第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

  また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国の景気は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、甚大な影響を受け低迷しています。4月に発令された緊急事態宣言に伴う外出自粛や移動制限で、観光や飲食、流通、娯楽産業などを中心に経済活動が停滞、全世界でサプライチェーンの分断や混乱が生じ、感染拡大の終息が見通せず、先行きが不透明な状況が続いています。

 一方で、在宅勤務、テレワークが進み、オンラインを利用したコミュニケーションが浸透しました。新しい働き方や生活様式が定着しつつあります。コロナショックを契機とした「新しい常態」は、世界経済、ビジネスに大きな変革をもたらすと考えています。

 このような経営環境の下、当社は新中期経営計画「FELIZ 115」をスタートさせました。2030年を見据えた重点施策を全社プロジェクトに盛り込んでいます。5カ年計画の最初の2年で貢献しない事業の撤退、霞工場など先行投資した事業の早期刈り取りを行います。また貢献に応える業績評価・報酬制度を整備し社員幸福度経営を推進します。今後も企業を取り巻くステークホルダーの期待に応え、企業価値を高めてまいります。

 当第1四半期連結累計期間の業績といたしましては、売上高は、IT・電子材料用途の光硬化樹脂用材料は好調を維持していますが、世界的な自動車産業の落ち込みが響き136億32百万円(前年同期比9.5%減)となりました。損益面では、コストダウンや新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出自粛や移動制限により営業経費が減少し、営業利益は7億7百万円(前年同期比26.3%増)、経常利益は6億24百万円(前年同期比19.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億40百万円(前年同期比20.9%増)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

<界面活性剤>

 界面活性剤の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

 国内では、ゴム・プラスチック用途は低迷しました。機械・金属用途、繊維用途はやや低調に推移しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための移動制限などによりホテルリネン市場の稼働率が大きく落ち込み業務用の石鹸・洗剤用途が大きく落ち込みました。

 海外では、繊維用途は堅調に推移しましたが、ゴム・プラスチック用途は低調に推移しました。

 その結果、当セグメントの売上高は41億78百万円(前年同期比10.9%減)となりました。

 営業利益は、石鹸・洗剤用途を中心に売上高が大きく落ち込みましたが、販売価格の是正及び営業経費の減少により2億63百万円(前年同期比96.1%増)となりました。

 

<アメニティ材料>

 アメニティ材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

 国内では、セルロース系高分子材料はエネルギー・環境用途がやや低迷し、医薬品用途が低調に推移しました。ショ糖脂肪酸エステルは食品用途がやや低調に推移しました。

 海外では、ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が堅調に推移しましたが、食品用途がやや低調に推移しました。

 その結果、当セグメントの売上高は17億35百万円(前年同期比14.2%減)となりました。

 営業利益は、売上高の落ち込みにより、16百万円(前年同期比40.3%減)となりました。

 

<ウレタン材料>

 ウレタン材料の売上高は、総じて顕著に落ち込みました。

 土木用薬剤は低迷しましたが、自動車産業の低迷からフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油は大きく落ち込みました。

 その結果、当セグメントの売上高は16億68百万円(前年同期比26.0%減)となりました。

 当セグメントはフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油及び土木用薬剤の売上高が大きく落ち込んだことにより、92百万円の営業損失(前年同期は91百万円の損失)となりました。

<機能材料>

 機能材料の売上高は、総じて好調に推移しました。

 国内では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が低調に推移しましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途は好調を維持し顕著に伸長しました。

 海外では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が顕著に落ち込みましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が伸長しました。

 その結果、当セグメントの売上高は50億11百万円(前年同期比2.6%増)となりました。

 営業利益は、光硬化樹脂用材料の売上高の伸長とコストダウンによる営業経費の削減により、5億96百万円(前年同期比14.2%増)となりました。

 

<電子デバイス材料>

 電子デバイス材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

 ディスプレイ用途のイオン液体は堅調に推移しましたが、太陽電池用途の導電性ペーストは低迷しました。

 その結果、当セグメントの売上高は9億37百万円(前年同期比15.4%減)となりました。

 営業利益は、売上高の落ち込みにより、37百万円(前年同期比33.3%減)となりました。

 

<ライフサイエンス>

 ライフサイエンスの売上高は、前年同期と比べ7百万円減少し、1億1百万円となりました。医薬品添加物や天然素材からの抽出物の濃縮化、粉末化による健康補助食品等の受託事業及び冬虫夏草の売上高はやや低調に推移しました。

 当セグメントは、売上高が低調に推移したことに加え、営業経費がかさみ1億14百万円の営業損失(前年同期は88百万円の損失)となりました。

 

②財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は392億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億34百万円減少しました。これは主に商品及び製品などのたな卸資産の合計が2億91百万円増加しましたが、現金及び預金が26億51百万円、受取手形及び売掛金が13億76百万円減少したことなどによるものです。固定資産は410億77百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億36百万円増加しました。これは主に霞工場で建設中の光硬化樹脂用材料製造設備等により有形固定資産の合計が11億85百万円増加したことや投資有価証券が8億39百万円増加したことなどによるものです。

 この結果、総資産は803億38百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億97百万円減少しました。

 

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は228億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億6百万円減少しました。これは主に短期借入金が5億44百万円増加しましたが、支払手形及び買掛金が20億38百万円減少したことなどによるものです。固定負債は229億62百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億64百万円減少しました。これは主に長期借入金が9億1百万円減少したことなどによるものです。

 この結果、負債合計は458億円となり、前連結会計年度末に比べ16億70百万円減少しました。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は345億38百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億73百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益3億40百万円を計上したものの、剰余金の配当3億55百万円により利益剰余金が15百万円減少しましたが、株価上昇によりその他有価証券評価差額金が3億29百万円増加したことなどによるものです。

 この結果、自己資本比率は39.8%(前連結会計年度末は38.8%)となりました。

 

 (2) 経営方針・経営戦略等

   当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

   当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

 (4) 研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、6億85百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (5) 従業員数

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に重要な変動はありません。

 

 (6) 生産、受注及び販売の実績

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの生産及び販売実績に重要な変動はありません。

 なお、当社グループでは、受注生産を行っておりません。

 

 (7) 主要な設備

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備に重要な変動はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。