第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部では消費税増税前の駆け込み需要の影響も見られたものの、米中貿易摩擦を起点とした世界経済の減速懸念から製造業を中心に下押し圧力がかかるなど、景気先行きに不透明感が強まっております。また、世界的な環境規制の強化、化学品規制の動向、金融資本市場の変動、原油価格の変動など、当社グループを取り巻く環境は引き続き注視が必要な状況が続いております。

このような中、当社グループは、永続的成長に向けて2025年までの全社基本ビジョンを「世界中のお客様から最も信頼されるイノベーション・カンパニー」と掲げ、2019年度を最終年度とする当中期経営計画期間を「改変期」とし、3つの全社経営戦略(「イノベーションの推進」「グローバルネットワークの強化と拡大」「『勝ち続ける』経営基盤の構築」)のもと、激変する経営環境に左右されない強固な経営基盤の構築を図っているところであります。

 

当第3四半期連結累計期間の売上高は346億5千万円(前年同期比6.8%減)、営業利益10億7千8百万円(同37.1%減)、経常利益10億2千7百万円(同43.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億8千万円(同72.1%減)となりました。

 

セグメントの経営成績は次のとおりであります。なお、文中の各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおりません。

 

(化学品事業)

売上高は254億7千4百万円(前年同期比2.8%減)、セグメント利益は11億2千1百万円(同26.4%減)となりました。

ベトナムや南西アジアにおける市場開拓、業務用クリーニング薬剤の販売が堅調に推移した一方、主力である繊維加工用薬剤は、暖冬や米中貿易摩擦、中国環境規制などの影響により中国を中心に需要が伸び悩みました。

また、アジア通貨に対する円高の影響、特定原料価格の値上がり、鹿島工場における減価償却費の増加により、化学品セグメント全体では売上高及びセグメント利益ともに減少しました。

 

(化粧品事業)

売上高は83億1千1百万円(前年同期比19.5%減)、セグメント利益は11億9千9百万円(同27.2%減)となりました。

当社デミ コスメティクスにおいて、国内美容サロン業界全体の伸び悩みの影響を受けたものの、主力ヘアケアブランドの拡販によりヘアケアカテゴリーを順調に伸ばすとともに、新商品が堅調に推移したことと消費税増税前の駆け込み需要もあり、国内サロン向け化粧品の販売が増加いたしました。

一方で、子会社のDEMI KOREA CO.,LTD.が韓国市場環境の影響を受け売上高は減少となり、山田製薬株式会社における化粧品製造受託事業において大口顧客の市場在庫の影響を受け大幅に売上減となったことから、化粧品セグメント全体では売上高及びセグメント利益ともに減少しました。

 

(その他)

売上高は8億6千4百万円(前年同期比32.7%増)、セグメント利益は9千9百万円(同172.2%増)となりました。

 

 

②財政状態

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ、36億円減少し529億9千7百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産が11億7千4百万円増加したものの、現金及び預金が32億8千5百万円、受取手形及び売掛金が14億9千5百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計につきましては、前連結会計年度末に比べ、16億円減少し314億3千2百万円となりました。この主な要因は、借入金が19億8千万円増加したものの、支払手形及び買掛金が25億7千8百万円、未払法人税等が2億3千1百万円、賞与引当金が3億5千8百万円、退職給付に係る債務が1億9千3百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ、20億円減少し215億6千5百万円となりました。この主な要因は、為替換算調整勘定が7億2千5百万円、非支配株主持分が13億2千3百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、15億4千4百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4)経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

 

(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの運転資金・設備投資資金については、営業活動から獲得する自己資金及び金融機関からの借入による調達を基本としております。

 

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。