第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績

当第3四半期累計期間の経営成績につきましては、以下のとおりです。

 

2020年12月

第3四半期累計期間

2021年12月

第3四半期累計期間

増減額

増減率

売上高(百万円)

30,172

33,437

3,265

10.8%

営業利益(百万円)

3,553

3,153

△399

△11.3%

経常利益(百万円)

3,753

3,257

△495

△13.2%

四半期純利益(百万円)

2,508

2,238

△270

△10.8%

 

 

売上高は、薬価改定のほか、2020年7月に実施した佐倉工場譲渡に伴う受託製造の終了による減少があったものの、アレルゲン領域における販売数量の伸長に加え、「コレクチム軟膏(外用JAK阻害剤)」の販売を2020年6月に開始したこと等により、33,437百万円と前年同期に比べ3,265百万円(10.8%)増加しました。

 

各フランチャイズ領域における主要な製品・商品の販売状況につきましては、以下のとおりです。

腎・透析領域におきましては、「リオナ錠(高リン血症治療剤、鉄欠乏性貧血治療剤)」が4,941百万円と前年同期に比べ170百万円(3.6%)増加し、「レミッチ(透析患者における経口そう痒症改善剤)」は薬価改定に加えて後発品の影響もあり3,780百万円と前年同期に比べ918百万円(19.5%)減少しました。

皮膚疾患領域におきましては、「アンテベート(外用副腎皮質ホルモン剤)」が薬価改定の影響により3,546百万円と前年同期に比べ310百万円(8.1%)減少し、「コレクチム軟膏」は2,669百万円と前年同期に比べ2,027百万円(316.1%)増加しました。

アレルゲン領域におきましては、アレルゲン免疫療法のさらなる普及により「シダキュア スギ花粉舌下錠(アレルゲン免疫療法薬)」は5,687百万円と前年同期に比べ1,425百万円(33.4%)増加し、「ミティキュア ダニ舌下錠(アレルゲン免疫療法薬)」は5,085百万円と前年同期に比べ1,835百万円(56.5%)増加しました。

 

費用面におきましては、売上原価は16,190百万円と前年同期に比べ1,641百万円(11.3%)増加し、販売費及び一般管理費は売上連動経費、新製品の発売等に伴う販売費用の増加に加え、パソコン更新等の一過性費用の発生等により14,092百万円と前年同期に比べ2,023百万円(16.8%)増加しました。

 

以上の結果、営業利益は3,153百万円と前年同期に比べ399百万円(11.3%)、経常利益は3,257百万円と前年同期に比べ495百万円(13.2%)、四半期純利益は2,238百万円と前年同期に比べ270百万円(10.8%)それぞれ減少しました。

 

新型コロナウイルス感染症の影響により、患者様の医療機関への受診抑制傾向が見られることや、医薬情報担当者(MR)の医療機関への訪問自粛等の結果、「コレクチム軟膏」、「エナロイ錠(腎性貧血治療薬)」及び鉄欠乏性貧血の効能追加承認を取得した「リオナ錠」の立ち上がりに遅れが生じておりますが、ITを活用した適正使用情報提供活動の拡充等により対応しております。なお、当第3四半期累計期間の業績への影響は軽微です。

 

(2) 財政状態

当第3四半期会計期間末の総資産は、128,751百万円と前事業年度末に比べ2,724百万円(2.2%)増加しました。これは、有価証券が2,124百万円、キャッシュ・マネージメント・システム預託金が2,109百万円減少しましたが、投資その他の資産のその他に含まれる長期前払費用が2,339百万円、商品及び製品が2,048百万円、現金及び預金が743百万円、受取手形及び売掛金が724百万円、投資有価証券が700百万円増加したこと等によるものです。

負債につきましては、12,863百万円と前事業年度末に比べ1,928百万円(17.6%)増加しました。これは、流動負債のその他に含まれる未払金が625百万円減少しましたが、買掛金が1,319百万円、未払法人税等が1,014百万円増加したこと等によるものです。

純資産につきましては、115,887百万円と前事業年度末に比べ795百万円(0.7%)増加しました。これは、主に利益剰余金が889百万円増加したことによるものです。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は511百万円となりました。

 

導入活動・研究(共同)開発活動の主な進捗及び成果につきましては、次のとおりです。

(皮膚疾患領域)

アリル炭化水素受容体(AhR)モジュレーター「JTE-061」(一般名:tapinarof)

・日本たばこ産業株式会社(以下、「JT」)がDermavant Sciences GmbHと日本国内における皮膚疾患領域での独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を締結し、JTと当社が日本国内における共同開発及び販売に関する契約を締結した「JTE-061」につきまして、2021年10月にアトピー性皮膚炎及び尋常性乾癬を適応症とした国内第Ⅲ相臨床試験を開始しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。