第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。
 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間の業績は次のとおりであります。

売上高は、日本セグメントでは、長期収載品の売上は減少しましたが、高血圧症治療剤「アイミクス」、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」および2型糖尿病治療剤「トルリシティ」等プロモーション品の売上が増加した結果、増収となりました。また、北米セグメントでは、非定型抗精神病薬「ラツーダ」等主力品の売上が、引き続き堅調に拡大したことにより、増収となりました。これらの結果、連結合計では1,162億97百万円(前年同四半期比12.4%増)となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費は増加しましたが、増収による売上総利益の増加の影響が大きく、197億31百万円(前年同四半期比35.6%増)となりました。また、経常利益は198億44百万円(前年同四半期比56.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は144億10百万円(前年同四半期比72.2%増)と大幅な増益となりました。

また、当第1四半期連結累計期間におけるEBITDAは247億46百万円(前年同四半期期比42.2%増)となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

① 日本

「トルリシティ」の売上が大きく伸長したことに加え、「アイミクス」、「トレリーフ」およびファブリー病治療剤「リプレガル」等の増収が、長期収載品の減収を補い、売上高は370億97百万円(前年同四半期比3.0%増)となりました。セグメント利益は、人件費の減少や販売関連費用の削減等により販売費及び一般管理費が減少したため、119億65百万円(前年同四半期比7.5%増)となりました。

② 北米

主力品である「ラツーダ」、抗てんかん剤「アプティオム」および長時間作用型β作動薬「ブロバナ」の売上が拡大したことにより、売上高は601億62百万円(前年同四半期比27.2%増)となりました。セグメント利益は、販売費及び一般管理費は増加しましたが、増収による売上総利益の増加の影響が大きく、241億95百万円(前年同四半期比33.7%増)となりました。

③ 中国

カルバペネム系抗生物質製剤「メロペン」等の売上が堅調に推移したことにより、売上高は51億98百万円(前年同四半期比8.2%増)となりました。セグメント利益は、売上原価が増加したため、22億56百万円(前年同四半期比9.0%減)となりました。

④ 海外その他

「メロペン」等の輸出が減少したことにより、売上高は26億16百万円(前年同四半期比39.4%減)、セグメント利益は4億84百万円(前年同四半期比68.9%減)となりました。

 

上記報告セグメントのほか、当社グループは、食品素材・食品添加物および化学製品材料、動物用医薬品、診断薬等の販売を行っており、それらの事業の売上高は112億22百万円(前年同四半期比1.4%増)、セグメント利益は7億56百万円(前年同四半期比22.7%増)となりました。

 

 

(2)財政状態

資産については、流動資産は、有価証券や短期貸付金等は減少しましたが、現金及び預金や受取手形及び売掛金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ101億41百万円増加しました。固定資産は、有形固定資産や無形固定資産は減少しましたが、投資有価証券が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ44億7百万円増加しました。これらの結果、総資産は前連結会計年度末に比べ145億48百万円増加し、8,084億99百万円となりました。

負債については、主として売上割戻引当金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ29億84百万円増加し、3,362億77百万円となりました。

純資産については、利益剰余金やその他有価証券評価差額金等の増加により、前連結会計年度末に比べ115億64百万円増加し、4,722億21百万円となりました。

なお、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は58.4%となりました。

 

(3)事業上および財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は199億33百万円であります。なお、当社グループは、研究開発費をグローバルに管理しているため、セグメントに配分しておりません。

米国において、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の長期維持療法を対象に承認申請中のグリコピロニウム臭化物(開発コード:SUN-101)については、本年5月に米国食品医薬品局(FDA)から、その時点では承認が認められない旨の審査結果通知を受領し、同年6月にサノビオン社が再申請を実施しました。

胃または食道胃接合部腺がん(併用)を対象としたナパブカシンの国際共同フェーズ3試験については、中間解析が実施され、主要評価項目を達成できる見込みが低いとの判断による独立データモニタリング委員会の勧告を受け入れ、本年6月に本試験の盲検の解除を決定しました。

 

当社グループにおける開発状況は以下のとおりであります。

   (平成29年7月28日現在)

開発段階

製品/コード名
剤形

一般名

予定適応症

国/地域

申請中

アプティオム
経口剤

eslicarbazepine acetate

(新効能)てんかん(単剤)

カナダ

(新用法:小児)てんかん(単剤/併用)

米国

SM-13496
経口剤

ルラシドン塩酸塩

統合失調症

中国

(新用法:小児)双極Ⅰ型障害うつ

米国・
カナダ

SUN-101
吸入剤

グリコピロニウム臭化物

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

米国

フェーズ3

SM-13496
経口剤

ルラシドン塩酸塩

統合失調症 

日本

双極Ⅰ型障害うつ

双極性障害メンテナンス

BBI608
経口剤

ナパブカシン

結腸直腸がん(併用)

米国・
カナダ・
日本等

膵がん(併用)

米国・
日本

SEP-225289
経口剤

dasotraline

成人注意欠如・多動症(ADHD)

米国

小児注意欠如・多動症(ADHD)

過食性障害(BED)

APL-130277
舌下フィルム製剤

アポモルヒネ塩酸塩水和物

パーキンソン病に伴うオフ症状

米国

ロナセン
経口剤

ブロナンセリン

(新用法:小児)統合失調症

日本

ロナセン
経皮吸収型製剤

(新剤形:経皮吸収型製剤)統合失調症

トレリーフ
経口剤

ゾニサミド

(新効能)レビー小体型認知症(DLB)に伴うパーキンソニズム

日本

フェーズ

2/3

EPI-743
経口剤

バチキノン

リー脳症 (注)

日本

 

(注)フェーズ2/3試験終了、今後の開発方針について検討中

 

 

開発段階

製品/コード名
剤形

一般名

予定適応症

国/地域

フェーズ2

BBI608
経口剤

ナパブカシン

結腸直腸がん(併用)

米国・
カナダ

DSP-1747
経口剤

オベチコール酸

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

日本

DSP-6952
経口剤

未定

便秘型IBS、慢性便秘

日本

BBI503
経口剤

amcasertib

肝細胞がん、胆管がん(単剤)

カナダ

消化管間質腫瘍(単剤)

卵巣がん(単剤)

米国

SB623
注射剤

未定

慢性期脳梗塞

米国

EPI-589
経口剤

未定

パーキンソン病

米国

筋萎縮性側索硬化症(ALS)

SEP-363856
経口剤

未定

統合失調症

米国

パーキンソン病に伴う精神病症状

alvocidib
注射剤

alvocidib

急性骨髄性白血病(AML)(併用/バイオマーカー使用)

米国・
カナダ

DSP-7888
注射剤

adegramotide/
nelatimotide

膠芽腫(併用)

米国・
カナダ・
日本等

フェーズ

1/2

BBI608
経口剤

ナパブカシン

固形がん(併用)

米国・
カナダ

悪性胸膜中皮腫(併用)

日本

膠芽腫(併用)

カナダ

肝細胞がん(併用)

米国

固形がん(併用)

消化器がん(併用)

米国・
カナダ

BBI503
経口剤

amcasertib

固形がん(単剤)

米国・
カナダ

肝細胞がん(併用)

米国

固形がん(併用)

米国・
カナダ

DSP-7888
注射剤

adegramotide/
nelatimotide

骨髄異形成症候群(単剤)

日本

小児悪性神経膠腫(単剤)

WT4869
注射剤

未定

骨髄異形成症候群(単剤)

日本

 

 

 

開発段階

製品/コード名
剤形

一般名

予定適応症

国/地域

フェーズ1

WT4869
注射剤

未定

固形がん(単剤)

日本

WT2725
注射剤

未定

固形がん、血液がん(単剤)

米国

固形がん(単剤)

日本

DSP-2230
経口剤

未定

神経障害性疼痛

英国・米国
・日本

SEP-363856
経口剤

未定

統合失調症

日本

BBI608
経口剤

ナパブカシン

膵がん(併用)

米国

血液がん(単剤・併用)

肝細胞がん(併用)

日本

BBI503
経口剤

amcasertib

固形がん(単剤)、肝細胞がん(併用)

日本

BBI608+BBI503
経口剤

ナパブカシン
amcasertib

固形がん(併用)

米国

DSP-7888
注射剤

adegramotide/
nelatimotide

固形がん、血液がん(単剤)

米国・
カナダ

DSP-1200
経口剤

未定

治療抵抗性うつ

米国

DSP-1958
注射剤

チオテパ

造血幹細胞移植の前治療(単剤)

日本

DSP-6745
経口剤

未定

パーキンソン病に伴う精神病症状

米国

TP-0903
経口剤

未定

固形がん(単剤)

米国

SEP-378608
経口剤

未定

双極性障害

米国