当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢の改善を背景に全体としては緩やかな回復基調を辿りましたが、中国を始めとするアジア新興国の景気下振れや英国のEU離脱問題など海外経済の不確実性の高まりと円高の進行により、先行き不透明な状況で推移いたしました。
医薬品業界におきましては、医療用医薬品は、本年4月に薬価改定が行われるとともに、医療費抑制策の一環として後発医薬品の使用が引き続き強力に推進されており、またOTC医薬品市場におきましても市場競争の激化が続いており、ともに厳しい環境下で推移いたしました。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の売上高は、164億88百万円(前年同四半期比12.0%増)となりました。一方、利益につきましては、営業利益17億20百万円(前年同四半期比67.4%増)、経常利益18億32百万円(前年同四半期比208.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億28百万円(前年同四半期比49.0%増)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間の海外売上高比率は、25.6%(前連結会計年度20.0%)となっております。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 医療用医薬品事業
主力製品である潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」は、国内においては本年4月の薬価改定や後発医薬品の影響を受け苦戦いたしましたが、海外において堅調に推移し、全体では増収となりました。一方、機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」につきましては、市場構築が計画対比遅れる状況となっておりますが、医療機関における疾患及び治療法などの認知度を高めることにより進展を図っております。なお、当社の100%子会社であるTillotts Pharma AGが平成27年7月に、AstraZenecaより米国を除く全世界における権利を取得した炎症性腸疾患(IBD)治療剤「Entocort」(一般名:ブデソニド)につきましては、順調に推移し、売上・利益に貢献しております。
これらの結果、当事業の売上高は、94億13百万円(前年同四半期比16.9%増)、営業利益は11億76百万円(前年同四半期比88.0%増)となりました。
② コンシューマーヘルスケア事業
主力製品群である「ヘパリーゼ群」につきましては、テレビCMなどの広告宣伝活動を積極的に展開し、製品認知度の向上に努めた結果、引き続き売上高を拡大いたしました。なかでも、コンビニエンスストア向けの「ヘパリーゼW群」の製品ラインアップ強化のため、平成28年3月に発売した「ヘパリーゼWプレミアム」が好調に推移しております。また、「コンドロイチン群」につきましては、医薬品としての有効性、安全性、高品質を訴求し、健康食品との違いを明確にした販売活動を行った結果、引き続き圧倒的な市場シェアを堅持いたしました。
これらの結果、当事業の売上高は、70億41百万円(前年同四半期比6.2%増)、営業利益は18億91百万円(前年同四半期比8.6%増)となりました。
③ その他
保険代理業・不動産賃貸収入などにより、当事業の売上高は33百万円(前年同四半期比18.0%減)、営業利益は59百万円(前年同四半期比4.8%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、21億14百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間における医療用医薬品事業の研究開発活動の状況の変更は以下のとおりであります。
「Z-206(アサコール)」は、協和発酵キリン株式会社と共同で実施しておりました潰瘍性大腸炎を対象とした、用法・用量を追加するフェーズⅢを終了し、平成28年7月に承認申請を行いました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料、仕入商品の購入などのほか、製造費用、販売費及び一般管理費などの営業費用です。研究開発費は、販売費及び一般管理費に計上されております。一方、設備投資をはじめとして有形・無形固定資産などへの投資資金需要が発生いたします。当社グループはこれらの資金需要に自己資金及び社債の発行、長・短期借入金にて対応しております。