第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
|
第156期
|
第157期
|
第158期
|
第159期
|
第160期
|
決算年月
|
2021年3月
|
2022年3月
|
2023年3月
|
2024年3月
|
2025年3月
|
売上収益
|
(百万円)
|
297,177
|
335,138
|
426,684
|
410,073
|
438,268
|
売上収益(ライセンス移管に伴う利益含む)
|
(百万円)
|
297,177
|
335,138
|
426,684
|
435,081
|
438,268
|
税引前利益
|
(百万円)
|
143,018
|
126,268
|
220,332
|
198,283
|
200,750
|
親会社の所有者に帰属 する当期利益
|
(百万円)
|
111,858
|
114,185
|
184,965
|
162,030
|
170,435
|
親会社の所有者に帰属 する当期包括利益
|
(百万円)
|
137,407
|
161,865
|
209,007
|
254,978
|
171,262
|
親会社の所有者に帰属 する持分
|
(百万円)
|
846,108
|
975,661
|
1,100,046
|
1,235,325
|
1,361,924
|
資産合計
|
(百万円)
|
998,992
|
1,150,601
|
1,311,800
|
1,416,918
|
1,535,349
|
1株当たり親会社所有者帰属持分
|
(円)
|
935.56
|
1,078.74
|
1,245.92
|
1,452.22
|
1,600.68
|
基本的1株当たり当期利益
|
(円)
|
121.68
|
126.25
|
207.10
|
186.17
|
200.36
|
希薄化後1株当たり当期利益
|
(円)
|
121.63
|
126.21
|
207.03
|
186.11
|
200.29
|
親会社所有者帰属持分比率
|
(%)
|
84.7
|
84.8
|
83.9
|
87.2
|
88.7
|
親会社所有者帰属持分当期利益率
|
(%)
|
13.9
|
12.5
|
17.8
|
13.9
|
13.1
|
株価収益率
|
(倍)
|
16.3
|
19.9
|
9.6
|
13.9
|
11.2
|
営業活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
109,039
|
102,068
|
177,867
|
154,284
|
195,460
|
投資活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
△5,261
|
△96,204
|
△48,292
|
5,922
|
△116,080
|
財務活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
△43,891
|
△36,615
|
△84,123
|
△126,853
|
△64,908
|
現金及び現金同等物の 期末残高
|
(百万円)
|
276,173
|
254,420
|
309,224
|
358,090
|
374,795
|
従業員数
|
(人)
|
5,485
|
5,693
|
5,680
|
4,959
|
4,955
|
[外、平均臨時雇用人員]
|
|
[1,016]
|
[748]
|
[524]
|
[530]
|
[525]
|
(注) 1.国際財務報告基準(以下「IFRS会計基準」という。)に基づいて連結財務諸表を作成しております。
2.臨時雇用人員数は、従業員数の[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
3.2022年9月に当社はシオノギ感染症研究振興財団に係る三井住友信託銀行株式会社の信託(再信託受託者:株式会社日本カストディ銀行(信託口))に当社株式9百万株(株式分割前は3百万株)を処分しておりますが、当該当社株式を自己株式として処理しています。そのため、1株当たり親会社所有者帰属持分、基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の算定において、当該株式数を控除しております。
4.当社は、2024年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合をもって株式分割を行っております。第156期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり親会社所有者帰属持分、基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益を算定しております。
(2) 提出会社の経営指標等
回次
|
第156期
|
第157期
|
第158期
|
第159期
|
第160期
|
決算年月
|
2021年3月
|
2022年3月
|
2023年3月
|
2024年3月
|
2025年3月
|
売上高
|
(百万円)
|
260,986
|
285,948
|
369,499
|
345,761
|
363,309
|
経常利益
|
(百万円)
|
81,714
|
100,892
|
134,998
|
258,621
|
109,143
|
当期純利益
|
(百万円)
|
32,181
|
90,264
|
107,367
|
253,060
|
86,927
|
資本金
|
(百万円)
|
21,279
|
21,279
|
21,279
|
21,279
|
21,279
|
発行済株式総数
|
(株)
|
311,586,165
|
311,586,165
|
307,386,165
|
307,386,165
|
889,632,195
|
純資産額
|
(百万円)
|
536,405
|
590,430
|
612,890
|
749,494
|
791,825
|
総資産額
|
(百万円)
|
617,123
|
730,120
|
768,120
|
840,570
|
941,227
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
592.83
|
652.53
|
686.88
|
871.75
|
920.78
|
1株当たり配当額
|
(円)
|
108.00
|
115.00
|
135.00
|
160.00
|
118.00
|
(うち1株当たり 中間配当額)
|
(53.00)
|
(55.00)
|
(60.00)
|
(75.00)
|
(85.00)
|
1株当たり当期純利益
|
(円)
|
35.01
|
99.80
|
119.51
|
287.79
|
101.12
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
|
(円)
|
34.99
|
99.77
|
119.47
|
287.69
|
101.09
|
自己資本比率
|
(%)
|
86.9
|
80.8
|
79.8
|
89.1
|
84.1
|
自己資本利益率
|
(%)
|
6.0
|
16.0
|
17.9
|
37.2
|
11.3
|
株価収益率
|
(倍)
|
56.7
|
25.1
|
16.7
|
9.0
|
22.2
|
配当性向
|
(%)
|
102.8
|
38.4
|
37.7
|
18.5
|
60.7
|
従業員数
|
(人)
|
2,589
|
2,510
|
2,458
|
2,117
|
2,129
|
[外、平均臨時雇用人員]
|
|
[134]
|
[137]
|
[140]
|
[137]
|
[142]
|
株主総利回り
|
(%)
|
114.0
|
145.8
|
119.1
|
155.5
|
139.9
|
(比較指標:配当込み TOPIX)
|
(%)
|
(142.1)
|
(145.0)
|
(153.4)
|
(216.8)
|
(213.4)
|
最高株価
|
(円)
|
7,183
|
8,439
|
7,640
|
8,137
|
2,355 (7,824)
|
最低株価
|
(円)
|
4,761
|
5,438
|
5,821
|
5,718
|
2,049.5 (5,834)
|
(注) 1.臨時雇用人員数は、従業員数の[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。なお、第160期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。
3.当社は、2024年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合をもって株式分割を行っております。第156期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。また、第160期の1株当たり配当額は中間配当額を株式分割前の85円00銭、期末配当額を株式分割後の33円00銭とし、年間配当額は単純合算額である118円00銭として記載しております。
2 【沿革】
1878年3月
|
初代塩野義三郎薬種問屋を創業 和漢薬を販売
|
1886~1897年
|
取扱品を洋薬に転換 直接欧米の商社と取引を開始
|
1910年2月
|
塩野製薬所を建設
|
1919年6月
|
株式会社に組織を変更 社名を株式会社塩野義商店(資本金150万円)とする
|
1922年5月
|
神戸醋酸工業の土地、建物を買収し、杭瀬工場として発足
|
1943年7月
|
塩野義製薬株式会社と改称
|
1945年8月
|
塩野義化学を合併し、赤穂工場として発足
|
1946年1月
|
油日農場(滋賀県)を開設
|
1949年5月
|
東京、大阪両証券取引所に株式上場
|
1963年12月
|
台湾塩野義製薬股份有限公司(現・連結子会社)を設立
|
1968年3月
|
摂津工場(大阪府)を建設
|
1976年8月
|
日亜薬品工業株式会社(現・連結子会社 シオノギファーマ株式会社)を設立
|
1983年3月
|
金ケ崎工場(岩手県)を建設
|
1998年8月
|
武州製薬株式会社を設立
|
2001年2月
|
シオノギUSA,INC.(米国)を設立
|
2008年1月
|
シオノギ分析センター株式会社(現・連結子会社 シオノギファーマ株式会社)を設立
|
2008年8月
|
シオノギUSAホールディングス,INC.(米国、現・連結子会社 Shionogi Inc.)を設立
|
2008年10月
|
サイエルファーマ,INC.(米国、2010年1月 シオノギファーマ,INC.に商号変更)の株式取得
|
2010年3月
|
武州製薬株式会社の全株式を譲渡
|
2010年10月
|
シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社(現・連結子会社)を設立
|
2011年4月
|
Shionogi Inc.がシオノギUSA,INC.及びシオノギファーマ,INC.を吸収合併
|
2011年7月
|
医薬研究センター(大阪府)を建設し、創薬研究機能を集約
|
2011年10月
|
C&Oファーマシューティカル テクノロジー ホールディングス Ltd.(中国、現・連結子会社)の株式取得
|
2012年2月
|
シオノギ Ltd.(現・連結子会社 Shionogi B.V.)を設立
|
2013年3月
|
北京塩野義医薬科技有限公司(中国、現・連結子会社)を設立
|
2016年1月
|
シオノギヘルスケア株式会社(現・連結子会社)を設立
|
2016年4月
|
シオノギヘルスケア株式会社にコンシューマーヘルスケア事業を承継
|
2018年10月
|
シオノギファーマ株式会社(現・連結子会社)を設立
|
2018年11月
|
Shionogi B.V.(オランダ、現・連結子会社)を設立
|
2019年3月
|
Shionogi B.V.がシオノギ Ltd.を吸収合併
|
2019年4月
|
シオノギファーマ株式会社に医療用医薬品等の製造及び製造受託等を承継
|
2019年4月
|
シオノギファーマ株式会社がシオノギファーマケミカル株式会社及びシオノギ分析センター株式会社を吸収合併
|
2019年10月
|
エムスリー株式会社と合弁会社ストリーム・アイ株式会社(現・連結子会社)を設立
|
2019年12月
|
株式会社UMNファーマ(現・連結子会社)の株式取得
|
2020年5月
|
Tetra Therapeutics Inc.(現・連結子会社)の株式取得
|
2020年8月
|
平安塩野義(香港)有限公司(現・連結子会社 塩野義(香港)商業有限公司)を設立
|
2020年10月
|
シオノギファーマ株式会社がナガセ医薬品株式会社の株式取得
|
2020年11月
|
平安塩野義(中国)有限公司(現・連結子会社)を設立
|
2021年11月
|
Pharmira株式会社を設立
|
2022年4月
|
シオノギファーマ株式会社よりPharmira株式会社に治験薬製造事業の一部を承継
|
2022年4月
|
シオノギファーマ株式会社がナガセ医薬品株式会社を吸収合併
|
2022年4月
|
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
|
2022年8月
|
Yui Connection株式会社(現・連結子会社)を設立
|
2023年7月
|
シオノギビジネスパートナー株式会社の株式一部売却(現・持分法適用関連会社)
|
2023年7月
|
Qpex Biopharma, Inc.(現・連結子会社)の株式取得
|
2023年10月
|
Shionogi-Apnimed Sleep Science, LLC(現・持分法適用共同支配企業)を設立
|
2024年4月
|
シオノギファーマ株式会社がPharmira株式会社を吸収合併
|
2025年1月
|
平安塩野義(香港)有限公司(現・連結子会社 塩野義(香港)商業有限公司)を完全子会社化
|
2025年3月
|
平安塩野義(中国)有限公司(現・連結子会社)を完全子会社化
|
3 【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社41社、関連会社5社及び共同支配企業2社(2025年3月31日現在)より構成されており、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売並びにこれらの付随業務を事業内容とする単一セグメントであります。
主要な会社は次のとおりであります。
当社、シオノギファーマ株式会社、シオノギヘルスケア株式会社、シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社、
株式会社UMNファーマ、シオノギビジネスパートナー株式会社、Shionogi Inc.、Qpex Biopharma, Inc.、
Tetra Therapeutics Inc.、Shionogi-Apnimed Sleep Science, LLC、Shionogi B.V.、
台湾塩野義製薬股份有限公司、北京塩野義医薬科技有限公司、塩野義(香港)商業有限公司、
平安塩野義(中国)有限公司、その他34社
事業の内容と当社グループ各社の当該事業における位置付けを事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
(注)1.連結子会社29社、関連会社4社及び共同支配企業1社は小規模のため表中には表示しておりません。
2.平安塩野義(中国)有限公司は、2025年4月1日をもって、塩野義有限公司に社名を変更しております。
3.2025年4月1日を効力発生日として株式会社UMNファーマを吸収分割会社、シオノギファーマ株式会社を吸収分割承継会社とする吸収分割を行っており、2025年度中に清算結了を予定しております。
4 【関係会社の状況】
名称
|
住所
|
資本金 (百万円)
|
主要な事業の 内容
|
議決権の所有 割合(%)
|
関係内容
|
[連結子会社]
|
|
|
|
|
|
シオノギファーマ株式会社 (注)2
|
大阪府摂津市
|
90
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社が医薬品の製造及び試験・分析を委託しております。 役員の兼任等………無
|
シオノギヘルスケア株式会社 (注)4・6
|
大阪市中央区
|
10
|
医薬品事業
|
100.0 (100.0)
|
当社が一般用医薬品を販売しております。 役員の兼任等………無
|
シオノギテクノアドバンス リサーチ株式会社
|
大阪府豊中市
|
9
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社が実験系研究支援業務を委託しております。 役員の兼任等………無
|
株式会社UMNファーマ (注)5
|
秋田県秋田市
|
90
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社がバイオ医薬品の研究開発、製造業務を委託しております。 役員の兼任等………無
|
Shionogi Inc.
|
米国 ニュージャージー州
|
12 米ドル
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社が医薬品の開発業務を委託しております。 当社が医薬品を製造販売しております。 役員の兼任等………有
|
Tetra Therapeutics Inc. (正式名称:Tetra Discovery Partners Inc.)
|
米国 ミシガン州
|
37 千米ドル
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社が医薬品の研究開発業務を委託しております。 役員の兼任等………有
|
Qpex Biopharma, Inc. (注)4
|
米国 カリフォルニア州
|
4,107 米ドル
|
医薬品事業
|
100.0 (100.0)
|
当社が医薬品の研究開発業務を委託しております。 役員の兼任等………有
|
Shionogi B.V. (注)2
|
オランダ アムステルダム
|
630 千英国ポンド
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社が医薬品の開発業務を委託しております。 当社が医薬品を製造販売しております。 役員の兼任等………有
|
台湾塩野義製薬股份有限公司
|
台湾 台北市
|
92 百万台湾元
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社が医薬品及び原料を販売しております。 役員の兼任等………有
|
北京塩野義医薬科技有限公司
|
中国 北京市
|
30
|
医薬品事業
|
100.0
|
当社が医薬品の市場調査業務を委託しております。 役員の兼任等………有
|
塩野義(香港)商業有限公司 (注)2・4・6
|
中国 香港特別行政区
|
361,794 千香港ドル
|
医薬品事業
|
100.0 (100.0)
|
当社が医薬品の販売を委託しております。 役員の兼任等………無
|
平安塩野義(中国)有限公司 (注)2・4・7
|
中国 上海市
|
1,061,224 千中国元
|
医薬品事業
|
100.0 (100.0)
|
当社が医薬品の開発及び製造販売を委託しております。 役員の兼任等………無
|
[持分法適用関連会社]
|
|
|
|
|
|
シオノギビジネスパートナー株式会社
|
大阪市中央区
|
10
|
医薬品事業
|
20.0
|
当社が各種サービス業務を委託しております。 役員の兼任等………無
|
[持分法適用共同支配企業]
|
|
|
|
|
|
Shionogi-Apnimed Sleep Science, LLC
|
米国 マサチューセッツ州
|
-
|
医薬品事業
|
50.0
|
当社が医薬品の研究開発業務を受託しております。 役員の兼任等………有
|
(注) 1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.特定子会社に該当しております。
3.上記以外に連結子会社が29社、持分法適用関連会社が1社及び持分法適用共同支配企業が1社ありますが、いずれも事業に及ぼす影響度が僅少であり、かつ全体としても重要性がないため、記載を省略しております。
4.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
5.2025年4月1日を効力発生日として株式会社UMNファーマを吸収分割会社、シオノギファーマ株式会社を吸収分割承継会社とする吸収分割を行っており、2025年度中に清算結了を予定しております。
6.2025年1月9日付で平安塩野義(香港)有限公司の全株式を取得し、完全子会社化するとともに、塩野義(香港)商業有限公司に社名を変更しております。また、シオノギヘルスケア株式会社(塩野義(香港)商業有限公司の100%子会社)についても、出資比率が100%となっております。
7.2025年3月31日付で平安塩野義(中国)有限公司の全株式を取得し、完全子会社化しております。また、2025年4月1日付で、塩野義有限公司に社名を変更しております。
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2025年3月31日現在
セグメントの名称
|
従業員数(人)
|
医薬品事業
|
4,955
|
[525]
|
(注) 1.従業員数は就業人員数であります。臨時雇用人員(定年後再雇用者、契約社員等)数は、[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.当社グループ(当社及び連結子会社)の事業は、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売並びにこれらの付随業務を事業内容とする単一セグメントであります。当社グループの従業員は全て医薬品事業に属しております。
(2) 提出会社の状況
2025年3月31日現在
従業員数(人)
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平均年令(歳)
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平均勤続年数(年)
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平均年間給与(円)
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2,129
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[142]
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41.5
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15.2
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10,034,029
|
(注) 1.従業員数は就業人員数であります。臨時雇用人員(定年後再雇用者、契約社員等)数は、[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与、基準外賃金及び法定外福利厚生を含んでおります。
3.当社の事業は、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売並びにこれらの付随業務を事業内容とする単一セグメントであります。当社の従業員は全て医薬品事業に属しております。
(3) 労働組合の状況
当社の労働組合は、塩野義製薬労働組合と称し、連結子会社5社および関連会社1社の労働組合とともにシオノギグループ労働組合連合会を組織し、上部団体である「薬粧連合(医薬化粧品産業労働組合連合会)」に加盟しております。
塩野義製薬労働組合の組合員数は、2025年3月31日現在2,057名、シオノギグループ労働組合連合会の組合員数は 2,873名です。
労使は相互信頼を基盤に、健全な関係を持続しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
当事業年度
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管理職に占める 女性労働者の割合(%)(注1・3)
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男性の 育児休業取得率(%)(注2・5)
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労働者の男女の賃金の格差(%)(注1・4)
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全労働者
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正規雇用労働者
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パート・有期労働者
|
16.9
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78.5
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80.1
|
78.0
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107.4
|
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.従業員数は2025年4月1日時点により算出しております。部下を持つ職務の者を管理職としております。
4.以下の前提に基づき算出しています。
対象期間:2024年度(2024年4月1日~2025年3月31日まで)
賃金:基準給与、基準外給与、賞与、法定外福利厚生を含み、退職手当を除いております。
正規雇用労働者:出向者については、社外への出向者を除き、他社からの出向受入者を含んでおります。
パート・有期労働者:嘱託、パート・アルバイト、再雇用者(フルタイム・パートタイム)を含み、派遣社員を除いております。
5.男性労働者の育児休業取得率の詳細
当事業年度
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男性育児休業の 14日以上取得率(%)
|
男性育児休業の 取得人数(人)
|
男性育児休業の 平均取得日数(日)
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63.3
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62
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43
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②連結子会社
当事業年度
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連結子会社
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管理職に占める 女性労働者 の割合(%) (注1・3)
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男性の 育児休業取得率(%) (注2・5)
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労働者の男女の賃金の格差(%) (注1・4)
|
全労働者
|
正規雇用 労働者
|
パート・ 有期労働者
|
シオノギファーマ株式会社
|
11.8
|
73.7
|
73.0
|
73.4
|
80.8
|
シオノギヘルスケア 株式会社
|
9.1
|
0.0
|
70.8
|
70.2
|
120.5
|
シオノギテクノアドバンス リサーチ株式会社
|
31.0
|
75.0
|
78.9
|
77.8
|
58.4
|
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成 3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.従業員数は2025年4月1日時点により算出しております。部下を持つ職務の者を管理職としております。
4.以下の前提に基づき算出しています。
対象期間:2024年度(2024年4月1日~2025年3月31日まで)
賃金:基準給与、基準外給与、賞与、法定外福利厚生を含み、退職手当を除いております。
正規雇用労働者:出向者については、社外への出向者を除き、他社からの出向受入者を含んでおります。
パート・有期労働者:嘱託、パート・アルバイト、再雇用者(フルタイム・パートタイム)を含み、派遣社員を除いております。
5.男性労働者の育児休業取得率の詳細
当事業年度
|
連結子会社
|
男性育児休業の 14日以上取得率(%)
|
男性育児休業の 取得人数(人)
|
男性育児休業の 平均取得日数(日)
|
シオノギファーマ株式会社
|
68.4
|
14
|
54
|
シオノギヘルスケア株式会社
|
0.0
|
0
|
0
|
シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社
|
75.0
|
3
|
64
|
<男女の賃金差異について>
SHIONOGIグループでは、職務等級制度を軸とした人事制度を導入・運用しており、年齢や性別等の属性にかかわらず、職務に応じた処遇としております。そのため、処遇は男女同一であり、同一職務レベルにおける報酬体系において男女間で差異を設けておりませんが、職責・賃金が高い職務における女性比率が男性に比べ低いこと等から差異が生じております。差異の解消に向けて、性別にかかわらず活躍できる環境を整備してきた結果、女性マネジャー比率は上昇しております。引き続き、女性活躍推進の取り組みを推進してまいります。女性活躍推進の目標については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
項目
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2022年度
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2023年度
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2024年度
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従業員女性比率
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26.4%
|
26.4%
|
27.0%
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女性マネジャー比率
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14.0%
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14.5%
|
16.9%
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女性組織長比率
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18.5%
|
19.1%
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24.6%
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女性執行役員比率
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0.0% (0/14)
|
0.0% (0/17)
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5.9% (1/17)
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女性取締役比率
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40.0% (2/5)
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33.3% (2/6)
|
33.3% (2/6)
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