当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはない。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はない。
該当事項なし。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間の当社グループを取り巻く事業環境については、北米・欧州においては、緩やかながら景気回復が継続した。アジアにおいては、中国や東南アジアの景気は緩やかに減速しつつある一方、インドでは、景気が持ち直している。国内においては、生産が横ばいながらも緩やかな回復基調が継続した。
このような事業環境の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は、616,426百万円と前年同期比0.3%の増収となった。
営業利益は、事業環境の好転や合理化効果などにより、36,901百万円と前年同期比24.4%の増益となった。
経常利益は、35,552百万円と前年同期比24.8%の増益となった。
四半期純利益は、22,994百万円と前年同期比39.9%の増益となった。
(単位:百万円)
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売上高 |
営業利益 |
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前第3四半期 連結累計期間 |
当第3四半期 連結累計期間 |
前年同期比 |
前第3四半期 連結累計期間 |
当第3四半期 連結累計期間 |
前年同期比 |
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プリンティングインキ |
306,112 |
306,242 |
+0.0% |
11,925 |
13,097 |
+9.8% |
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ファインケミカル |
103,223 |
110,009 |
+6.6% |
10,266 |
10,451 |
+1.8% |
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ポリマ |
141,391 |
141,961 |
+0.4% |
5,548 |
10,631 |
+91.6% |
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アプリケーションマテリアルズ |
92,032 |
89,297 |
△3.0% |
5,357 |
6,214 |
+16.0% |
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その他、全社・消去 |
△28,230 |
△31,083 |
- |
△3,421 |
△3,492 |
- |
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計 (含む為替影響) |
614,528 |
616,426 |
+0.3% |
29,675 |
36,901 |
+24.4% |
各セグメントの業績は次のとおりである。前年同期比の( )内の数値は、為替換算の影響を排除した増減比を表している。なお、プリンティングインキセグメントの業績にはセグメント内の地域間取引が含まれており、合計金額は上記の業績数値と一致しない。
[プリンティングインキ]
・日本 売 上 高: 58,071百万円 前年同期比 △ 3.7%
営業利益: 2,122百万円 前年同期比 △11.4%
グラビアインキは第3四半期において需要の回復が見られたが、第2四半期までの在庫調整の影響が大きく、減収となった。オフセットインキ及び新聞インキについては需要減少の影響などを受け、減収となった。
営業利益は、上記の売上状況などにより、減益となった。
・米州・欧州 売 上 高: 205,622百万円 前年同期比 △ 1.2%(△ 4.9%)
営業利益: 7,120百万円 前年同期比 + 0.1%(+17.3%)
欧州では、パッケージ用インキは堅調に推移したが、出版インキ及び新聞インキが需要減少の影響を受けたことなどにより、減収となった。北米では、出版インキ及び新聞インキが需要減少の影響を受けたことなどにより、減収となった。中南米では通貨安の影響などもあり、減収となった。以上の結果、若干の減収となった。
営業利益は、合理化効果や事業環境の好転などにより、現地通貨ベースでは増益となったが、欧州及び新興国の通貨安の影響などにより、前年同期並となった。
・アジア・オセアニア 売 上 高: 56,139百万円 前年同期比 + 8.7%(+ 0.1%)
営業利益: 3,952百万円 前年同期比 +65.8%(+50.8%)
中国では、景気減速による需要減少を受け、全品目で減収となった。東南アジアでは、グラビアインキ及び新聞インキが好調に推移し、増収となった。オセアニアではグラビアインキは好調に推移したが、オフセットインキ及び新聞インキが落ち込み、減収となった。インドでは、グラビアインキは好調に推移したが、オフセットインキが落ち込み、前年同期並となった。以上の結果、全体としては、増収となった。
営業利益は、グラビアインキ拡販による品目構成の改善や合理化効果などにより、大幅な増益となった。
[ファインケミカル]
売 上 高: 110,009百万円 前年同期比 + 6.6%(△ 0.3%)
営業利益: 10,451百万円 前年同期比 + 1.8%(△ 0.0%)
顔料は、国内ではインキ用顔料は低調ながら、カラーフィルタ用顔料が好調に推移した上、塗料・プラスチック用顔料の回復も見られ、若干の増収となった。欧米では、主に光輝材及び化粧品用顔料が大きく伸びたことにより、増収となった。TFT液晶は、新製品の出荷を開始したが、製品切り替えの端境期となったため、減収となった。以上の結果、全体としては増収となった。
営業利益は、上記の売上状況などにより、前年同期並に留まった。
[ポリマ]
売 上 高: 141,961百万円 前年同期比 + 0.4%(△ 2.2%)
営業利益: 10,631百万円 前年同期比 +91.6%(+82.0%)
国内では、エポキシ樹脂は底堅く推移し前年同期並となったが、塗料用樹脂及びポリスチレンは、需要が落ち込んだことなどから、減収となった。海外では、主要品目の好調な出荷に加え、新規連結の効果などにより、増収となった。以上の結果、全体としては、前年同期並となった。
営業利益は、海外の好調な売上状況やコスト改善などにより、大幅な増益となった。
[アプリケーションマテリアルズ]
売 上 高: 89,297百万円 前年同期比 △ 3.0%(△ 6.0%)
営業利益: 6,214百万円 前年同期比 +16.0%(+11.6%)
インクジェットインキはシェアが拡大したことから、増収となった。PPSコンパウンドは、国内の売上が若干落ち込んだが、海外で出荷が順調に拡大し、前年同期並となった。工業用粘着テープは、スマートフォン向け需要の一時的な停滞により、減収となった。その他の品目においても需要の回復が見られず、減収となった。以上の結果、全体としては、減収となった。
営業利益は、高付加価値品の伸びや円安の影響などにより、増益となった。
(2)キャッシュ・フローの状況
当四半期連結累計期間は第3四半期連結累計期間であり、四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。このため、キャッシュ・フローの状況に関する分析について記載していない。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はない。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は、9,091百万円であり、このほか、当社及びDICグラフィックス株式会社において、製品の改良・カスタマイズに関わる費用など技術関連費用が、10,813百万円ある。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の体制及び方針に重要な変更はない。