第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、以下の追加すべき事項が生じております。

(新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク)

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界的な規模で感染者が増加し、社会経済活動に大きな影響を及ぼしております。当該感染症の影響により、当社グループにおいても、顧客であるメーカーの生産停止、あるいは、縮小に伴う製品供給減、原料メーカーからの原材料調達難による生産停止、当社グループ社員に感染者が発生した場合における工場の操業停止などの事象等により、円滑な事業推進を行うことが困難になった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2019年11月1日~2020年7月31日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響を受け、世界各国の経済活動が大幅に縮小し、景気は急速に悪化しました。また、わが国経済も世界経済と同様、経済活動の落ち込みにより、極めて厳しい状況となりました。

 このような状況のもと、当社グループは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する各国政府や各自治体の要請を遵守しつつ、独自性のある高機能性製品や環境対応型製品の開発を行うとともに、販路拡大に向け国内外で営業活動を推進してまいりましたが、市況悪化の影響が大きくなり、売上・利益ともに低調に推移しました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は11,913百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は923百万円(前年同期比15.1%減)、経常利益922百万円(前年同期比14.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益623百万円(前年同期比7.9%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①塗料事業

 金属用塗料分野では、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、全般的に塗料出荷量は低調となり、建材用塗料分野でも、新設住宅着工戸数の減少に伴い需要が落ち込み、売上高、セグメント利益は前年同期に比べ減少いたしました。

 この結果、塗料事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は7,216百万円(前年同期比11.7%減)、セグメント利益は795百万円(前年同期比12.1%減)となりました。

②ファインケミカル事業

 中国でモバイル関連向けのコーティング材の受注が増加したことと光学フィルム向けコーティング材が堅調に推移したことで、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。セグメント利益につきましては、売上原価の増加により前年同期に比べ減少いたしました。

 この結果、ファインケミカル事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は1,781百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は369百万円(前年同期比17.4%減)となりました。

③シンナー事業

 有限会社アイシー産業において台風19号の浸水被害により1ヶ月半生産停止となったことや、既存ユーザーの生産活動の停滞により販売量が減少したため、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。セグメント利益につきましては、原油価格下落による原材料価格の値下りや山口工場の減価償却費負担の軽減により前年同期に比べ増加いたしました。

 この結果、シンナー事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は2,914百万円(前年同期比10.7%減)、セグメント利益は211百万円(前年同期比12.0%増)となりました。

 

 

当第3四半期連結会計期間末における総資産は23,690百万円となり、前連結会計年度末に比べ222百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が180百万円、前渡金が255百万円、有形固定資産が264百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が797百万円、投資有価証券が122百万円減少したことによるものであります。

負債は5,159百万円となり、前連結会計年度末に比べ384百万円減少いたしました。これは主にその他流動負債が475百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が447百万円、未払法人税等が284百万円、賞与引当金が126百万円減少したことによるものであります。

純資産は18,530百万円となり、前連結会計年度末に比べ161百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を623百万円計上した一方で、配当金の支払301百万円があったこと、その他有価証券評価差額金が92百万円、為替換算調整勘定が69百万円減少したことによるものであります。

 

 (2) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は618百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。