当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の業績は、国内医薬品事業および機能食品事業が新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、自社創薬品の肺動脈性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」の海外売上に伴うロイヤリティ収入の伸長等により、売上高は578億1千7百万円と対前年同期比0.8%の増収となりました。利益面は、研究開発費が増加したものの、増収と売上構成による売上原価率の低下、新型コロナウイルス感染症に伴う活動自粛による費用の減少等により、営業利益は111億4千万円と対前年同期比1.0%の増益、経常利益は112億4千8百万円と対前年同期比でほぼ横ばい、親会社株主に帰属する四半期純利益は80億7千3百万円と対前年同期比2.6%の減益となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
①医薬品事業
医薬品事業では、「ウプトラビ」、同製品の海外売上に伴うロイヤリティ収入、CD20陽性の濾胞性リンパ腫治療剤「ガザイバ」および共同販促収入等が伸長しました。加えて2019年9月に販売を開始した肝類洞閉塞症候群治療剤「デファイテリオ」が寄与し、売上高は502億9千6百万円と対前年同期比1.0%の増収となりました。
②機能食品事業
機能食品事業では、品質安定保存剤等の売上は増加しましたが、健康食品素材等の売上が減少し、売上高は75億2千1百万円と対前年同期比0.6%の減収となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の現金及び現金同等物の残高は、31億9千6百万円増加し、474億9千4百万円となりました(前第2四半期連結累計期間の残高は464億8千3百万円)。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、81億2千7百万円の収入(前第2四半期連結累計期間は115億5千5百万円の収入)となりました。主な内訳は、収入項目では税金等調整前四半期純利益112億4千8百万円、減価償却費17億4千万円、売上債権の減少額39億7千5百万円、支出項目は、たな卸資産の増加額42億8千6百万円、法人税等の支払額21億7千3百万円でした。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、20億7千1百万円の支出(前第2四半期連結累計期間は18億6千万円の支出)となりました。主に有形固定資産の取得による支出、長期前払費用の取得による支出等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額等により、28億9千9百万円の支出(前第2四半期連結累計期間は27億6千3百万円の支出)となりました。
(3)研究開発活動
文中における研究開発の状況は、当四半期報告書提出日現在の状況に基づき記載しております。
当第2四半期連結累計期間における研究開発費は76億5千9百万円、対売上高比率は13.2%であります。
(国内開発状況)
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「NS-065/NCNP-01(製品名:ビルテプソ®点滴静注250㎎、一般名:ビルトラルセン)」については、2020年3月に承認され、5月より販売を開始しました。現在グローバル第三相試験を実施中です。
・「NS-17(一般名:アザシチジン)」については、急性骨髄性白血病を適応疾患として2020年9月に承認申請を行いました。
・「NS-304(一般名:セレキシパグ)」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験をヤンセンファーマ株式会社と共同で実施し、承認申請準備中です。同効能・効果については、2016年に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受けました。また閉塞性動脈硬化症を対象とした後期第二相試験を、日本新薬が単独で実施中です。さらに腰部脊柱管狭窄を対象とした前期第二相試験を、日本新薬が単独で実施中です。
・鉄欠乏性貧血治療剤「NS-32(一般名:デルイソマルトース第二鉄)」については、2016年にファーマコスモス社(デンマーク)から導入し、第三相試験を実施中です。
・難治てんかん(ドラベ症候群およびレノックス・ガストー症候群)治療剤「ZX008」については、2019年にゾゲニクス社(米国)から導入し、ゾゲニクス社が第三相試験を実施中です。
・子宮内膜症治療剤「NS-580」については、前期第二相試験を実施中です。
・二次性急性骨髄性白血病治療剤「NS-87」については、2017年にジャズ・ファーマシューティカルズ社から導入し、2019年8月より第一/二相試験を開始しました。
・JAK1阻害剤「NS-229」については、2020年10月より第一相試験を開始しました。
・再発・難治性急性骨髄性白血病治療剤「NS-917」については、2017年にデルタフライファーマ株式会社(徳島市)より導入し、開発準備中です。
(海外開発状況)
・「NS-065/NCNP-01(一般名:ビルトラルセン)」については、米国で2020年8月に承認され、販売を開始しました。欧州では2020年6月にEMAよりオーファンドラッグ指定を受けました。現在グローバル第三相試験を実施中です。
・「NS-304」については、慢性血栓塞栓性肺高血圧症を対象とした第三相試験を導出先のジョンソン・エンド・ジョンソン社(米国)が実施中です。
・骨髄線維症治療剤「NS-018」については、米国において次試験を準備中です。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。