第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は293億9千1百万円と対前年同期比5.7%の増収となりました。利益面は、増収と売上構成による売上原価率の低下により、営業利益は64億5千3百万円と対前年同期比33.1%の増益、経常利益は65億8千5百万円と対前年同期比23.8%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は49億5千1百万円と対前年同期比24.9%の増益となりました。

①医薬品事業

医薬品事業では、自社創薬品の肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」の国内売上ならびに同製品の海外売上に伴うロイヤリティ収入、骨髄異形成症候群治療剤「ビダーザ」、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「ザルティア」等が伸長しました。加えて昨年8月に中外製薬株式会社と共同で販売を開始したCD20陽性の濾胞性リンパ腫治療剤「ガザイバ」が寄与し、売上高は256億5千2百万円と対前年同期比6.6%の増収となりました。

②機能食品事業

機能食品事業では、プロテイン製剤は減収となりましたが、サプリメント等の売上が増加し、売上高は37億3千9百万円と対前年同期とほぼ横ばいとなりました。

 

(2)研究開発活動

    文中における研究開発の状況は、当四半期報告書提出日現在の状況に基づき記載しております。

 

  当第1四半期連結累計期間における研究開発費は29億6千9百万円で、対売上高比率は10.1%であります。

(国内開発状況)

・肝類洞閉塞症候群(SOS)/肝中心静脈閉塞症(VOD)治療剤「NS-73(一般名:デフィブロチドナトリウム)」については、2017年3月にジャズ・ファーマシューティカルズ社(アイルランド)より導入し、昨年9月に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受け、本年6月に承認されました。また、昨年6月よりSOS/VODの予防を対象とした第三相試験を、ジャズ・ファーマシューティカルズ社と共同で開始しました。

・「NS-304(一般名:セレキシパグ)」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験を、アクテリオン ファーマシューティカルズ ジャパン株式会社と共同で実施中です。同効能・効果については、2016年6月に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受けました。また閉塞性動脈硬化症を対象とした後期第二相試験を、日本新薬が単独で実施中です。さらに腰部脊柱管狭窄を対象とした前期第二相試験を、日本新薬が単独で昨年2月より実施中です。

・鉄欠乏性貧血治療剤「NS-32」については、2016年12月にファーマコスモス社(デンマーク)から導入し、本年3月より第三相試験を開始しました。

・難治てんかん(ドラベ症候群およびレノックス・ガストー症候群)治療剤「ZX008」については、本年3月にゾゲニクス社(米国)から導入し、ゾゲニクス社が第三相試験を実施中です。

・子宮内膜症治療剤「NS-580」については、2017年7月より前期第二相試験を実施中です。

・「NS-17(一般名:アザシチジン)」については、昨年1月より急性骨髄性白血病を対象とした第二相試験を実施中です。

・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-065/NCNP-01(一般名:ビルトラルセン)」については、第一/二相試験を終了しました。本剤は、2015年10月に厚生労働省より「先駆け審査指定制度」の対象品目として指定されました。

・二次性急性骨髄性白血病治療剤「NS-87」については、2017年3月にジャズ・ファーマシューティカルズ社から導入し、第一/二相試験を準備中です。

・再発・難治性急性骨髄性白血病治療剤「NS-917」については、2017年3月にデルタフライファーマ株式会社(徳島市)より導入し、開発準備中です。

 

 

  (海外開発状況)

・合成抗菌剤「プルリフロキサシン」については、中国において導出先のリーズ・ファーマ社(香港)が第三相試験を終了し、2017年9月に承認申請しました。

・「NS-304」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験を導出先のジョンソン・エンド・ジョンソン社が本年3月より開始しました。

・「NS-065/NCNP-01(一般名:ビルトラルセン)」については、米国において第二相試験を実施し、本年2月より段階的承認申請を開始しました。本剤は、FDAより2016年10月にファストトラック指定を受け、さらに2017年1月にはオーファンドラッグ指定および希少小児疾患指定を受けました。

・骨髄線維症治療剤「NS-018」については、米国において次試験を準備中です。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。

  販売契約等(導入)

相手先

(国名)

契約の内容

締結年月

有効期間

イーライリリー・アンド・カンパニー社

 (アメリカ)

日本におけるタダラフィル製剤の製造販売承認の承継に関する契約

2019.5

2031年12月まで

日本イーライリリー株式会社

 (日本)