第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績

当第3四半期累計期間の経営成績につきましては、以下のとおりです。

区分

前第3四半期累計期間

(自 平成28年1月1日

 至 平成28年9月30日)

当第3四半期累計期間

(自 平成29年1月1日

 至 平成29年9月30日)

増減額

増減率

売上高(百万円)

43,768

45,726

1,957

4.5%

営業利益(百万円)

2,574

3,660

1,085

42.2%

経常利益(百万円)

2,713

3,735

1,021

37.6%

四半期純利益(百万円)

1,755

2,771

1,016

57.9%

 

 

売上高は、新製品の早期市場浸透及び主力品の市場拡大に取り組んだ結果、販売数量が伸長し45,726百万円と前年同期に比べ1,957百万円(4.5%)増加しました。

 

各重点領域における主要な製品・商品の販売状況につきましては、以下のとおりです。

・腎・透析領域におきましては、「レミッチ(透析患者における経口そう痒症改善剤)」及び「リオナ錠(高リン血症治療剤)」が平成28年4月に実施された薬価改定において市場拡大再算定の影響を受けたものの、「レミッチ」は販売数量の伸長により9,828百万円と前年同期に比べ93百万円(0.9%)の減少にとどまり、「リオナ錠」は市場浸透・拡大に注力したことにより4,438百万円と前年同期に比べ417百万円(10.4%)増加しました。

・皮膚疾患領域におきましては、「アンテベート(外用副腎皮質ホルモン剤)」が4,559百万円と前年同期に比べ65百万円(1.4%)減少しました。

・アレルゲン領域におきましては、アレルゲン免疫療法の普及に注力したことにより「シダトレン スギ花粉舌下液(アレルゲン免疫療法薬)」は883百万円と前年同期に比べ263百万円(42.4%)増加しました。

・HIV感染症領域におきましては、「ツルバダ配合錠(抗HIV薬)」が3,372百万円と前年同期に比べ5,979百万円(63.9%)減少しましたが、平成29年1月から販売を開始した後継品の「デシコビ配合錠(抗HIV薬)」は6,035百万円となりました。また、「スタリビルド配合錠(抗HIV薬)」が120百万円と前年同期に比べ2,118百万円(94.6%)減少しましたが、平成28年7月から販売を開始した後継品の「ゲンボイヤ配合錠(抗HIV薬)」は4,410百万円と前年同期に比べ3,740百万円(558.6%)増加しました。

 

費用面におきましては、売上原価は販売数量が伸長したことや販売品目の構成が変化したこと等により22,602百万円と前年同期に比べ745百万円(3.4%)増加し、販売費及び一般管理費は19,463百万円と前年同期に比べ126百万円(0.7%)増加しました。

 

以上の結果、営業利益は3,660百万円と前年同期に比べ1,085百万円(42.2%)増加し、経常利益は3,735百万円と前年同期に比べ1,021百万円(37.6%)増加しました。四半期純利益につきましては、2,771百万円と前年同期に比べ1,016百万円(57.9%)増加しました。

 

 

(2) 財政状態

当第3四半期会計期間末の総資産は、100,362百万円と前事業年度末に比べ1,837百万円(1.9%)増加しました。これは、現金及び預金が5,197百万円、キャッシュ・マネージメント・システム預託金が2,015百万円減少しましたが、有価証券が9,000百万円増加したこと等によるものです。

負債につきましては、15,337百万円と前事業年度末に比べ368百万円(2.5%)増加しました。これは、流動負債のその他に含まれる未払金が826百万円減少しましたが、買掛金が1,125百万増加したこと等によるものです。

純資産につきましては、85,025百万円と前事業年度末に比べ1,468百万円(1.8%)増加しました。これは、主に利益剰余金が1,425百万円増加したことによるものです。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は3,516百万円です。

 

導入活動・研究(共同)開発活動の主な成果につきましては、以下のとおりです。

・東レ株式会社(以下、「東レ」)が製造販売承認を取得し、当社が日本国内において販売中の「レミッチ」(提携:日本たばこ産業株式会社(以下、「JT」))につきまして、東レは、平成29年9月に「腹膜透析患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を適応症とした効能追加に係る製造販売承認事項一部変更承認を取得しました。

・スギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法薬「シダキュア スギ花粉舌下錠」(開発番号:TO-206)につきまして、平成29年9月に日本国内における製造販売承認を取得しました。なお、本剤につきましては、平成29年11月の薬価収載を見送ることとしましたが、次回の薬価収載及び円滑な上市へ向けた努力を続けてまいります。

・JTが日本国内で臨床開発を実施しているHIF-PH阻害薬「JTZ-951」の腎性貧血を適応症とする経口剤につきまして、平成29年10月に日本国内における今後の共同開発及び販売に関する契約を締結しました。本剤の開発についてはJTと当社が行い、販売については当社が行うことになります。