当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
当社グループは、医薬品などの創製・育薬・製造・販売を通じて「世界の人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)向上を目指す」を経営理念と定めています。多様化するお客様のニーズに応えるべく、『「手当て」の文化を、世界へ。』という企業使命のもと、当社が培ってきた貼付剤技術をベースに事業活動を積極的に展開してまいります。また、今後も、地球にやさしい「エコ&コンパクト」パッケージの実現等をはじめとする、ESG(環境・社会・ガバナンス)及びSDGs(持続可能な開発目標)を推進する活動を行うことで、持続可能な社会の構築に貢献し、企業としての社会的責任を果たしてまいります。
当社は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、前年同四半期比較は基準の異なる算定方法に基づいた数値を用いています。なお、詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更等)」に記載しています。
(業績の状況)
当社は「医薬品事業」のみを報告セグメントとしており、当第3四半期連結累計期間の連結業績は以下の通りです。
① 売上高
売上高は、918億8千1百万円(前年同四半期比6.0%増)となりました。
国内市場において、医療用医薬品事業は、2022年6月に腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎への効能追加に関する承認事項一部変更承認を取得した経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療剤「ジクトルⓇテープ」の販売活動の強化を行ったことで売上が伸長しましたが、2022年4月の薬価改定や診療報酬改定及び継続的な後発品使用促進策による影響を受けたことにより、全体では前年同四半期比2.1%の減収となりました。一般用医薬品事業は、厳しい販売競争に加え収益認識会計基準を期首から適用した影響もあり、前年同四半期比16.4%の減収となりました。なお、2022年10月には、「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇ」(ポケシップⓇ)が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。ポケシップⓇは、従来品からパッケージのサイズを縮小することで包材使用量を削減し、持ち運びやすいコンパクトさと、シップ剤をティッシュのように1枚ずつ簡単に取り出すことができる利便性の高さを兼ね備えた、地球にやさしい「エコ&コンパクト」パッケージです。これからも、お客様にご満足いただける商品開発に努めてまいります。一方、海外市場において、医療用医薬品事業は、円安の影響もあり前年同四半期比18.8%の増収となりました。一般用医薬品事業は、円安の影響に加え、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が緩和された地域での積極的な販売活動により、アジアを中心としたその他の地域で売上を伸ばし、前年同四半期比32.8%の増収となりました。
〔地域別売上高〕
(単位:百万円)
なお、新型コロナウイルス感染症の影響は、前連結会計年度に引き続き訪日外国人の減少によるインバウンド需要の消失など、営業収益等の減少として残っています。
今後の新型コロナウイルス感染症の影響については、不確実性の高い状況にありますが、各地域での入国制限や行動制限の緩和、経済活動再開に伴い当社グループへの需要は回復していくものと想定しています。
② 営業利益
営業利益は、85億6百万円(前年同四半期比22.0%増)となりました。その主な要因は、売上の増加に伴い売上総利益が増加したことによるものです。なお、販売費及び一般管理費は、442億7千4百万円(前年同四半期比1.2%減)となりました。
③ 経常利益
経常利益は、130億3百万円(前年同四半期比50.1%増)となりました。その主な要因は、為替差益の増加によるものです。
④ 親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益は、95億2千2百万円(前年同四半期比53.1%増)となりました。その主な要因は、経常利益の増加によるものです。
この結果、当第3四半期連結累計期間における1株当たり四半期純利益は119.46円となりました。
なお、収益認識会計基準等の適用により、当第3四半期連結累計期間の売上高は23億1千3百万円減少し、営業利益及び経常利益はそれぞれ6億8千2百万円増加しています。
(財政状態の分析)
当第3四半期連結会計期間末の四半期連結貸借対照表の概要は以下のとおりです。
① 資産
総資産は、前連結会計年度末と比較して340億2千2百万円増加し、3,368億8千万円となりました。主な増減は、その他流動資産(86億5千万円増)、その他有形固定資産(純額)(51億9百万円増)及び投資有価証券(92億8百万円増)です。
② 負債
負債合計は、前連結会計年度末と比較して170億7千8百万円増加し、650億5千1百万円となりました。主な増減は、その他流動負債(176億8千1百万円増)です。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末と比較して169億4千3百万円増加し、2,718億2千9百万円となりました。主な増減は、利益剰余金(30億8千1百万円減)及び為替換算調整勘定(179億2千4百万円増)です。
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していませんので、記載を省略しています。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は71億7千4百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。