第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は573億8千7百万円と対前年同期比7.3%の増収となりました。利益面は、増収と売上構成による売上原価率の低下により、営業利益は110億2千5百万円と対前年同期比45.7%の増益、経常利益は112億7千1百万円と対前年同期比37.5%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は82億9千1百万円と対前年同期比37.3%の増益となりました

セグメントの経営成績は次のとおりであります。

①医薬品事業

医薬品事業では、自社創薬品の肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」の国内売上ならびに同製品の海外売上に伴うロイヤリティ収入、骨髄異形成症候群治療剤「ビダーザ」、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「ザルティア」等が伸長しました。加えて昨年8月に中外製薬株式会社と共同で販売を開始したCD20陽性の濾胞性リンパ腫治療剤「ガザイバ」が寄与し、売上高は498億1千7百万円と対前年同期比8.1%の増収となりました。

 

②機能食品事業

機能食品事業では、プロテイン製剤、サプリメント等の売上が増加した結果、売上高は75億6千9百万円と対前年同期比2.4%の増収となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間の現金及び現金同等物の残高は、68億5千万円増加し、464億8千3百万円となりました(前第2四半期連結累計期間の残高は300億8千1百万円)。

 

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、115億5千5百万円の収入(前第2四半期連結累計期間は46億2千5百万円の収入)となりました。主な内訳は、収入項目では税金等調整前四半期純利益112億7千1百万円、減価償却費16億9千4百万円、売上債権の減少額63億4千7百万円、仕入債務の増加額21億7千7百万円、支出項目は、たな卸資産の増加額24億2千7百万円、法人税等の支払額34億2千6百万円でした。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、18億6千万円の支出(前第2四半期連結累計期間は3億4百万円の支出)となりました。主に長期前払費用の取得による支出等によるものです。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額等により、27億6千3百万円の支出(前第2四半期連結累計期間は17億5千7百万円の支出)となりました。

 

 

 

(3)研究開発活動

  文中における研究開発の状況は、当四半期報告書提出日現在の状況に基づき記載しております。

  当第2四半期連結累計期間における研究開発費は65億6千7百万円、対売上高比率は11.4%であります。

(国内開発状況)

・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-065/NCNP-01(一般名:ビルトラルセン)」については、第一/二相試験を終了し、本年9月に承認申請を行いました。本剤は、2015年10月に厚生労働省より「先駆け審査指定制度」の対象品目として、また本年8月に希少疾病用医薬品として指定されました。

・肝類洞閉塞症候群 (SOS) 治療剤「NS-73(一般名:デフィブロチドナトリウム)」については、2017年3月にジャズ・ファーマシューティカルズ社(アイルランド)より導入し、本年5月に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受け、本年9月より販売を開始しました。また、昨年6月より SOSの予防を対象とした第三相試験を、ジャズ・ファーマシューティカルズ社と共同で開始しました。

・「NS-304(一般名:セレキシパグ)」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験を、アクテリオン ファーマシューティカルズ ジャパン株式会社と共同で実施中です。同効能・効果については、2016年6月に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受けました。また閉塞性動脈硬化症を対象とした後期第二相試験を、日本新薬が単独で実施中です。さらに腰部脊柱管狭窄を対象とした前期第二相試験を、日本新薬が単独で昨年2月より実施中です。

・鉄欠乏性貧血治療剤「NS-32」については、2016年12月にファーマコスモス社(デンマーク)から導入し、本年3月より、第三相試験を開始しました。

・難治てんかん(ドラベ症候群およびレノックス・ガストー症候群)治療剤「ZX008」については、本年3月にゾゲニクス社(米国)から導入し、ゾゲニクス社が第三相試験を実施中です。

・子宮内膜症治療剤「NS-580」については、2017年7月より前期第二相試験を実施中です。

・「NS-17(一般名:アザシチジン)」については、昨年1月より急性骨髄性白血病を対象とした第二相試験を実施中です。

・二次性急性骨髄性白血病治療剤「NS-87」については、2017年3月にジャズ・ファーマシューティカルズ社から導入し、本年8月より第一/二相試験を開始しました。

・再発・難治性急性骨髄性白血病治療剤「NS-917」については、2017年3月にデルタフライファーマ株式会社(徳島市)より導入し、開発準備中です。

 

(海外開発状況)

・合成抗菌剤「プルリフロキサシン」については、中国において導出先のリーズ・ファーマ社(香港)が第三相試験を終了し、2017年9月に承認申請しました。

・「NS-065/NCNP-01(一般名:ビルトラルセン)」については、米国において第二相試験を実施し、本年2月より段階的承認申請を実施しておりましたが、9月に完了しました。本剤は、FDAより2016年10月にファストトラック指定を受け、さらに2017年1月にはオーファンドラッグ指定および希少小児疾患指定を受けました。

・「NS-304」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験を導出先のジョンソン・エンド・ジョンソン社(米国)が本年3月より開始しました。

・骨髄線維症治療剤「NS-018」については、米国において次試験を準備中です。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。