【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

アステラス製薬株式会社及び連結子会社 (以下「当社グループ」) は、医薬品事業を展開しています。当社グループの親会社であるアステラス製薬株式会社 (以下「当社」) は、日本に所在する企業であり、登記されている本社及び主要な事業所の住所は、ホームページ (https://www.astellas.com/jp/) で開示しています。また、株式は東京証券取引所 (プライム市場) に上場しています。

本要約四半期連結財務諸表は、2023年11月7日に最高経営責任者である代表取締役社長 岡村 直樹及び最高財務責任者である専務担当役員 財務担当 北村 淳によって承認されています。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。

当社グループは、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」 (平成19年内閣府令第64号) 第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しています。

本要約四半期連結財務諸表には年次の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、2023年3月31日に終了した連結会計年度の当社グループの連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3) 表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈のない限り、百万円単位での四捨五入により表示しています。

 

(4) 表示方法の変更

要約四半期連結財政状態計算書

前連結会計年度において非流動負債及び流動負債の「その他の金融負債」に含めていた「社債及び借入金」は、金額的重要性が増したため、第1四半期連結会計期間から独立掲記しています。

この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財政状態計算書の組替えを行っています。

この結果、前連結会計年度の連結財政状態計算書において、非流動負債及び流動負債の「その他の金融負債」に含めて表示していた50,000百万円及び75,000百万円は、非流動負債及び流動負債の「社債及び借入金」として組み替えています。

 

3.重要性がある会計方針

本要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。

なお、当第2四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しています。

 

4.重要な会計上の見積り、判断及び仮定

要約四半期連結財務諸表の作成に当たり、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り、判断及び仮定の設定を行っています。

会計上の見積りの結果は、その性質上、実際の結果とは異なる可能性があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直され、会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間と将来の会計期間において認識されます。

本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り、判断及び仮定の設定は、原則として前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。

 

 

5.売上収益

売上収益の内訳は次のとおりです。

前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

(単位:百万円)

 

日本

米国

エスタブ
リッシュド
マーケット

グレーターチャイナ

インター
ナショナルマーケット

その他

合計

医薬品の販売

 

 

 

 

 

 

 

XTANDI/イクスタンジ

27,485

174,864

96,867

6,027

26,784

332,026

プログラフ

18,451

5,139

35,112

25,428

16,245

100,375

ベタニス/ミラベトリック/

ベットミガ

17,476

47,382

20,776

1,974

5,782

93,390

その他

69,310

86,683

22,804

11,608

18,201

1,568

210,174

小計

132,721

314,068

175,559

45,037

67,012

1,568

735,965

ロイヤルティ収入

582

101

860

10,242

11,784

その他

14,136

300

14,435

合計

133,303

328,305

175,559

45,037

67,871

12,109

762,185

 

 

当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

(単位:百万円)

 

日本

米国

エスタブ
リッシュド
マーケット

グレーターチャイナ

インター
ナショナルマーケット

その他

合計

医薬品の販売

 

 

 

 

 

 

 

XTANDI/イクスタンジ

28,820

181,299

112,101

10,131

28,596

360,947

プログラフ

15,326

4,972

35,901

24,472

19,364

100,035

ベタニス/ミラベトリック/

ベットミガ

14,148

48,718

24,284

1,828

6,860

95,838

その他

78,778

48,751

26,845

8,484

19,084

1,159

183,102

小計

137,072

283,739

199,131

44,915

73,905

1,159

739,921

ロイヤルティ収入

525

728

2,804

4,057

その他

22,959

201

23,160

合計

137,596

306,699

199,131

44,915

74,633

4,164

767,138

 

(注) 1.売上収益は、コマーシャル部門における経営管理上の組織区分を基礎として分類しています。

2.前第3四半期連結会計期間から、オーストラリアのコマーシャル区分をエスタブリッシュドマーケットからインターナショナルマーケットに変更しています。なお、前第2四半期連結累計期間の金額は当該変更を反映しています。

3.第1四半期連結会計期間から、インターナショナルマーケットに含まれていた一部の国のコマーシャル区分をエスタブリッシュドマーケットに変更しています。なお、前第2四半期連結累計期間の金額は当該変更を反映しています。

 

エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等

グレーターチャイナ:中国、香港、台湾

インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、

オーストラリア、輸出売上 等

 

6.その他の収益

前第2四半期連結累計期間に「その他の収益」として認識されたもののうち、主なものは以下のとおりです。

為替差益

13,911百万円の為替差益を認識しました。当該金額には、為替予約取引から生じた為替差益 (920百万円) が含まれています。

 

7.その他の費用

前第2四半期連結累計期間に「その他の費用」として認識されたもののうち、主なものは以下のとおりです。

無形資産の減損損失

仕掛中の研究開発であるAT702、AT751、AT753の研究開発中止により、22,768百万円の減損損失を認識しました。

条件付対価に係る公正価値変動額

fezolinetantの開発の進捗に係る条件付対価の公正価値の変動等に伴い15,831百万円の費用を認識しました。条件付対価の概要については、注記「10.金融商品」をご参照ください。

 

当第2四半期連結累計期間に「その他の費用」として認識されたもののうち、主なものは以下のとおりです。

有形固定資産の減損損失

メッペル工場 (オランダ) の事業譲渡合意に伴い7,710百万円の減損損失を認識しました。

条件付対価に係る公正価値変動額

ゾルベツキシマブの開発の進捗に係る条件付対価の公正価値の変動等に伴い11,327百万円の費用を認識しました。条件付対価の概要については、注記「10.金融商品」をご参照ください。

企業結合に伴う代替報酬

IVERIC bio, Inc.の買収に伴い権利確定前のストック・オプション等の株式報酬に係る支払36,748百万円を費用として認識しました。企業結合の概要については、注記「12.企業結合」をご参照ください。

 

 

8.1株当たり四半期利益

基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎は次のとおりです。

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年9月30日)

基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益 (百万円)

96,434

31,670

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益 (百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する
四半期利益 (百万円)

96,434

31,670

加重平均普通株式数 (千株)

1,823,828

1,793,535

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

 

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する
四半期利益 (百万円)

96,434

31,670

四半期利益調整額 (百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益 (百万円)

96,434

31,670

加重平均普通株式数 (千株)

1,823,828

1,793,535

希薄化性潜在的普通株式の影響 (千株)

779

5,850

希薄化効果調整後加重平均普通株式数 (千株)

1,824,608

1,799,386

 

 

 

1株当たり四半期利益 (親会社の所有者に帰属)

 

 

基本的1株当たり四半期利益 (円)

52.87

17.66

希薄化後1株当たり四半期利益 (円)

52.85

17.60

 

 

 

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2022年7月1日

 至 2022年9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2023年7月1日

 至 2023年9月30日)

基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益 (△は損失)
(百万円)

71,623

△1,459

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益 (百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益 (△は損失) (百万円)

71,623

△1,459

加重平均普通株式数 (千株)

1,822,606

1,792,855

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

 

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益 (△は損失) (百万円)

71,623

△1,459

四半期利益調整額 (百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益 (△は損失) (百万円)

71,623

△1,459

加重平均普通株式数 (千株)

1,822,606

1,792,855

希薄化性潜在的普通株式の影響 (千株)

775

希薄化効果調整後加重平均普通株式数 (千株)

1,823,382

1,792,855

 

 

 

1株当たり四半期利益 (親会社の所有者に帰属)

 

 

基本的1株当たり四半期利益 (△は損失) (円)

39.30

△0.81

希薄化後1株当たり四半期利益 (△は損失) (円)

39.28

△0.81

 

(注) 当第2四半期連結会計期間において、潜在的普通株式7,325千株は逆希薄化効果を有するため、希薄化後1株当たり四半期利益の計算に含めていません。

 

9.配当金

配当金の支払額は次のとおりです。

前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

(1) 配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2022年4月27日
取締役会

普通株式

45,873

25.00

2022年3月31日

2022年6月1日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託の所有する当社株式に対する配当金197百万円が含まれています。

 

(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末後となるもの

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2022年10月31日
取締役会

普通株式

55,049

30.00

2022年9月30日

2022年12月1日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託の所有する当社株式に対する配当金370百万円が含まれています。

 

当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

(1) 配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2023年4月27日
取締役会

普通株式

54,266

30.00

2023年3月31日

2023年6月1日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託の所有する当社株式に対する配当金363百万円が含まれています。

 

(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末後となるもの

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額 (円)

基準日

効力発生日

2023年11月1日
取締役会

普通株式

63,313

35.00

2023年9月30日

2023年12月1日

 

(注) 上記の配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託の所有する当社株式に対する配当金562百万円が含まれています。

 

 

10.金融商品

(1) 経常的に公正価値で測定される金融商品

金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のように区分しています。

レベル1:同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格により測定した公正価値

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3:重大な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

 

公正価値の測定に使用される公正価値ヒエラルキーのレベルは、公正価値の測定に用いた重大なインプットのうち、最もレベルの低いインプットに応じて決定しています。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日に発生したものとして認識しています。

 

公正価値ヒエラルキーの各レベルに分類された、経常的に公正価値で測定される金融資産及び金融負債の内訳は次のとおりです。

 

前連結会計年度 (2023年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

 

 

 

 

保険積立金

18,808

18,808

為替予約取引

106

106

出資金

28,769

28,769

小計

18,914

28,769

47,683

FVTOCIの金融資産 (資本性)

 

 

 

 

上場株式

13,495

13,495

非上場株式

28,194

28,194

小計

13,495

28,194

41,690

金融資産合計

13,495

18,914

56,963

89,372

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

為替予約取引

55

55

条件付対価

118,688

118,688

小計

55

118,688

118,743

金融負債合計

55

118,688

118,743

 

(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (資本性) 及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

 

当第2四半期連結会計期間 (2023年9月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

FVTPLの金融資産

 

 

 

 

保険積立金

22,715

22,715

為替予約取引

5,060

5,060

出資金

32,886

32,886

小計

27,775

32,886

60,662

FVTOCIの金融資産 (負債性)

1,197

1,112

2,309

FVTOCIの金融資産 (資本性)

 

 

 

 

上場株式

7,485

7,485

非上場株式

32,032

32,032

小計

7,485

32,032

39,517

金融資産合計

8,682

28,887

64,918

102,488

金融負債

 

 

 

 

FVTPLの金融負債

 

 

 

 

為替予約取引

12,077

12,077

条件付対価

99,745

99,745

小計

12,077

99,745

111,822

ヘッジ会計を適用しているデリバティブ

 

 

 

 

金利スワップ

194

194

小計

194

194

金融負債合計

12,271

99,745

112,016

 

(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (負債性)、FVTOCIの金融資産 (資本性)FVTPLの金融負債及びヘッジ会計を適用しているデリバティブは、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。

 

レベル3に分類されている金融商品の公正価値の変動は次のとおりです。

 

前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

(a) 金融資産

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

(資本性)

合計

2022年4月1日残高

25,441

19,173

44,615

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上 (注)

△1,944

△1,944

その他の包括利益に計上

617

617

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

1,717

1,332

3,049

その他

746

1,941

2,687

2022年9月30日残高

25,961

23,064

49,024

報告期間末に保有している資産について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

△1,944

△1,944

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

 

(b) 金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2022年4月1日残高

66,569

実現及び未実現損益

 

純損益に計上 (注)

14,347

その他

2,739

2022年9月30日残高

83,654

報告期間末に保有している負債について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

14,347

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

 

当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

(a) 金融資産

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融資産

FVTOCIの金融資産

(資本性)

合計

2023年4月1日残高

28,769

28,194

56,963

実現及び未実現損益

 

 

 

純損益に計上 (注)

67

67

その他の包括利益に計上

680

680

購入、発行、売却、決済

 

 

 

購入

3,109

847

3,956

売却又は決済

△389

△389

その他

1,331

2,310

3,642

2023年9月30日残高

32,886

32,032

64,918

報告期間末に保有している資産について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

67

67

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

 

(b) 金融負債

(単位:百万円)

 

FVTPLの金融負債

2023年4月1日残高

118,688

実現及び未実現損益

 

純損益に計上 (注)

8,734

決済

△29,444

その他

1,767

2023年9月30日残高

99,745

報告期間末に保有している負債について純損益に
計上された当四半期の未実現損益の変動 (注)

6,546

 

(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。

 

 

レベル2に分類されている金融資産は、保険積立金及びデリバティブ等により構成されています。

米国子会社が採用している繰延報酬制度の支払いに備え、当社グループは保険積立金を保有しています。保険積立金の公正価値は、取引保険会社から提示された解約払戻金に基づいて算定しています。

デリバティブの公正価値は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しています。

 

レベル3に分類されている金融資産は、ファンドへの出資及び非上場株式により構成されています。

出資金の公正価値は、直近の入手可能な情報に基づきファンドの公正価値を見積もった上で、それに対する持分に基づいて算定しています。

非上場株式の公正価値は、直近の入手可能な投資先の純資産又は将来の収益性の見通し等に基づき算定しています。

出資金及び非上場株式の公正価値は、四半期ごとに当社及びグループ各社の担当部門がグループ会計方針等に従って測定し、公正価値の変動の根拠と併せて上位者に報告されています。

 

レベル2に分類されている金融負債は、デリバティブにより構成されています。デリバティブの公正価値は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しています。

 

レベル3に分類されている金融負債は、企業結合により生じた条件付対価です。

条件付対価は、被取得企業が保有していた臨床開発プログラムの開発の進捗等に応じて支払うマイルストンであり、その公正価値は、新薬開発の難易度等と関連したプログラムが成功する可能性や貨幣の時間的価値等を考慮して見積もっています。これらの見積りには不確実性を伴うため、重大な観察可能でないインプットであるプログラムが成功する可能性が高くなった場合、公正価値は増加する等の影響があります。

 

レベル3に分類されている金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の変動は見込まれていません。

 

(2) 償却原価で測定する金融商品

前連結会計年度及び当第2四半期連結会計期間において、償却原価で測定する金融商品の帳簿価額は公正価値に近似しています。

 

(3) 社債及び借入金

発行した社債は、次のとおりです。

当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

会社名

銘柄

発行年月日

発行額
(百万円)

利率
(%)

償還期限

当社

第3回無担保社債

2023年8月31日

100,000

0.320

2026年8月31日

当社

第4回無担保社債

2023年8月31日

100,000

0.519

2028年8月31日

 

 

社債及び借入金の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

社債

50,000

250,000

長期借入金

223,054

コマーシャル・ペーパー

75,000

365,000

1年以内返済予定の長期借入金

51,558

社債及び借入金合計

125,000

889,612

 

(注) IVERIC bio, Inc. 買収の支払資金に充当するために資金調達を行った結果、残高が増加しています。

 

11.偶発負債

前連結会計年度の連結財務諸表に記載した内容から重要な変更はありません。

 

12.企業結合

当第2四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日

IVERIC bio, Inc. の取得

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称

IVERIC bio, Inc. (以下「Iveric Bio社」)

事業の内容

医薬品の研究開発

 

 

② 取得日

米国東部時間 2023年7月11日

 

③ 取得した議決権付資本持分の割合

100%

 

④ 被取得企業の支配の獲得方法

現金を支払対価とする株式取得

 

⑤ 企業結合を行った主な理由

当社は、VISION「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの『価値』に変える」の実現に向け、最先端の「価値」駆動型ライフサイエンス・イノベーターを目指しています。研究開発戦略であるFocus Areaアプローチとして、多面的な視点でバイオロジーとモダリティ/テクノロジーの独自の組み合わせを見出し、アンメットメディカルニーズの高い疾患に対する革新的な医薬品の創出に取り組んでいます。現在、「再生と視力の維持・回復」を含む5つのPrimary Focusを特定し、優先的に経営資源を投下しています。Iveric Bio社買収 (以下「本買収」) は、当社が掲げる重点領域における製品ポートフォリオ構築のための重要なステップとなります。

Iveric Bio社は、眼科領域において新規治療薬の研究開発に注力しています。地図状萎縮 (Geographic Atrophy:GA) を伴う加齢黄斑変性 (Age-related Macular Degeneration:AMD) の治療薬として開発中のIZERVAY (一般名:avacincaptad pegol、以下「ACP」) 硝子体内注射液について、米国食品医薬品局 (FDA) から2023年8月4日 (現地時間) に承認を取得しました。

補体因子C5阻害剤であるACPは、GAを伴うAMDの治療薬候補であり、十分な治療を受けていない多くの患者さんに価値を提供できる可能性があります。ACPは、これまでに2つのピボタル試験 (GATHER1, 2試験) において、主要評価項目 (GAの進行抑制) を統計学的に有意に達成し、この適応症についてFDAからブレークスルーセラピー指定 (Breakthrough Therapy Designation) を受けています。

Iveric Bio社のリードプログラムであるACPを獲得することが、当社の経営計画2021で定める2025年度までの売上目標に貢献するだけでなく、ACPは、fezolinetantやPADCEVとともに収益を生み出す柱として、2020年代後半に控えるXTANDIの独占期間満了による売上減少を補うことが期待されています。

また、Iveric Bio社の買収により、当社は、コマーシャルチームや、専門家との広範なネットワーク、医療機関とのパートナーシップを含む、眼科領域における基盤ケイパビリティを獲得します。このようなケイパビリティ獲得を通じて、当社は、Primary Focus「再生と視力の維持・回復」における目標達成に向け、臨床開発・市場アクセスを加速させていきます。

 

 

(2) 取得日現在における取得資産、引受負債及び支払対価の公正価値

 

金額(単位:百万円)

無形資産

884,331

FVTOCIの金融資産 (負債性)

9,986

現金及び現金同等物

44,649

その他の資産

2,607

繰延税金負債

△149,046

短期借入金

△15,079

その他の負債

△7,984

取得資産及び引受負債の公正価値 (純額)

769,464

ベーシス・アジャストメント

△5,584

のれん

35,236

合計

799,116

 

 

支払対価の公正価値の合計

799,116

 

上記のうち、一部の金額については取得対価の配分が完了していないため、現時点で入手可能な合理的情報に基づき算定された暫定的な公正価値となっています。

のれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される既存事業とのシナジー効果及び超過収益力です。

 

(3) キャッシュ・フロー情報

 

金額(単位:百万円)

支払対価の公正価値の合計

799,116

被取得企業が保有する現金及び現金同等物

△44,649

ベーシス・アジャストメント

5,584

子会社の取得による支出

760,051

 

上記のほか、Iveric Bio社の権利確定前のストック・オプション等の株式報酬に係る支払36,748百万円を企業結合とは別個に認識し、要約四半期連結純損益計算書の「その他の費用」に計上しています。

 

(4) 取得関連費用

3,511百万円

取得関連費用は、要約四半期連結純損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含まれています。

 

(5) 要約四半期連結純損益計算書に与える影響

① 当第2四半期連結累計期間の要約四半期連結純損益計算書で認識されている取得日以降の被取得企業の税引前四半期利益 (△は損失)

△59,800百万円

(注) 上記には、企業結合とは別個に認識されたIveric Bio社の権利確定前のストック・オプション等の株式報酬に係る支払36,748百万円が含まれています。

② 企業結合が期首に実施されたと仮定した場合の当第2四半期連結累計期間の要約四半期連結純損益計算書の税引前四半期利益に与える影響額 (△は損失) (非監査情報)

△51,462百万円

(注) この影響額は、Iveric Bio社の2023年4月1日から取得日までの業績に基づいて算定しています。

 

13.後発事象

該当事項はありません。