第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお当連結会計年度の第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)に記載のとおりであります

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大によりサービス産業を中心に低迷し厳しい状況が継続しました。化学業界では、原油・ナフサ等やそれに関連する原料価格の高騰で、企業収益に大きく影響を与える構図となっています。他方で、豪雨や猛暑など地球温暖化の脅威が各地で顕在化し、これらの課題を解決するために化学業界の役割や期待は益々高まっています。

 当社グループは中期経営計画「FELIZ 115」の2年目をむかえ、事業ポートフォリオの見直しを行い非貢献事業からの撤退を進めました。市況環境が厳しいコロナ禍においても前年同期比較で増収増益を確保しました。計画した数値に及ばないものの定性的な施策は着実に行っています。残り半年間を5年計画の正念場として取り組みを加速する所存です。3年目以降は先行投資した事業利益の早期刈り取り、ドリーム事業の確立に努め目標達成に向かいます。

 当第2四半期連結累計期間の業績といたしましては、『機能材料』セグメントの光硬化樹脂用材料は大きく落ち込みましたが、『電子デバイス材料』セグメントの太陽電池用途の導電性ペーストや『ウレタン材料』セグメントのフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油が大幅に伸長したことにより、売上高は303億87百万円(前年同期比8.5%増)となりました。

 損益面につきましては、営業努力による価格是正の効果が『界面活性剤』セグメントを中心に顕著となり、『機能材料』セグメントを除く他の5つのセグメントが増収を達成し、営業経費の増加も抑えられたことにより、営業利益は24億47百万円(前年同期比37.7%増)、経常利益は21億52百万円(前年同期比29.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億60百万円(前年同期比14.4%増)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

<界面活性剤>

 界面活性剤の売上高は、総じて大幅に伸長しました。

 国内では、ゴム・プラスチック用途は低調に推移しましたが、IT・電子用途、塗料・色材用途は堅調に推移しました。石鹸・洗剤用途は大幅に伸長しました。

 海外では、ゴム・プラスチック用途は堅調に推移しました。

 その結果、当セグメントの売上高は90億63百万円(前年同期比9.3%増)となりました。

 営業利益は、販売価格の是正や営業経費の削減により12億87百万円(前年同期比98.6%増)となりました。

 

<アメニティ材料>

 アメニティ材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。

 国内では、セルロース系高分子材料は食品用途が低調に推移しましたが、農業・農薬用途、エネルギー・環境用途は堅調に推移しました。ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が低調に推移しましたが、食品用途は堅調に推移しました。

 海外では、ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途、食品用途が堅調に推移しました。

 その結果、当セグメントの売上高は38億58百万円(前年同期比17.0%増)となりました。

 営業利益は、売上高の伸長や営業経費の削減により2億37百万円(前年同期は27百万円の損失)となりました。

 

 

<ウレタン材料>

 ウレタン材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。

 自動車関連分野の回復からフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油は大幅に伸長し、公共工事に関連する土木用薬剤も大幅に伸長しました。

 機能性ウレタンは建築用途等が低調に推移しましたが、IT・電子用途が堅調に推移しました。

 その結果、当セグメントの売上高は42億34百万円(前年同期比28.6%増)となりました。

 営業利益は、売上高の大幅な伸長や研究開発効率化による経費圧縮により51百万円(前年同期は3億1百万円の損失)となりました。

 

<機能材料>

 機能材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。

 国内では、水系ウレタンはIT・電子用途が堅調に推移しましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大きく落ち込みました。

 海外では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が大幅に伸長しました。

 その結果、当セグメントの売上高は93億91百万円(前年同期比10.5%減)となりました。

 営業利益は、売上高の大きな落ち込みに加え、研究開発費を中心に営業経費がかさみ7億83百万円(前年同期比48.9%減)となりました。

 

<電子デバイス材料>

 電子デバイス材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。

 ディスプレイ用途のイオン液体は堅調に推移し、太陽電池用途の導電性ペーストは大幅に伸長しました。

 その結果、当セグメントの売上高は36億32百万円(前年同期比48.5%増)となりました。

 営業利益は、売上高の大幅な伸長や営業経費の削減により3億61百万円(前年同期比135.5%増)となりました。

 

<ライフサイエンス>

 ライフサイエンスの売上高は、前年同期と比べ15百万円増加し、2億7百万円(前年同期比8.2%増)となりました。医薬品添加物や天然素材からの抽出物の濃縮化、粉末化による健康食品等の受託事業は堅調に推移しました。

 また、カイコ冬虫夏草から認知機能を改善する可能性を示唆する新規有用成分「ナトリード®」を発見し、その機能性を本年1月に国際学術誌に論文掲載しましたことから、将来への期待が高まっております。

 営業利益は、売上高の伸長はありましたが、研究開発費を中心に営業経費がかさみ2億72百万円の営業損失(前年同期は2億27百万円の損失)となりました。

 

②財政状態の状況

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は436億円となり、前連結会計年度末に比べ3億97百万円減少しました。これは主に商品及び製品などの棚卸資産の合計が12億47百万円増加したものの、現金及び預金が13億56百万円、受取手形及び売掛金が10億58百万円減少したことなどによるものです。固定資産は407億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億1百万円減少しました。これは主に投資有価証券が2億69百万円減少したことなどによるものです。

 この結果、総資産は843億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億98百万円減少しました。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は228億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億58百万円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金が6億60百万円増加したことなどによるものです。固定負債は227億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ28億34百万円減少しました。これは主に長期借入金が26億30百万円減少したことなどによるものです。

 この結果、負債合計は455億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億75百万円減少しました。

 

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は387億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億76百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益11億60百万円及び剰余金の配当3億56百万円などにより利益剰余金が7億89百万円増加したことなどによるものです。

 この結果、自己資本比率は42.2%(前連結会計年度末は40.7%)となりました。

 

 (2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて13億61百万円減少し、101億70百万円となりました。

 

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、得られた資金は30億49百万円(前年同期は15億43百万円)となりました。これは、棚卸資産の増加11億円(前年同期は9億35百万円の増加)などにより資金が減少したことに対し、仕入債務の増加7億10百万円(前年同期は16億21百万円の減少)、税金等調整前四半期純利益20億57百万円(前年同期は16億27百万円)及び減価償却費17億円(前年同期は15億35百万円)などにより資金が増加したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、使用した資金は10億32百万円(前年同期は20億90百万円)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出10億26百万円(前年同期は17億2百万円)などにより資金が減少したことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、使用した資金は34億47百万円(前年同期は3億50百万円の調達)となりました。これは、長期借入金の返済33億87百万円(前年同期は37億89百万円)、配当金の支払い3億56百万円(前年同期は3億55百万円)などにより資金が減少したことによるものです。

 

 (3) 経営方針・経営戦略等

  当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

  当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

 (5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は14億16百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (6) 従業員数

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に重要な変動はありません。

 

 (7) 生産、受注及び販売の実績

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの生産及び販売実績に重要な変動はありません。

 なお、当社グループでは、受注生産を行っておりません。

 

 (8) 主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備に重要な変動はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。