第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,382億79百万円、営業利益339億33百万円、経常利益347億91百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益213億86百万円となりました。

売上高につきましては、国内医療用医薬品市場において「クレストール」「イルベタン」の販売が堅調に推移し、また第1四半期連結会計期間より日本イーライリリー株式会社との契約変更を実施した「サインバルタ」も順調に販売を拡大しました。これら戦略3品目の貢献により、国内医療用医薬品全体では、前年同期比1.9%の増収となりました。海外におきましては、米国子会社シオノギINC.の閉経後膣萎縮症治療薬「オスフィーナ」が確実に販売を拡大しており、品目売却も含め、海外売上高全体では前年同期比6.7%の増収となりました。製造受託売上高につきましては、前述の「サインバルタ」契約変更の影響により前年同期比46.1%の減収となりましたが、ロイヤリティー収入は、抗HIV薬「テビケイ」及び「トリーメク」のグローバル販売が順調に拡大していることを受け、前年同期比32.4%の増収となり、売上高全体では前年同期比6.5%の増収となりました。

利益面では、売上総利益が前年同期比11.0%増加、加えて国内外における販売費及び研究開発費の効率的な使用への取り組みもあり、販売費及び一般管理費が前年同期比1.6%減少し、営業利益は前年同期比49.4%の増益となりました。経常利益につきましては、前述の営業利益の増益の一方で、前年同期にはViiV社からの受取配当金があったため、前年同期比10.7%の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前年同期において過年度法人税等の計上があったため、前年同期比120.2%の大幅増益となりました。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は6,110億53百万円で、前連結会計年度末と比べて81億53百万円増加しました。流動資産は、主として売掛金及びたな卸資産の減少、前連結会計年度に計上した未収金(ViiV社からの配当金、流動資産の「その他」に含みます)の回収等による減少と現金及び預金の増加により、前連結会計年度末より44億46百万円多い2,643億94百万円となりました。固定資産は、主として株価の上昇による投資有価証券の増加により、前連結会計年度末より37億7百万円多い3,466億58百万円となりました。

負債合計は1,142億12百万円で、前連結会計年度末と比べて98億4百万円減少しました。流動負債は、主に未払法人税等及び未払消費税等(流動負債の「その他」に含みます)の支払により減少し、前連結会計年度末より107億11百万円少ない570億82百万円となりました。固定負債は、前連結会計年度末より9億7百万円多い571億29百万円となりました。

純資産合計は4,968億41百万円で、前連結会計年度末と比べて179億58百万円増加しました。株主資本は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上及び配当金の支払などの結果、前連結会計年度末より122億68百万円多い4,595億17百万円となりました。その他の包括利益累計額は、主として株価の上昇によるその他有価証券評価差額金の増加、為替の好影響による為替換算調整勘定の増加などにより、前連結会計年度末より55億31百万円多い325億41百万円となりました。また、新株予約権は前連結会計年度末より81百万円増加し3億52百万円、非支配株主持分は前連結会計年度末より77百万円増加し44億30百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間の「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、411億51百万円の収入となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益346億48百万円、減価償却費59億70百万円、のれん償却額16億61百万円などによるキャッシュ増加のほか、ViiV株式の配当金収入及び法人税等の支払により、前年同期比188億4百万円の収入増となりました。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、主に定期預金の預入による支出や有形固定資産の取得による支出により、191億50百万円の支出となり、前年同期比86億43百万円の支出減となりました。

「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、配当金の支払91億7百万円などにより93億13百万円の支出となり、前年同期比187億48百万円の支出減となりました。

これらを合わせた当第2四半期連結累計期間の「現金及び現金同等物の増減額」は129億29百万円のキャッシュ増加となり、当第2四半期連結会計期間末の「現金及び現金同等物の四半期末残高」は、916億51百万円となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

研究開発活動の状況につきましては、5月にセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤「サインバルタ」の線維筋痛症に伴う疼痛に対する適応の追加承認を取得いたしました。同じく9月には血小板減少症治療薬「ムルプレタ(一般名:ルストロンボパグ)」の国内での製造販売承認を、世界に先駆けて取得しました。また、オピオイド副作用緩和薬「ナルデメジン」におきましては、グローバルの第3相有効性試験でいずれも良好な成績を収め、2015年度内の申請に向け順調な進捗を果たしております。こうした活動の結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は218億39百万円となり、売上高に対する比率は15.8%となりました。