当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進展しましたが、多くの地域において緊急事態宣言が再度発出されるなど、社会・経済活動が依然として停滞し、厳しい状況で推移いたしました。一方、海外経済の回復を背景に持ち直しの動きが引き続き期待されたものの、感染の再拡大が懸念されており、先行き不透明な状況が続いております。
医薬品業界では、薬価制度改革をはじめとして後発医薬品の使用促進策の強化など、医療費適正化諸施策が引き続き推進されており、経営のさらなる強化が求められるなか、研究開発費の増加、開発リスクの増大、企業間競争の激化など収益環境の厳しさが増しております。
このような状況のもと、当社は、主力製品の人工腎臓用透析剤キンダリーなど人工透析関連製商品及び輸液などのより強固な浸透を図るとともに、後発医薬品の販売促進にも注力してまいりました。
その結果、当第2四半期累計期間の業績につきましては、売上高は249億66百万円と前年同四半期と比べ36百万円(0.1%)の増加となりました。利益面では薬価改定などによる売上原価率の上昇などにより、営業利益は12億53百万円と前年同四半期と比べ4億51百万円(26.5%)の減少、経常利益は13億53百万円と前年同四半期と比べ3億36百万円(19.9%)の減少、また、四半期純利益は10億43百万円と前年同四半期と比べ2億49百万円(19.3%)の減少となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、製薬業界は、技術の進歩が急速であるという特性に加え、業界内はもとより、海外企業との激しい市場競争下にあり、当社医薬品事業の主力製品である人工腎臓用透析剤も厳しい市場競争下にあります。
また、当社は人工腎臓用透析剤や輸液製剤といった基礎的な医薬品を多く取り扱っており、安定供給への重大な責任を有しております。
地震等の自然災害や新型コロナウイルス感染症等、突発的に発生する事象に備えて、安定供給に支障を来たしかねない事象が判明した際には、直ちに緊急対策会議を開催し、優先してその解消に努める等の対策を常日頃より行っております。
製造設備に関しても大規模な拠点を東西に分散設置し、製品保管庫を各地に設けており、想定外の需要が生じた場合にも対応可能な在庫数量を確保していることに加え、製品が全体的に重量物の占める割合が高いため、物流コストの上昇による影響は大きく、必然的に売上原価や販売費及び一般管理費は非常に高くなる傾向となっております。
そのような中、当第2四半期累計期間の医薬品事業につきましては、前事業年度に続き後発医薬品の販売促進にも注力した結果、売上高は248億79百万円と前年同四半期と比べ33百万円(0.1%)の増加となりましたが、売上原価が181億40百万円と前年同四半期と比べ6億46百万円(3.7%)増加したことにより、売上総利益は67億38百万円と前年同四半期と比べ6億12百万円(8.3%)の減少となりました。
医薬品の安定供給の社会的使命を全うし、同時に経営基盤の強化を行っていくことが今後も必須であると考えております。
当第2四半期会計期間末の総資産は、商品及び製品や建物及び構築物(純額)の減少等があったものの、現金及び預金の増加等により前事業年度末から6億98百万円(1.0%)増加し、705億75百万円となりました。
負債は支払手形及び買掛金の減少等があったものの、電子記録債務の増加等により前事業年度末から32百万円(0.1%)増加し、362億25百万円となりました。
純資産はその他有価証券評価差額金の減少等があったものの、利益剰余金の増加により前事業年度末から6億66百万円(2.0%)増加し、343億49百万円となりました。
なお、自己資本比率は48.7%と前事業年度末に比べ0.5%の増加となりました。
当第2四半期累計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ16億3百万円増加し、86億77百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払等があったものの、税引前四半期純利益や減価償却費の計上等により19億45百万円の収入となりました。(前年同四半期は13億94百万円の収入)
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資事業組合からの分配による収入があったものの、有形固定資産の取得による支出等により6億10百万円の支出となりました。(前年同四半期は2億18百万円の支出)
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等があったものの、長期借入金の増加により2億68百万円の収入となりました。(前年同四半期は3億43百万円の支出)
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は6億23百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。