第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

第3四半期連結累計期間(4月~12月)におけるわが国経済は、堅調な設備投資に加え個人消費の持ち直しや輸出の増加により、緩やかな回復基調が続いています。また、堅調な米国経済に加え欧州経済の拡大ペースが緩やかに加速し、中国経済の減速に歯止めがかかる等、わが国を取り巻く環境は順調に推移しました。

化学業界におきましては、為替相場は円安で安定しているものの、下落傾向にあった原料価格は上昇しており、事業環境は厳しさを増しつつあります。

このような環境下における当第3四半期連結累計期間の売上高は、販売量の増加や原料価格上昇に伴う販売価格の改定などにより、1,209億8千4百万円(前年同期比8.5%増)となりました。利益面では、販売量は増加したものの原料価格上昇に伴う売買スプレッド縮小等により営業利益は94億1千2百万円(前年同期比15.1%減)、経常利益は111億7千3百万円(前年同期比10.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は77億3千3百万円(前年同期比9.9%減)となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

<生活・健康産業関連分野>

生活産業関連分野は、ヘアケア製品用界面活性剤が好調に推移したものの、液体洗濯洗剤用界面活性剤の需要が一部製品において減少したため、売り上げは横ばいとなりました。

健康産業関連分野は、高吸水性樹脂の海外需要が伸びたこと及び新製品の拡販効果が奏功し売り上げは増加しましたが、原料価格の上昇に伴い売買スプレッドが縮小したため大幅な減益となりました。

以上の結果、当セグメントの売上高は451億2千5百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益は10億2千3百万円(前年同期比70.6%減)となりました。

 

<石油・輸送機産業関連分野>

石油・輸送機産業関連分野は、自動車内装表皮材用ウレタンビーズで高機能製品の拡販が大幅に進んだことに加え、潤滑油添加剤が国内外ともに拡販が進んだため、売り上げは大幅に増加しました。

以上の結果、当セグメントの売上高は307億1千8百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は22億5千4百万円(前年同期比42.0%増)となりました。

 

<プラスチック・繊維産業関連分野>

プラスチック産業関連分野は、永久帯電防止剤が国内外ともに売り上げを大幅に伸ばしたことに加え、特殊グラビアインキ用樹脂の販売が大幅に増加したため、好調に推移しました。

繊維産業関連分野は、合成皮革・弾性繊維用ウレタン樹脂が横ばい、ガラス繊維用薬剤は低調となりましたが、炭素繊維用薬剤が海外を中心に堅調であったため、売り上げは横ばいとなりました。

以上の結果、当セグメントの売上高は166億9千5百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は29億9千9百万円(前年同期比4.3%減)となりました。

 

<情報・電気電子産業関連分野>

情報産業関連分野は、重合トナー用ポリエステルビーズが横ばい、粉砕トナー用バインダーの需要が堅調に推移したため、売り上げは順調に推移しました。

電気電子産業関連分野は、UV・EB硬化樹脂等の需要が堅調であったため、好調に推移しました。

以上の結果、当セグメントの売上高は150億8千8百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は23億3千7百万円(前年同期比10.8%増)となりました。

 

<環境・住設産業関連分野他>

環境産業関連分野は、高分子凝集剤の市況が引き続き低迷しましたが、その原料であるカチオンモノマーの需要が好調に推移したため、売り上げを伸ばしました。

住設産業関連分野は、土木・建築工事向けセメント用薬剤が好調、家具・断熱材などに用いられるポリウレタンフォーム用原料の国内向けも堅調であったため、売り上げは好調に推移しました。

以上の結果、当セグメントの売上高は133億5千6百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は、7億9千7百万円(前年同期比3.6%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間の財政状態は以下のとおりであります。

総資産は、現金及び預金が減少したものの、期末日休日の影響等による受取手形及び売掛金の増加、建設仮勘定の増加、投資有価証券の増加などにより、前連結会計年度末に比べて138億9千4百万円増加し2,007億5千8百万円となりました。

また、純資産は前連結会計年度末に比べて96億4千6百万円増加し1,372億9千7百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末から0.1ポイント増加し65.2%となりました。

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末残高と比較し61億8千9百万円減少(前年同期は17億7千2百万円増加)し、当第3四半期連結会計期間末残高は169億4千9百万円となりました。

 

 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は、99億9千8百万円(前年同期は149億4百万円の増加)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益104億9千4百万円、減価償却費61億8千6百万円、仕入債務の増加76億5千3百万円などによる資金の増加が、売上債権の増加69億8千4百万円、法人税等の支払額31億5千7百万円などによる資金の減少を上回ったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の減少は、97億4千4百万円(前年同期は105億7千5百万円の減少)となりました。これは、固定資産の取得に90億6千4百万円を支出したことなどによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は、66億5千万円(前年同期は12億4千5百万円の減少)となりました。これは短期借入金の減少29億3千3百万円(純額)、配当金の支払額24億2千万円、長期借入金の返済による支出9億8千6百万円により資金が減少したことなどによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は40億1千9百万円となりました。

なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更はありません。

 当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、次のとおりであります。

会社名

事業所名

所在地

設備の内容

セグメントの

名称

投資予定金額

資金調達

方法

着手及び完了予定年月

完成後の

増加能力

(t/年)

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

提出会社

名古屋工場

他1工場

愛知県

東海市

ウレタンビーズ

製造設備

(新製品対応)

石油・輸送機

産業関連分野

2,030

146

自己資金

平成29年4月

平成30年3月

4,620

提出会社

名古屋工場

愛知県

東海市

アルミ電解コンデンサ用電解液設備

(生産能力増強)

情報・電気電子

産業関連分野

350

自己資金

平成29年12月

平成30年4月

534

提出会社

名古屋工場

鹿島工場

サンノプコ㈱

愛知県

東海市

ウレタン関連製品

製造設備

(生産能力増強)

全セグメント

997

自己資金

平成29年12月

平成31年10月

3,789