第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、以下の追加すべき事項が生じております。

(新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク)

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界的な規模で感染者が増加し、社会経済活動に大きな影響を及ぼしております。当該感染症の影響により、当社グループにおいても、顧客であるメーカーの生産停止、あるいは、縮小に伴う製品供給減、原料メーカーからの原材料調達難による生産停止、当社グループ社員に感染者が発生した場合における工場の操業停止などの事象等により、円滑な事業推進を行うことが困難になった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間(2019年11月1日~2020年4月30日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大が世界全体に広がり、世界各国で渡航禁止や外出規制などが実施され、経済活動は停止し、大幅な減速となりました。また、わが国経済も世界経済と同様、新型コロナウイルス感染症の影響により、景気が急速に悪化し、厳しい状況となりました。

 このような状況のもと、当社グループは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する各国政府や各自治体の要請を遵守しつつ、独自性のある高機能性製品や環境対応型製品の開発を行うとともに、販路拡大に向け国内外で営業活動を推進してまいりましたが、期間の後半からは市況悪化の影響が大きくなり、売上・利益ともに低調に推移しました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,091百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益616百万円(前年同期比17.6%減)、経常利益614百万円(前年同期比22.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益407百万円(前年同期比19.0%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①塗料事業

 金属用塗料分野では、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、全般的に塗料出荷量は低調となりました。また、建材用塗料分野でも、新設住宅着工戸数の減少に伴い需要が落ち込み、売上高、セグメント利益は前年同期に比べ減少いたしました。

 その結果、塗料事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は4,935百万円(前年同期比9.4%減)、セグメント利益は545百万円(前年同期比7.3%減)となりました。

②ファインケミカル事業

 光学フィルム向けコーティング材は堅調に推移したものの、スマホアクセサリー向けのコーティング材の受注が減少したことで、売上高、セグメント利益は前年同期に比べ減少いたしました。

 その結果、ファインケミカル事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は1,176百万円(前年同期比2.6%減)、セグメント利益は240百万円(前年同期比29.3%減)となりました。

③シンナー事業

 有限会社アイシー産業において台風19号の浸水被害により1ヶ月半生産停止となったことや、既存ユーザーの生産活動の停滞により販売量が減少したため、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。セグメント利益につきましては、原油価格下落による原材料価格の値下りや山口工場の減価償却費負担の軽減により前年同期に比べ増加しました。

 その結果、シンナー事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は1,979百万円(前年同期比8.4%減)、セグメント利益は135百万円(前年同期比16.5%増)となりました。

 

 

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は23,570百万円となり、前連結会計年度末に比べ342百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が372百万円、前渡金が125百万円、有形固定資産が69百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が812百万円、投資有価証券が128百万円減少したことによるものであります。

 負債は5,115百万円となり、前連結会計年度末に比べ428百万円減少いたしました。これは主にその他流動負債が81百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が315百万円、未払法人税等が149百万円減少したことによるものであります。

 純資産は18,455百万円となり、前連結会計年度末に比べ86百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を407百万円計上した一方で、配当金の支払165百万円があったことと、その他有価証券評価差額金が95百万円、為替換算調整勘定が60百万円減少したことによるものであります。

 

 (2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ475百万円増加し、7,445百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は880百万円(前年同期は874百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益601百万円、減価償却費291百万円、売上債権の減少780百万円による資金の増加と、仕入債務の減少306百万円、法人税等の支払322百万円による資金の減少によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は217百万円(前年同期は652百万円の支出)となりました。これは主に資金運用における定期預金の払戻、有価証券の償還及び信託受益権の償還による収入5,016百万円による資金の増加と有形固定資産の取得による支出295百万円、定期預金の預入、有価証券の取得及び信託受益権の取得による支出4,934百万円による資金の減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は169百万円(前年同期は152百万円の支出)となりました。これは配当金の支払169百万円による資金の減少によるものであります。

 

 (3) 経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は410百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。