第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

     該当事項はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間の当社グループを取り巻く事業環境については、世界の景気は緩やかに回復しましたが、経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響、原油価格の動向などに留意すべき状況が続きました。北米及び欧州においては、景気回復が緩やかに継続しました。アジアにおいては、景気持ち直しの動きがみられました。国内においては、緩やかな回復基調が続きました。
 このような事業環境の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は、出荷が堅調に推移したことなどにより、583,310百万円と前年同期比4.3%の増収となりました。
 営業利益は、高付加価値製品の伸長やコストダウンが原料価格上昇などのマイナス影響をカバーし、40,555百万円と前年同期比0.5%の増益となりました。
 経常利益は、為替差損など営業外費用の増加により40,676百万円と前年同期比2.5%の減益となりました。
 親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別損失の減少や税金費用の一時的な減少などにより、35,119百万円と前年同期比38.9%の大幅な増益となりました。

 

(単位:百万円)

 

 

売上高

営業利益

 

前第3四半期

連結累計期間

当第3四半期

連結累計期間

前年同期比

前第3四半期

連結累計期間

当第3四半期

連結累計期間

前年同期比

プリンティングインキ

273,045

275,910

+1.0%

13,510

12,093

△10.5%

ファインケミカル

97,310

102,109

+4.9%

10,897

13,050

+19.8%

ポリマ

133,326

145,385

+9.0%

14,308

13,844

△3.2%

コンパウンド

45,414

47,887

+5.4%

3,837

3,501

△8.8%

アプリケーションマテリアルズ

40,565

40,842

+0.7%

1,396

1,836

+31.5%

その他、全社・消去

△30,144

△28,823

△3,611

△3,769

559,515

583,310

+4.3%

40,337

40,555

+0.5%

 

 各セグメントの業績は次のとおりです。前年同期比の( )内の数値は、現地通貨ベースでの増減比を表しています。なお、プリンティングインキセグメントの業績にはセグメント内の地域間取引が含まれており、合計金額は前述の業績数値と一致しません。

 

 [プリンティングインキ]

  ・日本           売 上 高: 57,026百万円  前年同期比 △ 3.6%

                営業利益:  2,798百万円  前年同期比 △21.3%

 

 パッケージ用インキは出荷が堅調に推移しましたが、出版用インキ及び新聞用インキの需要減少などにより、減収となりました。
 営業利益は、上記の売上状況などにより、大幅な減益となりました。

 

  ・米州・欧州        売 上 高: 177,962百万円  前年同期比 1.8%( 0.6%)

                          営業利益:   6,366百万円  前年同期比 + 0.6%(+ 7.4%)

 

 北米では、パッケージ用インキは出荷が伸びましたが、出版用インキ及び新聞用インキの需要減少などにより、若干の減収となりました。欧州では、出版用インキ及びパッケージ用インキの堅調な出荷が新聞用インキの需要減少をカバーし、増収となりました。中南米では、パッケージ用インキの出荷が好調に推移し、増収となりました。以上の結果、全体としては増収となりました。
 営業利益は、上記の売上状況や合理化などのプラス要因がありましたが、為替の影響などを受け、若干の増益にとどまりました。


  ・アジア・オセアニア 売 上 高:  47,844百万円  前年同期比 + 4.2%(+ 1.7%)
             営業利益:   2,967百万円  前年同期比 △17.4%(△19.8%)

 

 中国では、パッケージ用インキは出荷が堅調に推移しましたが、出版用インキ及び新聞用インキの需要減少などにより、減収となりました。東南アジアでは、出版用インキ及びパッケージ用インキの出荷が伸長したことにより、増収となりました。オセアニアでは、新聞用インキの需要減少などにより、減収となりました。インドでは、出版用インキ及びパッケージ用インキの出荷が好調であったことにより、増収となりました。以上の結果、全体としては増収となりました。

 営業利益は、上記の売上状況ながら原料価格急騰の影響などにより、減益となりました。

 

 [ファインケミカル]

             売 上 高: 102,109百万円  前年同期比 + 4.9%(+ 3.1%)

             営業利益:  13,050百万円  前年同期比 +19.8%(+18.7%)

 

 顔料は、カラーフィルタ用や化粧品用などの機能性顔料の出荷が大きく伸長し、増収となりました。TFT液晶は、出荷が順調に拡大したことにより、大幅な増収となりました。以上の結果、増収となりました。
 営業利益は、品目構成の改善などにより、大幅な増益となりました。

 

 [ポリマ]

             売 上 高: 145,385百万円  前年同期比 + 9.0%(+ 8.4%)

                          営業利益:  13,844百万円  前年同期比 △ 3.2%(△ 3.7%)

 

 国内では、高付加価値製品やポリスチレンなどの出荷が伸長したことにより、増収となりました。海外では、出荷が総じて伸長したことにより、大幅な増収となりました。以上の結果、増収となりました。
 営業利益は、上記の売上状況ながら原料価格上昇の影響などにより、減益となりました。

 

 [コンパウンド]

             売 上 高:  47,887百万円  前年同期比 + 5.4%(+ 5.1%)

             営業利益:   3,501百万円  前年同期比 △ 8.8%(△ 7.1%)

 

 PPSコンパウンドは、出荷が好調に推移したことにより、増収となりました。ジェットインキは、出荷が順調に拡大し、増収となりました。以上の結果、増収となりました。
 営業利益は、上記の売上状況ながら原料価格の上昇や先行投資による費用増などにより、減益となりました。

 

 [アプリケーションマテリアルズ]

             売 上 高:  40,842百万円  前年同期比 + 0.7%(+ 0.5%)

             営業利益:   1,836百万円  前年同期比 +31.5%(+30.9%)

 

 工業用粘着テープや中空糸膜モジュールなどの出荷が伸長し、増収となりました。
 営業利益は、品目構成の改善やコストダウンなどにより、大幅な増益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当四半期連結累計期間は第3四半期連結累計期間であり、四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していません。このため、キャッシュ・フローの状況に関する分析について記載していません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費は、9,081百万円であり、このほか、当社及びDICグラフィックス株式会社において、製品の改良・カスタマイズに関わる費用など技術関連費用が、11,077百万円あります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の体制及び方針に重要な変更はありません。