第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症蔓延が一層深刻になり、世界の経済活動が停滞しました。中国、あるいは業種によって改善がみられるものの、先行きは不透明で厳しい状況が続くと見込まれます。

当社グループでは、緊急事態宣言以前から在宅勤務やテレワークなどの職場環境を整えていました。新5ヵ年計画「FELIZ 115」は、コロナ禍にスタートしました。初年度に目標を再確認し、不採算事業の見直し、先行投資した事業成果の早期刈り取り等に努めています。

当第3四半期連結累計期間の業績といたしましては、売上高は、IT・電子用途の光硬化樹脂用材料は大幅に伸長しましたが、新型コロナウイルス感染症抑制に向けた外出自粛や移動制限が、自動車関連分野の需要の落ち込みに繋がり433億80百万円(前年同期比6.0%減)となりました。

損益面では、電子デバイス材料セグメントの増収や価格是正、拡売等の営業努力に加え外出自粛や移動制限などにより営業経費が減少し、営業利益は29億80百万円(前年同期比5.1%増)、経常利益は28億13百万円(前年同期比2.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億61百万円(前年同期比5.1%増)となりました。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。

 

<界面活性剤>

界面活性剤の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

国内では、機械・金属用途、IT・電子用途、繊維用途は低調に推移し、ゴム・プラスチック用途は大きく落ち込みました。また、新型コロナウイルス感染症抑制に向けた外出自粛や移動制限などによりホテルリネン市場の稼働率が低下し、業務用の石鹸・洗剤用途が大きく落ち込みました。

海外では、繊維用途、ゴム・プラスチック用途、塗料・色材用途は低調に推移しました。

その結果、当セグメントの売上高は127億77百万円(前年同期比12.1%減)となりました。

営業利益は、販売価格の是正や営業経費の減少により11億87百万円(前年同期比23.1%増)となりました。

 

<アメニティ材料>

アメニティ材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

国内では、セルロース系高分子材料はエネルギー・環境用途、医薬品用途が低調に推移し、ショ糖脂肪酸エステルは食品用途が低調に推移しました。

海外では、セルロース系高分子材料は食品用途が低調に推移し、ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途、食品用途が低調に推移しました。

その結果、当セグメントの売上高は52億56百万円(前年同期比12.6%減)となりました。

営業利益は、営業経費は減少しましたが、売上高が大きく落ち込んだことにより83百万円(前年同期比54.2%減)となりました。

 

<ウレタン材料>

ウレタン材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

機能性ウレタンはIT・電子用途が堅調に推移しましたが、建築用途等は低調に推移しました。

土木用薬剤は低調に推移し、自動車関連分野の低迷からフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油は大きく落ち込みました。

その結果、当セグメントの売上高は52億20百万円(前年同期比20.6%減)となりました。

当セグメントは自動車関連分野の需要の落ち込みが工場の低操業を招き、製品単位当たりの固定費の負担が増加し利益を圧迫しましたことから3億62百万円の営業損失(前年同期は1億21百万円の損失)となりました。

 

<機能材料>

機能材料の売上高は、総じて堅調に推移しました。

国内では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が低調に推移しましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大幅に伸長しました。

海外では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が低調に推移しましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大幅に伸長しました。

その結果、当セグメントの売上高は158億42百万円(前年同期比3.8%増)となりました。

営業利益は、光硬化樹脂用材料の売上高が大幅に伸長し、21億71百万円(前年同期比15.1%増)となりました。

 

<電子デバイス材料>

電子デバイス材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。

ディスプレイ用途のイオン液体は堅調に推移し、太陽電池用途の導電性ペーストは大幅に伸長しました。

その結果、当セグメントの売上高は39億87百万円(前年同期比16.0%増)となりました。

営業利益は、売上高の大幅な伸長により2億51百万円(前年同期比16.3%増)となりました。

 

<ライフサイエンス>

ライフサイエンスの売上高は、総じて低調に推移しました。

医薬品添加物や天然素材からの抽出物の濃縮化、粉末化による健康食品等の受託事業は低調に推移しました。

その結果、当セグメントの売上高は2億95百万円(前年同期比6.6%減)となりました。

営業利益は、売上高が低調に推移したことに加え営業経費がかさみ、3億50百万円の営業損失(前年同期は2億91百万円の損失)となりました。

 

②財政状態の状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は446億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億17百万円増加しました。これは主に現金及び預金が5億27百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が17億79百万円、商品及び製品などのたな卸資産の合計が6億91百万円増加したことなどによるものです。固定資産は416億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億96百万円増加しました。これは主に四日市工場霞地区における光硬化樹脂用材料製造設備の建設等により有形固定資産の合計が12億44百万円増加したことや投資有価証券が14億64百万円増加したことなどによるものです。

この結果、総資産は862億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ45億13百万円増加しました。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は227億47百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億96百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が5億92百万円減少したことなどによるものです。固定負債は272億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億86百万円増加しました。これは主に長期借入金が5億43百万円、リース債務が25億93百万円増加したことなどによるものです。

この結果、負債合計は499億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億90百万円増加しました。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は362億88百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億22百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益16億61百万円及び剰余金の配当7億12百万円により利益剰余金が9億49百万円、株価の上昇によりその他有価証券評価差額金が8億47百万円増加したことなどによるものです。

この結果、自己資本比率は38.8%(前連結会計年度末は38.8%)となりました。

 

 (2) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

 (4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は20億98百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (5) 従業員数

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に重要な変動はありません。

 

 (6) 生産、受注及び販売の実績

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの生産及び販売実績に重要な変動はありません。

 なお、当社グループでは、受注生産を行っておりません。

 

 (7) 主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は、次のとおりであります。

 

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達

方法

着手及び完了予定

年月

完成後の

生産能力

総額

既支払額

着手

完了

四日市合成㈱

六呂見工場

三重県

四日市市

界面活性剤、機能材料

非イオン界面活性剤等製造設備、機能材料製造設備

2,390

(百万円)

自己資金及び

借入金

2021年

1月

2023年

7月

317トン/月

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。