第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。

 

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2018年4月1日から2018年6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2018年4月1日から2018年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けています。

なお、新日本有限責任監査法人は2018年7月1日付をもって名称をEY新日本有限責任監査法人に変更しています。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結純損益計算書】

(単位:百万円)

 

 

注記

前第1四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日

至 2017年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

至 2018年6月30日)

売上高

322,571

 

329,085

売上原価

 

△79,272

 

△70,736

売上総利益

 

243,299

 

258,349

 

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

 

△112,335

 

△112,888

研究開発費

 

△56,477

 

△52,132

無形資産償却費

 

△8,971

 

△9,039

持分法による損益

 

△392

 

△252

その他の収益

9,702

 

4,239

その他の費用

△31,297

 

△24,728

営業利益

 

43,529

 

63,548

 

 

 

 

 

金融収益

 

5,223

 

1,166

金融費用

 

△281

 

△219

税引前四半期利益

 

48,471

 

64,495

法人所得税

 

△6,003

 

△9,935

四半期純利益

 

42,468

 

54,559

 

 

 

 

 

四半期純利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

42,468

 

54,559

 

 

 

 

 

1株当たり四半期純利益

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期純利益(円)

20.57

 

27.68

希薄化後1株当たり四半期純利益(円)

20.54

 

27.65

 

(2)【要約四半期連結包括利益計算書】

(単位:百万円)

 

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日

至 2017年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

至 2018年6月30日)

四半期純利益

 

42,468

 

54,559

 

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する金融資産

 

 

7,289

確定給付制度に係る再測定

 

1,343

 

158

小計

 

1,343

 

7,446

 

 

 

 

 

純損益にその後に振り替えられる可能性の

ある項目

 

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

40,039

 

8,856

売却可能金融資産の公正価値の変動

 

△330

 

小計

 

39,710

 

8,856

 

 

 

 

 

税引後その他の包括利益合計

 

41,053

 

16,302

 

 

 

 

 

四半期包括利益合計

 

83,520

 

70,861

 

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

83,520

 

70,861

 

(3)【要約四半期連結財政状態計算書】

(単位:百万円)

 

 

 

前連結会計年度

(2018年3月31日)

 

当第1四半期連結会計期間

(2018年6月30日)

資産

 

 

 

 

非流動資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

181,295

 

179,769

のれん

 

212,976

 

219,240

その他の無形資産

 

416,912

 

408,998

売上債権及びその他の債権

 

25,282

 

25,591

持分法で会計処理されている投資

 

3,138

 

3,009

繰延税金資産

 

97,237

 

95,204

その他の金融資産

 

67,375

 

81,903

その他の非流動資産

 

8,372

 

8,103

非流動資産合計

 

1,012,587

 

1,021,817

 

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

棚卸資産

 

147,626

 

145,593

売上債権及びその他の債権

 

319,512

 

333,509

未収法人所得税

 

8,412

 

14,809

その他の金融資産

 

13,517

 

23,702

その他の流動資産

 

14,448

 

17,381

現金及び現金同等物

 

331,731

 

309,741

小計

 

835,245

 

844,734

売却目的で保有する資産

 

10,374

 

流動資産合計

 

845,619

 

844,734

資産合計

 

1,858,205

 

1,866,551

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

前連結会計年度

(2018年3月31日)

 

当第1四半期連結会計期間

(2018年6月30日)

資本及び負債

 

 

 

 

資本

 

 

 

 

資本金

 

103,001

 

103,001

資本剰余金

 

177,219

 

177,064

自己株式

 

△135,951

 

△32,978

利益剰余金

 

976,076

 

864,746

その他の資本の構成要素

 

147,945

 

164,088

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

1,268,289

 

1,275,921

資本合計

 

1,268,289

 

1,275,921

 

 

 

 

 

負債

 

 

 

 

非流動負債

 

 

 

 

仕入債務及びその他の債務

 

3,515

 

3,502

繰延税金負債

 

26,426

 

22,100

退職給付に係る負債

 

36,673

 

36,654

引当金

 

4,891

 

4,745

その他の金融負債

 

49,422

 

44,720

その他の非流動負債

 

47,370

 

40,262

非流動負債合計

 

168,296

 

151,983

 

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

仕入債務及びその他の債務

 

140,909

 

138,123

未払法人所得税

 

25,184

 

21,981

引当金

 

126,231

 

39,914

その他の金融負債

 

7,559

 

18,521

その他の流動負債

 

121,737

 

220,109

流動負債合計

 

421,620

 

438,647

負債合計

 

589,916

 

590,630

資本及び負債合計

 

1,858,205

 

1,866,551

 

(4)【要約四半期連結持分変動計算書】

(単位:百万円)

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の資本の構成要素

新株予約権

在外営業活動体の換算差額

2017年4月1日残高

 

103,001

177,091

△138,207

1,013,923

1,784

99,590

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益

 

42,468

その他の包括利益

 

40,039

四半期包括利益合計

 

42,468

40,039

資本で直接認識された所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

 

△708

自己株式の処分

 

△159

307

△95

△54

自己株式の消却

 

132,150

△132,150

配当金

△35,105

株式報酬取引

 

135

振替

 

1,343

資本で直接認識された所有者との取引合計

 

△24

131,749

△166,007

△54

2017年6月30日残高

 

103,001

177,068

△6,459

890,384

1,730

139,629

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日残高

 

103,001

177,219

△135,951

976,076

1,477

128,179

会計方針の変更

 

2018年4月1日調整後残高

 

103,001

177,219

△135,951

976,076

1,477

128,179

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益

 

54,559

その他の包括利益

 

8,856

四半期包括利益合計

 

54,559

8,856

資本で直接認識された所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

 

△27,786

自己株式の処分

 

△281

340

△51

△7

自己株式の消却

 

130,419

△130,419

配当金

△35,571

株式報酬取引

 

127

振替

 

151

資本で直接認識された所有者との取引合計

 

△154

102,973

△165,890

△7

2018年6月30日残高

 

103,001

177,064

△32,978

864,746

1,469

137,035

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本合計

その他の資本の構成要素

合計

売却可能

金融資産の

公正価値の変動

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する

金融資産

確定給付

制度に係る

再測定

合計

2017年4月1日残高

 

14,629

116,002

1,271,810

1,271,810

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益

 

42,468

42,468

その他の包括利益

 

△330

1,343

41,053

41,053

41,053

四半期包括利益合計

 

△330

1,343

41,053

83,520

83,520

資本で直接認識された所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

 

△708

△708

自己株式の処分

 

△54

0

0

自己株式の消却

 

配当金

△35,105

△35,105

株式報酬取引

 

135

135

振替

 

△1,343

△1,343

資本で直接認識された所有者との取引合計

 

△1,343

△1,396

△35,678

△35,678

2017年6月30日残高

 

14,299

155,658

1,319,652

1,319,652

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日残高

 

18,289

147,945

1,268,289

1,268,289

会計方針の変更

 

△18,289

18,289

2018年4月1日調整後残高

 

18,289

147,945

1,268,289

1,268,289

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益

 

54,559

54,559

その他の包括利益

 

7,289

158

16,302

16,302

16,302

四半期包括利益合計

 

7,289

158

16,302

70,861

70,861

資本で直接認識された所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

 

△27,786

△27,786

自己株式の処分

 

△7

0

0

自己株式の消却

 

配当金

△35,571

△35,571

株式報酬取引

 

127

127

振替

 

6

△158

△151

資本で直接認識された所有者との取引合計

 

6

△158

△159

△63,230

△63,230

2018年6月30日残高

 

25,584

164,088

1,275,921

1,275,921

 

(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

(単位:百万円)

 

 

注記

前第1四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日

至 2017年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

至 2018年6月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

税引前四半期利益

 

48,471

 

64,495

減価償却費及び無形資産償却費

 

15,996

 

16,080

減損損失及びその戻入益

 

25,953

 

3,004

金融収益及び金融費用

 

△4,941

 

△947

棚卸資産の増減額

 

18,807

 

2,424

売上債権及びその他の債権の増減額

 

△19,763

 

△12,780

仕入債務及びその他の債務の増減額

 

△43,499

 

△5,862

その他の調整

 

24,044

 

△4,962

営業活動から生じたキャッシュ・フロー

 

65,068

 

61,453

法人所得税の支払額

 

△5,576

 

△24,274

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

59,492

 

37,179

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

 

△2,388

 

△5,035

有形固定資産の売却による収入

 

149

 

14,255

無形資産の取得による支出

 

△3,650

 

△4,979

売却可能金融資産の売却による収入

 

6,954

 

子会社株式の取得による支出

 

△55,367

 

利息及び配当金の受取額

 

477

 

738

その他

 

△2,202

 

△2,534

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

△56,026

 

2,446

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

自己株式の取得による支出

 

△708

 

△27,786

親会社の所有者への配当金の支払額

△35,105

 

△35,571

その他

 

△340

 

68

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

△36,154

 

△63,289

 

 

 

 

 

為替レート変動による影響

 

6,182

 

1,675

現金及び現金同等物の純増減額

 

△26,506

 

△21,990

現金及び現金同等物の期首残高

 

340,923

 

331,731

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

314,417

 

309,741

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

アステラス製薬株式会社及び連結子会社(以下、当社グループ)は、医薬品事業を展開しています。当社グループの親会社であるアステラス製薬株式会社(以下、当社)は、日本に所在する企業であり、登記されている本社及び主要な事業所の住所は、ホームページ(https://www.astellas.com/jp/)で開示しています。また、株式は東京証券取引所(市場第一部)に上場しています。

本要約四半期連結財務諸表は、2018年8月6日に最高経営責任者である代表取締役社長 安川健司及び最高財務責任者である上席執行役員 財務担当 武田睦史によって承認されています。

 

2.作成の基礎

(1)IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。

当社グループは、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しています。

本要約四半期連結財務諸表には年次の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、2018年3月31日に終了した連結会計年度の当社グループの連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 

(2)測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3)表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈の無い限り、百万円単位での四捨五入により表示しています。

 

3.重要な会計方針

本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。

なお、当第1四半期連結累計期間の法人所得税は、見積年次実効税率を基に算定しています。

 

当社グループは、当第1四半期連結会計期間より、以下の基準を適用しています。

IFRS

新設・改訂の概要

IFRS第9号

金融商品

金融資産及び金融負債の分類及び測定、減損並びにヘッジ会計に関する改訂

IFRS第15号

顧客との契約から生じる収益

収益認識に関する包括的なフレームワーク

当社グループの要約四半期連結財務諸表への重要な会計方針の変更の内容や影響は以下のとおりです。なお、IFRS第9号及びIFRS第15号の適用にあたり、経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用していますが、当第1四半期連結累計期間の利益剰余金期首残高への影響はありません。

 

(IFRS第9号「金融商品」)

① 当初認識及び測定

金融資産及び金融負債は、当社グループが金融商品の契約上の当事者となった取引日に認識しています。

金融資産及び金融負債は、重大な金融要素を含んでいない営業債権を除き、当初認識時に公正価値で測定しています。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(以下「FVTPLの金融資産」)及び純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(以下「FVTPLの金融負債」)を除き、金融資産の取得及び金融負債の発行に直接起因する取引コストは、当初認識時において、金融資産の公正価値に加算又は金融負債の公正価値から減算しています。FVTPLの金融資産及びFVTPLの金融負債の取得に直接起因する取引コストは純損益で認識しています。

 

② 金融資産

当社グループはすべての金融資産を当初認識時に、「償却原価で測定する金融資産」、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(以下FVTOCIの金融資産)」又は「FVTPLの金融資産」に分類しています。

 

(a) 償却原価で測定する金融資産

以下の条件がともに満たされる場合には、償却原価で測定する金融資産に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルの中で保有されている。

・契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

当初認識後、実効金利法による償却原価から減損損失を控除した金額で測定し、実効金利法による利息収益は純損益で認識しています。

 

(b) FVTOCIの金融資産(負債性金融資産)

以下の条件がともに満たされる場合には、FVTOCIの金融資産(負債性金融資産)に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方によって目的が達成される事業モデルの中で保有されている。

・契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

当初認識後、公正価値で測定し、減損利得又は減損損失及び為替差損益を除き、公正価値の変動から生じる評価損益はその他の包括利益で認識しています。当該金融資産の認識を中止する場合、その他の資本の構成要素に計上されている累積損益を、純損益に組替調整額として振り替えています。

 

(c) FVTOCIの金融資産(資本性金融資産)

資本性金融資産は、一部を除いて公正価値の事後の変動をその他の包括利益に表示するという取消不能な選択を行っており、FVTOCIの金融資産に分類しています。

当初認識後、公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益はその他の包括利益で認識しています。当該金融資産の認識を中止する場合、又は公正価値が著しく下落した場合には、その他の資本の構成要素に計上されている累積損益を利益剰余金に振り替えています。当該金融資産に係る受取配当金は、投資金額の一部回収である場合を除き、純損益として認識しています。

 

(d) FVTPLの金融資産

償却原価で測定する金融資産及びFVTOCIの金融資産に分類されない金融資産をFVTPLの金融資産として分類しています。

当初認識後、公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益、受取配当金及び利息収益は純損益として認識しています。

 

③ 金融資産の減損

当社グループは、償却原価で測定する金融資産又は負債性金融資産のうちFVTOCIの金融資産に分類された金融資産に係る予想信用損失に対する損失評価引当金を認識しています。

損失評価引当金の測定は、各四半期末日において、当該金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合は、当該金融資産に係る全期間の予想信用損失に等しい金額とし、当該金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合は、当該金融資産に係る12か月の予想信用損失に等しい金額としています。

ただし、営業債権や契約資産に係る損失評価引当金については、常に全期間の予想信用損失と同額で測定しています。

 

④ 金融負債

当社グループはすべての金融負債を当初認識時に、「FVTPLの金融負債」又は「償却原価で測定する金融負債」に分類しています。

 

(a) FVTPLの金融負債

デリバティブによって認識した金融負債、FVTPLの金融負債として指定した金融負債及び企業結合において認識した条件付対価のうち金融負債の定義を満たすものをFVTPLの金融負債に分類しています。

当初認識後、公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益及び利息費用は純損益として認識しています。

 

(b) 償却原価で測定する金融負債

FVTPLの金融負債として分類されない金融負債を償却原価で測定する金融負債に分類しています。

当初認識後、実効金利法による償却原価で測定しています。

 

⑤ 認識の中止

金融資産については、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、金融資産のキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転した場合、又は金融資産のキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を譲渡したが、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんど全てを移転したわけでも、ほとんどすべてを保持しているわけでもなく、かつ、当該金融資産に対する支配を保持していない場合に、当該金融資産の認識を中止しています。

金融負債については、金融負債が消滅した時、すなわち契約中に特定された債務が免責、取消し又は失効となった場合に、当該金融負債の認識を中止しています。

 

IFRS第9号の適用による、当社グループの要約四半期連結財務諸表への重要な影響はありません。なお、IFRS第9号の適用に伴い、当第1四半期連結会計期間より、従来、売却可能金融資産に分類していた金融資産を、FVTOCIの金融資産として分類しています。

 

(IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」)

当社グループは、以下の5ステップに基づき、収益を認識しています。

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:取引価格を契約における履行義務へ配分する。

ステップ5:履行義務の充足時点に(又は充足するにつれて)収益を認識する。

 

① 医薬品の販売

医薬品の販売による収益は、当社グループが移転を約束した医薬品に対する支配を顧客が獲得した時点で認識しています。医薬品に対する支配は、通常、医薬品が顧客へ引き渡された時点で顧客に移転すると判断しています。取引価格に割戻、値引及びその他顧客に支払われる対価等の変動性のある金額が含まれている契約については、これらの変動対価を期待値又は最頻値により見積り、顧客から受領する対価から控除しています。

 

② ロイヤルティ収入

当社グループは、第三者に製品の製造や販売、技術の使用等を認めた契約によるロイヤルティ収入を得ています。ロイヤルティ収入には、契約一時金、受取マイルストン及びランニング・ロイヤルティが含まれます。関連する履行義務の内容に応じて、履行義務が充足された時点において一時に、又は、履行義務が充足されるにつれて、一定期間にわたり、収益を認識しています。

 

IFRS第15号の適用による、当社グループの要約四半期連結財務諸表への重要な影響はありません。なお、IFRS第15号の適用に伴い、当第1四半期連結会計期間より、従来、「引当金」として表示していました販売関連引当金の一部を、返金負債として「その他の非流動負債」及び「その他の流動負債」に含めて表示しています。

 

 

4.重要な会計上の見積り、判断及び仮定

要約四半期連結財務諸表の作成に当たり、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り、判断及び仮定の設定を行っています。

会計上の見積りの結果は、その性質上、実際の結果とは異なる可能性があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直され、会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間と将来の会計期間において認識されます。

本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り、判断及び仮定の設定は、原則として前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。

 

5.収益

収益(売上高)の内訳は次のとおりです。

当第1四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)

(単位:百万円)

 

 

日本

米州

EMEA

アジア・

オセアニア

合計

医薬品の販売

 

 

 

 

 

XTANDI/イクスタンジ

8,518

42,554

28,620

1,521

81,213

プログラフ

12,187

6,789

21,873

11,371

52,220

ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ

8,084

19,416

5,251

1,652

34,402

ベシケア

6,064

9,763

7,918

1,172

24,917

その他

59,533

30,511

21,880

10,455

122,379

小計

94,387

109,032

85,541

26,171

315,131

ロイヤルティ収入

9,673

その他

4,281

合計

329,085

(注)医薬品の販売による収益は、顧客の所在地を基礎として地域別に分類しています。

 

6.その他の収益

前第1四半期連結累計期間において「その他の収益」として認識されたもののうち、主なものは以下のとおりです。

条件付対価の公正価値の変動

IMAB362の開発の進捗に係る条件付対価の公正価値の変動に伴い9,220百万円の収益を認識しました。条件付対価の概要については、注記「10.金融商品の公正価値」をご参照ください。

 

7.その他の費用

前第1四半期連結累計期間において「その他の費用」として認識されたもののうち、主なものは以下のとおりです。

その他の無形資産の減損損失

仕掛中の研究開発であるIMAB362に関して25,953百万円の減損損失を認識しました。

 

当第1四半期連結累計期間において「その他の費用」として認識されたもののうち、主なものは以下のとおりです。

リストラクチャリング費用

国内グループ会社従業員を対象とした早期退職優遇制度の実施等に伴い、8,824百万円のリストラクチャリング費用を認識しました。

訴訟関係費用

米国子会社の患者支援財団政府調査等で10,971百万円の訴訟関係費用を認識しました。

 

8.1株当たり四半期純利益

基本的1株当たり四半期純利益及び希薄化後1株当たり四半期純利益の算定上の基礎は次のとおりです。

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日

至 2017年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

至 2018年6月30日)

基本的1株当たり四半期純利益の算定上の基礎

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期純利益(百万円)

42,468

54,559

親会社の普通株主に帰属しない四半期純利益

(百万円)

基本的1株当たり四半期純利益の計算に使用する四半期純利益(百万円)

42,468

54,559

期中平均普通株式数(千株)

2,064,755

1,970,872

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期純利益の算定上の基礎

 

 

基本的1株当たり四半期純利益の計算に使用する四半期純利益(百万円)

42,468

54,559

四半期純利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり四半期純利益の計算に使用する四半期純利益(百万円)

42,468

54,559

期中平均普通株式数(千株)

2,064,755

1,970,872

新株予約権による普通株式増加数(千株)

2,479

2,102

希薄化効果調整後期中平均普通株式数(千株)

2,067,235

1,972,974

 

 

 

1株当たり四半期純利益(親会社の所有者に帰属)

 

 

基本的1株当たり四半期純利益(円)

20.57

27.68

希薄化後1株当たり四半期純利益(円)

20.54

27.65

 

9.配当金

配当金の支払額は次のとおりです。

前第1四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年6月30日)

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2017年6月19日

定時株主総会

普通株式

35,120

17.00

2017年3月31日

2017年6月20日

(注)上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金15百万円が含まれています。

 

当第1四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2018年6月15日

定時株主総会

普通株式

35,594

18.00

2018年3月31日

2018年6月18日

(注)上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金23百万円が含まれています。

 

10.金融商品の公正価値

経常的に公正価値で測定される金融商品

金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のように区分しています。

レベル1:同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格により測定した公正価値

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3:重大な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

 

公正価値の測定に使用される公正価値ヒエラルキーのレベルは、公正価値の測定に用いた重大なインプットのうち、最もレベルの低いインプットに応じて決定しています。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日に発生したものとして認識しています。

 

公正価値ヒエラルキーの各レベルに分類された、経常的に公正価値で測定される金融資産及び金融負債の内訳は次のとおりです。

 

前連結会計年度(2018年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

 

 

 

 

その他

9,197

4,137

13,334

小計

9,197

4,137

13,334

売却可能金融資産

 

 

 

 

上場株式

28,732

28,732

非上場株式

14,576

14,576

その他の持分証券

0

0

小計

28,732

14,576

43,308

金融資産合計

28,732

9,197

18,714

56,643

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

為替予約取引

481

481

条件付対価

54,172

54,172

小計

481

54,172

54,653

金融負債合計

481

54,172

54,653

(注)FVTPLの金融資産、売却可能金融資産及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

当第1四半期連結会計期間(2018年6月30日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

 

 

 

 

為替予約取引

7,387

7,387

その他

10,223

5,335

15,559

小計

17,610

5,335

22,946

FVTOCIの金融資産

 

 

 

 

上場株式

38,880

38,880

非上場株式

15,528

15,528

その他の持分証券

0

0

小計

38,880

15,528

54,407

金融資産合計

38,880

17,610

20,863

77,353

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

為替予約取引

5,372

5,372

条件付対価

53,675

53,675

小計

5,372

53,675

59,047

金融負債合計

5,372

53,675

59,047

(注)FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

レベル3に分類されている金融商品の公正価値の変動は次のとおりです。

 

前第1四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年6月30日)

(1)金融資産

(単位:百万円)

 

 

FVTPLの金融資産

売却可能金融資産

合計

2017年4月1日残高

2,897

14,258

17,156

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上(注)

△37

△1

△39

その他の包括利益に計上

349

349

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

453

133

586

その他

0

△7

△7

2017年6月30日残高

3,313

14,732

18,045

報告期間末に保有している資産について純損益に

計上された当四半期の未実現損益の変動(注)

△37

△1

△39

(注)要約四半期連結純損益計算書の「金融費用」に含まれています。

 

(2)金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2017年4月1日残高

28,450

実現及び未実現損益

 

純損益に計上(注)

△7,402

企業結合

12,928

2017年6月30日残高

33,975

報告期間末に保有している負債について純損益に

計上された当四半期の未実現損益の変動(注)

△7,402

(注)要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

当第1四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)

(1)金融資産

(単位:百万円)

 

 

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

合計

2018年4月1日残高

4,137

14,576

18,714

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上(注)

406

406

その他の包括利益に計上

343

343

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

788

409

1,197

その他

4

199

203

2018年6月30日残高

5,335

15,528

20,863

報告期間末に保有している資産について純損益に

計上された当四半期の未実現損益の変動(注)

406

406

(注)1.要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

2.「3.重要な会計方針」に記載のとおり、IFRS第9号の適用により、当第1四半期連結累計期間の期首において、従来、売却可能金融資産に分類していた金融資産を、FVTOCIの金融資産として分類しています。

 

(2)金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2018年4月1日残高

54,172

実現及び未実現損益

 

純損益に計上(注)

△884

その他

387

2018年6月30日残高

53,675

報告期間末に保有している負債について純損益に

計上された当四半期の未実現損益の変動(注)

△884

(注)要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

レベル3に分類されている金融資産は、主に非上場株式により構成されています。

重要な非上場株式の公正価値は、割引キャッシュ・フロー法を適用して算定しています。この評価モデルでは、将来に渡る税引後営業利益の見積り及び加重平均資本コスト等の観測可能でないインプットを用いているため、レベル3に分類しています。公正価値の測定には、地域や業種に応じた加重平均資本コストを使用しています。前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間において使用した加重平均資本コストは8.0%です。なお、一般的に加重平均資本コストが高ければ高いほど、公正価値は減少します。

非上場株式の公正価値は、四半期ごとに当社及びグループ各社の担当部門がグループ会計方針等に従って測定し、公正価値の変動の根拠と併せて上位者に報告され、必要に応じてエグゼクティブ・コミッティにも報告されます。

 

レベル3に分類されている金融負債は、企業結合により生じた条件付対価です。

条件付対価は、被取得企業が保有していた臨床開発プログラムの開発の進捗に応じて支払うマイルストンであり、その公正価値は、当該プログラムが成功する可能性や貨幣の時間的価値を考慮して計算しています。重大な観察可能でないインプットであるプログラムが成功する可能性が高くなった場合、公正価値は増加します。

 

レベル3に分類された金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の変動は見込まれていません。

 

11.偶発負債

患者支援財団政府調査

当社の米国子会社アステラス ファーマ US, Inc.は、2016年3月及び2017年8月に、米国司法省を代理する米国マサチューセッツ州ボストンの米国連邦検察局より、米国における患者支援財団への寄付等、同社の患者支援プログラムに関し、文書等の提出を求める召喚令状を受領し、その調査に協力してまいりました。アステラス ファーマ US, Inc.は、米国司法省と本件の解決に関して協議し、2018年7月に、米国司法省の請求に関し、1億米ドル(利息が付加されます)で民事上の和解とする提案について、米国司法省と基本的な合意に至りました。但し、当該合意は、今後の和解契約の交渉やその他の不測の事態により影響を受ける可能性があります。当該和解については、アステラス ファーマ US, Inc.と米国司法省間にて協議及び承認されるべき主要条件が残されており、最終的な和解契約の成否、時期及び条件については、確定しておりません。

 

2【その他】

該当事項はありません。