第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国の景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により急速に悪化する状況に陥りました。緊急事態宣言解除後は、国内の経済活動に回復の兆しがみられるようになりましたが、感染抑制と経済活動維持のバランスを模索する不透明な状況が続いています。

 このような経営環境のもと、当社グループは5ヵ年の新中期経営計画「FELIZ 115」を本年4月1日からスタートさせました。計画最終年度の2025年の創業115周年をFELIZ(幸福)で飾る計画です。企業を取り巻くステークホルダーの期待に応える事業運営に努めます。

 当第2四半期連結累計期間の業績といたしましては、売上高は、IT・電子材料用途の光硬化樹脂用材料は大幅に伸長しましたが、世界的な新型コロナウイルスの感染抑制による外出自粛や移動制限の影響を受け、自動車関連分野の需要が顕著に落ち込んだことにより280億12百万円(前年同期比7.9%減)となりました。

 損益面では、電子デバイス材料セグメントの増収や価格是正の営業努力に加え外出自粛や移動制限などにより営業経費が減少し、営業利益は17億77百万円(前年同期比11.7%増)、経常利益は16億62百万円(前年同期比7.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億14百万円(前年同期比9.1%増)となりました。

 

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

<界面活性剤>

 界面活性剤の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

 国内では、機械・金属用途、IT・電子用途は低調に推移し、ゴム・プラスチック用途は大きく落ち込みました。また、新型コロナウイルス感染症拡大抑制のための移動制限などによりホテルリネン市場の稼働率が低下し、業務用の石鹸・洗剤用途が大きく落ち込みました。

 海外では、繊維用途、ゴム・プラスチック用途は低調に推移しました。

 その結果、当セグメントの売上高は82億88百万円(前年同期比13.4%減)となりました。

 営業利益は、販売価格の是正及び営業経費の減少により6億48百万円(前年同期比42.3%増)となりました。

 

<アメニティ材料>

 アメニティ材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

 国内では、セルロース系高分子材料はエネルギー・環境用途、医薬品用途が低調に推移しました。ショ糖脂肪酸エステルは食品用途が低調に推移しました。

 海外では、ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途、食品用途が低調に推移しました。

 その結果、当セグメントの売上高は32億97百万円(前年同期比17.5%減)となりました。

 当セグメントは売上高が大きく落ち込み、27百万円の営業損失(前年同期は87百万円の利益)となりました。

 

<ウレタン材料>

 ウレタン材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

 機能性ウレタンはIT・電子用途が堅調に推移しましたが、建築用途等は低調に推移しました。土木用薬剤は低調に推移し、自動車関連分野の低迷からフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油が大きく落ち込みました。

 その結果、当セグメントの売上高は32億92百万円(前年同期比26.1%減)となりました。

 当セグメントは自動車関連分野の需要の顕著な落ち込みにより工場が低操業となり、製品単位当たりの固定費の負担が増加し利益を圧迫しましたことから3億1百万円の営業損失(前年同期は87百万円の損失)となりました。

 

 

<機能材料>

 機能材料の売上高は、総じて堅調に推移しました。

 国内では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が低調に推移しましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大幅に伸長しました。

 海外では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が大きく落ち込みましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大幅に伸長しました。

 その結果、当セグメントの売上高は104億96百万円(前年同期比4.8%増)となりました。

 営業利益は、光硬化樹脂用材料の売上高が大幅に伸長し、15億32百万円(前年同期比26.8%増)となりました。

 

<電子デバイス材料>

 電子デバイス材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。

 ディスプレイ用途のイオン液体は堅調に推移し、太陽電池用途の導電性ペーストは大幅に伸長しました。

 その結果、当セグメントの売上高は24億45百万円(前年同期比13.2%増)となりました。

 営業利益は、売上高の大幅な伸長により1億53百万円(前年同期比22.6%増)となりました。

 

<ライフサイエンス>

 ライフサイエンスの売上高は、前年同期と比べ8百万円減少し、1億92百万円(前年同期比4.3%減)となりました。医薬品添加物や天然素材からの抽出物の濃縮化、粉末化による健康食品等の受託事業など売上高は低調に推移しました。

 当セグメントは、売上高が低調に推移したことに加え、営業経費がかさみ2億27百万円の営業損失(前年同期は1億98百万円の損失)となりました。

 

②財政状態の状況

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は420億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億65百万円減少しました。これは主に商品及び製品などのたな卸資産の合計が9億45百万円増加したものの、現金及び預金が3億62百万円、受取手形及び売掛金が11億78百万円減少したことなどによるものです。固定資産は416億62百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億21百万円増加しました。これは主に四日市工場霞地区における光硬化樹脂用材料製造設備の建設等により有形固定資産の合計が13億69百万円増加したことや投資有価証券が12億81百万円増加したことなどによるものです。

 この結果、総資産は836億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億55百万円増加しました。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は229億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億65百万円減少しました。これは主に設備関係未払金などのその他(流動負債)が12億44百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が16億22百万円減少したことなどによるものです。固定負債は249億39百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億12百万円増加しました。これは主に長期借入金が17億3百万円減少したものの、リース債務が27億10百万円増加したことなどによるものです。

 この結果、負債合計は479億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億47百万円増加しました。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は357億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億8百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益10億14百万円及び剰余金の配当3億55百万円により利益剰余金が6億58百万円、株価の上昇によりその他有価証券評価差額金が7億15百万円増加したことなどによるものです。

 この結果、自己資本比率は39.5%(前連結会計年度末は38.8%)となりました。

 (2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて2億7百万円減少し、99億19百万円となりました。

 

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、得られた資金は15億43百万円(前年同期は19億46百万円)となりました。これは、たな卸資産の増加9億35百万円(前年同期は3億83百万円の減少)、仕入債務の減少16億21百万円(前年同期は10億75百万円)などにより資金が減少したことに対し、税金等調整前四半期純利益16億27百万円(前年同期は15億3百万円)、減価償却費15億35百万円(前年同期は13億15百万円)に加え売上債権の減少11億74百万円(前年同期は9億94百万円)などにより資金が増加したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、使用した資金は20億90百万円(前年同期は31億13百万円)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出17億2百万円(前年同期は28億13百万円)、投資有価証券の取得による支出5億1百万円(前年同期は1百万円)などにより資金が減少したことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、得られた資金は3億50百万円(前年同期は50億58百万円)となりました。これは、長期借入金の返済37億89百万円(前年同期は27億27百万円)、配当金の支払い3億55百万円(前年同期は7億11百万円)などにより資金が減少したことに対し、長期借入による収入18億66百万円(前年同期は58億円)、セール・アンド・リースバックによる収入29億18百万円(前年同期は32百万円)などにより資金が増加したことによるものです。

 

 (3) 経営方針・経営戦略等

  当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

  当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

 (5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は13億76百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (6) 従業員数

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に重要な変動はありません。

 

 (7) 生産、受注及び販売の実績

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの生産及び販売実績に重要な変動はありません。

 なお、当社グループでは、受注生産を行っておりません。

 

 (8) 主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備に重要な変動はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。