当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
医薬品業界では、社会保障費財源確保の問題を背景とする薬剤費抑制政策が継続的に推し進められ、また企業間競争も加速しており、引き続き厳しい事業環境にあります。
このような状況下、当第2四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は、事業環境の変化にも対応し持続的に成長し続けるために、利益重視と将来への投資の継続を基本方針とし、「新薬等への注力」「次世代の柱構築のための継続的な投資」「選択と集中による、リソースの戦略的再配分」に重点的に取り組んでまいりました。医薬品関連事業では、循環器、産婦人科、皮膚科、精神科、消化器の重点領域等へリソースを集中し、スペシャリティファーマを目指して、主力製品を中心とした学術情報提供活動を積極的に展開いたしました。また、ヘルスケア事業は、敏感肌用スキンケアのパイオニアとして事業活動を行い、マーケティングの強化に努め市場開拓を図ってまいりました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、51,623百万円で前年同期比0.2%の増収となりました。
利益面につきましては、売上原価率の低減により、売上総利益は増加しました。加えて、研究開発費の減少を主な要因として、販売費及び一般管理費が減少しました。その結果、営業利益は7,229百万円で前年同期比16.6%の増益、経常利益は7,385百万円で前年同期比15.5%の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は5,411百万円で前年同期比17.8%の増益となりました。
各事業部門の業績は次のとおりであります。
1.医薬品関連事業
医薬品関連事業では、2019年10月及び2020年4月の薬価改定及び新型コロナウイルス感染症による受診抑制やMR(医薬情報担当者)の医療機関への訪問自粛等の影響がありました。こうした事業環境の中で、新薬の潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」及び慢性便秘症治療剤「グーフィス」、「モビコール」の売上高が伸長しました。一方、抗うつ剤「レクサプロ」の売上高は前年同期を下回りました。長期収載品の高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤「エパデール」、慢性疼痛・抜歯後疼痛治療剤「トラムセット」及び持続性Ca拮抗降圧剤「アテレック」は、薬価改定及び後発品使用促進策の影響等により、それぞれ売上高は前年同期を下回りました。後発品事業は、バイオ後続品「エタネルセプトBS「MA」」の伸長に加えて、2019年11月に販売を開始したバイオ後続品「テリパラチドBS「モチダ」」が寄与し、売上高は前年同期を上回りました。また、ロイヤリティ収入等もあり、全体としては48,848百万円で前年同期比0.2%の増収となりました。なお、2020年5月には、痛風・高尿酸血症治療剤「ユリス」及び月経困難症治療剤「ディナゲスト」の販売を開始しました。
2.ヘルスケア事業
新型コロナウイルス感染症の影響により、洗浄石鹸などの衛生関連用品の需要は好調に推移しました。こうした事業環境の中で、抗真菌成分配合シャンプー・リンス・石鹸等の「コラージュフルフルシリーズ」の売上高が堅調に推移し、ヘルスケア事業の売上高は2,774百万円で前年同期比1.1%の増収となりました。
当社グループの当第2四半期連結会計期間末の総資産は、158,480百万円となり、前連結会計年度末比で992百万円増加いたしました。
資産の増加は、主に商品及び製品が減少しましたが、投資有価証券や現金及び預金が増加したためです。負債の減少は、主に未払法人税等が増加しましたが、支払手形及び買掛金や賞与引当金が減少したためです。純資産の増加は、主に配当金の支払により利益剰余金が減少しましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加や投資有価証券の時価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加があったためです。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、38,323百万円となり、前連結会計年度末比で531百万円増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に仕入債務が減少しましたが、税金等調整前四半期純利益などにより3,013百万円の収入(前年同期は1,908百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形・無形固定資産の取得による支出などにより925百万円の支出(前年同期は192百万円の収入)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払による支出などにより1,553百万円の支出(前年同期は1,773百万円の支出)となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当社グループは、社是「先見的独創と研究」を実践し、国内外企業との研究開発提携を積極的に推進しながら医療用医薬品を中心に研究開発活動を展開しております。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費は、4,651百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。