当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は881億1千3百万円と対前年同期比1.3%の増収となりました。利益面は、前年同期に計上した「ウプトラビ」のマイルストン収入の反動や薬価改定などによる売上原価率の上昇等により、営業利益は154億6千6百万円と対前年同期比5.9%の減益、経常利益は162億7千7百万円と対前年同期比5.6%の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は118億8千6百万円と対前年同期比6.4%の減益となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
①医薬品事業
医薬品事業では、自社創薬品の肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」のマイルストン収入があった前年同期に比べ工業所有権等収益は減少したものの、同製品の国内売上ならびに骨髄異形成症候群治療剤「ビダーザ」、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「ザルティア」等が伸長しました。加えて2018年8月に中外製薬株式会社と共同で販売を開始したCD20陽性の濾胞性リンパ腫治療剤「ガザイバ」が寄与し、売上高は766億6千5百万円と対前年同期比1.1%の増収となりました。
②機能食品事業
機能食品事業では、プロテイン製剤、品質安定保存剤等の売上が増加した結果、売上高は114億4千8百万円と対前年同期比2.0%の増収となりました。
(2)研究開発活動
文中における研究開発の状況は、当四半期報告書提出日現在の状況に基づき記載しております。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は110億1千1百万円で、対売上高比率12.5%であります。
(国内開発状況)
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-065/NCNP-01(一般名:ビルトラルセン)」については、第一/二相試験を終了し、2019年9月に承認申請を行いました。本剤は、2015年10月に厚生労働省より「先駆け審査指定制度」の対象品目、2019年8月に希少疾病用医薬品として、また2019年10月に条件付き早期承認制度対象品目として指定されました。
・肝類洞閉塞症候群 (SOS) 治療剤「NS-73(一般名:デフィブロチドナトリウム)」については、2017年3月にジャズ・ファーマシューティカルズ社(アイルランド)より導入し、2019年5月に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受け、2019年9月より販売を開始しました。また、2018年6月より SOSの予防を対象とした第三相試験を、ジャズ・ファーマシューティカルズ社と共同で開始しました。
・「NS-304(一般名:セレキシパグ)」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験を、アクテリオン ファーマシューティカルズ ジャパン株式会社と共同で実施中です。同効能・効果については、2016年6月に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受けました。また閉塞性動脈硬化症を対象とした後期第二相試験を、日本新薬が単独で実施中です。さらに腰部脊柱管狭窄を対象とした前期第二相試験を、日本新薬が単独で2018年2月より実施中です。
・鉄欠乏性貧血治療剤「NS-32(一般名:デルイソマルトース第二鉄)」については、2016年12月にファーマコスモス社(デンマーク)から導入し、2019年3月より、第三相試験を開始しました。
・難治てんかん(ドラベ症候群およびレノックス・ガストー症候群)治療剤「ZX008」については、2019年3月にゾゲニクス社(米国)から導入し、ゾゲニクス社が第三相試験を実施中です。
・子宮内膜症治療剤「NS-580」については、2017年7月より前期第二相試験を実施中です。
・「NS-17(一般名:アザシチジン)」については、2018年1月より急性骨髄性白血病を対象とした第二相試験を実施中です。
・二次性急性骨髄性白血病治療剤「NS-87」については、2017年3月にジャズ・ファーマシューティカルズ社から導入し、2019年8月より第一/二相試験を開始しました。
・再発・難治性急性骨髄性白血病治療剤「NS-917」については、2017年3月にデルタフライファーマ株式会社(徳島市)より導入し、開発準備中です。
(海外開発状況)
・合成抗菌剤「プルリフロキサシン」については、中国において導出先のリーズ・ファーマ社(香港)が第三相試験を終了し、2017年9月に承認申請しました。
・「NS-065/NCNP-01(一般名:ビルトラルセン)」については、米国において第二相試験を実施し、2019年2月より段階的承認申請を行い、9月に完了しました。本剤は、FDAより2016年10月にファストトラック指定を受け、さらに2017年1月にはオーファンドラッグ指定および希少小児疾患指定を受けました。
・「NS-304」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験を導出先のジョンソン・エンド・ジョンソン社(米国)が2019年3月より開始しました。
・骨髄線維症治療剤「NS-018」については、米国において次試験を準備中です。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。