【要約四半期連結財務諸表注記】

 

1.重要な会計方針等

 

(1)作成の基礎

この要約四半期連結財務諸表は、日本(東京)に所在し、東京証券取引所に上場(証券コード:4519)している中外製薬株式会社及びその子会社の要約四半期連結財務諸表です。この要約四半期連結財務諸表は、2021年10月27日に、当社最高経営責任者である代表取締役社長奥田修及び最高財務責任者である上席執行役員板垣利明によって承認されております。

ロシュ・ホールディング・リミテッドはスイス証券取引所に上場し、IFRSに準拠し業績を開示しているロシュグループの親会社であります。当社グループはロシュとの戦略的アライアンスの締結により2002年10月よりロシュグループの主要なメンバーになっております。ロシュ・ホールディング・リミテッドは、当社株式の発行済株式総数のうち、59.89%(発行済株式総数から自己株式を控除したベースでは61.16%)を所有しています。

当社グループは、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に定める指定国際会計基準特定会社の要件を満たすことから、同第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成しております。

この要約四半期連結財務諸表には、年次の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、2020年12月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円で表示し、百万円未満を四捨五入しております。公正価値による測定が要求されている一部の項目を除き、測定は取得原価に基づいております。

 

(2)重要な会計上の判断、見積り及び前提

要約四半期連結財務諸表の作成にあたっては、収益、費用、資産、負債及び偶発事象に係る報告金額に影響を与える判断、見積り及び前提の設定を行うことを経営者に求めております。これらの見積りは実際の結果と異なる可能性があります。見積りやその基礎をなす前提は、過去の経験や多くの要因に基づいて設定しており、継続的に見直しを行っております。見積りの変更による影響は、見積りの変更が行われた会計期間に認識しております。

当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える判断、見積り及び前提に関する情報は、新型コロナウイルス感染症の影響も含め重要な影響はなく、原則として前連結会計年度と同様であります。しかし、新型コロナウイルス感染症の今後の流行等の状況の変化は不確実であるため、翌連結会計年度以降において、資産や負債の帳簿価額に重要な修正を生じる要因となる、重要なリスクになる可能性があります。

 

(3)重要な会計方針

当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

 

 

2.セグメント情報

 

当社グループは、単一の医薬品事業に従事し、複数の事業セグメントを有しておりません。当社グループの医薬品事業は、新規の医療用医薬品の研究、開発、製造、販売活動から成り立っております。これらの機能的な活動は事業として統合した運営管理を行っております。

 

売上収益

(単位:百万円)

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

 

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

日本

362,645

 

1,449

 

303,192

 

9,600

海外

176,049

 

137,350

 

161,599

 

102,129

うちスイス

159,507

 

136,540

 

147,714

 

101,336

合計

538,694

 

138,799

 

464,790

 

111,729

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2021年7月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

 

製商品売上高

 

ロイヤルティ等
収入及び
その他の営業収入

日本

159,244

 

550

 

98,576

 

2,000

海外

75,301

 

52,170

 

60,561

 

47,264

うちスイス

69,742

 

51,989

 

55,947

 

47,142

合計

234,544

 

52,720

 

159,136

 

49,264

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主要顧客に関する情報

(単位:百万円)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・
リミテッド

296,048

 

249,050

アルフレッサ株式会社

76,628

 

78,360

 

 

(単位:百万円)

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2021年7月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・
リミテッド

121,731

 

103,090

厚生労働省

42,836

 

アルフレッサ株式会社

27,478

 

25,248

 

 

 

3.収益

 

 収益の分解

(単位:百万円)

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

 

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

製商品売上高

544,022

 

△5,328

 

538,694

 

468,518

 

△3,728

 

464,790

日本

362,645

 

 

362,645

 

303,192

 

 

303,192

海外

181,376

 

△5,328

 

176,049

 

165,326

 

△3,728

 

161,599

ロイヤルティ等収入
及びその他の営業収入

125,272

 

13,527

 

138,799

 

103,108

 

8,622

 

111,729

ロイヤルティ及び
プロフィットシェア
収入

121,871

 

13,527

 

135,398

 

80,492

 

8,603

 

89,094

その他の営業収入

3,401

 

 

3,401

 

22,616

 

19

 

22,635

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2021年7月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

 

顧客との
契約から
生じる収益

 

その他の
源泉から
生じる収益

 

合計

製商品売上高

237,121

 

△2,576

 

234,544

 

161,401

 

△2,265

 

159,136

日本

159,244

 

 

159,244

 

98,576

 

 

98,576

海外

77,877

 

△2,576

 

75,301

 

62,826

 

△2,265

 

60,561

ロイヤルティ等収入
及びその他の営業収入

48,972

 

3,748

 

52,720

 

46,063

 

3,201

 

49,264

ロイヤルティ及び
プロフィットシェア
収入

48,333

 

3,748

 

52,081

 

32,454

 

3,182

 

35,636

その他の営業収入

639

 

 

639

 

13,608

 

19

 

13,627

 

 

その他の源泉から生じる収益は、相手先が顧客とはみなされない場合の協同パートナーとの利益分配契約からの収入及びヘッジ利得または損失から生じております。

 

 

4.無形資産

 

減損損失

当第3四半期連結累計期間に、研究開発プロジェクトの中止等に伴い2,700百万円(前第3四半期連結累計期間117百万円)の減損損失を研究開発費として認識しました。

 

5.当社の株主に帰属する資本

 

配当

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
(百万円)

 

1株当たり
配当額
(円)

 

基準日

 

効力発生日

2020年3月30日
定時株主総会 ※1

 

普通株式

 

50,372

 

92

 

2019年12月31日

 

2020年3月31日

2020年7月27日
取締役会 ※1

 

普通株式

 

41,094

 

75

 

2020年6月30日

 

2020年8月28日

2021年3月23日
定時株主総会 ※2

 

普通株式

 

49,316

 

30

 

2020年12月31日

 

2021年3月24日

2021年7月26日
取締役会 ※2

 

普通株式

 

49,326

 

30

 

2021年6月30日

 

2021年8月30日

 

 

※1 当社は2020年7月1日を効力発生日として普通株式を1株につき3株の割合で株式分割を行っており、1株当たり配当額は当該株式分割前の数値を表示しております。

※2 1株当たり配当額は、当該株式分割後の金額を記載しております。

 

 

6.1株当たり利益

 

基本的1株当たり利益

 

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日

当社株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

204,154

 

162,425

加重平均普通株式数(株)

 

1,679,057,667

 

1,679,057,667

加重平均自己株式数(株)

 

△34,949,590

 

△35,740,987

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,108,077

 

1,643,316,680

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

 

124.17

 

98.84

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2021年7月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日

当社株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

86,018

 

60,133

加重平均普通株式数(株)

 

1,679,057,667

 

1,679,057,667

加重平均自己株式数(株)

 

△34,832,663

 

△35,257,383

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,225,004

 

1,643,800,284

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

 

52.31

 

36.58

 

 

 

 

 

 

(注)当社は、2020年1月21日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月1日を効力発生日として、普通株式を1株につき3株の割合をもって分割しております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して基本的1株当たり四半期利益を算定しております。

 

希薄化後1株当たり利益

 

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日

当社株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

204,154

 

162,425

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,108,077

 

1,643,316,680

希薄化効果の影響調整:

 

 

 

 

ストック・オプション(株)

 

1,111,553

 

1,745,258

希薄化効果後
加重平均普通株式数(株)

 

1,645,219,630

 

1,645,061,938

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

 

124.09

 

98.74

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2021年7月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日

当社の株主に帰属する四半期利益
(百万円)

 

86,018

 

60,133

基本的加重平均普通株式数(株)

 

1,644,225,004

 

1,643,800,284

希薄化効果の影響調整:

 

 

 

 

ストック・オプション(株)

 

1,033,539

 

1,331,672

希薄化効果後
加重平均普通株式数(株)

 

1,645,258,543

 

1,645,131,956

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

 

52.28

 

36.55

 

 

 

 

 

 

(注)当社は、2020年1月21日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月1日を効力発生日として、普通株式を1株につき3株の割合をもって分割しております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して希薄化後1株当たり四半期利益を算定しております。

 

7.リスクマネジメント

 

公正価値で測定する金融商品

経常的な公正価値測定を行う際の評価技法へのインプットを3つのレベルに分類しております。

レベル1-活発な市場における同一資産及び負債の無修正の相場価格

レベル2-レベル1に含まれる相場価格以外で、直接または間接に観察可能なインプット

レベル3-観察不能なインプットを含む、詳細技法を用いて測定された公正価値

(単位:百万円)

 

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

当第3四半期連結会計期間末

2021年9月30日

 

 

 

 

 

 

 

有価証券

 

 

 

 

 

 

 

短期金融資産

 

199,994

 

 

199,994

負債性金融商品

775

 

 

150

 

925

その他の流動資産

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融資産

 

4,199

 

 

4,199

長期金融資産

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品

516

 

 

2,167

 

2,683

その他の非流動資産

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融商品

 

 

369

 

369

金融資産合計

1,291

 

204,193

 

2,686

 

208,170

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の流動負債

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

 

△9,446

 

 

△9,446

金融負債合計

 

△9,446

 

 

△9,446

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

前連結会計年度末

2020年12月31日

 

 

 

 

 

 

 

有価証券

 

 

 

 

 

 

 

短期金融資産

 

159,989

 

 

159,989

負債性金融商品

5,770

 

 

150

 

5,920

その他の流動資産

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融資産

 

3,732

 

 

3,732

長期金融資産

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品

686

 

 

2,154

 

2,841

その他の非流動資産

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融商品

 

 

188

 

188

金融資産合計

6,456

 

163,721

 

2,493

 

172,670

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の流動負債

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

 

△13,699

 

 

△13,699

金融負債合計

 

△13,699

 

 

△13,699

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レベル1の金融資産には、社債、上場株式が含まれております。レベル2の金融資産には、主に譲渡性預金、金銭信託、コマーシャル・ペーパー、デリバティブが含まれております。

レベル2の公正価値測定は下記のように行っております。

有価証券及びデリバティブ金融商品は、観察可能な金利、イールド・カーブ、為替レートの市場のデータ、また測定日における類似の金融商品に含まれるボラティリティなどを指標とする評価モデルを使用しています。

当社グループでは、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替が生じた場合、各会計期間末にこれを認識しております。なお、レベル1とレベル2の間において重要な振替はありません。

レベル3には主に非上場株式が含まれております。観察不能なインプットを含む、評価技法を用いて公正価値を測定しています。

 

 

8.関連当事者

 

配当

当社のロシュに対する配当は、2020年通年で55,982百万円、2021年は当第3四半期連結会計期間末までに60,340百万円であります。

 

関連当事者との重要な取引及び債権債務

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド
に対する取引高

(単位:百万円)

 

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日

売上収益

 

296,048

 

249,050

仕入高

 

142,260

 

92,818

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2021年7月1日

至 2021年9月30日

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日

売上収益

 

121,731

 

103,090

仕入高

 

60,514

 

25,684

 

 

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド
に対する債権・債務

(単位:百万円)

 

 

 

当第3四半期
連結会計期間末
2021年9月30日

 

前連結会計年度末
2020年12月31日

営業債権及びその他の債権

 

136,251

 

127,475

営業債務

 

82,348

 

47,201

 

 

9.後発事象

 

当社は2021年10月22日、下記のとおり初期開発用治験薬の製造を担うバイオ原薬製造棟(UK4)の建設を決定いたしました。

 

(1)建設の目的

中外製薬は、抗体エンジニアリング技術を駆使した画期的なバイオ医薬品の連続的な上市に向け、既存のバイオ原薬製造棟(UK1、UK2)に加え、後期開発用治験薬及び初期商用のバイオ原薬製造棟(UK3)を2018年に稼働するなど、積極的な設備投資を行ってまいりました。今般、初期開発用治験薬の製造に特化したUK4が加わることで、初期臨床開発から初期商用生産までの一貫した自社供給能力が強化され、革新的な医薬品候補物質の速やかな開発・上市を支える基盤が一層強固なものとなります。

 

(2)資産の内容

所在地:東京都北区浮間5-5-1(浮間事業所)

総投資額:121億円

 

(3)建設の日程

取締役会決議日:2021年10月22日

着  工:2022年2月

建設完了:2023年4月

竣  工:2023年9月

稼  働:2024年1月

 

 

2【その他】

(1)中間配当

2021年7月26日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。

(イ)中間配当による配当金の総額………………………49,326百万円

(ロ)1株当たりの金額……………………………………30

(ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日……………2021年8月30日

(注)2021年6月30日現在の株主名簿に記載または記録された株主に対し、支払いを行っております。

 

(2)重要な訴訟事件等

当第3四半期連結会計期間において、新たに発生した重要な訴訟事件等はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。