及び現金同等物の当第3四半期連結累計期間末の残高は、前連結会計年度末に比べ423億円増加し、2,471億円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払467億円、未払費用の減少195億円などの支出があったものの、税金等調整前四半期純利益1,182億円、減価償却費802億円、のれん償却額187億円などの収入があったことから、1,754億円の収入(前年同四半期連結累計期間比928億円の収入の増加)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入103億円などがあったものの、有形固定資産の取得による支出860億円、Adient plcの自動車内装ファブリック事業を買収したことによる事業譲受による支出178億円などがあったことから、1,047億円の支出(前年同四半期連結累計期間比54億円の支出の減少)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入1,435億円、社債の発行による収入500億円などがあったものの、短期借入金の減少1,647億円、配当金の支払458億円などの支出があったことから、302億円の支出(前年同四半期連結累計期間比865億円の支出の増加)となりました。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社及び連結子会社の研究開発活動の金額は、64,089百万円です。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 従業員数

当第3四半期連結累計期間において、2020年9月30日付(米国時間)でAdient plcの自動車内装ファブリック事業の買収を完了したこと等に伴い、「マテリアル」セグメントの従業員数は1,045名増加しています。

なお、従業員数は就業人員数です。

 

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

① 生産実績

当第3四半期連結累計期間において、生産実績に著しい変動はありません。

 

② 受注及び販売の実績

当社グループは注文住宅に関して受注生産を行っており、その受注状況は次のとおりです。COVID-19感染拡大防止のための展示場来場の制限等の影響により、前年同期比で減少となりました。その他の製品については主として見込生産を行っているため、特記すべき受注生産はありません。

セグメントの名称

受注高(百万円)

前年同期比(%)

受注残高(百万円)

前期末比(%)

住宅

229,585

76.9

538,596

93.1

 

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていません。

 

(7) 主要な設備

① 主要な設備の状況

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。

 

② 設備の新設、除却等の計画

Ⅰ 設備の新設・拡充の計画

前連結会計年度の有価証券報告書提出日時点において未定でありました当連結会計年度の2020年12月31日現在における設備の新設、拡充、改修の実施又は計画の状況は次のとおりです。

セグメントの名称

当連結会計年度
計画金額
(百万円) 

設備計画の主な内容・目的

マテリアル

95,000

・Mobility:人工皮革「ラムース™」の生産設備増設、

  樹脂コンパウンド工場建設

・Environment & Energy:リチウムイオン電池用セパレータ

 「ハイポア™」等の生産能力増強

・共通:水力発電所改修、合理化、情報化、維持更新 等

住宅

16,000

Home & Living:合理化、情報化、維持更新 等

ヘルスケア

16,000

Health Care:合理化、情報化、維持更新 等

その他

1,000

合理化、情報化、維持更新 等

全社

17,000

次期基幹システム構築、合理化、情報化、維持更新 等

合計

145,000

 

 

(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。

     2 上記計画の所要資金は、グループ内資金により賄う予定です。

 

Ⅱ 設備の除却・売却の計画

当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末における設備の除却・売却の計画に著しい変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。