当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当連結会計年度の第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進み、重症化率は下がったものの、新たな変異株の脅威が拭い切れず、回復基調とはいえ依然として厳しい状態が継続しています。足元では、原油ナフサや原材料価格の高騰が継続中であり、半導体をはじめとする部材不足や物流遅延などが追い打ちをかけ、先行きの不透明感が高まっています。
このような状況のもと、当社グループは中期経営計画「FELIZ 115」2年目の最終コーナーに入り、当初目標に掲げていた不採算事業の整理をはじめとする事業ポートフォリオの見直しや利益体質の改善が進みました。計画3年目となる4月からは、先行投資の刈り取りとライフサイエンス事業の早期実績化に努め、着実に飛躍する所存です。
当第3四半期連結累計期間の業績といたしましては、『機能材料』セグメントの光硬化樹脂用材料は大きく落ち込みましたが、『電子デバイス材料』セグメントの太陽電池用途の導電性ペーストが大幅に伸長しましたことにより、売上高は466億97百万円(前年同期比7.6%増)となりました。
損益面につきましては、営業努力による価格是正の効果が『界面活性剤』セグメントを中心に顕著となり、『機能材料』セグメントを除く他の5つのセグメントが増収を達成し、営業経費の増加も抑えられたことにより、営業利益は37億25百万円(前年同期比25.0%増)、経常利益は32億90百万円(前年同期比17.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億60百万円(前年同期比12.0%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
<界面活性剤>
界面活性剤の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
国内では、ゴム・プラスチック用途、土木・建築用途は低調に推移しましたが、IT・電子用途、塗料・色材用途は堅調に推移しました。石鹸・洗剤用途は大幅に伸長しました。
海外では、繊維用途、ゴム・プラスチック用途は堅調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は139億19百万円(前年同期比8.9%増)となりました。
営業利益は、販売価格の是正や営業経費の削減により20億14百万円(前年同期比69.7%増)となりました。
<アメニティ材料>
アメニティ材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
国内では、セルロース系高分子材料は食品用途が低調に推移しましたが、医薬品用途は堅調に推移し、エネルギー・環境用途は大幅に伸長しました。ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が低調に推移しましたが、食品用途は堅調に推移しました。
海外では、ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が堅調に推移し、食品用途は大幅に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は59億58百万円(前年同期比13.4%増)となりました。
営業利益は、売上高の伸長や営業経費の削減により4億27百万円(前年同期は83百万円の利益)となりました。
<ウレタン材料>
ウレタン材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
自動車関連分野の回復からフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油は大幅に伸長し、公共工事に関連する土木用薬剤も大幅に伸長しました。
機能性ウレタンは建築用途等が低調に推移しましたが、IT・電子用途が堅調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は63億34百万円(前年同期比21.3%増)となりました。
営業利益は、売上高の大幅な伸長や研究開発の効率化などによる経費圧縮により41百万円(前年同期は3億62百万円の損失)となりました。
<機能材料>
機能材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。
国内では、水系ウレタンは繊維用途が大幅に伸長し、IT・電子用途は堅調に推移しましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大きく落ち込みました。
海外では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が大幅に伸長し、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大幅に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は143億86百万円(前年同期比9.2%減)となりました。
営業利益は、売上高の大きな落ち込みに加え、研究開発費を中心に営業経費がかさみ10億44百万円(前年同期比51.9%減)となりました。
<電子デバイス材料>
電子デバイス材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
ディスプレイ用途のイオン液体は低調に推移しましたが、太陽電池用途の導電性ペーストが大幅に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は57億50百万円(前年同期比44.2%増)となりました。
営業利益は、売上高の大幅な伸長や営業経費の削減により5億85百万円(前年同期比132.8%増)となりました。
<ライフサイエンス>
ライフサイエンスの売上高は、前年同期と比べ52百万円増加し、3億48百万円(前年同期比17.9%増)となりました。医薬品添加物や天然素材からの抽出物の濃縮化、粉末化による健康食品等の受託事業は堅調に推移しました。
営業利益は、売上高の伸長はありましたが、研究開発費を中心に営業経費がかさみ3億87百万円の営業損失(前年同期は3億50百万円の損失)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は444億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億8百万円増加しました。これは主に現金及び預金が20億86百万円減少したものの、受取手形及び売掛金などの売上債権が11億51百万円、商品及び製品などの棚卸資産の合計が11億48百万円増加したことなどによるものです。固定資産は400億59百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億75百万円減少しました。これは主に建物及び構築物などの有形固定資産の合計が7億30百万円、投資有価証券が2億91百万円減少したことなどによるものです。
この結果、総資産は844億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億67百万円減少しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は230億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億48百万円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金が15億66百万円増加したことなどによるものです。固定負債は220億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ35億2百万円減少しました。これは主に長期借入金が32億55百万円減少したことなどによるものです。
この結果、負債合計は450億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億54百万円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は393億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億86百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益18億60百万円及び剰余金の配当7億12百万円などにより利益剰余金が11億32百万円増加したことなどによるものです。
この結果、自己資本比率は42.6%(前連結会計年度末は40.7%)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は21億66百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に重要な変動はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの生産及び販売実績に重要な変動はありません。
なお、当社グループでは、受注生産を行っておりません。
(7) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備に重要な変動はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。