第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2021年11月1日~2022年7月31日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の防疫と経済の両立への動きが進み、持ち直しが見られたものの、半導体不足やエネルギー及び資源価格の急激な高騰といったサプライチェーンリスクに加え、ウクライナ情勢の長期化や中国における経済活動抑制の影響によるインフレ圧力の高まりや供給制約等により、先行きはより一層不透明な状況となっております。

 わが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が進み、社会活動における制限緩和が進む中で、持ち直しの動きが見られましたが、変異ウイルスによる感染再拡大、資源価格や原材料価格の高騰、急速な円安の進行により、依然として予断を許さない状況が続いております。

 このような状況のもと、当社グループは絶えず独創的、革新的な研究と技術力の向上に努め、付加価値の高い製品の開発を行うとともに、社会全体をより良くすることを第一に、環境、品質、機能において常に優れた製品、サービス、情報を提供することに努めてまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は15,257百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は1,421百万円(前年同期比9.8%減)、経常利益1,696百万円(前年同期比0.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,176百万円(前年同期比3.9%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

a.塗料事業

 金属用塗料分野では、工作機械、農業機械を中心に機能性塗料や粉体塗料の採用が増え、中国で水性塗料を中心に新規ユーザーの開拓が進んだことで、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。建材用塗料分野では、主力外装建材ユーザーの高耐久商材向けや海外向けの商材が増えたことや内装建材向けの抗ウイルス塗料が順調に増えたことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。セグメント利益は、原材料価格の高騰や物流コストの上昇などの影響を受け、前年同期に比べ減少いたしました。

 この結果、塗料事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は8,962百万円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は773百万円(前年同期比25.7%減)となりました。

b.ファインケミカル事業

 PCやタブレット等の情報家電向けのコーティング剤の需要が減少したものの、光学フィルム向けのコーティング剤が底堅く推移したことやモビリティ(自動車関連)向けのコーティング剤の需要が旺盛であったことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。セグメント利益は、原材料価格の高騰や物流コストの上昇などの影響を受けたものの、高付加価値製品の販売が伸びたことで、前年同期に比べ増加いたしました。

 この結果、ファインケミカル事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は2,696百万円(前年同期比15.4%増)、セグメント利益は1,016百万円(前年同期比41.0%増)となりました。

c.シンナー事業

 新規ユーザーの獲得や新商材の販売の推進により、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。セグメント利益は、原材料価格などの高騰の影響を受け、前年同期に比べ減少いたしました。

 この結果、シンナー事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は3,598百万円(前年同期比17.7%増)、セグメント利益は185百万円(前年同期比33.8%減)となりました。

 

 

②財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における総資産は27,655百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,374百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が769百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が832百万円、有価証券が200百万円、原材料及び貯蔵品が134百万円、その他流動資産が129百万円、長期預金が673百万円増加したことによるものであります。

負債は5,974百万円となり、前連結会計年度末に比べ289百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が268百万円、賞与引当金が119百万円、役員退職慰労引当金が167百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が602百万円、その他流動負債が213百万円増加したことによるものであります。

純資産は21,681百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,085百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を1,176百万円計上した一方で、配当金の支払414百万円があったこと、為替換算調整勘定が346百万円増加したことによるものであります。

 

 (2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

 (3) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (5) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は642百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。