【連結財務諸表注記】

1.報告企業

アステラス製薬株式会社及び連結子会社 (以下「当社グループ」) は、医薬品事業を展開しています。当社グループの親会社であるアステラス製薬株式会社 (以下「当社」) は、日本に所在する企業であり、登記されている本社及び主要な事業所の住所は、ホームページ (https://www.astellas.com/jp/) で開示しています。また、株式は東京証券取引所 (市場第一部) に上場しています。

当社グループの2020年3月31日に終了する連結会計年度の連結財務諸表は、2020年6月18日に最高経営責任者である代表取締役社長 安川健司及び最高財務責任者である代表取締役副社長 経営戦略・財務担当 岡村直樹によって承認されています。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの連結財務諸表は、国際会計基準審議会によって公表されたIFRSに準拠して作成しています。

当社グループは、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号) 第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しています。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3) 表示通貨

当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈の無い限り、百万円単位での四捨五入により表示しています。

 

(4) 会計方針の変更

当社グループは、当連結会計年度から以下の基準を適用しています。

IFRS

新設・改訂の概要

IFRS第16号

リース

リースに関する会計処理の改訂

 

IFRS第16号の適用にあたり、契約がリース又はリースを含んだものであるかどうかを適用開始日現在で見直さない実務上の便法を適用しています。また、経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しています。

 

当社グループは、契約時に契約がリース又はリースを含んだものであるかどうかを、契約の実質に基づき判断しています。リース期間は、解約不能期間に延長するオプションと解約するオプションを加えて決定していますが、適用開始日においては、事後的判断も使用しています。特性が合理的に類似したリースのポートフォリオには単一の割引率を使用しています。短期リース及び原資産が少額であるリースについては、使用権資産とリース負債を認識せず、当該リースに関連したリース料をリース期間にわたり費用として認識する場合があります。

 

リースの会計方針は「3.重要な会計方針 (10) 」に記載しています。

IFRS第16号の適用により、連結財政状態計算書において、適用開始日に使用権資産として「有形固定資産」を83,061百万円、リース負債として非流動負債及び流動負債の「その他の金融負債」をそれぞれ75,455百万円、16,859百万円追加で認識しています。その他の資産及び負債への重要な影響はありません。利益剰余金期首残高への影響はありません。連結純損益計算書への重要な影響はありません。連結キャッシュ・フロー計算書において、従来、営業活動によるキャッシュ・フローに分類していたリース料を、主に、財務活動によるキャッシュ・フローとして分類しています。

 

 

IAS第17号「リース」を適用して開示した前連結会計年度の末日現在の解約不能オペレーティング・リース約定と、適用開始日に連結財政状態計算書において認識したリース負債の額の調整表は、以下のとおりです。

 

(単位:百万円)

 

金額

2019年3月31日現在で開示した解約不能オペレーティング・リース約定

60,904

加重平均追加借入利子率 (3.2%) を用いて割り引いた金額

51,298

2019年3月31日現在で開示したファイナンス・リース債務

1,199

短期リース及び原資産が少額であるリース

△647

解約可能オペレーティング・リース契約

13,505

合理的に確実な延長または解約オプション

26,960

適用開始日 (2019年4月1日) に認識したリース負債

92,315

 

 

(5) 未適用の公表済み基準及び解釈指針

連結財務諸表の承認日までに公表されている基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、当社グループが適用していない重要なものはありません。

 

 

3.重要な会計方針

当社グループが適用する重要な会計方針は、連結財務諸表に表示されているすべての期間において継続的に適用されています。

 

(1) 連結の基礎

① 子会社

子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。支配とは投資先に対するパワーを有し、投資先への関与により生じるリターンの変動にさらされ、かつ投資先に対するパワーを通じてリターンに影響を及ぼす能力を有している場合をいいます。当社グループは、子会社に対する支配を獲得した日から当該子会社を連結し、支配を喪失した日から連結を中止しています。

グループ会社間の債権債務残高、取引高、及びグループ会社間取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成にあたり消去しています。

 

② 関連会社

関連会社とは、当社グループがその財務及び経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配又は共同支配はしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%から50%を保有する場合、当社グループは当該企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。当社グループは、関連会社に対する投資について、持分法を用いて会計処理を行っています。

 

③ 共同支配の取決め

共同支配の取決めとは、当社グループが共同支配を有する取決めをいいます。共同支配とは、取決めに対する契約上合意された支配の共有であり、取決めのリターンに重要な影響を及ぼす活動に関する意思決定が、支配を共有している当事者の全員一致の合意を必要とする場合にのみ存在します。当社グループが有する共同支配の取決めは、以下の2つに分類され、会計処理されています。

・共同支配事業 ― 当社グループが取決めに関する資産の権利及び負債に係る義務を有する場合、その共同支配事業に関連する自らの資産、負債、収益及び費用を認識しています。

・ジョイント・ベンチャー ― 当社グループが取決めの純資産に対する権利のみを有している場合、関連会社と同様に持分法により会計処理しています。

 

(2) 企業結合

企業結合については、取得法を用いて会計処理をしています。

移転された対価は、当社グループが移転した資産、引き受けた負債及び発行した資本持分の公正価値の合計額で測定しています。移転された対価には、条件付対価契約から発生したすべての資産又は負債の公正価値が含まれます。

IFRS第3号「企業結合」の認識の要件を満たす被取得企業の識別可能な資産、負債及び偶発負債は、以下を除き、取得日時点の公正価値で測定しています。

・繰延税金資産及び負債はIAS第12号「法人所得税」に、従業員給付に係る負債 (又は資産) はIAS第19号「従業員給付」に、株式報酬に係る負債はIFRS第2号「株式に基づく報酬」に準拠して、それぞれ認識及び測定しています。

・売却目的として分類される非流動資産又は処分グループは、IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に準拠して測定しています。

使用権資産及びリース負債は、IFRS第16号「リース」に準拠して測定しています。

のれんは、移転した対価と被取得企業の非支配持分の金額の合計が、取得日時点における識別可能な資産及び負債の正味価額を上回る場合に、その超過額として測定しています。この差額が負の金額である場合には、直ちに純損益として認識しています。

企業結合に関連して発生した仲介手数料や助言費用等の取引関連コストは、発生時に費用処理しています。

 

 

(3) 外貨換算

① 機能通貨及び表示通貨

当社グループの各企業の個別財務諸表は、それぞれの機能通貨で作成されています。当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示されています。

 

② 外貨建取引

外貨建取引は、取引日の直物為替レート又はそれに近似するレートを用いて機能通貨に換算しています。

期末における外貨建貨幣性資産及び負債はすべて期末日の直物為替レートを用いて機能通貨に再換算し、その結果生ずる差額を純損益として認識しています。

 

③ 在外営業活動体

在外営業活動体の資産及び負債は期末日の為替レート、収益及び費用は、期中の平均為替レートを用いて日本円に換算しています。

在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる外貨換算差額は、その他の包括利益で認識しています。在外営業活動体を処分する場合、当該在外営業活動体に関連する外貨換算差額の累計額は、処分時に純損益に振り替えています。

 

(4) 売上収益

当社グループは、医薬品の販売による収益及び第三者に製品の製造や販売、技術の使用等を認めた契約によるロイヤルティ収入を得ています。

① 医薬品の販売

医薬品の販売による収益は、当社グループが移転を約束した医薬品に対する支配を顧客が獲得した時点で認識しています。医薬品に対する支配は、通常、医薬品が顧客へ引き渡された時点で顧客に移転すると判断しています。

対価の支払条件については、原則として1年を超える契約はありません。取引価格に割戻、値引及びその他顧客に支払われる対価等の変動性のある金額が含まれている契約については、これらの変動対価を期待値又は最頻値により見積り、顧客から受領する対価から控除しています。

他の企業から医薬品の販売を受託していると判断された取引、すなわち、当社グループが代理人として関与している取引については、当社グループが権利を得ると見込んでいる報酬又は手数料を純額で収益として認識しています。

 

② ロイヤルティ収入

ロイヤルティ収入には、契約一時金、契約で定められた条件を達成した場合に受領する受取マイルストン及び売上高等をベースとしたランニング・ロイヤルティが含まれます。

契約一時金は、履行義務が複数識別された場合には取引価格を配分し、それぞれの履行義務が充足された時点で又は履行義務が充足されるにつれて一定の期間にわたり、収益を認識しています。一時点で充足される履行義務については、契約に基づき当社グループが移転することを約束した権利の支配を顧客が獲得した時点で収益を認識しています。一定の期間にわたり充足される履行義務については、経過期間等のアウトプットと、契約で約束した残りのサービス提供期間等との比率に基づいて収益を認識しています。

受取マイルストンは、原則として条件が達成された時点で一時に収益を認識しています。

売上高等をベースとしたランニング・ロイヤルティは、その後の売上等が発生する、もしくは、売上高等をベースとしたロイヤルティが配分されている履行義務が充足されるという事象のうち、遅い方が発生した時点で認識しています。

契約一時金及び受取マイルストンは、原則として契約で定められた金額を収益としています。ランニング・ロイヤルティの収益については、顧客からランニング・ロイヤルティの計算対象期間の売上高等の報告を受け、それに契約で定められた料率を乗じて算出しています。ほとんどの契約で契約締結や条件達成後、及びランニング・ロイヤルティの計算対象期間の末日から短期間での支払期限が定められています。

 

 

(5) 研究開発費

当社グループ内で発生した研究開発に関する支出は、すべて研究開発費として発生時に費用計上しています。

IAS第38号「無形資産」の下では、内部発生の開発費は、資産計上基準を満たした場合には無形資産として資産計上されますが、当社グループでは、グループ内で発生した進行中の開発プロジェクトに係る費用については、主要な市場における規制当局からの販売承認を得ていない限り、資産化の基準を満たしていないと判断しており、資産として計上していません。

当社グループは、グループ内部における研究開発活動のほか、複数の第三者と共同研究開発に関する契約を締結しています。これらの共同研究開発に伴い発生した、研究開発業務に係る費用の精算に伴う支出及び収入は、グループ内で発生した研究開発に関する費用と同様に研究開発費として発生時に費用計上しています。

 

(6) 金融収益及び金融費用

金融収益は、主として利息収益及び配当収益から構成されています。利息収益は、実効金利法により発生時に認識しています。配当収益は、当社グループの受領権が確定した時に認識しています。

金融費用は、主として利息費用及び手数料から構成されています。

 

(7) 法人所得税費用

法人所得税費用は、当期税金及び繰延税金から構成され、企業結合から生じる税金、及びその他の包括利益又は直接資本に認識される項目に関係する税金を除いて、純損益で認識しています。

当期税金は、期末日において施行又は実質的に施行されている法定税率及び税法を適用して、税務当局に納付又は税務当局から還付されることが予想されている金額で算定しています。

繰延税金資産及び繰延税金負債は、ある資産又は負債の連結財政状態計算書上の帳簿価額と税務基準額との間に生じる一時差異に対して認識しています。但し、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び繰延税金負債を認識していません。

・のれんの当初認識から生じる場合

・企業結合以外の取引で、取引日に会計上の純損益にも課税所得 (欠損金) にも影響しない取引における資産及び負債の当初認識から生じる場合

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来減算一時差異については、予測し得る期間内に当該一時差異が解消する可能性が高くない場合又は当該一時差異の使用対象となる課税所得が獲得される可能性が高くない場合

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来加算一時差異については、一時差異を解消する時期をコントロールでき、予測可能な期間内に一時差異が解消しない可能性が高い場合

 

繰延税金資産は、将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除について、将来それらを使用できる課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で認識しています。

繰延税金資産及び繰延税金負債は、期末日における法定税率又は実質的法定税率、及び税法に基づいて、資産が実現する期又は負債が決済される期に適用されると予想される税率で算定しています。

繰延税金資産と繰延税金負債は、当期税金資産と当期税金負債とを相殺する法的強制力のある権利を有する場合で、かつ同一の納税主体又は当期税金資産と当期税金負債とを純額で決済する予定の異なる納税主体に対して同一の税務当局によって課されている法人所得税費用に関連する場合、相殺しています。

 

(8) 1株当たり当期利益

基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。希薄化後1株当たり当期利益は、すべての希薄化効果のある潜在的普通株式による影響について、親会社の所有者に帰属する当期利益及び自己株式を調整した発行済株式の加重平均株式数を調整することにより算定しています。

 

 

(9) 有形固定資産 (使用権資産を除く)

有形固定資産の測定には、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しています。取得原価には、資産の取得に直接付随する費用、資産の解体及び除去並びに原状回復費用の当初見積額が含まれています。

 

当初認識後に生じたコストは、当該コストに関連する将来の経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、当該コストが信頼性をもって測定できる場合にのみ、資産として認識しています。有形固定資産に対する修繕及び維持のための日常的な保守費用は、発生時に費用計上しています。

有形固定資産項目に重要な構成要素が存在する場合には、それぞれ別個の有形資産項目として計上しています。有形固定資産の減価償却は、当該資産が使用可能となった時点から開始されます。減価償却費は、償却可能価額を各構成要素の見積耐用年数にわたって、定額法により算定しています。償却可能価額は、資産の取得価額から残存価額を差し引いて算定しています。

 

主要な資産項目ごとの見積耐用年数は以下のとおりです。

建物及び構築物

2-60年

機械装置及び運搬具

2-20年

工具、器具及び備品

2-20年

 

 

有形固定資産の耐用年数、残存価額及び減価償却方法は各連結会計年度末に再検討を行い、必要に応じて改定しています。

 

(10) リース

当社グループは、契約時に契約がリース又はリースを含んだものであるかどうかを、契約の実質に基づき判断しています。リース期間は、解約不能期間に合理的に確実な延長するオプションと解約するオプションを加えて決定しています。特性が合理的に類似したリースのポートフォリオには単一の割引率を使用しています。短期リース及び原資産が少額であるリースについては、使用権資産とリース負債を認識せず、当該リースに関連したリース料をリース期間にわたり費用として認識する場合があります。

 

① 使用権資産

使用権資産は、リース開始日時点のリース負債の当初測定額に、発生した当初直接コスト等を調整した取得原価で測定しています。

開始日後は、使用権資産の耐用年数又はリース期間のいずれか短い方の期間 (2-40年) にわたり、定額法で減価償却しています。

 

② リース負債

リース負債は、リース開始日時点で支払われていないリース料をリースの計算利子率を用いて割り引いた現在価値で当初測定しています。リースの計算利子率を容易に算定できない場合には、追加借入利子率を使用しています。

開始日後は、リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額し、支払われたリース料を反映するように帳簿価額を減額し、リース負債の見直しやリースの条件変更等に伴って必要に応じて再測定しています。

 

なお、前連結会計年度においては、以下の方針に基づき会計処理しています。

リース取引は、所有に伴うリスクと経済価値のほとんどすべてが当社グループに移転するリース取引の場合はファイナンス・リースに分類し、それ以外の場合はオペレーティング・リースに分類しています。

 

 

ファイナンス・リース取引においては、リース資産及びリース負債はリース開始日に算定したリース物件の公正価値又は最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で当初認識しています。リース資産は見積耐用年数又はリース期間のいずれか短い方の期間にわたって定額法により減価償却しています。支払リース料は、金融費用とリース債務の返済額とに配分しています。金融費用は債務残高に対して一定の利子率となるように、リース期間にわたって各期間に配分しています。

オペレーティング・リース取引においては、リース料はリース期間にわたって定額法により費用として認識しています。

契約がリースであるか又は契約にリースが含まれているかについては、リース開始日における契約の実質に基づき判断しています。契約の実質は、契約の履行が特定の資産又は資産グループの使用に依存しているか、及びその契約により当該資産を使用する権利が与えられるかに基づき判断しています。

 

(11) のれん

当初認識時におけるのれんの測定については、「 (2) 企業結合」に記載しています。当初認識後は、取得原価から減損損失累計額を控除して計上しています。

のれんの減損については、「 (13) 有形固定資産、のれん及び無形資産の減損」に記載しています。

 

(12) 無形資産

無形資産は、のれん以外の物理的実体のない識別可能な非貨幣性資産であり、個別に取得した、又は企業結合の一環として取得した特許及び技術、販売権、及び仕掛研究開発等により構成されています。

個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しており、企業結合により取得した無形資産は、支配獲得日の公正価値で測定しています。また、当初認識後の測定には原価モデルを採用しており、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除して計上しています。

 

無形資産は、それらが使用可能となった時点から見積耐用年数 (2年~25年) にわたって定額法で償却しています。製品及び技術の導入契約や企業結合に伴い取得した無形資産の償却費は、連結純損益計算書の「無形資産償却費」として表示しています。見積耐用年数は、法的保護期間又は経済的耐用年数のいずれか短い方を採用し、定期的に見直しを行っています。

 

製品及び技術の導入契約や企業結合に伴い取得した製品や研究開発にかかる権利のうち、研究開発の段階にあり、未だ規制当局の販売承認が得られていないものは、「仕掛研究開発」として無形資産に計上しています。

取得した仕掛研究開発に関する支出は、当社グループに将来の経済的便益をもたらすことが期待され、かつ、識別可能である場合にのみ資産として計上しており、これには第三者に支払われた契約一時金及び目標達成時のマイルストン支払が含まれています。

仕掛研究開発として計上された無形資産は、未だ使用可能な状態にないため、償却をせず、減損の兆候がある場合にはその都度及び減損の兆候の有無にかかわらず毎年一定の時期に減損テストを実施しています。

仕掛研究開発は規制当局の販売承認が得られ、使用が可能となった時点で「特許及び技術」もしくは「販売権」等の項目に振り替えており、その時点から見積耐用年数にわたり定額法で償却しています。

 

(13) 有形固定資産、のれん及び無形資産の減損

① 有形固定資産及び無形資産の減損

当社グループは、各四半期末日に、有形固定資産及び無形資産が減損している可能性を示す兆候の有無を検討しています。

減損の兆候がある場合には、回収可能価額の見積りを実施しています。また耐用年数を確定できない、もしくは未だ使用可能ではない無形資産については、減損の兆候の有無にかかわらず毎年一定の時期に減損テストを実施しています。

 

 

回収可能価額の見積りにおいて、個々の資産の回収可能価額を見積もることができない場合には、その資産の属する資金生成単位の回収可能価額を見積もっています。資金生成単位とは、他の資産又は資産グループからおおむね独立したキャッシュ・イン・フローを生み出す最小単位の資産グループをいいます。

回収可能価額は、処分費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い方で算定しています。使用価値の算定において、見積将来キャッシュ・フローは評価日における貨幣の時間価値及び当該資産に固有のリスクを反映した割引率を用いて現在価値に割り引いています。回収可能価額の算定に使用する割引率は、地域ごとに適切な水準で設定しています。

資産又は資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、差額は減損損失として純損益で認識しています。

 

② のれんの減損

のれんは、企業結合のシナジーから便益を得ると見込まれる資金生成単位に配分し、毎年一定の時期及びその資金生成単位に減損の兆候があると認められた場合にはその都度、減損テストを実施しています。減損テストにおいて資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、差額は減損損失として純損益で認識しています。

資金生成単位に関連して認識した減損損失は、まず資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額から減額するように配分し、次に資金生成単位におけるその他の資産の帳簿価額を比例的に減額するよう配分しています。

 

③ 減損の戻入れ

過年度に認識した減損損失については、各四半期末日において、損失が消滅又は減少している可能性を示す兆候の有無を検討しています。減損の戻入れの兆候がある場合には、その資産又は資金生成単位の回収可能価額の見積りを行っています。回収可能価額が、資産又は資金生成単位の帳簿価額を上回る場合には、過年度に減損損失が認識されていなかった場合の帳簿価額から必要な償却又は減価償却費を控除した後の帳簿価額を超えない金額を上限として、減損損失の戻入れを実施しています。

のれんについて認識した減損損失は、その後の期間に戻入れを行いません。

 

(14) 金融商品

① 当初認識及び測定

金融資産及び金融負債は、当社グループが金融商品の契約上の当事者となった取引日に認識しています。

金融資産及び金融負債は、重大な金融要素を含んでいない営業債権を除き、当初認識時に公正価値で測定しています。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 (以下「FVTPLの金融資産」) 及び純損益を通じて公正価値で測定する金融負債 (以下「FVTPLの金融負債」) を除き、金融資産の取得及び金融負債の発行に直接起因する取引コストは、当初認識時において、金融資産の公正価値に加算又は金融負債の公正価値から減算しています。FVTPLの金融資産及びFVTPLの金融負債の取得に直接起因する取引コストは純損益で認識しています。

 

② 金融資産

当社グループはすべての金融資産を当初認識時に、「償却原価で測定する金融資産」、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産 (以下「FVTOCIの金融資産」)」又は「FVTPLの金融資産」に分類しています。

 

(a) 償却原価で測定する金融資産

以下の条件がともに満たされる場合には、償却原価で測定する金融資産に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルの中で保有されている。

・契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

当初認識後、実効金利法による償却原価から減損損失を控除した金額で測定し、実効金利法による利息収益は純損益で認識しています。

 

 

(b) FVTOCIの金融資産 (負債性金融資産)

以下の条件がともに満たされる場合には、FVTOCIの金融資産 (負債性金融資産) に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方によって目的が達成される事業モデルの中で保有されている。

・契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

当初認識後、公正価値で測定し、減損利得又は減損損失及び為替差損益を除き、公正価値の変動から生じる評価損益はその他の包括利益で認識しています。当該金融資産の認識を中止する場合、その他の資本の構成要素に計上されている累積損益を、純損益に組替調整額として振り替えています。

 

(c) FVTOCIの金融資産 (資本性金融資産)

資本性金融資産は、一部を除いて公正価値の事後の変動をその他の包括利益に表示するという取消不能な選択を行っており、FVTOCIの金融資産に分類しています。

当初認識後、公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益はその他の包括利益で認識しています。当該金融資産の認識を中止する場合、又は公正価値が著しく下落した場合には、その他の資本の構成要素に計上されている累積損益を利益剰余金に振り替えています。当該金融資産に係る受取配当金は、投資金額の一部回収である場合を除き、純損益として認識しています。

 

(d) FVTPLの金融資産

償却原価で測定する金融資産及びFVTOCIの金融資産に分類されない金融資産をFVTPLの金融資産として分類しています。

当初認識後、公正価値で測定し、事後的な変動を純損益として認識しています。

 

③ 金融資産の減損

当社グループは、償却原価で測定する金融資産又は負債性金融資産のうちFVTOCIの金融資産に分類された金融資産に係る予想信用損失に対する損失評価引当金を認識しています。

損失評価引当金の測定は、各四半期末日において、当該金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合は、当該金融資産に係る全期間の予想信用損失に等しい金額とし、当該金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合は、当該金融資産に係る12ヶ月の予想信用損失に等しい金額としています。

ただし、営業債権、契約資産及びリース債権に係る損失評価引当金については、常に全期間の予想信用損失と同額で測定しています。

金融資産の全部又は一部について回収できないと合理的に判断した場合には債務不履行とみなしています。

損失評価引当金の金額は、以下を反映して算定しています。

・一定範囲の生じ得る結果を評価することにより算定される、偏りのない確率加重金額

・貨幣の時間価値

・過去の事象、現在の状況及び将来の経済状況の予測についての、過大なコストや労力を掛けずに利用可能な合理的で裏付け可能な情報

 

信用リスクが著しく増加しているか否かの評価を行う際には、期日経過の情報のほか、利用可能な合理的で裏付け可能な情報を考慮しています。また、債務者の破産等による法的整理の手続の開始等があった場合には、信用減損金融資産としています。なお、将来回収できないことが明らかな金額は、金融資産の帳簿価額を直接減額し、対応する損失評価引当金の金額を減額しています。

 

④ 金融負債

当社グループはすべての金融負債を当初認識時に、「FVTPLの金融負債」又は「償却原価で測定する金融負債」に分類しています。

 

 

(a) FVTPLの金融負債

デリバティブによって認識した金融負債、FVTPLの金融負債として指定した金融負債及び企業結合において認識した条件付対価のうち金融負債の定義を満たすものをFVTPLの金融負債に分類しています。

当初認識後、公正価値で測定し、事後的な変動を純損益として認識しています。

 

(b) 償却原価で測定する金融負債

FVTPLの金融負債として分類されない金融負債を償却原価で測定する金融負債に分類しています。

当初認識後、実効金利法による償却原価で測定しています。

 

⑤ 認識の中止

金融資産については、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、金融資産のキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転した場合、又は金融資産のキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を譲渡したが、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転したわけでも、ほとんどすべてを保持しているわけでもなく、かつ、当該金融資産に対する支配を保持していない場合に、当該金融資産の認識を中止しています。

金融負債については、金融負債が消滅した時、すなわち契約中に特定された債務が免責、取消し又は失効となった場合に、当該金融負債の認識を中止しています。

 

(15) 現金及び現金同等物

現金及び現金同等物は、手元現金、随時引き出し可能な預金及び通常取得日後3ヶ月以内に満期を迎え、価格変動について僅少なリスクしか負わない、流動性の高い短期投資から構成されています。

 

(16) 棚卸資産

棚卸資産は取得原価又は正味実現可能価額のいずれか低い額で測定しています。取得原価には、購入原価、加工費及び棚卸資産が現在の場所及び状態に至るまでに発生したその他のすべての原価が含まれています。正味実現可能価額は、通常の事業の過程における見積売価から、完成までに要する見積原価及び販売に要する見積費用を控除して算定しています。棚卸資産の原価は、主として先入先出法により算定しています。

 

(17) 売却目的で保有する資産

継続的使用ではなく、主に売却取引により帳簿価額が回収される非流動資産又は処分グループは、「売却目的で保有する資産」として表示しています。売却目的で保有する資産へ分類するためには、現状で直ちに売却することが可能であり、かつ、売却の可能性が非常に高いことを条件としており、当社グループの経営者が売却計画の実行を確約し、原則として1年以内に売却が完了する予定である場合に限られます。「売却目的で保有する資産」は、帳簿価額又は売却費用控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しており、売却目的保有に分類された後は減価償却又は償却を行っていません。

 

(18) 資本

① 普通株式

当社が発行した普通株式は、発行価額を資本金及び資本剰余金に計上し、取引コストは、関連する税効果を控除後に資本剰余金から控除しています。

 

② 自己株式

自己株式を取得した場合は、取引コストを含む支払対価を資本の控除項目として認識しています。自己株式を売却した場合は、帳簿価額と売却対価の差額を資本として認識しています。

 

 

(19) 株式報酬

当社グループは、株式報酬制度として持分決済型の株式報酬制度と現金決済型の株式報酬制度を採用しています。

① 持分決済型の株式報酬制度

持分決済型の株式報酬制度では、受領するサービスを付与日における資本性金融資産の公正価値で測定し、付与日から権利確定期間にわたり費用として認識し、同額を資本の増加として認識しています。

 

② 現金決済型の株式報酬制度

現金決済型の株式報酬制度では、受領するサービスを発生した負債の公正価値で測定し、権利確定期間にわたり費用として認識し、同額を負債の増加として認識しています。なお、負債は決済されるまで、その公正価値を各四半期末日及び決済日に再測定し、公正価値の変動を純損益として認識しています。

 

(20) 従業員給付

① 退職後給付制度

当社グループは、退職後給付制度として、確定給付型制度及び確定拠出型制度を採用しています。

 

(a) 確定給付型制度

確定給付型制度に係る資産又は負債の純額は、確定給付制度債務の現在価値から、制度資産の公正価値を控除したものであり、資産又は負債として連結財政状態計算書で認識しています。確定給付制度債務は、予測単位積増方式に基づいて算定され、その現在価値は、将来の予想支払額に割引率を適用して算定しています。割引率は、給付が見込まれる期間に近似した満期を有する優良社債の利回りを参照して決定しています。

勤務費用及び確定給付負債 (資産) の純額に係る純利息費用は純損益として認識しています。

数理計算上の差異、純利息費用に含まれる部分を除く制度資産に係る収益及び資産上限額の影響の変動については、それらが生じた期間において「確定給付制度の再測定」としてその他の包括利益に認識し、直ちにその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振替えています。

 

(b) 確定拠出型制度

確定拠出型の退職給付に係る拠出は、従業員が関連するサービスを提供した期間に費用として計上しています。

 

② 短期従業員給付

短期従業員給付については、従業員から関連する勤務が提供された時点で費用として認識しています。なお、賞与については、過去に従業員から勤務を提供された結果、支払を行う法的又は推定的債務を有しており、かつ、当該債務について信頼性のある見積りが可能な場合に負債として認識しています。

 

(21) 引当金

当社グループが過去の事象の結果として法的又は推定的な現在の債務を有しており、当該債務を決済するために経済的便益を有する資源の流出が必要となる可能性が高く、当該債務の金額につき信頼性のある見積りができる場合に引当金を計上しています。

貨幣の時間的価値の影響が重要な場合には、引当金額は債務の決済に必要と見込まれる支出の現在価値で測定しています。

 

(22) 政府補助金

政府補助金は、当社グループが補助金交付のための付帯条件を満たし、補助金が受領されるという合理的な保証が得られた時に、公正価値で測定し認識しています。費用項目に対する政府補助金の場合は、費用の発生と同じ連結会計年度に収益として計上しています。資産に関する補助金の場合は、繰延収益に認識し、それを資産の耐用年数にわたり、規則的に収益として認識しています。

 

 

4.重要な会計上の見積り、判断及び仮定

連結財務諸表の作成に当たり、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り、判断及び仮定の設定を行っています。

会計上の見積りの結果は、その性質上、実際の結果とは異なる可能性があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直され、会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間と将来の会計期間において認識されます。

 

また、新型コロナウイルス感染症による今後の影響として、新製品の市場浸透、薬事関連のタイムライン、新薬の研究開発スケジュール、危機対応に伴う費用発生の要否など多くの不確実な要素が考えられます。しかし、当連結会計年度の業績に重要な影響がなかったことや当社グループの事業内容及び製品特性等を踏まえ、以下の重要な会計上の見積りを行うにあたっては、当社グループの今後の業績等への影響は限定的であると仮定しています。実際の結果と異なる場合には、翌連結会計年度において、資産や負債の帳簿価額に重要な修正を生じる要因となる重要なリスクがあります。

 

・収益認識 (注記6及び注記31)

・有形固定資産、のれん及び無形資産 (注記15、16及び17)

・引当金 (注記29)

・退職後給付 (注記28)

・繰延税金資産の回収可能性 (注記18)

・法人所得税費用 (注記12)

・活発な市場における市場価格が存在しない公正価値で測定する金融商品 (注記33及び37)

 

5.事業セグメント

当社グループの事業内容は医薬品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、報告セグメントは医薬品事業単一となっています。

 

製品及びサービスに関する情報

製品及びサービスごとの外部顧客への売上収益は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

XTANDI/イクスタンジ

333,050

399,989

プログラフ

195,706

192,926

ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ

147,178

161,564

ベシケア

94,974

44,721

その他

535,439

501,643

合計

1,306,348

1,300,843

 

 

 

地域に関する情報

売上収益及び非流動資産の地域別内訳は次のとおりです。

 

地域別売上収益

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

日本

396,615

375,174

米国

427,772

448,083

その他

481,961

477,586

合計

1,306,348

1,300,843

 

(注) 地域別売上収益は前連結会計年度において顧客の所在地を基礎として分類していましたが、当連結会計年度から、当社グループ各社の所在地を基礎として分類しています。なお、前連結会計年度の金額は当該変更を反映しています。この変更による重要な影響はありません。

 

地域別非流動資産(有形固定資産・のれん及び無形資産)

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

日本

408,922

462,132

米国

325,023

711,393

その他

95,108

101,092

合計

829,053

1,274,617

 

 

主要な顧客に関する情報

連結純損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先は次のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

関連するセグメント名

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

McKesson Group

医薬品事業

151,260

162,361

 

 

 

6.売上収益

(1) 収益の分解

売上収益の内訳は次のとおりです。

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

日本

米国

エスタブ

リッシュド

マーケット

グレーターチャイナ

インター
ナショナル

その他

合計

医薬品の販売

 

 

 

 

 

 

 

XTANDI/イクスタンジ

32,317

164,740

118,970

2,174

14,850

333,050

プログラフ

45,445

14,040

74,413

31,346

30,462

195,706

ベタニス/ミラベトリック/

ベットミガ

32,694

80,770

25,313

1,249

7,153

147,178

ベシケア

22,256

36,893

29,376

1,871

4,578

94,974

その他

235,353

114,569

49,226

25,697

60,419

4,597

489,862

小計

368,065

411,012

297,299

62,336

117,461

4,597

1,260,771

ロイヤルティ収入

1,443

2,660

5,212

24,004

33,319

その他

10,553

81

1,624

12,258

合計

369,509

421,565

299,959

62,418

122,673

30,225

1,306,348

 

 

当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

日本

米国

エスタブ
リッシュド
マーケット

グレーターチャイナ

インター
ナショナル

その他

合計

医薬品の販売

 

 

 

 

 

 

 

XTANDI/イクスタンジ

35,767

203,478

135,441

3,198

22,106

399,989

プログラフ

44,331

13,230

71,483

32,195

31,686

192,926

ベタニス/ミラベトリック/

ベットミガ

34,342

89,244

28,178

1,376

8,424

161,564

ベシケア

20,177

5,450

13,067

1,845

4,182

44,721

その他

209,272

127,005

44,401

21,754

55,312

2,345

460,089

小計

343,890

438,406

292,571

60,367

121,710

2,345

1,259,289

ロイヤルティ収入

1,512

3,532

13,082

17,638

35,764

その他

5,049

741

5,790

合計

345,402

443,455

296,103

60,367

134,792

20,725

1,300,843

 

(注) 当連結会計年度から、コマーシャル組織を再編した事に伴い、地域区分を変更しています。

従来、「日本」、「米州」、「EMEA」及び「アジア・オセアニア」と区分していましたが、「日本」、「米国」、「エスタブリッシュドマーケット」、「グレーターチャイナ」、「インターナショナル」及び「その他」と区分しています。前連結会計年度の金額は当該変更を反映しています。

 

エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ、オーストラリア

グレーターチャイナ:中国、香港、台湾

インターナショナル:ロシア、中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、韓国、輸出売上等

 

 

(2) 契約残高

契約残高の内訳は次のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2018年4月1日

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

顧客との契約から生じた債権

 

 

 

売掛金及び受取手形

305,930

320,426

324,150

損失評価引当金

△1,669

△1,470

△1,429

合計

304,261

318,956

322,721

契約負債

40,321

24,725

12,345

 

(注) 当社グループは、主にライセンス契約に関連した契約一時金について、顧客から対価を受け取っているものの履行義務を充足していない部分を契約負債として認識しています。前連結会計年度及び当連結会計年度において認識した収益のうち期首現在の契約負債残高に含まれていたものは、それぞれ16,589百万円及び12,667百万円です。

 

(3) 履行義務

残存履行義務に配分した取引価格は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

未充足の履行義務に配分した
取引価格総額

24,725

12,345

履行義務の充足予定時期

 

 

1年以内

13,320

11,695

1年超3年以内

11,027

524

3年超

378

125

 

 

7.その他の収益

その他の収益の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

有形固定資産の売却益

4,138

3,923

企業結合に伴う再測定益

5,812

為替差益

735

その他

3,468

8,231

その他の収益合計

14,152

12,154

 

(注) 1.前連結会計年度の「企業結合に伴う再測定益」は、ポテンザ セラピューティクス Inc.を完全子会社化したことによるものです。

2.前連結会計年度の「為替差益」の金額には、為替予約取引から生じた為替差損 (6,405百万円) が含まれています。

 

 

8.その他の費用

その他の費用の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

有形固定資産の減損損失

4,114

510

無形資産の減損損失

7,332

13,286

条件付対価に係る公正価値変動額

3,810

11,188

リストラクチャリング費用

19,678

1,829

訴訟関係費用

12,301

1,201

為替差損

8,928

その他

1,520

8,979

その他の費用合計

48,755

45,921

 

(注) 1.前連結会計年度の「無形資産の減損損失」の主なものは、プロジェクトの開発中止によるものです。

2.前連結会計年度の「リストラクチャリング費用」の主なものは、当社及び国内グループ会社従業員を対象とした早期退職優遇制度の実施等に伴うものです。

3.前連結会計年度の「訴訟関係費用」の主なものは、米国子会社の患者支援財団政府調査によるものです。

4.前連結会計年度において、「その他」に含めていた「条件付対価に係る公正価値変動額」は、当連結会計年度において、fezolinetantの開発の進捗に伴い金額的重要性が増したため独立掲記しています。この変更に伴い、前連結会計年度において、「その他」に含めて表示していた3,810百万円を「条件付対価に係る公正価値変動額」に組み替えています。

5.当連結会計年度の「無形資産の減損損失」の主なものは、Cytokinetics社との契約見直しによるものです。

6.当連結会計年度の「為替差損」の金額には、為替予約取引から生じた為替差損 (9,585百万円) が含まれています。

7.当連結会計年度の「その他」の主なものは、オーデンテス セラピューティクス Inc.の買収に伴い認識した費用です。詳細は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

 

9.従業員給付費用

従業員給付費用の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

報酬及び給料

156,044

154,632

賞与

57,523

56,615

社会保障費用及び福利厚生費

30,767

26,979

退職後給付費用-確定拠出制度

14,578

14,076

退職後給付費用-確定給付制度

6,621

6,392

リストラクチャリング及び解雇給付

17,180

4,877

その他の従業員給付費用

2,859

2,647

従業員給付費用合計

285,571

266,218

 

(注) 従業員給付費用は「売上原価」、「販売費及び一般管理費」、「研究開発費」及び「その他の費用」に計上されています。

 

 

10.金融収益

金融収益の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

利息収益

2,690

2,161

配当収益

 

 

FVTOCIの金融資産 (資本性)

 

 

期中に認識を中止した投資

8

期末日現在で保有する投資

80

79

その他

3,588

2,115

金融収益合計

6,358

4,363

 

(注) 利息収益は、主に現金及び現金同等物に関するものです。

 

11.金融費用

金融費用の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

支払利息

689

2,232

その他

613

772

金融費用合計

1,302

3,004

 

(注) 支払利息は、主に償却原価で測定する金融負債に関するものです。前連結会計年度において、「その他」に含めていた「支払利息」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度においては独立掲記しています。この変更に伴い、前連結会計年度において、「その他」に含めて表示していた689百万円を「支払利息」に組み替えています。

 

12.法人所得税費用

純損益で認識された法人所得税費用は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

当期法人所得税費用

50,834

30,783

繰延法人所得税費用

△24,132

19,157

連結純損益計算書で認識された
法人所得税費用

26,702

49,939

 

 

 

その他の包括利益で認識された法人所得税費用は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

税引前

税金収益/
(△)費用

税引後

税引前

税金収益/
(△)費用

税引後

確定給付制度の再測定

△3,885

1,333

△2,553

1,763

△491

1,271

在外営業活動体の
外貨換算差額

△2,523

△2,523

△32,380

△32,380

FVTOCIの金融資産

7,348

△2,288

5,060

△10,994

3,383

△7,611

その他の包括利益合計

940

△955

△15

△41,611

2,892

△38,719

 

 

実効税率の調整

当社は、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した前連結会計年度及び当連結会計年度の法定実効税率は、いずれも30.5%です。ただし、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されています。

 

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

 

国内の法定実効税率

30.5

30.5

研究費税額控除

△2.5

△1.4

損金不算入費用

3.3

4.5

益金不算入収益

△7.5

△1.7

海外子会社の税率差異

△10.2

△8.8

海外子会社留保利益

0.4

△0.6

その他

△3.2

△2.2

実際負担税率

10.7

20.4

 

 

 

13.1株当たり当期利益

基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎は次のとおりです。

 

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎

 

 

親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円)

222,265

195,411

親会社の普通株主に帰属しない当期利益 (百万円)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益 (百万円)

222,265

195,411

加重平均普通株式数 (千株)

1,931,882

1,876,193

 

 

 

希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎

 

 

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益 (百万円)

222,265

195,411

当期利益調整額 (百万円)

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益 (百万円)

222,265

195,411

加重平均普通株式数 (千株)

1,931,882

1,876,193

新株予約権による普通株式増加数 (千株)

1,861

1,355

希薄化効果調整後加重平均普通株式数 (千株)

1,933,743

1,877,548

 

 

 

1株当たり当期利益 (親会社の所有者に帰属)

 

 

基本的1株当たり当期利益 (円)

115.05

104.15

希薄化後1株当たり当期利益 (円)

114.94

104.08

 

 

 

14.その他の包括利益

その他の包括利益に係る組替調整額は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

純損益に振り替えられる可能性のある
その他の包括利益

 

 

在外営業活動体の外貨換算差額

 

 

当期発生額

△2,576

△32,407

組替調整額

53

28

小計

△2,523

△32,380

税効果額

純損益に振り替えられる可能性のある
その他の包括利益合計

△2,523

△32,380

 

 

15.有形固定資産

取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額の増減

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) の有形固定資産の増減は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

土地

建設仮勘定

合計

取得原価

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日の残高

197,020

156,254

78,949

17,822

14,664

464,709

取得

3,879

3,558

3,381

2,670

14,259

27,748

企業結合

36

36

処分

△4,693

△5,910

△7,946

△4,725

△5

△23,280

建設仮勘定からの振替

2,515

5,558

576

2,013

△10,663

売却目的で保有する
資産へ振替

△8,403

△6,410

△932

△878

△203

△16,825

その他

41

△2,169

△265

15

△1,764

△4,143

2019年3月31日の残高

190,359

150,917

73,764

16,917

16,288

448,245

減価償却累計額及び
減損損失累計額

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日の残高

△93,629

△124,231

△65,554

△283,414

減価償却額

△7,432

△8,476

△5,097

△21,004

減損損失 (又は戻入れ)

△1,951

△1,271

△201

△667

△25

△4,114

処分

2,999

5,654

7,363

16,016

売却目的で保有する
資産へ振替

7,859

6,027

881

667

25

15,460

その他

327

1,694

274

2,294

2019年3月31日の残高

91,826

120,602

62,334

274,763

帳簿価額

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日の残高

103,390

32,023

13,395

17,822

14,664

181,295

2019年3月31日の残高

98,533

30,315

11,430

16,917

16,288

173,483

 

(注) 1.「企業結合」による増加は、ポテンザ セラピューティクス Inc.等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

2.「その他」のうち、主なものは為替換算調整です。

 

 

当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) の有形固定資産の増減は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

土地

建設仮勘定

使用権資産

合計

取得原価

 

 

 

 

 

 

 

2019年4月1日の残高

190,359

150,917

73,764

16,917

16,288

448,245

会計方針の変更による
累積的影響額

△3,181

△2,059

△2,363

83,061

75,458

会計方針の変更を反映した
2019年4月1日の残高

187,179

148,858

71,401

16,917

16,288

83,061

523,704

取得

9,318

5,596

5,756

109

20,983

11,792

53,553

企業結合

2,168

614

1,199

1,190

3,792

8,964

処分

△4,177

△4,999

△5,432

△307

△372

△18

△15,305

建設仮勘定からの振替

17,619

2,118

2,163

48

△21,948

その他

2,517

△19,195

12,165

△103

△2,269

156

△6,729

2020年3月31日の残高

214,624

132,992

87,252

16,664

13,872

98,783

564,186

減価償却累計額及び
減損損失累計額

 

 

 

 

 

 

 

2019年4月1日の残高

△91,826

△120,602

△62,334

△274,763

会計方針の変更による
累積的影響額

1,772

236

1,148

3,156

会計方針の変更を反映した
2019年4月1日の残高

△90,055

△120,366

△61,186

△271,607

減価償却額

△7,884

△5,886

△6,166

△17,582

△37,519

減損損失 (又は戻入れ)

△385

△46

△79

△510

処分

1,949

4,526

5,300

18

11,793

その他

△1,821

12,849

△8,457

△316

2,256

2020年3月31日の残高

98,195

108,923

70,508

17,960

295,586

帳簿価額

 

 

 

 

 

 

 

2019年4月1日の残高

97,124

28,492

10,215

16,917

16,288

83,061

252,097

2020年3月31日の残高

116,429

24,069

16,743

16,664

13,872

80,823

268,600

 

(注) 1.「企業結合」による増加は、オーデンテス セラピューティクス Inc.を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

2.「その他」のうち、主なものは当社グループの固定資産システムを統一したことに伴い、勘定科目の使用方法を統一した影響によるものです。

 

有形固定資産に係る減損損失 (又は戻入れ) は、連結純損益計算書の「その他の費用」及び「その他の収益」に含まれています。

前連結会計年度及び当連結会計年度において、有形固定資産に対して認識された減損損失 (又は戻入れ) の金額は、それぞれ4,114百万円及び510百万円です。

 

各有形固定資産に含まれるファイナンス・リースの金額は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

建物及び構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

合計

2018年4月1日の残高

41

1

1,344

1,386

2019年3月31日の残高

32

1,823

1,194

3,049

 

 

 

16.のれん

のれんの取得原価及び減損損失累計額の増減は次のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

取得原価

減損損失累計額

帳簿価額

2018年4月1日の残高

212,976

212,976

企業結合

6,997

6,997

為替換算調整

5,891

5,891

2019年3月31日の残高

225,864

225,864

企業結合

46,297

46,297

為替換算調整

△4,651

△4,651

2020年3月31日の残高

267,510

267,510

 

(注) 1.前連結会計年度の「企業結合」による増加は、ポテンザ セラピューティクス Inc.等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

2.当連結会計年度の「企業結合」による増加は、オーデンテス セラピューティクス Inc.等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

 

連結財政状態計算書に計上されているのれんは、主に2010年におけるOSI ファーマシューティカルズ Inc.の買収に伴い認識したものです。

 

当社グループは、原則として内部報告目的で管理されている地域別事業単位を資金生成単位としています。

前連結会計年度において認識されているのれんは米州事業資金生成単位及び医薬品事業全体に配分されており、その帳簿価額は118,712百万円及び107,151百万円です。

当連結会計年度において認識されているのれんは米州事業資金生成単位及び医薬品事業全体に配分されており、その帳簿価額は116,402百万円及び151,108百万円です。

減損テストにあたり、回収可能価額は、取締役会で承認された3ヵ年中期経営計画を基礎とし、使用価値にて算定しています。のれんの減損テストには、地域毎に設定した加重平均資本コストを基礎として算定した割引率を用いており、減損テストに使用した税引後の割引率は米州事業資金生成単位8.0%及び医薬品事業全体6.0%であり、税引前の割引率は米州事業資金生成単位10.4%及び医薬品事業全体7.6%です。また、3年の計画期間を超える継続価値の算定においては、米州事業資金生成単位2.0%及び医薬品事業全体1.0%の成長率が加味されています。成長率は、資金生成単位の属する国、産業の状況を勘案して決定しています。

使用価値は当該資金生成単位の帳簿価額を十分に上回っており、使用価値の算定に用いた主要な仮定が合理的な範囲で変動したとしても使用価値が帳簿価額を下回る可能性は低いと考えています。

 

 

17.無形資産

取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) の無形資産の増減は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

特許及び
技術

販売権

仕掛
研究開発

ソフト
ウエア

その他

合計

取得原価

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日の残高

344,722

52,525

320,357

59,039

1,871

778,514

取得

3,621

10,794

14,856

2

29,273

企業結合

34,157

34,157

処分

△3

△66

△10,357

△3,388

△13,813

振替

3,683

△3,683

売却目的で保有する
資産へ振替

△66

△66

その他

7,658

△780

△2,298

△372

△12

4,197

2019年3月31日の残高

359,681

51,680

348,971

70,070

1,861

832,262

償却累計額及び
減損損失累計額

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日の残高

△229,121

△43,849

△50,964

△35,927

△1,742

△361,602

当期償却額

△32,158

△3,054

△7,230

△12

△42,454

減損損失 (又は戻入れ)

△7,312

△19

△7,332

処分

66

10,357

3,347

13,770

振替

△198

198

売却目的で保有する
資産へ振替

60

60

その他

△6,253

760

5

486

5

△4,997

2019年3月31日の残高

267,730

46,077

47,716

39,284

1,748

402,556

帳簿価額

 

 

 

 

 

 

2018年4月1日の残高

115,601

8,676

269,393

23,112

130

416,912

2019年3月31日の残高

91,951

5,602

301,254

30,786

113

429,707

 

(注) 1.「企業結合」による増加は、ポテンザ セラピューティクス Inc.等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

2.「その他」のうち、主なものは為替換算調整です。

 

 

当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) の無形資産の増減は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

特許及び
技術

販売権

仕掛
研究開発

ソフト
ウエア

その他

合計

取得原価

 

 

 

 

 

 

2019年4月1日の残高

359,681

51,680

348,971

70,070

1,861

832,262

取得

25,434

10,794

15,506

51,734

企業結合

101,335

201,267

12

302,614

処分

△4,483

△18

△4,501

振替

9,801

△9,801

その他

△3,473

△835

△2,951

△1,086

△1

△8,345

2020年3月31日の残高

492,778

50,845

548,279

80,020

1,842

1,173,764

償却累計額及び
減損損失累計額

 

 

 

 

 

 

2019年4月1日の残高

△267,730

△46,077

△47,716

△39,284

△1,748

△402,556

当期償却額

△18,850

△2,314

△7,702

△11

△28,877

減損損失 (又は戻入れ)

△13,283

△3

△13,286

処分

4,477

4,477

その他

3,269

785

917

13

4,985

2020年3月31日の残高

283,310

47,606

60,999

41,595

1,746

435,257

帳簿価額

 

 

 

 

 

 

2019年4月1日の残高

91,951

5,602

301,254

30,786

113

429,707

2020年3月31日の残高

209,467

3,239

487,280

38,425

96

738,507

 

(注) 1.「企業結合」による増加は、オーデンテス セラピューティクス Inc.等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

2.「その他」のうち、主なものは為替換算調整です。

 

無形資産のうち、製品及び技術の導入契約等に伴い取得した無形資産の償却費は、連結純損益計算書の「無形資産償却費」として表示しています。

無形資産に係る減損損失 (又は戻入れ) は、連結純損益計算書の「その他の費用」及び「その他の収益」に含まれています。

 

 

無形資産の減損テスト及び認識された減損損失

当社グループは、無形資産については主として個別の資産ごとに減損の要否を検討しています。また、償却が開始されていない無形資産については、減損の兆候の有無にかかわらず、毎期減損テストを行っています。減損テストにあたり、回収可能価額は主として使用価値にて算定しています。割引率は加重平均資本コストを基礎として算定しており、使用価値の算定に使用した税引後の割引率は6.0%~9.0%です。また税引前の割引率は7.5%~13.6%です。

減損テストの結果、前連結会計年度及び当連結会計年度において以下の減損損失が認識されています。

 

前連結会計年度において、プロジェクトの開発中止等に伴い、7,332百万円の減損損失を認識しました。

当連結会計年度において、無形資産に対して認識された減損損失 (又はその戻入) は13,286百万円であり、その主な内訳はCytokinetics社との契約見直しに伴う減損損失10,929百万円です。

 

重要な無形資産

前連結会計年度の連結財政状態計算書に計上されている無形資産のうち、主要なものは2017年におけるオジェダ SAの買収に伴い認識されたfezolinetantに係る権利、2016年におけるガニメド ファーマシューティカルズ AGの買収に伴い認識されたゾルベツキシマブに係る権利、Medivation Inc.とのライセンス契約により取得したエンザルタミド (XTANDI/イクスタンジ) の研究開発に係る権利及びFibroGen, Inc.とのライセンス契約により取得したYM311/ロキサデュスタット (エベレンゾ) の研究開発に係る権利であり、帳簿価額はそれぞれ74,778百万円、64,017百万円、54,629百万円及び53,322百万円です。

当連結会計年度の連結財政状態計算書に計上されている無形資産のうち、主要なものは2020年におけるオーデンテス セラピューティクス Inc.の買収に伴い認識されたAT132に係る権利、アデノ随伴ウイルスを活用した遺伝子治療薬の技術プラットフォーム及び製造技術、2017年におけるオジェダ SAの買収に伴い認識されたfezolinetantに係る権利、2016年におけるガニメド ファーマシューティカルズ AGの買収に伴い認識されたゾルベツキシマブに係る権利、Medivation Inc.とのライセンス契約により取得したエンザルタミド (XTANDI/イクスタンジ) の研究開発に係る権利及びFibroGen, Inc.とのライセンス契約により取得したYM311/ロキサデュスタット (エベレンゾ) の研究開発に係る権利であり、帳簿価額はそれぞれ103,029百万円、82,536百万円、72,815百万円、64,017百万円、48,328百万円及び54,229百万円です。なお、オーデンテス セラピューティクス Inc.の買収に伴い認識されたAT132に係る権利、アデノ随伴ウイルスを活用した遺伝子治療薬の技術プラットフォーム及び製造技術の帳簿価額は、支払対価の公正価値の配分が完了していないため、暫定的な公正価値となっています。詳細は、注記「37.企業結合」をご参照ください。 

既に償却が開始されているものの残存償却期間 (暫定的な公正価値であるオーデンテス セラピューティクス Inc.の買収に係る無形資産を除く) は、前連結会計年度10年及び当連結会計年度9年であり、償却が開始されていないものについては毎期減損テストを行っています。

 

 

18.繰延税金

繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳及び増減内容は次のとおりです。

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

2018年4月1日残高

純損益で
認識された額

その他の包括
利益で認識
された額

企業結合

その他

2019年3月31日残高

FVTOCIの金融資産

△6,283

△0

△2,288

△1,930

△10,502

退職給付に係る資産
及び負債

9,553

△341

1,333

△194

10,352

有形固定資産

2,484

△490

△8

△33

1,952

無形資産

△61,380

23,562

△7,134

260

△44,693

未払費用

19,123

3,566

131

40

22,860

棚卸資産

63,749

△681

△668

62,400

繰越欠損金

4,372

△827

1,347

302

5,194

その他

39,193

△656

0

1,682

40,220

合計

70,812

24,132

△955

△5,665

△541

87,782

 

(注) 「企業結合」による繰延税金資産及び繰延税金負債の増加は、ポテンザ セラピューティクス Inc. 等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

 

当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

2019年4月1日残高

純損益で
認識された額

その他の包括
利益で認識
された額

企業結合

その他

2020年3月31日残高

FVTOCIの金融資産

△10,502

72

3,383

1,158

△5,888

退職給付に係る資産
及び負債

10,352

763

△491

△367

10,257

有形固定資産

1,952

△3,028

△70

1

△1,145

無形資産

△44,693

△465

△65,628

344

△110,442

未払費用

22,860

258

97

△127

23,088

棚卸資産

62,400

△3,439

△593

58,367

繰越欠損金

5,194

△2,028

16,353

△509

19,011

その他

40,220

△11,290

4,286

△1,249

31,966

合計

87,782

△19,157

2,892

△44,962

△1,341

25,214

 

(注) 「企業結合」による繰延税金資産及び繰延税金負債の増加は、オーデンテス セラピューティクス Inc. 等を買収したことによるものです。企業結合の内容は、注記「37.企業結合」をご参照ください。

 

 

繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

将来減算一時差異

32,389

33,709

税務上の繰越欠損金

3,999

11,990

繰越税額控除

2,218

3,594

合計

38,606

49,292

 

 

繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の繰越期限は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1年目

279

317

2年目

367

156

3年目

159

186

4年目

189

114

5年目以降

3,005

11,217

合計

3,999

11,990

 

 

19.その他の金融資産

その他の金融資産の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

その他の金融資産 (非流動)

 

 

FVTPLの金融資産

19,482

20,639

償却原価で測定する金融資産

9,664

12,569

損失評価引当金

△15

△13

FVTOCIの金融資産 (資本性)

52,327

41,068

その他の金融資産 (非流動) 合計

81,457

74,264

その他の金融資産 (流動)

 

 

償却原価で測定する金融資産

2,607

2,907

FVTOCIの金融資産 (負債性)

6,552

その他の金融資産 (流動) 合計

2,607

9,459

その他の金融資産合計

84,064

83,723

 

 

 

20.その他の資産

その他の資産の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

その他の非流動資産

 

 

長期前払費用

3,794

3,325

退職給付に係る資産

3,868

4,115

その他

459

2,744

その他の非流動資産合計

8,121

10,184

その他の流動資産

 

 

前払費用

12,743

11,483

その他

12,337

6,566

その他の流動資産合計

25,080

18,049

 

 

21.棚卸資産

棚卸資産の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

原材料

42,469

44,197

仕掛品

17,020

18,090

商品及び製品

92,023

88,731

棚卸資産合計

151,511

151,017

 

上記の金額は、取得原価又は正味実現可能価額のいずれか低い方で測定しています。

 

棚卸資産の取得原価のうち、前連結会計年度及び当連結会計年度において費用として認識され「売上原価」に含まれている金額は、それぞれ229,994百万円及び204,639百万円です。

 

前連結会計年度及び当連結会計年度において費用として認識された棚卸資産の評価減の金額は、それぞれ2,784百万円及び6,347百万円です。

 

22.売上債権及びその他の債権

売上債権及びその他の債権の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

売掛金及び受取手形

320,426

324,150

未収入金

57,132

58,335

損失評価引当金

△9,682

△1,429

売上債権及びその他の債権合計

367,876

381,056

非流動資産

25,248

34,014

流動資産

342,628

347,042

 

 

 

23.現金及び現金同等物

現金及び現金同等物の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

現金及び預金

297,477

313,126

短期投資 (現金同等物)

13,597

5,265

連結財政状態計算書における現金及び
現金同等物

311,074

318,391

連結キャッシュ・フロー計算書に
おける現金及び現金同等物

311,074

318,391

 

 

24.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債

売却目的で保有する資産及び直接関連する負債の内訳は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

543

その他の有形固定資産

822

現金及び現金同等物

1,732

その他

1,049

資産合計

4,147

負債

 

 

その他

1,906

負債合計

1,906

 

 

 

25.資本及びその他の資本項目

(1) 資本金及び資本剰余金

全額払込済みの発行済株式数及び資本金等の増減は次のとおりです。

 

 

 

 

 

 

授権株式数

(無額面普通株式)

(千株)

発行済株式数

(無額面普通株式)

(千株)

資本金

(百万円)

資本剰余金

(百万円)

2018年4月1日残高

9,000,000

2,068,823

103,001

177,219

増加

364

減少

△89,000

△281

2019年3月31日残高

9,000,000

1,979,823

103,001

177,301

増加

518

減少

△118,036

△313

2020年3月31日残高

9,000,000

1,861,787

103,001

177,506

 

(注) 前連結会計年度及び当連結会計年度の発行済株式数の減少は、自己株式の消却によるものです。

 

(2) 自己株式

自己株式の増減は次のとおりです。

 

 

 

 

株式数

(千株)

金額

(百万円)

2018年4月1日残高

92,670

135,951

増加

91,085

160,442

減少

△89,769

△131,763

2019年3月31日残高

93,986

164,629

増加

28,885

52,899

減少

△118,595

△210,349

2020年3月31日残高

4,276

7,178

 

 

(3) その他の資本の構成要素

新株予約権

2015年3月期まで、当社はストック・オプション制度を採用しており、旧商法及び会社法に基づき新株予約権を発行しています。なお、契約条件及び金額等は注記「27.株式報酬」に記載しています。

 

 

26.配当金

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

(1) 配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2018年6月15日
定時株主総会

普通株式

35,594

18.00

2018年3月31日

2018年6月18日

2018年10月31日
取締役会

普通株式

36,521

19.00

2018年9月30日

2018年12月3日

 

(注) 1.2018年6月15日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金23百万円が含まれています。

2.2018年10月31日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金26百万円が含まれています。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2019年6月18日
定時株主総会

普通株式

35,856

19.00

2019年3月31日

2019年6月19日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金26百万円が含まれています。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

(1) 配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2019年6月18日
定時株主総会

普通株式

35,856

19.00

2019年3月31日

2019年6月19日

2019年10月31日
取締役会

普通株式

37,748

20.00

2019年9月30日

2019年12月2日

 

(注) 1.2019年6月18日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金26百万円が含まれています。

2.2019年10月31日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金39百万円が含まれています。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2020年5月14日
取締役会

普通株式

37,210

20.00

2020年3月31日

2020年6月1日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託の所有する当社株式に対する配当金60百万円が含まれています。

 

 

27.株式報酬

(1) 業績連動型株式報酬制度

① 業績連動型株式報酬制度の概要

2016年3月期から、当社は中長期的な企業価値・株主価値の向上を重視した経営を推進する事を目的として、取締役 (社外取締役及び監査等委員である取締役を除く) 及び執行役員 (以下「取締役等」) を対象とした業績連動型株式報酬制度を導入しています。

役員報酬BIP (Board Incentive Plan) 信託 (以下「BIP信託」) と称される仕組みを採用しています。BIP信託が当社株式を取得し、企業価値・株主価値の成長度等に応じて取締役等に当該信託から当社株式の交付等を行います。BIP信託から当社株式の交付等を行う業績連動型株式報酬制度は、持分決済型の株式報酬として会計処理されています。

2020年3月期を評価対象期間開始事業年度とする報酬制度から、交付株式数の決定に用いる指標を、従来の財務指標から株価評価指標に変更し、企業価値・株主価値との連動性を高め、株主価値の向上をより重視した報酬制度に改定しています。なお、2021年3月期からの執行役員制度の廃止及び担当役員制度の新設に伴い、業績連動型株式報酬制度の制度対象者は執行役員から担当役員に変更されます。

 

② 連結純損益計算書に計上された金額

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

業績連動型株式報酬制度により計上された費用の合計

392

565

 

 

③ 業績連動型株式報酬制度に基づき期中に付与された当社株式の公正な評価単価の測定方法

期中に付与された当社株式の加重平均公正価値は、以下の前提条件に基づき、モンテカルロ・シミュレーションにより算定しています。

 

 

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

付与日の株価

 

1,884.0円

1,510.0円

権利確定期間

(注)1

3年

3年

予想配当利回り

(注)2

2.3%

2.2%

割引率

(注)3

△0.1%

△0.3%

加重平均公正価値

 

1,770円

1,121円

 

(注) 1.付与日から株式の交付が見込まれる日までの年数としています。

2.過去の配当実績に基づき算定しています。

3.権利確定期間に対応する国債の利回りに基づいています。

 

 

(2) ストック・オプション制度

① ストック・オプション制度の概要

2015年3月期まで、当社はストック・オプション制度を採用しており、当社の取締役及び執行役員に対してストック・オプションを付与しています。この制度は当社の株価や業績への感応度をより引き上げ、企業価値向上への意欲や士気を高めていくことを目的としています。

ストック・オプションは、当社の株主総会において承認された内容に基づき、当社の取締役会で決議された対象者に対して新株予約権として付与されています。

新株予約権の新株予約権者は、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日以降に限り、新株予約権を行使することができます。

権利行使期間は割当契約に定められた期間であり、その期間内に新株予約権が行使されない場合は、当該新株予約権は失効します。

当社のストック・オプション制度は、持分決済型の株式報酬として会計処理されています。

 

② 未行使のストック・オプションの数の変動と加重平均行使価額

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

 

加重平均行使価額
(円)

株式数
(株)

加重平均行使価額
(円)

株式数
(株)

期首未行使残高

1

2,108,000

1

1,527,400

権利付与

権利行使

1

△580,600

1

△351,100

権利喪失又は終了

期末未行使残高

1

1,527,400

1

1,176,300

期末権利行使可能残高

1

1,527,400

1

1,176,300

 

(注) 1.ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しています。

2.前連結会計年度及び当連結会計年度における期中に行使されたストック・オプションの権利行使日時点の加重平均株価は、それぞれ1,670円及び1,572円です。

 

③ 期末日現在の未行使のストック・オプションの満期消滅日と行使価額

 

満期消滅日

1株当たりの
権利行使価額
(円)

株式数 (株)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

2005年8月発行

2025年6月24日

1

10,000

10,000

2007年2月発行

2026年6月27日

1

8,500

8,500

2007年8月発行

2027年6月26日

1

16,500

16,500

2008年9月発行

2028年6月24日

1

23,500

18,000

2009年7月発行

2029年6月23日

1

94,000

75,000

2010年7月発行

2030年6月23日

1

183,000

127,000

2011年7月発行

2031年6月20日

1

315,000

226,500

2012年7月発行

2032年6月20日

1

413,000

284,500

2013年7月発行

2033年6月19日

1

275,500

240,500

2014年7月発行

2034年6月18日

1

188,400

169,800

合計

 

1,527,400

1,176,300

 

(注) 付与日から約1年に亘る対象勤務期間の勤務実績に応じて権利が確定する権利確定条件が付されています。

 

 

28.退職後給付

当社グループでは、一部の在外連結子会社を除き、確定給付型及び確定拠出型の退職後給付制度を採用しています。確定給付型の退職後給付制度のうち主なものは、日本の確定給付型の退職給付制度であり、全体の確定給付制度債務の約80%を占めています。

 

① 日本の確定給付型の退職給付制度

当社及び国内連結子会社は、確定給付型制度として企業年金基金制度及び退職一時金制度を設けています。

確定給付型制度における給付額は、退職までに獲得した退職金累計ポイントを基に算出される基準給与及び10年国債利回りをベースとした給付利率等に基づいて算定されます。また、加入期間が15年以上の場合、年金による受給の選択が可能となります。

確定給付制度は、アステラス企業年金基金によって管理されています。この年金基金の理事は、積立金の管理及び運用に関する基金の業務について任務を怠ったときには、連帯して損害を賠償する責任を負います。

 

事業主は、加入者ごとに1年間に付与されるポイントの見積りを基に算出された標準給与に4.0%を乗じた額を標準掛金として毎月拠出します。また、各連結会計年度末において、積立金の額が最低積立基準額を下回る場合には、事業主は追加の掛金を拠出します。

確定給付型の退職給付制度は、数理計算上のリスクに晒されています。アステラス企業年金基金は資産構成について専門的知識及び経験を有する職員を配した上で資産構成割合を決め、四半期ごとにモニタリングを実施しリスクを管理しています。

 

② 海外の確定給付型の退職後給付制度

在外連結子会社では、英国、ドイツ及びアイルランド等で確定給付型の退職後給付制度を採用しています。

 

確定給付制度に関して連結財政状態計算書で認識された金額は次のとおりです。

 

前連結会計年度 (2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

年金及び一時金

その他

日本

海外

小計

確定給付制度債務の現在価値

123,601

36,771

160,373

2,039

制度資産の公正価値

△111,449

△14,667

△126,115

負債/資産の純額

12,153

22,104

34,257

2,039

連結財政状態計算書上の金額

 

 

 

 

資産 (その他の非流動資産)

△3,868

△3,868

負債 (退職給付に係る負債)

16,020

22,104

38,125

2,039

 

 

当連結会計年度 (2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

年金及び一時金

その他

日本

海外

小計

確定給付制度債務の現在価値

117,211

33,455

150,665

2,466

制度資産の公正価値

△105,157

△14,015

△119,172

負債/資産の純額

12,053

19,440

31,493

2,466

連結財政状態計算書上の金額

 

 

 

 

資産 (その他の非流動資産)

△4,115

△4,115

負債 (退職給付に係る負債)

16,168

19,440

35,608

2,466

 

 

 

確定給付制度債務の現在価値の増減は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

年金及び一時金

その他

日本

海外

小計

2018年4月1日現在

123,513

36,386

159,899

1,787

当期勤務費用

4,903

1,121

6,024

235

利息費用

881

695

1,576

54

確定給付制度債務の再測定

 

 

 

 

人口統計上の仮定の変更に
より生じた数理計算上の差異

△2

122

120

△2

財務上の仮定の変更により
生じた数理計算上の差異

2,759

862

3,621

60

その他

△64

116

52

△70

過去勤務費用及び清算損益

△207

△207

制度加入者による拠出

116

116

制度からの支出

△8,005

△1,016

△9,021

△81

外国為替レートの変動の影響等

△382

△1,424

△1,807

55

2019年3月31日現在

123,601

36,771

160,373

2,039

当期勤務費用

4,441

1,124

5,565

314

利息費用

706

636

1,342

57

確定給付制度債務の再測定

 

 

 

 

人口統計上の仮定の変更に
より生じた数理計算上の差異

△78

△78

17

財務上の仮定の変更により
生じた数理計算上の差異

△496

△2,418

△2,914

100

その他

△65

313

248

70

過去勤務費用及び清算損益

△0

△0

制度加入者による拠出

126

126

制度からの支出

△10,504

△1,495

△11,998

△69

外国為替レートの変動の影響等

△473

△1,524

△1,997

△61

2020年3月31日現在

117,211

33,455

150,665

2,466

 

 

 

制度資産の公正価値の変動は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

年金及び一時金

その他

日本

海外

小計

2018年4月1日現在

114,280

13,278

127,557

利息収入

811

250

1,061

制度資産の公正価値の再測定

 

 

 

 

制度資産に係る収益

△273

365

92

財務上の仮定の変更により
生じた数理計算上の差異

△165

△32

△197

制度への拠出

 

 

 

 

事業主からの拠出額

2,700

1,198

3,898

制度加入者からの拠出額

116

116

制度からの支出

△5,624

△59

△5,683

外国為替レートの変動の影響等

△280

△449

△729

2019年3月31日現在

111,449

14,667

126,115

利息収入

630

255

886

制度資産の公正価値の再測定

 

 

 

 

制度資産に係る収益

△105

△736

△842

財務上の仮定の変更により
生じた数理計算上の差異

63

△16

47

制度への拠出

 

 

 

 

事業主からの拠出額

2,412

1,017

3,429

制度加入者からの拠出額

126

126

制度からの支出

△8,965

△662

△9,627

外国為替レートの変動の影響等

△326

△636

△962

2020年3月31日現在

105,157

14,015

119,172

 

なお、当社グループは、翌連結会計年度 (2021年3月期)に3,461百万円の掛金を拠出する予定です。

 

 

制度資産の公正価値の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

日本の制度資産の公正価値

 

 

株式

16,881

14,005

債券

42,985

45,513

現金及びその他の投資

51,583

45,639

日本の制度資産の公正価値合計

111,449

105,157

海外の制度資産の公正価値

 

 

株式

4,180

3,554

債券

3,031

3,248

現金及びその他の投資

7,456

7,213

海外の制度資産の公正価値合計

14,667

14,015

制度資産の公正価値合計

126,115

119,172

 

 

① 日本の制度資産

株式は主に投資信託により構成されているため、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類されます。債券の公正価値は活発ではない市場における同一又は類似の資産に関する相場価額に基づいて測定しており、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類されます。現金及びその他の投資にはオルタナティブ投資等が含まれています。

 

② 海外の制度資産

株式は、活発な市場における公表市場価格があるもの及び活発ではない市場における同一又は類似の資産に関する市場価額に基づいて測定されるもので構成されており、公正価値ヒエラルキーのレベル1及びレベル2に分類されます。債券の公正価値は、主に活発ではない市場における同一又は類似の資産に関する市場価額に基づいて測定しており、主として公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類されます。現金及びその他の投資にはオルタナティブ投資等が含まれています。

 

 

重要な数理計算上の仮定及び仮定に関する感応度の分析は次のとおりです。

 

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

割引率 (%)

 

 

日本

0.4%-0.6%

0.5%-0.6%

海外

1.4%-2.4%

1.8%-2.9%

 

 

重要な数理計算上の仮定である割引率が当連結会計年度において0.5%上昇又は0.5%下落した場合、確定給付制度債務は11,028百万円減少又は12,487百万円増加します。

 

この感応度分析では、その他の数理計算上の仮定が一定との前提を置いており、仮定の間の相関については考慮していません。実際には、複数の仮定の変化が相互に関連して生じる可能性があります。また、感応度分析における確定給付制度債務の計算にあたっては、連結財政状態計算書で認識されている確定給付制度債務の計算方法と同一の方法を適用しています。

 

確定給付制度債務の加重平均デュレーションは次のとおりです。

 

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

日本

13.5年

13.6年

海外

17.9年

17.4年

 

 

 

29.引当金

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) の引当金の増減は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

販売関連

資産除去債務

その他

合計

2018年4月1日の残高

118,372

1,966

10,783

131,122

IFRS第15号適用による調整額

△118,372

8,571

△109,802

2018年4月1日の修正再表示
後残高

1,966

19,354

21,320

当期計上額

836

18,139

18,975

期中減少額 (目的使用)

△122

△10,282

△10,403

期中減少額 (戻入)

△123

△1,404

△1,527

その他

△2

△104

△107

2019年3月31日の残高

2,556

25,703

28,259

非流動

1,994

3,422

5,416

流動

562

22,281

22,843

引当金合計

2,556

25,703

28,259

 

 

当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) の引当金の増減は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

資産除去債務

その他

合計

2019年4月1日の残高

2,556

25,703

28,259

当期計上額

1,396

12,252

13,648

期中減少額 (目的使用)

△569

△19,733

△20,302

期中減少額 (戻入)

△60

△644

△704

その他

△28

△497

△525

2020年3月31日の残高

3,295

17,081

20,376

非流動

3,292

2,842

6,135

流動

2

14,239

14,241

引当金合計

3,295

17,081

20,376

 

(注) 1.「資産除去債務」は、当社グループが使用する賃貸事務所の原状回復義務に備えるため、過去の実績に基づき将来支払うと見込まれる額を計上しています。経済的便益の流出が予測される時期は、主に各連結会計年度末日より1年を経過した後の時期であると見込んでいます。

2.当連結会計年度の「その他」の期中減少額 (目的使用) には、米国子会社の患者支援財団政府調査関連費用の支払いが含まれています。

 

 

30.その他の金融負債

その他の金融負債の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

その他の金融負債 (非流動)

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

条件付対価

51,404

59,926

償却原価で測定する金融負債

 

 

ファイナンス・リース債務

769

リース負債

69,227

その他

709

119

その他の金融負債 (非流動) 合計

52,882

129,272

その他の金融負債 (流動)

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

為替予約取引

353

264

条件付対価

12,681

償却原価で測定する金融負債

 

 

ファイナンス・リース債務

430

リース負債

18,105

社債及び借入金

326,000

その他

673

1,339

その他の金融負債 (流動) 合計

14,136

345,707

その他の金融負債合計

67,018

474,980

 

(注) 1.「2.作成の基礎 (4) 会計方針の変更」に記載のとおり、IFRS第16号の適用に伴い当連結会計年度から、リース負債を計上しています。

2.その他の金融負債 (流動) に含まれる社債 (コマーシャル・ペーパー) 及び借入金の当連結会計年度末の残高は、それぞれ186,000百万円及び140,000百万円です。また、当連結会計年度末の残高と利率を用いて計算した平均利率は、それぞれ0.0%及び0.1%です。

 

ファイナンス・リース債務の支払期限及び現在価値は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

最低リース料総額

 

1年以内

430

1年超5年以内

756

5年超

13

ファイナンス・リース債務の現在価値

1,199

 

 

 

31.その他の負債

その他の負債の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

その他の非流動負債

 

 

その他の長期従業員給付債務

21,385

23,110

契約負債

11,405

649

返金負債

1,519

1,176

その他

2,070

1,063

その他の非流動負債合計

36,379

25,999

その他の流動負債

 

 

未払賞与

32,195

39,976

未払有給休暇

11,325

11,921

その他の未払費用

64,490

64,360

契約負債

13,320

11,695

返金負債

127,867

130,627

その他

6,716

4,219

その他の流動負債合計

255,913

262,797

 

 

32.仕入債務及びその他の債務

仕入債務及びその他の債務の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

買掛金

95,410

91,843

未払金

91,442

83,253

仕入債務及びその他の債務合計

186,852

175,096

非流動負債

1,572

3,142

流動負債

185,280

171,954

 

 

 

33.金融商品

(1) 資本管理

当社グループは、持続的な企業価値の向上とそれを通じた株主還元の向上を実現するために、資本効率を向上させつつ、財務の健全性・柔軟性も確保された、最適な資本構成を維持することを資本管理の基本方針としています。

当社グループは、最適な資本構成を維持するために財務指標のモニタリングを実施しています。財務の健全性・柔軟性については信用格付け、資本効率については親会社所有者帰属持分当期利益率 (ROE) を適宜モニタリングしています。

なお、当社グループが適用を受ける重要な資本規制はありません。

 

(2) 金融資産及び金融負債の分類

金融資産及び金融負債の分類は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

金融資産

 

 

FVTPLの金融資産

19,482

20,639

償却原価で測定する金融資産

 

 

売上債権及びその他の債権

367,876

381,056

貸付金及びその他の金融資産

12,255

15,464

現金及び現金同等物

311,074

318,391

FVTOCIの金融資産 (負債性)

6,552

FVTOCIの金融資産 (資本性)

52,327

41,068

金融資産合計

763,014

783,170

金融負債

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

為替予約取引

353

264

条件付対価

64,085

59,926

償却原価で測定する金融負債

 

 

仕入債務及びその他の債務

186,852

175,096

リース負債

87,332

社債及び借入金

326,000

その他

2,580

1,458

金融負債合計

253,870

650,076

 

(注) 1.FVTPLの金融資産、貸付金及びその他の金融資産、FVTOCIの金融資産 (負債性) 及びFVTOCIの金融資産 (資本性) は、連結財政状態計算書の「その他の金融資産」に含まれています。

2.FVTPLの金融負債、リース負債、社債及び借入金、償却原価で測定する金融負債のその他は、連結財政状態計算書の「その他の金融負債」に含まれています。

3.「2.作成の基礎 (4) 会計方針の変更」に記載のとおり、IFRS第16号の適用に伴い当連結会計年度から、リース負債を計上しています。

 

 

当社グループは、医薬事業戦略における関係の維持・強化及び医薬品販売等における取引関係の維持・強化を目的として保有する資本性金融資産をFVTOCIの金融資産に指定しています。

FVTOCIの金融資産として指定した資本性金融資産の主なものは次のとおりです。

(単位:百万円)

銘柄

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

上場株式

 

 

FibroGen, Inc.

29,971

18,790

その他

6,461

5,185

非上場株式

15,896

17,094

 

 

前連結会計年度及び当連結会計年度において、取引関係の見直し等を目的として、FVTOCIの金融資産として指定した資本性金融資産の一部を売却等により処分し、認識を中止しています。

処分時の公正価値及び累積利得及び損失は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

公正価値

68

1,224

累積利得及び損失

△494

760

 

また、FVTOCIの金融資産として指定した資本性金融資産の認識の中止及び公正価値の著しい下落により、その他の資本の構成要素から利益剰余金へ振り替えた累積利得及び損失 (税引後) は前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ△635百万円及び560百万円です。

 

(3) 財務上のリスク管理方針

当社グループは、事業活動を行うにあたり、信用リスク、流動性リスク、為替リスク及び金利リスク等の財務上のリスクに晒されており、これらのリスクを低減するために、一定の方針等に基づきリスク管理を行っています。

また、当社グループは、デリバティブの利用を財務上のリスクをヘッジする目的とした取引に限定しており、投機目的では利用していません。

 

① 信用リスク
(a) 信用リスク管理

当社グループの事業活動から生ずる債権である売掛金等は、取引先の信用リスクに晒されています。当該リスクに関しては、取引先の経営状況を適宜把握し、売掛金残高を監視する事により信用リスクを管理しています。また、取引先の信用状況に応じて売掛金等の回収可能性を検討し、必要に応じて損失評価引当金を計上しています。

当社グループが保有する有価証券に関しては発行体の信用リスク、預金に関しては銀行の信用リスクに晒されています。また、当社グループが財務上のリスクをヘッジする目的で行っているデリバティブ取引については、取引相手である金融機関の信用リスクに晒されています。資金運用における有価証券取引・預金取引については、Global Cash Investment Policyに基づき、一定の信用格付け基準を満たす発行体・銀行に限定し、定められた運用期間・限度額内で運用しています。また、デリバティブ取引については、Astellas Global Treasury Policyに基づき、一定の信用格付け基準を満たす金融機関に取引相手を限定しています。

 

(b) 信用リスクの集中

当社グループは、特定の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクを有していません。

 

 

(c) 信用リスクに対する最大エクスポージャー

保証債務を除き、保有する担保及びその他の信用補完を考慮に入れない場合の当社グループの信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書における金融資産の減損後の帳簿価額です。保証債務に係る信用リスクに対する最大エクスポージャーは、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ221百万円及び155百万円です。

 

(d) 担保の保有

当社グループは、一部の売上債権及びその他の債権に対する担保として有価証券及び預り金を保有しています。

 

前連結会計年度における償却原価で測定する金融資産の信用リスク・エクスポージャーは次のとおりです。

(単位:百万円)

 

損失評価引当金を12ヶ月の

予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

損失評価引当金を全期間の

予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが

当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損

金融資産

常に損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

売上債権及びその他の債権

24,971

32,160

320,426

377,558

貸付金及びその他の金融資産

12,265

5

12,270

合計

37,237

32,160

5

320,426

389,828

 

 

前連結会計年度における損失評価引当金の増減は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

損失評価引当金を12ヶ月の

予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

損失評価引当金を全期間の

予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが

当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損

金融資産

常に損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

2018年4月1日残高

8,189

3

1,669

9,861

当期繰入額

33

2

600

635

期中減少額 (目的使用)

△53

△53

期中減少額 (戻入)

△0

△660

△660

その他

0

△85

△84

2019年3月31日残高

8,222

5

1,470

9,698

 

 

 

当連結会計年度における償却原価で測定する金融資産及びFVTOCIの金融資産 (負債性) の信用リスク・エクスポージャーは次のとおりです。

(単位:百万円)

 

損失評価引当金を12ヶ月の

予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

損失評価引当金を全期間の

予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが

当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損

金融資産

常に損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

売上債権及びその他の債権

58,322

10

3

324,150

382,485

貸付金及びその他の金融資産

10,470

5,007

15,476

FVTOCIの金融資産 (負債性)

6,552

6,552

合計

75,344

10

3

329,156

404,513

 

 

当連結会計年度における損失評価引当金の増減は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

損失評価引当金を12ヶ月の

予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

損失評価引当金を全期間の

予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが

当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損

金融資産

常に損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で

測定している

金融資産

2019年4月1日残高

8,222

5

1,470

9,698

当期繰入額

361

361

期中減少額 (目的使用)

△2

△118

△120

期中減少額 (戻入)

△8,212

△0

△125

△8,337

その他

△0

△160

△161

2020年3月31日残高

10

3

1,429

1,441

 

 

 

② 流動性リスク

流動性リスク管理

当社グループは、支払債務の履行が困難になる流動性リスクに晒されていますが、想定される支払債務への対応に加え、一定の戦略的投資機会にも機動的に対応できる手元流動性を維持しており、残高については、月次で代表取締役副社長 経営戦略・財務担当に報告をしています。

 

金融負債の期日別残高は次のとおりです。

前連結会計年度 (2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超
2年以内

2年超
5年以内

5年超

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

 

 

為替予約取引

353

353

353

小計

353

353

353

償却原価で測定する
金融負債

 

 

 

 

 

 

仕入債務及びその他の債務

186,852

186,852

185,280

452

1,120

その他

2,580

2,580

1,103

351

405

722

小計

189,432

189,432

186,382

803

1,525

722

合計

189,785

189,785

186,735

803

1,525

722

 

 

 

帳簿価額

最大支払額

1年以内

1年超
5年以内

5年超

条件付対価

64,085

203,299

12,697

44,978

8,083

 

 

 

当連結会計年度 (2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超
2年以内

2年超
5年以内

5年超

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

 

 

為替予約取引

264

264

264

小計

264

264

264

償却原価で測定する
金融負債

 

 

 

 

 

 

仕入債務及びその他の債務

175,096

175,096

171,954

668

1,468

1,007

リース負債

87,332

127,094

18,423

13,585

32,075

63,010

社債及び借入金

326,000

326,000

326,000

その他

1,458

1,458

1,339

104

8

7

小計

589,886

629,648

517,716

14,357

33,551

64,024

合計

590,149

629,911

517,980

14,357

33,551

64,024

 

 

 

帳簿価額

最大支払額

1年以内

1年超
5年以内

5年超

条件付対価

59,926

227,801

53,093

9,718

 

 

 

③ 為替リスク

為替リスク管理

当社グループの事業は多くの国及び地域で営まれており、当社グループの経営成績及び財政状態は為替リスクに晒されています。

当社グループは、為替リスクの抑制を目的としたデリバティブ取引の利用の要否を、個別の案件ごとに検討しています。前連結会計年度及び当連結会計年度において、外貨建てインターカンパニーローンについては、為替変動による経営成績への影響を抑えるため、先物為替予約のデリバティブ取引を利用しています。通貨毎の為替リスクヘッジ状況 (デリバティブ取引残高) については、月次で代表取締役副社長 経営戦略・財務担当に報告しています。

 

為替感応度分析

各連結会計年度末において、機能通貨である円が、米ドル及びユーロに対して10%円高になった場合に、当社グループの連結純損益計算書の税引前利益に与える影響額は、以下のとおりです。

なお、計算に使用した通貨以外の通貨は変動しないこと及びその他の変動要因は一定であることを前提としています。

 

 

(単位:百万円)

項目

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

税引前利益

 

 

米ドル

△3,480

△2,869

ユーロ

2,269

1,456

 

(注) 上表の△は、各通貨に対して10%円高になった場合に、税引前利益に与えるマイナスの影響額を意味しています。

 

④ 金利リスク

金利リスク管理

当社グループの有利子負債は金利変動リスクに晒されていますが、資金需要に対してその内容や財務状況及び金融環境を考慮し、調達の金額・期間・方法等を判断し、金利変動リスクを軽減するために、固定・変動金利を組み合わせて調達の最適化を図っています。

 

金利が上昇した場合には、金利負担が増加し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、過度に金利リスクを有していません。

 

 

(4) 金融商品の公正価値

① 金融商品の公正価値の算定方法

償却原価で測定する金融資産

償却原価で測定する金融資産は、売上債権及びその他の債権、貸付金及びその他の金融資産、現金及び現金同等物で構成されています。これらは、主として短期間で決済されるため、帳簿価額は公正価値に近似しています。

 

FVTOCIの金融資産 (負債性)

FVTOCIの金融資産 (負債性) は、主に社債です。公正価値はマーケット・アプローチに基づき算定しています。

 

FVTOCIの金融資産 (資本性)

市場性のある有価証券の公正価値は、期末日の市場価格を用いて算定しています。非上場株式の公正価値は、主として割引キャッシュ・フロー法により算定しています。

 

FVTPLの金融資産

FVTPLの金融資産は、主に為替予約やファンドへの出資で構成されています。為替予約の公正価値は、取引金融機関から提示された価格等に基づいて算定しています。出資金の公正価値は、直近の入手可能な情報に基づきファンドの公正価値を見積もった上で、それに対する持分に基づいて算定しています。

 

FVTPLの金融負債

FVTPLの金融負債は、企業結合により生じた条件付対価及び為替予約で構成されています。企業結合により生じた条件付対価の公正価値は、開発が成功する可能性や貨幣の時間価値を考慮して算定しています。為替予約の公正価値は、取引金融機関から提示された価格等に基づいて算定しています。

 

償却原価で測定する金融負債

償却原価で測定する金融負債は、仕入債務及びその他の債務、リース負債、社債及び借入金、その他の金融負債で構成されています。これらは、リース負債を除いて、主として短期間で決済されるため、帳簿価額は公正価値に近似しています。

 

② 経常的に公正価値で測定される金融商品

公正価値ヒエラルキー

金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のように区分しています。

レベル1:同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格により測定した公正価値

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3:重大な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

 

公正価値の測定に使用される公正価値ヒエラルキーのレベルは、公正価値の測定に用いた重大なインプットのうち、最もレベルの低いインプットに応じて決定しています。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日で発生したものとして認識しています。

 

 

公正価値ヒエラルキーの各レベルに分類された、経常的に公正価値で測定される金融資産及び金融負債の内訳は次のとおりです。

前連結会計年度 (2019年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

10,824

8,658

19,482

FVTOCIの金融資産 (資本性)

 

 

 

 

上場株式

36,431

36,431

非上場株式

15,896

15,896

小計

36,431

15,896

52,327

金融資産合計

36,431

10,824

24,554

71,809

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

為替予約取引

353

353

条件付対価

64,085

64,085

小計

353

64,085

64,438

金融負債合計

353

64,085

64,438

 

(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (資本性) 及びFVTPLの金融負債は、それぞれ連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

10,611

10,029

20,639

FVTOCIの金融資産 (負債性)

6,552

6,552

FVTOCIの金融資産 (資本性)

 

 

 

 

上場株式

23,974

23,974

非上場株式

17,094

17,094

小計

23,974

17,094

41,068

金融資産合計

23,974

17,162

27,122

68,259

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

為替予約取引

264

264

条件付対価

59,926

59,926

小計

264

59,926

60,190

金融負債合計

264

59,926

60,190

 

(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (負債性) 、FVTOCIの金融資産 (資本性) 及びFVTPLの金融負債は、それぞれ連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

 

レベル3に分類されている金融商品の公正価値の変動は次のとおりです。

 

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

(a) 金融資産

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

(資本性)

合計

2018年4月1日の残高

4,137

14,576

18,714

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上 (注)1

3,308

3,308

その他の包括利益に計上

399

399

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

2,930

1,531

4,462

売却又は決済

△1,722

△3

△1,725

レベル3からの振替 (注)2

△490

△490

その他

4

△118

△114

2019年3月31日の残高

8,658

15,896

24,554

報告期間末に保有している資産について純損益に
計上された当期の未実現損益の変動 (注)1

3,308

3,308

 

(注) 1.連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

2.公正価値の測定に使用する重大なインプットが観察可能となった事によるものです。

 

(b) 金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2018年4月1日の残高

54,172

実現及び未実現損益

 

純損益に計上 (注)

1,668

企業結合

9,029

決済

△1,220

その他

435

2019年3月31日の残高

64,085

報告期間末に保有している負債について純損益に
計上された当期の未実現損益の変動 (注)

1,668

 

(注) 連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

 

当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

(a) 金融資産

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

(資本性)

合計

2019年4月1日の残高

8,658

15,896

24,554

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上 (注)1

1,586

1,586

その他の包括利益に計上

746

746

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

1,839

1,055

2,894

売却又は決済

△2,015

△63

△2,078

レベル3からの振替 (注)2

△438

△438

その他

△39

△101

△141

2020年3月31日の残高

10,029

17,094

27,122

報告期間末に保有している資産について純損益に
計上された当期の未実現損益の変動 (注)1

1,586

1,586

 

(注) 1.連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

2.公正価値の測定に使用する重大なインプットが観察可能となった事によるものです。

 

(b) 金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2019年4月1日の残高

64,085

実現及び未実現損益

 

純損益に計上 (注)

8,870

企業結合

6,263

決済

△18,905

その他

△388

2020年3月31日の残高

59,926

報告期間末に保有している負債について純損益に
計上された当期の未実現損益の変動 (注)

8,870

 

(注) 連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

 

レベル3に分類されている金融資産は、主に非上場株式により構成されています。

重要な非上場株式の公正価値は、割引キャッシュ・フロー法を適用して算定しています。この評価モデルでは、将来に渡る税引後営業利益の見積り及び加重平均資本コスト等の観測可能でないインプットを用いているため、レベル3に分類しています。公正価値の測定には、地域や業種に応じた加重平均資本コストを使用しています。前連結会計年度及び当連結会計年度において使用した加重平均資本コストは8.0%です。なお、一般的に加重平均資本コストが高ければ高いほど、公正価値は減少します。

非上場株式の公正価値は、四半期ごとに当社及びグループ各社の担当部門がグループ会計方針等に従って測定し、公正価値の変動の根拠と併せて上位者に報告され、必要に応じてエグゼクティブ・コミッティにも報告されます。

 

レベル3に分類されている金融負債は、企業結合により生じた条件付対価です。

条件付対価は、被取得企業が保有していた臨床開発プログラムの開発の進捗に応じて支払うマイルストンであり、その公正価値は、当該プログラムが成功する可能性や貨幣の時間的価値を考慮して計算しています。重大な観察可能でないインプットであるプログラムが成功する可能性が高くなった場合、公正価値は増加します。

 

レベル3に分類されている金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の変動は見込まれていません。

 

 

34.リース

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

解約不能のオペレーティング・リース契約の下での将来最低リース料総額は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

1年以内

11,988

1年超5年以内

27,569

5年超

21,347

合計

60,904

 

 

解約不能のサブリース契約による将来の予想受取サブリース料は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

予想受取サブリース料合計

1,058

 

 

費用として認識した最低リース料総額及び受取サブリース料は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

最低リース料総額

16,986

受取サブリース料

△315

合計

16,672

 

 

当社グループは、建物、車両及びその他の資産を賃借しています。

重要なリース契約には、契約を更新する権利及びエスカレーション条項が含まれています。また、変動リース料、購入選択権及びリース契約によって課された重要な制限はありません。

 

 

当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

当社グループは、主として建物及び構築物、機械装置及び運搬具などを賃借しています。なお、変動リース料、残価保証、借手が契約しているがまだ開始していないリース、リースにより課されている制限又は特約、及びセールス・アンド・リースバック取引はありません。

 

リースに係る損益の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至  2020年3月31日)

使用権資産の減価償却費

 

建物及び構築物

14,145

機械装置及び運搬具

2,790

工具、器具及び備品

635

土地

13

減価償却費計

17,582

リース負債に係る金利費用

1,831

短期リース費用

924

少額資産リース費用

47

使用権資産のサブリースによる収益 (注)

262

 

(注) ファイナンス・リースに係る正味リース投資未回収額に対する金融収益及びオペレーティング・リースに係るリース収益

 

使用権資産の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

当連結会計年度
(2020年3月31日)

建物及び構築物

71,820

機械装置及び運搬具

7,055

工具、器具及び備品

1,434

土地

515

使用権資産合計

80,823

 

 

当連結会計年度におけるリースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額は、20,461百万円です。

 

当連結会計年度における使用権資産の増加額は注記「15.有形固定資産」、リース負債の満期分析は注記「33.金融商品 (3) ②流動性リスク」をご参照ください。

 

 

35.コミットメント

有形固定資産及び無形資産の取得に関するコミットメントは次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

無形資産

 

 

研究開発マイルストン支払

220,950

295,634

売上目標達成マイルストン支払

236,750

281,701

合計

457,700

577,335

有形固定資産

20,191

16,863

 

 

無形資産の取得に関するコミットメント

当社グループは、複数の第三者と共同研究・共同開発に関する提携契約や、製品・技術の取得に関する契約を締結しています。これらの契約の下で、当社グループは、契約で定められた特定の目標が達成された場合、又はその他の一定の条件が満たされた場合に、それらの達成されたマイルストンに応じて一定の金額を支払う義務を負っています。

「研究開発マイルストン支払」は、研究開発ステージの進捗等に基づいて設定されたマイルストンを達成した場合、契約で定められた金額を支払う義務を負うものです。

また、「売上目標達成マイルストン支払」は、売上目標に基づいて設定されたマイルストンを達成した場合、契約で定められた金額を支払う義務を負うものです。

 

上記の表に記載された金額は、すべてのマイルストンが達成された場合の最大の支払額であり、現在価値への割引はされておらず、リスクについても考慮されていません。マイルストンの達成は不確実性が非常に高いため、すべての支払義務が生じる可能性は低く、実際の支払額は大幅に異なる可能性があります。

 

これらの研究開発及び販売に関する契約のうち、主要なものに関しては、「第2 事業の状況」の「4. 経営上の重要な契約等」に詳細が記載されています。

 

36.関連当事者

(1) 重要な子会社

重要な子会社については、「第1 企業の概況」の「4. 関係会社の状況」をご参照下さい。

 

(2) 主要な経営幹部の報酬

当社グループの主要な経営幹部に対する報酬は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

報酬及び給与

1,573

2,506

株式報酬

223

252

その他

495

1,342

報酬合計

2,291

4,100

 

 

主要な経営幹部は、当社グループの取締役及びエグゼクティブ・コミッティのメンバーにより構成されており、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ22名及び24名です。

 

 

37.企業結合

前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

Potenza Therapeutics, Inc.の取得

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称:Potenza Therapeutics, Inc. (以下「Potenza社」)

事業の内容:免疫系を活性化する種々の新規がん治療薬の研究・開発

② 取得日

米国東部時間 2018年12月13日

③ 議決権付資本持分の割合

買収前に当社グループが保有していた議決権付資本持分の割合は24%でしたが、本買収により100%となります。

④ 被取得企業の支配の獲得方法

契約一時金及びマイルストンを支払対価とする株式取得

⑤ 企業結合を行った主な理由

Potenza社は、2014年に設立されたバイオテクノロジー企業であり、過去3年半にわたる共同研究開発提携により、臨床段階にある複数の新規がん免疫療法プログラムを創出しています。本買収により、当社グループは競争力のある自社のがん免疫療法プログラムを獲得し、当社グループが保有する既存のがんプログラムとの併用療法や新たな免疫療法プログラムとの併用療法の開発につながる可能性があります。

 

(2) 取得日現在における取得資産、引受負債及び支払対価の公正価値

 

金額 (単位:百万円)

有形固定資産

36

無形資産

31,609

現金及び現金同等物

802

その他の資産

191

繰延税金負債

△5,232

その他の負債

△1,580

取得資産及び引受負債の公正価値 (純額)

25,827

のれん

5,518

合計

31,345

 

 

現金

18,668

条件付対価

6,865

既存持分の公正価値

5,812

支払対価の公正価値の合計

31,345

 

 

 

前連結会計年度では一部の金額については暫定的な公正価値となっていましたが、当連結会計年度においては支払対価の配分が完了しています。

のれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される既存事業とのシナジー効果及び超過収益力です。

当社グループが支配獲得日の直前に保有していたPotenza社の資本持分を支配獲得日の公正価値で再測定した結果、企業結合に伴う再測定益として5,812百万円を認識し、連結純損益計算書の「その他の収益」に計上しています。

 

(3) 条件付対価

条件付対価は、Potenza社が保有している複数の開発プログラムの進捗に応じて支払うマイルストンであり、最大240百万米ドル (26,651百万円) を支払う可能性があります。

 

(4) キャッシュ・フロー情報

 

金額 (単位:百万円)

支払対価の公正価値の合計

31,345

支払対価に含まれる条件付対価の公正価値

△6,865

支払対価に含まれる既存持分の公正価値

△5,812

被取得企業が保有する現金及び現金同等物

△802

子会社株式の取得による支出

17,866

 

 

(5) 取得関連費用

金額的重要性が低いため、記載を省略しています。

 

(6) 連結純損益計算書に与える影響

① 前連結会計年度の連結純損益計算書で認識されている取得日以降の被取得企業の税引前利益

金額的重要性が低いため、記載を省略しています。

② 企業結合が期首に実施されたと仮定した場合の前連結会計年度の連結純損益計算書の税引前利益に与える影響額 (非監査情報)

金額的重要性が低いため、記載を省略しています。

 

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

Xyphos Biosciences, Inc.の取得

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称:Xyphos Biosciences, Inc. (以下「Xyphos社」)

事業の内容:がん免疫治療技術を活用した医薬品の研究開発

② 取得日

米国太平洋時間 2019年12月26日

③ 取得した議決権付資本持分の割合

100%

④ 被取得企業の支配の獲得方法

契約一時金及びマイルストンを支払対価とする株式取得

⑤ 企業結合を行った主な理由

Xyphos社は、2017年に設立されたバイオテクノロジー企業であり、細胞療法に関する独自の技術プラットフォームであるACCEL™ (Advanced Cellular Control through Engineered Ligands) と、がん免疫の分野をリードする優秀な人材を有しています。

本買収により獲得した同技術プラットフォームを、これまで培ってきた再生・細胞医療のケイパビリティと組み合わせることにより、がん免疫における次世代高機能細胞の創製が可能となり、技術価値を最大化することができると確信しています。

 

(2) 取得日現在における取得資産、引受負債及び支払対価の公正価値

 

金額 (単位:百万円)

無形資産

17,670

現金及び現金同等物

27

その他の資産

368

繰延税金負債

△3,445

その他の負債

△2,580

取得資産及び引受負債の公正価値 (純額)

12,040

のれん

3,800

合計

15,841

 

 

現金

9,577

条件付対価

6,263

支払対価の公正価値の合計

15,841

 

上記のうち、一部の金額については取得対価の配分が完了していないため、現時点で入手可能な合理的情報に基づき算定された暫定的な公正価値となっています。

のれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される既存事業とのシナジー効果及び超過収益力です。

 

(3) 条件付対価

条件付対価は、開発の進捗に応じて支払うマイルストンであり、最大で545百万米ドル (59,312百万円) を支払う可能性があります。

 

 

(4) キャッシュ・フロー情報

 

金額 (単位:百万円)

支払対価の公正価値の合計

15,841

支払対価に含まれる条件付対価の公正価値

△6,263

被取得企業が保有する現金及び現金同等物

△27

子会社の取得による支出

9,550

 

 

(5) 取得関連費用

金額的重要性が低いため、記載を省略しています。

 

(6) 連結純損益計算書に与える影響

① 当連結会計年度の連結純損益計算書で認識されている取得日以降の被取得企業の税引前利益

金額的重要性が低いため、記載を省略しています。

② 企業結合が期首に実施されたと仮定した場合の当連結会計年度の連結純損益計算書の税引前利益に与える影響額 (非監査情報)

金額的重要性が低いため、記載を省略しています。

 

Audentes Therapeutics, Inc.の取得

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称:Audentes Therapeutics, Inc. (以下「Audentes社」)

事業の内容:遺伝子治療技術を活用した医薬品の研究開発

② 取得日

米国東部時間 2020年1月15日

③ 取得した議決権付資本持分の割合

100%

④ 被取得企業の支配の獲得方法

現金による株式公開買付

⑤ 企業結合を行った主な理由

Audentes社は、希少かつ重篤な神経筋疾患を対象に、アデノ随伴ウイルス (AAV) に基づく遺伝子治療薬の研究開発に注力する2012年に設立されたバイオテクノロジー企業であり、AAVを活用した独自の遺伝子治療薬の技術プラットフォームや治療薬を自前で製造することができる高い能力を有しています。また、有望な遺伝子治療プログラム群からなるパイプラインを構築しており、特に、X染色体連鎖性ミオチュブラー・ミオパチー (XLMTM) を対象とするAT132は、同社のリードプログラムとして現在、第I/II相臨床開発段階にあります。

本買収により、希少かつ重篤な疾患を有する患者さんのアンメットメディカルニーズに応えていくために、遺伝子治療の領域においてリーディングポジションを確立していきます。

 

 

(2) 取得日現在における取得資産、引受負債及び支払対価の公正価値

 

金額 (単位:百万円)

有形固定資産

8,964

無形資産

284,944

FVTOCIの金融資産 (負債性)

22,248

現金及び現金同等物

9,320

その他の資産

1,708

仕入債務及びその他の債務

△6,092

繰延税金負債

△41,517

その他の負債

△6,488

取得資産及び引受負債の公正価値 (純額)

273,085

のれん

42,497

合計

315,582

 

 

支払対価の公正価値の合計

315,582

 

上記のうち、一部の金額については取得対価の配分が完了していないため、現時点で入手可能な合理的情報に基づき算定された暫定的な公正価値となっています。

のれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される既存事業とのシナジー効果及び超過収益力です。

FVTOCIの金融資産(負債性)は、連結財政状態計算書の「その他の金融資産」に含まれています。

 

(3) キャッシュ・フロー情報

 

金額 (単位:百万円)

支払対価の公正価値の合計

315,582

被取得企業が保有する現金及び現金同等物

△9,320

子会社の取得による支出

306,262

 

上記のほか、Audentes社の権利確定前のストック・オプション等の株式報酬に係る支払7,744百万円を企業結合とは別個に認識し、連結純損益計算書の「その他の費用」に計上しています。

 

(4) 取得関連費用

1,687百万円

取得関連費用は、連結純損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含まれています。

 

(5) 連結純損益計算書に与える影響

① 当連結会計年度の連結純損益計算書で認識されている取得日以降の被取得企業の税引前利益

△5,895百万円

② 企業結合が期首に実施されたと仮定した場合の当連結会計年度の連結純損益計算書の税引前利益に与える影響額 (非監査情報)

△25,723百万円

(注) この影響額は、Audentes社の2019年4月1日から取得日までの業績に基づいて算定しています。

 

 

38.偶発負債

法的手続

当社グループは、製薬業界において一般的と考えられている各種の請求及び法的手続に関与しています。それらの手続は、一般に製造物責任、競争及び独占禁止法、知的財産権、従業員、政府調査等に関連しています。一般的に、訴訟及びその他の法的手続は、多くの不確実性及び複雑な要素を含んでいるため、損失の可能性について信頼に足る判断をすることや財務上の影響を見積もることは不可能である場合があります。これら事案について、当社グループは、必要に応じ開示は行いますが、引当金は計上いたしません。

 なお、提出日現在において開示すべき重要な偶発負債はありません。

 

39.後発事象

該当事項はありません。