【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

アステラス製薬株式会社及び連結子会社 (以下「当社グループ」) は、医薬品事業を展開しています。当社グループの親会社であるアステラス製薬株式会社 (以下「当社」) は、日本に所在する企業であり、登記されている本社及び主要な事業所の住所は、ホームページ (https://www.astellas.com/jp/) で開示しています。また、株式は東京証券取引所 (市場第一部) に上場しています。

本要約四半期連結財務諸表は、2020年8月7日に最高経営責任者である代表取締役社長 安川健司及び最高財務責任者である代表取締役副社長 経営戦略・財務担当 岡村直樹によって承認されています。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。

当社グループは、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」 (平成19年内閣府令第64号) 第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しています。

本要約四半期連結財務諸表には年次の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、2020年3月31日に終了した連結会計年度の当社グループの連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3) 表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈の無い限り、百万円単位での四捨五入により表示しています。

 

3.重要な会計方針

本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。

なお、当第1四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しています。

 

4.重要な会計上の見積り、判断及び仮定

要約四半期連結財務諸表の作成に当たり、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り、判断及び仮定の設定を行っています。

会計上の見積りの結果は、その性質上、実際の結果とは異なる可能性があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直され、会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間と将来の会計期間において認識されます。

本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り、判断及び仮定の設定は、原則として前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。なお、当第1四半期連結累計期間において新型コロナウイルス感染症の影響による一部の売上や費用の減少はあったものの、当社グループの事業内容及び製品特性等を踏まえ、新型コロナウイルス感染症による当社グループの今後の業績等への影響は限定的であるという仮定についても前連結会計年度に係る連結財務諸表から重要な変更は行っていません。

 

 

5.売上収益

売上収益の内訳は次のとおりです。

前第1四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)

(単位:百万円)

 

日本

米国

エスタブ

リッシュド

マーケット

グレーターチャイナ

インター
ナショナル

その他

合計

医薬品の販売

 

 

 

 

 

 

 

XTANDI/イクスタンジ

9,302

46,913

33,603

542

5,661

96,020

プログラフ

12,215

3,224

17,712

7,732

9,566

50,449

ベタニス/ミラベトリック/

ベットミガ

9,428

21,272

6,752

385

2,095

39,933

ベシケア

5,741

212

6,073

482

1,057

13,565

その他

61,448

32,077

11,170

5,599

13,458

1,134

124,886

小計

98,134

103,698

75,310

14,740

31,837

1,134

324,853

ロイヤルティ収入

346

450

2,408

4,282

7,486

その他

1,606

188

1,795

合計

98,480

105,304

75,760

14,740

34,245

5,605

334,134

 

 

当第1四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)

(単位:百万円)

 

日本

米国

エスタブ
リッシュド
マーケット

グレーターチャイナ

インター
ナショナル

その他

合計

医薬品の販売

 

 

 

 

 

 

 

XTANDI/イクスタンジ

10,149

62,721

31,465

713

6,944

111,992

プログラフ

11,101

3,550

13,841

7,830

8,994

45,316

ベタニス/ミラベトリック/

ベットミガ

8,436

22,905

6,597

432

2,042

40,412

ベシケア

4,949

394

1,261

227

906

7,737

その他

42,805

24,361

10,496

5,031

10,950

△322

93,320

小計

77,439

113,932

63,660

14,233

29,836

△322

298,778

ロイヤルティ収入

333

364

377

3,776

4,849

その他

3,232

109

3,342

合計

77,772

117,164

64,024

14,233

30,212

3,564

306,969

 

(注) エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ、オーストラリア

グレーターチャイナ:中国、香港、台湾

インターナショナル:ロシア、中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、韓国、輸出売上等

 

 

6.その他の費用

前第1四半期連結累計期間において「その他の費用」として認識されたもののうち、主なものは以下のとおりです。

条件付対価に係る公正価値変動額

fezolinetantの開発の進捗に係る条件付対価の公正価値の変動等に伴い11,384百万円の費用を認識しました。条件付対価の概要については、注記「9.金融商品」をご参照ください。

 

7.1株当たり四半期利益

基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎は次のとおりです。

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年6月30日)

基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益 (百万円)

58,518

50,413

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益 (百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する
四半期利益 (百万円)

58,518

50,413

加重平均普通株式数 (千株)

1,885,959

1,857,487

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

 

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する
四半期利益 (百万円)

58,518

50,413

四半期利益調整額 (百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益 (百万円)

58,518

50,413

加重平均普通株式数 (千株)

1,885,959

1,857,487

新株予約権による普通株式増加数 (千株)

1,473

1,153

希薄化効果調整後加重平均普通株式数 (千株)

1,887,432

1,858,641

 

 

 

1株当たり四半期利益 (親会社の所有者に帰属)

 

 

基本的1株当たり四半期利益 (円)

31.03

27.14

希薄化後1株当たり四半期利益 (円)

31.00

27.12

 

 

 

8.配当金

配当金の支払額は次のとおりです。

前第1四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)

 

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2019年6月18日
定時株主総会

普通株式

35,856

19.00

2019年3月31日

2019年6月19日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式に対する配当金26百万円が含まれています。

 

当第1四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)

 

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2020年5月14日
取締役会

普通株式

37,210

20.00

2020年3月31日

2020年6月1日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託の所有する当社株式に対する配当金60百万円が含まれています。

 

 

9.金融商品

(1) 経常的に公正価値で測定される金融商品

金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のように区分しています。

レベル1:同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格により測定した公正価値

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3:重大な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

 

公正価値の測定に使用される公正価値ヒエラルキーのレベルは、公正価値の測定に用いた重大なインプットのうち、最もレベルの低いインプットに応じて決定しています。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日に発生したものとして認識しています。

 

公正価値ヒエラルキーの各レベルに分類された、経常的に公正価値で測定される金融資産及び金融負債の内訳は次のとおりです。

 

前連結会計年度 (2020年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

10,611

10,029

20,639

FVTOCIの金融資産 (負債性)

6,552

6,552

FVTOCIの金融資産 (資本性)

 

 

 

 

上場株式

23,974

23,974

非上場株式

17,094

17,094

小計

23,974

17,094

41,068

金融資産合計

23,974

17,162

27,122

68,259

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

為替予約取引

264

264

条件付対価

59,926

59,926

小計

264

59,926

60,190

金融負債合計

264

59,926

60,190

 

(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (負債性) 、FVTOCIの金融資産 (資本性) 及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

 

当第1四半期連結会計期間 (2020年6月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

 

 

 

 

為替予約取引

3,084

3,084

その他

12,389

10,721

23,111

小計

15,473

10,721

26,194

FVTOCIの金融資産 (資本性)

 

 

 

 

上場株式

30,807

30,807

非上場株式

16,693

16,693

小計

30,807

16,693

47,500

金融資産合計

30,807

15,473

27,414

73,694

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

条件付対価

60,741

60,741

金融負債合計

60,741

60,741

 

(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (資本性) 及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

 

レベル3に分類されている金融商品の公正価値の変動は次のとおりです。

 

前第1四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)

(a) 金融資産

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

(資本性)

合計

2019年4月1日残高

8,658

15,896

24,554

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上 (注)

△500

△500

その他の包括利益に計上

56

56

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

786

49

834

その他

△45

△152

△196

2019年6月30日残高

8,900

15,848

24,748

報告期間末に保有している資産について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

△500

△500

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

 

(b) 金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2019年4月1日残高

64,085

実現及び未実現損益

 

純損益に計上 (注)

10,473

その他

△580

2019年6月30日残高

73,978

報告期間末に保有している負債について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

10,473

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

 

当第1四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)

(a) 金融資産

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

(資本性)

合計

2020年4月1日残高

10,029

17,094

27,122

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上 (注)

△337

△337

その他の包括利益に計上

△343

△343

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

1,038

1,038

その他

△8

△58

△66

2020年6月30日残高

10,721

16,693

27,414

報告期間末に保有している資産について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

△337

△337

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

 

(b) 金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2020年4月1日残高

59,926

実現及び未実現損益

 

純損益に計上 (注)

△265

企業結合

1,274

その他

△193

2020年6月30日残高

60,741

報告期間末に保有している負債について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

△265

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

 

レベル3に分類されている金融資産は、主に非上場株式により構成されています。

重要な非上場株式の公正価値は、割引キャッシュ・フロー法を適用して算定しています。この評価モデルでは、将来に渡る税引後営業利益の見積り及び加重平均資本コスト等の観測可能でないインプットを用いているため、レベル3に分類しています。公正価値の測定には、地域や業種に応じた加重平均資本コストを使用しています。前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間において使用した加重平均資本コストは8.0%です。なお、一般的に加重平均資本コストが高ければ高いほど、公正価値は減少します。

非上場株式の公正価値は、四半期ごとに当社及びグループ各社の担当部門がグループ会計方針等に従って測定し、公正価値の変動の根拠と併せて上位者に報告され、必要に応じてエグゼクティブ・コミッティにも報告されます。

 

レベル3に分類されている金融負債は、企業結合により生じた条件付対価です。

条件付対価は、被取得企業が保有していた臨床開発プログラムの開発の進捗に応じて支払うマイルストンであり、その公正価値は、当該プログラムが成功する可能性や貨幣の時間的価値を考慮して計算しています。重大な観察可能でないインプットであるプログラムが成功する可能性が高くなった場合、公正価値は増加します。

 

レベル3に分類されている金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の変動は見込まれていません。

 

(2) 社債及び借入金

その他の金融負債に含まれる社債及び借入金の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2020年6月30日)

その他の金融負債 (非流動)

 

 

長期借入金

80,000

その他の金融負債 (流動)

 

 

社債 (コマーシャル・ペーパー)

186,000

176,000

短期借入金

140,000

40,000

 

 

 

10.偶発負債

前連結会計年度の連結財務諸表に記載した内容から重要な変更はありません。

 

11.企業結合

当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)

Audentes Therapeutics, Inc.の取得

現金による株式公開買付により、Audentes Therapeutics, Inc.は2020年1月15日に当社の連結子会社となっています。

当第1四半期連結累計期間において、当該企業結合における取得日現在の取得資産及び引受負債の公正価値の測定に関して、新たな事実が判明し追加的な分析を行ったため、下記のとおり、一部の取得資産及び引受負債の暫定的な公正価値を修正しています。なお、当該公正価値の測定は継続中であるため、企業結合の当初の会計処理は完了していません。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末の

暫定的な公正価値

その後の修正

修正後の公正価値

有形固定資産

8,964

8,964

無形資産

284,944

△13,723

271,221

FVTOCIの金融資産 (負債性)

22,248

22,248

現金及び現金同等物

9,320

9,320

その他の資産

1,708

1,708

仕入債務及びその他の債務

△6,092

△6,092

繰延税金負債

△41,517

2,989

△38,528

その他の負債

△6,488

△6,488

取得資産及び引受負債の公正価値 (純額)

273,085

△10,734

262,351

のれん

42,497

10,734

53,230

合計

315,582

315,582

 

 

 

 

支払対価の公正価値の合計

315,582

315,582

 

のれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される既存事業とのシナジー効果及び超過収益力です。

FVTOCIの金融資産(負債性)は、要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」に含まれています。

この修正に伴い、前連結会計年度の要約四半期連結財政状態計算書を遡及修正しています。その結果、前連結会計年度の無形資産及び繰延税金負債がそれぞれ13,734百万円及び2,992百万円減少し、のれんが10,743百万円増加しています。

 

12.後発事象

該当事項はありません。