当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,721億72百万円、営業利益557億56百万円、経常利益655億92百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益503億36百万円となりました。
売上高につきましては、国内医療用医薬品市場において戦略品であるサインバルタが順調に売上を拡大するとともに、新発売のインチュニブ、スインプロイクの売上が順調に推移しましたが、既存品の減収及び品目移管の影響もあり、国内医療用医薬品全体では、前年同期比7.6%の減収となりました。海外子会社及び輸出の売上高につきましては、米国子会社シオノギINC.において、オーソライズド・ジェネリックの売上減少に伴うロイヤリティー収入が減少した結果、前年同期比20.2%の減収となりました。製造受託売上高につきましては、ドルテグラビル原薬の拡大に伴い、前年同期比56.1%の増収となりました。ロイヤリティー収入につきましては、抗HIV薬テビケイ及びトリーメクのグローバル売上が順調に拡大し、また自社創製のインフルエンザ感染症治療薬候補S-033188(バロキサビル マルボキシル)の提携先であるロシュ社よりマイルストンを受領したことにより、前年同期比45.7%の増収となりました。これらの結果、売上高全体では前年同期比11.0%の増収となりました。
利益面では、前述のロイヤリティー収入の拡大により売上総利益は前年同期比13.8%増加しました。営業利益につきましては、サインバルタをはじめとした新製品の販売費及びS-033188(バロキサビル マルボキシル)の開発への投資の拡大による研究開発費の増加により、販売費及び一般管理費全体として前年同期比6.4%の増加となりましたが、売上総利益の増加により、前年同期比25.9%の増益となりました。経常利益につきましては、英国ヴィーブヘルスケア社(以下、ヴィーブ社)からの受取配当金の増加の影響により、前年同期比55.6%の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前年同期比61.3%の増益となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は6,973億13百万円で、前連結会計年度末と比べて270億42百万円増加しました。流動資産は、主として現預金及び余資運用の有価証券の増加並びにS-033188(バロキサビル マルボキシル)に係るロイヤリティー収入計上による売掛金の増加により、前連結会計年度末より227億44百万円多い3,661億28百万円となりました。固定資産は、株価の上昇及び為替の影響による投資有価証券の増加と無形固定資産の償却等による減少の結果、42億98百万円多い3,311億84百万円となりました。
負債合計は1,217億54百万円で、前連結会計年度末と比べて223億4百万円減少しました。流動負債は、主に未払法人税等及び未払金(流動負債のその他に含みます)の支払により減少し、前連結会計年度末より231億41百万円少ない674億53百万円となりました。固定負債は、前連結会計年度末より8億37百万円多い543億1百万円となりました。
純資産合計は5,755億58百万円で、前連結会計年度末と比べて493億46百万円増加しました。株主資本は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上及び配当金の支払などの結果、前連結会計年度末より383億23百万円多い5,607億68百万円となりました。その他の包括利益累計額は、主として株価の上昇によるその他有価証券評価差額金の増加、為替の影響による為替換算調整勘定の増加などにより、前連結会計年度末より110億28百万円多い109億3百万円となりました。また、新株予約権は前連結会計年度末より1億10百万円増加し5億27百万円、非支配株主持分は前連結会計年度末より1億16百万円減少し33億58百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、428億17百万円の収入となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益649億7百万円、減価償却費78億27百万円、のれん償却額15億21百万円などによるキャッシュ増加のほか、配当金収入及び法人税等の支払により、前年同期比19億59百万円の収入減となりました。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、主に3ヵ月を超える期日の定期預金の預入による支出、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出により、423億41百万円の支出となり、前年同期比335億82百万円の支出増となりました。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、配当金の支払121億16百万円などにより122億70百万円の支出となり、前年同期比10億56百万円の支出増となりました。
これらを合わせた当第2四半期連結累計期間の「現金及び現金同等物の増減額」は109億40百万円のキャッシュ減少となり、当第2四半期連結会計期間末の「現金及び現金同等物の四半期末残高」は、1,383億84百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
研究開発活動の状況につきましては、S-033188(バロキサビル マルボキシル)について、健常インフルエンザ患者を対象としたグローバル第Ⅲ相試験において良好な結果が確認でき、2017年内の国内申請に向けての準備に注力しました。また、重症インフルエンザ患者を対象としたグローバル第Ⅲ相試験を実施しております。さらには、多剤耐性グラム陰性菌感染症に対する治療薬候補のセフィデロコルトシル酸塩硫酸塩水和物について、米国において複雑性尿路感染症を適応症として米国食品医薬品局(Food and Drug Administration 以下、FDA)への申請準備中であり、グローバル第Ⅲ相試験を実施中です。トロンボポエチン受容体作動薬ルストロンボパグは良好なグローバル第Ⅲ相試験結果が確認でき、FDAへの段階的申請を開始しました。こうした活動の結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は300億99百万円となり、売上高に対する比率は17.5%となりました。