第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績

当第2四半期累計期間の経営成績につきましては、以下のとおりです。

 

2019年12月

第2四半期累計期間

2020年12月

第2四半期累計期間

増減額

増減率

売上高(百万円)

20,684

19,857

△826

△4.0%

営業利益(百万円)

290

2,738

2,447

841.3%

経常利益(百万円)

402

2,903

2,500

620.9%

四半期純利益(百万円)

26,194

1,800

△24,394

△93.1%

 

 

売上高は、製商品売上高において、薬価改定(2019年10月及び2020年4月)の影響を受ける中、アレルゲン領域における販売数量の伸長等により前年同期の水準を確保しましたが、抗HIV薬6品の流通経過措置終了に伴う手数料収入が減少したこと等により、19,857百万円と前年同期に比べ826百万円(4.0%)減少しました。

 

各フランチャイズ領域における主要な製品・商品の販売状況につきましては、以下のとおりです。

腎・透析領域におきましては、「リオナ錠(高リン血症治療剤)」が薬価改定の影響により3,136百万円と前年同期に比べ54百万円(1.7%)減少し、「レミッチ(透析患者における経口そう痒症改善剤)」は薬価改定に加えて後発品の影響もあり3,123百万円と前年同期に比べ1,210百万円(27.9%)減少しました。

皮膚疾患領域におきましては、「アンテベート(外用副腎皮質ホルモン剤)」が薬価改定の影響により2,588百万円と前年同期に比べ162百万円(5.9%)減少しました。なお、アトピー性皮膚炎を適応症として、日本たばこ産業株式会社(以下、「JT」)が2020年1月に成人患者を対象とした日本国内における製造販売承認を取得し、2020年4月に薬価基準に収載されました「コレクチム軟膏(JAK阻害剤)」につきまして、2020年6月に販売を開始しました。

アレルゲン領域におきましては、アレルゲン免疫療法のさらなる普及により「シダキュア スギ花粉舌下錠(アレルゲン免疫療法薬)」は2,678百万円と前年同期に比べ1,726百万円(181.2%)増加し、「ミティキュア ダニ舌下錠(アレルゲン免疫療法薬)」は2,079百万円と前年同期に比べ990百万円(90.9%)増加しました。

 

費用面におきましては、売上原価は9,477百万円と前年同期に比べ307百万円(3.1%)減少し、販売費及び一般管理費は研究開発費が減少したほか、前事業年度に実施した特別転身支援制度による人員数の最適化の影響等により7,642百万円と前年同期に比べ2,967百万円(28.0%)減少しました。

 

以上の結果、営業利益は2,738百万円と前年同期に比べ2,447百万円(841.3%)、経常利益は2,903百万円と前年同期に比べ2,500百万円(620.9%)それぞれ増加しました。四半期純利益は1,800百万円と前年同期に比べ24,394百万円(93.1%)減少しました。これは前事業年度において特別利益に抗HIV薬6品の販売権返還に係る譲渡益があったことによるものです。なお、当社の佐倉工場を2020年7月1日付で岩城製薬株式会社に譲渡しており、当該譲渡に伴う損失見込額を当第2四半期において事業構造改革費用として特別損失に引当計上しております。

 

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、患者様の医療機関への受診抑制傾向が見られることや、医薬情報担当者(MR)の医療機関への訪問自粛等、事業活動に影響が生じておりますが、当第2四半期累計期間の業績への影響は軽微です。

 

(2) 財政状態

当第2四半期会計期間末の総資産は、124,734百万円と前事業年度末に比べ15,208百万円(10.9%)減少しました。これは、有価証券が4,970百万円、投資有価証券が1,032百万円増加しましたが、キャッシュ・マネージメント・システム預託金が10,959百万円、受取手形及び売掛金が7,623百万円、現金及び預金が2,751百万円減少したこと等によるものです。

負債につきましては、10,622百万円と前事業年度末に比べ16,195百万円(60.4%)減少しました。これは、未払法人税等が9,426百万円、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が3,476百万円、流動負債のその他に含まれる未払金が1,946百万円、買掛金が1,718百万円減少したこと等によるものです。

純資産につきましては、114,112百万円と前事業年度末に比べ986百万円(0.9%)増加しました。これは、主に利益剰余金が1,127百万円増加したことによるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、51,856百万円と前事業年度末に比べ6,962百万円(11.8%)減少しました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益が2,128百万円、減価償却費が401百万円、売上債権の減少額が7,623百万円となりましたが、未払消費税の減少額が3,476百万円、仕入債務の減少額が1,718百万円、未払金の減少額が1,010百万円、法人税等の支払額が9,321百万円となったこと等により5,595百万円の支出となりました。(前第2四半期累計期間は48,865百万円の収入)

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が26,500百万円となりましたが、有価証券の取得による支出が22,006百万円、投資有価証券の取得による支出が5,005百万円となったこと等により649百万円の支出となりました。(前第2四半期累計期間は1,705百万円の収入)

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払額が673百万円となったことにより716百万円の支出となりました。(前第2四半期累計期間は716百万円の支出)

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は281百万円となりました。

 

導入活動・研究(共同)開発活動の主な進捗及び成果につきましては、以下のとおりです。

当社とJTが鉄欠乏性貧血患者を対象として効能追加の開発を進めております高リン血症治療剤「リオナ錠」(開発番号:JTT-751)につきまして、JTは、2020年5月に効能追加に係る承認事項一部変更承認申請をしております。

・当社とJTが2歳以上16歳未満の小児患者に対するアトピー性皮膚炎を適応症として共同開発を進めておりますJAK阻害剤「デルゴシチニブ軟膏」(開発番号:JTE-052)につきまして、JTは、2020年5月に日本国内におけるデルゴシチニブ軟膏0.25%の製造承認申請を行い、併せて小児患者に対する用法及び用量の追加を目的としてデルゴシチニブ軟膏0.5%(コレクチム軟膏0.5%)製造販売承認事項一部変更承認申請をしております。

 

なお、2020年7月、当社は、国内外の有望なライフサイエンス関連スタートアップ企業に関する効率的な情報収集およびネットワークの構築・拡大を図り、アンメットニーズに応える革新的な医薬品の導入に繋げる目的から、ヘルスケア専門の独立系ベンチャーキャピタルである株式会社メディカルインキュベータジャパンが組成したファンドに1,000百万円を出資することを公表しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。