【要約四半期連結財務諸表注記】

 

1.重要な会計方針等

 

(1)作成の基礎

この要約四半期連結財務諸表は、日本(東京)に所在し、東京証券取引所に上場(証券コード:4519)している中外製薬株式会社及びその子会社の要約四半期連結財務諸表です。この要約四半期連結財務諸表は、2021年7月29日に、当社最高経営責任者である代表取締役社長奥田修及び最高財務責任者である上席執行役員板垣利明によって承認されております。

ロシュ・ホールディング・リミテッドはスイス証券取引所に上場し、IFRSに準拠し業績を開示しているロシュグループの親会社であります。当社グループはロシュとの戦略的アライアンスの締結により2002年10月よりロシュグループの主要なメンバーになっております。ロシュ・ホールディング・リミテッドは、当社株式の発行済株式総数のうち、59.89%(発行済株式総数から自己株式を控除したベースでは61.16%)を所有しています。

当社グループは、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に定める指定国際会計基準特定会社の要件を満たすことから、同第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成しております。

この要約四半期連結財務諸表には、年次の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、2020年12月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円で表示し、百万円未満を四捨五入しております。公正価値による測定が要求されている一部の項目を除き、測定は取得原価に基づいております。

 

(2)重要な会計上の判断、見積り及び前提

要約四半期連結財務諸表の作成にあたっては、収益、費用、資産、負債及び偶発事象に係る報告金額に影響を与える判断、見積り及び前提の設定を行うことを経営者に求めております。これらの見積りは実際の結果と異なる可能性があります。見積りやその基礎をなす前提は、過去の経験や多くの要因に基づいて設定しており、継続的に見直しを行っております。見積りの変更による影響は、見積りの変更が行われた会計期間に認識しております。

当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える判断、見積り及び前提に関する情報は、原則として前連結会計年度と同様であります。

「第2[事業の状況] 2[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)業績の状況」のとおり、新型コロナウイルス感染症の当四半期決算に与える影響は限定的であったことから、当連結会計年度の業績に対する影響も限定的であると仮定しており、使用した会計上の見積りに与える重要な影響はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症の今後の流行等の状況の変化は、翌連結会計年度以降において、資産や負債の帳簿価額に重要な修正を生じる要因となる重要なリスクとなる可能性があります。

 

(3)重要な会計方針

当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

 

 

2.セグメント情報

 

当社グループは、単一の医薬品事業に従事し、複数の事業セグメントを有しておりません。当社グループの医薬品事業は、新規の医療用医薬品の研究、開発、製造、販売活動から成り立っております。これらの機能的な活動は事業として統合した運営管理を行っております。

 

売上収益

(単位:百万円)

 

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年6月30日

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

 

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

日本

203,402

 

899

 

204,616

 

7,600

海外

100,748

 

85,180

 

101,038

 

54,866

うちスイス

89,765

 

84,551

 

91,767

 

54,193

合計

304,150

 

86,079

 

305,654

 

62,466

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

当第2四半期連結会計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年6月30日

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

 

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

日本

108,538

 

503

 

102,731

 

4

海外

65,347

 

47,024

 

58,389

 

27,573

うちスイス

59,248

 

46,901

 

54,036

 

27,234

合計

173,885

 

47,526

 

161,119

 

27,577

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主要顧客に関する情報

(単位:百万円)

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年6月30日

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・
リミテッド

174,316

 

145,960

アルフレッサ株式会社

49,151

 

53,112

 

 

(単位:百万円)

 

当第2四半期連結会計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年6月30日

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・
リミテッド

106,149

 

81,270

アルフレッサ株式会社

25,274

 

26,804

 

 

 

3.収益

 

 収益の分解

(単位:百万円)

 

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年6月30日

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

 

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

製商品売上高

306,901

 

△2,752

 

304,150

 

307,117

 

△1,463

 

305,654

日本

203,402

 

 

203,402

 

204,616

 

 

204,616

海外

103,500

 

△2,752

 

100,748

 

102,501

 

△1,463

 

101,038

ロイヤルティ等収入
及びその他の営業収入

76,300

 

9,779

 

86,079

 

57,045

 

5,421

 

62,466

ロイヤルティ及び
プロフィットシェア
収入

73,537

 

9,779

 

83,317

 

48,037

 

5,421

 

53,458

その他の営業収入

2,763

 

 

2,763

 

9,008

 

 

9,008

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

当第2四半期連結会計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年6月30日

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

 

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

製商品売上高

176,206

 

△2,322

 

173,885

 

161,694

 

△575

 

161,119

日本

108,538

 

 

108,538

 

102,731

 

 

102,731

海外

67,669

 

△2,322

 

65,347

 

58,963

 

△575

 

58,389

ロイヤルティ等収入
及びその他の営業収入

42,603

 

4,924

 

47,526

 

24,975

 

2,602

 

27,577

ロイヤルティ及び
プロフィットシェア
収入

41,815

 

4,924

 

46,739

 

24,478

 

2,602

 

27,080

その他の営業収入

788

 

 

788

 

497

 

 

497

 

 

その他の源泉から生じる収益は、相手先が顧客とはみなされない場合の協同パートナーとの利益分配契約からの収入及びヘッジ利得または損失から生じております。

 

 

4.無形資産

 

減損損失

当第2四半期連結累計期間に、研究開発プロジェクトの中止等に伴い1,570百万円(前第2四半期連結累計期間117百万円)の減損損失を研究開発費として認識しました。

 

5.当社の株主に帰属する資本

 

配当

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
(百万円)

 

1株当たり
配当額
(円)

 

基準日

 

効力発生日

2020年3月30日
定時株主総会 ※1

 

普通株式

 

50,372

 

92

 

2019年12月31日

 

2020年3月31日

2020年7月27日
取締役会 ※1

 

普通株式

 

41,094

 

75

 

2020年6月30日

 

2020年8月28日

2021年3月23日
定時株主総会 ※2

 

普通株式

 

49,316

 

30

 

2020年12月31日

 

2021年3月24日

2021年7月26日
取締役会 ※2

 

普通株式

 

49,326

 

30

 

2021年6月30日

 

2021年8月30日

 

 

※1 当社は2020年7月1日を効力発生日として普通株式を1株につき3株の割合で株式分割を行っており、1株当たり配当額は当該株式分割前の数値を表示しております。

※2 1株当たり配当額は、当該株式分割調整後の金額を記載しております。

 

 

6.1株当たり利益

 

基本的1株当たり利益

 

 

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年6月30日

当社株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

118,137

 

102,293

加重平均普通株式数(株)

 

1,679,057,667

 

1,679,057,667

加重平均自己株式数(株)

 

△35,009,024

 

△35,985,447

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,048,643

 

1,643,072,220

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

 

71.86

 

62.26

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当第2四半期連結会計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年6月30日

当社株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

70,726

 

50,759

加重平均普通株式数(株)

 

1,679,057,667

 

1,679,057,667

加重平均自己株式数(株)

 

△34,902,941

 

△35,605,935

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,154,726

 

1,643,451,732

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

 

43.02

 

30.89

 

 

 

 

 

 

(注)当社は、2020年1月21日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月1日を効力発生日として、普通株式を1株につき3株の割合をもって分割しております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して基本的1株当たり四半期利益を算定しております。

 

希薄化後1株当たり利益

 

 

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年6月30日

当社株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

118,137

 

102,293

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,048,643

 

1,643,072,220

希薄化効果の影響調整:

 

 

 

 

ストック・オプション(株)

 

1,150,351

 

1,954,196

希薄化効果後
加重平均普通株式数(株)

 

1,645,198,994

 

1,645,026,416

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

 

71.81

 

62.18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当第2四半期連結会計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年6月30日

当社の株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

70,726

 

50,759

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,154,726

 

1,643,451,732

希薄化効果の影響調整:

 

 

 

 

ストック・オプション(株)

 

1,071,102

 

1,660,787

希薄化効果後
加重平均普通株式数(株)

 

1,645,225,828

 

1,645,112,519

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

 

42.99

 

30.85

 

 

 

 

 

 

(注)当社は、2020年1月21日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月1日を効力発生日として、普通株式を1株につき3株の割合をもって分割しております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して希薄化後1株当たり四半期利益を算定しております。

 

7.リスクマネジメント

 

公正価値で測定する金融商品

経常的な公正価値測定を行う際の評価技法へのインプットを3つのレベルに分類しております。

レベル1-活発な市場における同一資産及び負債の無修正の相場価格

レベル2-レベル1に含まれる相場価格以外で、直接または間接に観察可能なインプット

レベル3-観察不能なインプットを含む、詳細技法を用いて測定された公正価値

(単位:百万円)

 

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

当第2四半期連結会計期間末

2021年6月30日

 

 

 

 

 

 

 

有価証券

 

 

 

 

 

 

 

短期金融資産

 

199,997

 

 

199,997

負債性金融商品

780

 

 

150

 

930

その他の流動資産

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融資産

 

5,241

 

 

5,241

長期金融資産

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品

710

 

 

2,169

 

2,879

その他の非流動資産

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融商品

 

 

320

 

320

金融資産合計

1,490

 

205,238

 

2,640

 

209,367

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の流動負債

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

 

△14,271

 

 

△14,271

金融負債合計

 

△14,271

 

 

△14,271

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

前連結会計年度末

2020年12月31日

 

 

 

 

 

 

 

有価証券

 

 

 

 

 

 

 

短期金融資産

 

159,989

 

 

159,989

負債性金融商品

5,770

 

 

150

 

5,920

その他の流動資産

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融資産

 

3,732

 

 

3,732

長期金融資産

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品

686

 

 

2,154

 

2,841

その他の非流動資産

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融商品

 

 

188

 

188

金融資産合計

6,456

 

163,721

 

2,493

 

172,670

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の流動負債

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

 

△13,699

 

 

△13,699

金融負債合計

 

△13,699

 

 

△13,699

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レベル1の金融資産には、社債、上場株式が含まれております。レベル2の金融資産には、主に譲渡性預金、金銭信託、コマーシャル・ペーパー、デリバティブが含まれております。

レベル2の公正価値測定は下記のように行っております。

有価証券及びデリバティブ金融商品は、観察可能な金利、イールド・カーブ、為替レートの市場のデータ、また測定日における類似の金融商品に含まれるボラティリティなどを指標とする評価モデルを使用しています。

当社グループでは、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替が生じた場合、各会計期間末にこれを認識しております。なお、レベル1とレベル2の間において重要な振替はありません。

レベル3には主に非上場株式が含まれております。観察不能なインプットを含む、評価技法を用いて公正価値を測定しています。

 

 

8.関連当事者

 

配当

当社のロシュに対する配当は、2020年通年で55,982百万円、2021年は当第2四半期連結会計期間末までに30,170百万円であります。

 

関連当事者との重要な取引及び債権債務

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド
に対する取引高

(単位:百万円)

 

 

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年6月30日

売上収益

 

174,316

 

145,960

仕入高

 

81,746

 

67,134

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

当第2四半期連結会計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年6月30日

売上収益

 

106,149

 

81,270

仕入高

 

50,385

 

29,921

 

 

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド
に対する債権・債務

(単位:百万円)

 

 

 

当第2四半期
連結会計期間末
2021年6月30日

 

前連結会計年度末
2020年12月31日

営業債権及びその他の債権

 

121,392

 

127,475

営業債務

 

56,659

 

47,201

 

 

9.後発事象

 

当社グループは2021年7月26日、下記のとおり新合成原薬製造棟の建設を決定いたしました。

 

(1)建設の目的

新たに建設する合成原薬製造棟(FJ3)は、高い薬理活性を有する低・中分子医薬品について、後期臨床試験用原薬の製造と、上市後の初期生産に対応することを目的としています。藤枝工場の既存の合成原薬製造棟(FJ1)と建設中の合成原薬製造棟(FJ2)にFJ3が加わることで、初期臨床開発から初期商用生産までの一貫した自社供給が可能となり、革新的な新薬候補物質の速やかな開発・上市を支える基盤が大きく強化されます。

 

(2)資産の内容

所在地:静岡県藤枝市高柳2500(中外製薬工業株式会社の藤枝工場)

総投資額:555億円

 

(3)建設の日程

取締役会決議日:2021年7年26日

着  工:2022年3月

建設完了:2024年2月

竣  工:2024年10月

稼  働:2025年3月

 

 

2【その他】

(1)中間配当

2021年7月26日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。

(イ)中間配当による配当金の総額………………………49,326百万円

(ロ)1株当たりの金額……………………………………30

(ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日……………2021年8月30日

(注)2021年6月30日現在の株主名簿に記載または記録された株主に対し、支払いを行います。

 

(2)重要な訴訟事件等

当第2四半期連結会計期間において、新たに発生した重要な訴訟事件等はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。