文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間の業績は次のとおりであります。
前年同四半期連結累計期間との比較では、売上高は、日本セグメントでは、長期収載品の売上は減少しましたが、高血圧症治療剤「アイミクス」、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」および2型糖尿病治療剤「トルリシティ」等プロモーション品の売上が増加した結果、増収となりました。北米セグメントでは、非定型抗精神病薬「ラツーダ」の売上が大きく拡大したこと等により、大幅な増収となりました。これらの結果、連結合計では2,404億63百万円(前年同四半期比21.4%増)となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費は増加しましたが、増収による売上総利益の増加の影響が大きく、472億43百万円(前年同四半期比76.7%増)となり、経常利益は483億95百万円(前年同四半期比102.6%増)となりました。また、当第2四半期連結累計期間において特別損益の計上はないことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は348億87百万円(前年同四半期比219.4%増)と大幅な増益となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間におけるEBITDAは580億90百万円(前年同四半期比75.4%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
① 日本
「トルリシティ」の売上が大きく伸長したことに加え、「アイミクス」、「トレリーフ」およびファブリー病治療剤「リプレガル」等の増収が、長期収載品の減収を補い、売上高は728億44百万円(前年同四半期比3.3%増)となりました。セグメント利益は、人件費の減少や販売関連費用の削減等による販売費及び一般管理費の減少により、217億10百万円(前年同四半期比11.0%増)となりました。
② 北米
主力品である「ラツーダ」の売上が大きく拡大したことに加え、シクレソニド3製品(喘息・アレルギー性鼻炎治療剤)の販売権を譲渡したこと等により、売上高は1,273億4百万円(前年同四半期比39.3%増)となりました。セグメント利益は、販売費及び一般管理費は増加しましたが、増収による売上総利益の増加の影響が大きく、572億98百万円(前年同四半期比49.7%増)となりました。
③ 中国
カルバペネム系抗生物質製剤「メロペン」等の売上が堅調に推移したことから、売上高は115億3百万円(前年同四半期比25.4%増)、セグメント利益は54億77百万円(前年同四半期比28.2%増)となりました。
④ 海外その他
「メロペン」の輸出の増加等により、売上高は67億62百万円(前年同四半期比28.1%増)、セグメント利益は17億88百万円(前年同四半期比44.2%増)となりました。
上記報告セグメントのほか、当社グループは、食品素材・食品添加物および化学製品材料、動物用医薬品、診断薬等の販売を行っており、それらの事業の売上高は220億48百万円(前年同四半期比1.5%増)、セグメント利益は13億66百万円(前年同四半期比23.0%増)となりました。
資産については、流動資産は、棚卸資産や短期貸付金等は減少しましたが、現金及び預金や受取手形及び売掛金等が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ297億60百万円増加しました。固定資産は、有形固定資産や無形固定資産は減少しましたが、投資有価証券が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ48億32百万円増加しました。これらの結果、総資産は前連結会計年度末に比べ345億92百万円増加し、8,285億42百万円となりました。
負債については、売上割戻引当金等が増加しましたが、長期借入金の返済等により、前連結会計年度末に比べ7億72百万円減少し、3,325億20百万円となりました。
純資産については、利益剰余金の増加に加え、その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定等の増加により、前連結会計年度末に比べ353億65百万円増加し、4,960億21百万円となりました。
なお、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は59.9%となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加や未払金の減少等によるキャッシュの減少要因がありましたが、税金等調整前四半期純利益が増加したことに加え、法人税等の支払額が大きく減少したことにより、前年同四半期連結累計期間に比べ312億48百万円収入が増加し、447億74百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間は、多額の短期貸付金の回収があり、全体で収入となりましたが、当第2四半期連結累計期間は、有形固定資産への設備投資や投資有価証券の取得等により、65億70百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入金の返済や配当金の支払等であり、前年同四半期連結累計期間に比べ141億60百万円支出が減少し、123億69百万円の支出となりました。
上記のキャッシュ・フローに、現金及び現金同等物の為替換算による影響額を加えた結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は1,321億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ265億61百万円増加しました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は403億82百万円であります。なお、当社グループは、研究開発費をグローバルに管理しているため、セグメントに配分しておりません。
米国において慢性閉塞性肺疾患(COPD)の長期維持療法を対象に承認申請中のグリコピロニウム臭化物(開発コード:SUN-101)について、本年5月に米国食品医薬品局(FDA)から、その時点では承認が認められない旨の審査結果通知を受領し、同年6月にサノビオン社が再申請を実施しました。
胃または食道胃接合部腺がん(併用)を対象としたナパブカシンの国際共同フェーズ3試験について、中間解析が実施され、主要評価項目を達成できる見込みが低いとの判断による独立データモニタリング委員会の勧告を受け入れ、本年6月に本試験の盲検の解除を決定しました。
日本で販売中のパーキンソン病治療剤「トレリーフ」(一般名:ゾニサミド)について、本年8月にレビー小体型認知症に伴うパーキンソニズムの効能・効果を追加する一部変更承認申請を行いました。
米国において開発中のdasotraline(開発コード:SEP-225289)について、本年8月に成人および小児の注意欠如・多動症(ADHD)を対象として、米国食品医薬品局(FDA)に承認申請を行いました。
当社グループにおける開発状況は以下のとおりであります。
(平成29年10月30日現在)
|
開発段階 |
製品/コード名 |
一般名 |
予定適応症 |
国/地域 |
|
申請中 |
アプティオム |
eslicarbazepine acetate |
(新効能)てんかん(単剤) |
カナダ |
|
(新用法:小児)てんかん(単剤/併用) |
||||
|
SM-13496 |
ルラシドン塩酸塩 |
統合失調症 |
中国 |
|
|
(新用法:小児)双極Ⅰ型障害うつ |
米国・ |
|||
|
SUN-101 |
グリコピロニウム臭化物 |
慢性閉塞性肺疾患(COPD) |
米国 |
|
|
SEP-225289 |
dasotraline |
成人・小児注意欠如・多動症 |
米国 |
|
|
トレリーフ |
ゾニサミド |
(新効能)レビー小体型認知症(DLB)に伴うパーキンソニズム |
日本 |
|
|
フェーズ3 |
SM-13496 |
ルラシドン塩酸塩 |
統合失調症 |
日本 |
|
双極Ⅰ型障害うつ |
||||
|
双極性障害メンテナンス |
||||
|
BBI608 |
ナパブカシン |
結腸直腸がん(併用) |
米国・ |
|
|
膵がん(併用) |
米国・ |
|||
|
SEP-225289 |
dasotraline |
過食性障害(BED) |
米国 |
|
|
APL-130277 |
アポモルヒネ塩酸塩水和物 |
パーキンソン病に伴うオフ症状 |
米国 |
|
|
ロナセン |
ブロナンセリン |
(新用法:小児)統合失調症 |
日本 |
|
|
ロナセン |
(新剤形:経皮吸収型製剤)統合失調症 |
|||
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フェーズ 2/3 |
EPI-743 |
バチキノン |
リー脳症 (注) |
日本 |
(注) フェーズ2/3試験終了、今後の開発方針について検討中
|
開発段階 |
製品/コード名 |
一般名 |
予定適応症 |
国/地域 |
|
フェーズ2 |
BBI608 |
ナパブカシン |
結腸直腸がん(併用) |
米国・ |
|
DSP-1747 |
オベチコール酸 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH) |
日本 |
|
|
DSP-6952 |
未定 |
便秘型IBS、慢性便秘 |
日本 |
|
|
BBI503 |
amcasertib |
肝細胞がん、胆管がん(単剤) |
カナダ |
|
|
消化管間質腫瘍(単剤) |
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|
卵巣がん(単剤) |
米国 |
|||
|
SB623 |
未定 |
慢性期脳梗塞 |
米国 |
|
|
EPI-589 |
未定 |
パーキンソン病 |
米国 |
|
|
筋萎縮性側索硬化症(ALS) |
||||
|
SEP-363856 |
未定 |
統合失調症 |
米国 |
|
|
パーキンソン病に伴う精神病症状 |
||||
|
alvocidib |
alvocidib |
急性骨髄性白血病(AML)(併用) |
米国・ |
|
|
DSP-7888 |
adegramotide/ |
膠芽腫(併用) |
米国・ |
|
|
フェーズ 1/2 |
BBI608 |
ナパブカシン |
固形がん(併用) |
米国・ |
|
悪性胸膜中皮腫(併用) |
日本 |
|||
|
膠芽腫(併用) |
カナダ |
|||
|
肝細胞がん(併用) |
米国 |
|||
|
固形がん(併用) |
||||
|
消化器がん(併用) |
米国・ |
|||
|
BBI503 |
amcasertib |
固形がん(単剤) |
米国・ |
|
|
肝細胞がん(併用) |
米国 |
|||
|
固形がん(併用) |
米国・ |
|||
|
DSP-7888 |
adegramotide/ |
骨髄異形成症候群(単剤) |
日本 |
|
|
小児悪性神経膠腫(単剤) |
||||
|
WT4869 |
未定 |
骨髄異形成症候群(単剤) |
日本 |
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開発段階 |
製品/コード名 |
一般名 |
予定適応症 |
国/地域 |
|
フェーズ1 |
WT4869 |
未定 |
固形がん(単剤) |
日本 |
|
WT2725 |
未定 |
固形がん、血液がん(単剤) |
米国 |
|
|
固形がん(単剤) |
日本 |
|||
|
DSP-2230 |
未定 |
神経障害性疼痛 |
英国・米国 |
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|
SEP-363856 |
未定 |
統合失調症 |
日本 |
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|
BBI608 |
ナパブカシン |
膵がん(併用) |
米国 |
|
|
血液がん(単剤・併用) |
||||
|
肝細胞がん(併用) |
日本 |
|||
|
BBI503 |
amcasertib |
固形がん(単剤)、肝細胞がん(併用) |
日本 |
|
|
BBI608+BBI503 |
ナパブカシン |
固形がん(併用) |
米国 |
|
|
DSP-7888 |
adegramotide/ |
固形がん、血液がん(単剤) |
米国・ |
|
|
固形がん(併用) |
米国 |
|||
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DSP-1958 |
チオテパ |
造血幹細胞移植の前治療(単剤) |
日本 |
|
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DSP-6745 |
未定 |
パーキンソン病に伴う精神病症状 |
米国 |
|
|
TP-0903 |
未定 |
固形がん(単剤) |
米国 |
|
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SEP-378608 |
未定 |
双極性障害 |
米国 |
|
|
alvocidib |
alvocidib |
急性骨髄性白血病(AML)(併用) |
米国 |
当第2四半期連結累計期間において、北米セグメントにおける販売の実績が著しく増加しました。これは、売上の拡大に加え、円安の影響により円換算額が増加したことによるものであります。