当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)の売上高は、国内での薬価引き下げによる影響があった一方、前年同期に国内外における新型コロナウイルス感染症拡大による影響を受けた反動に加え、ロイヤリティー(当期より営業外収益から売上高に表示区分を変更)の大幅な増加や関節機能改善剤ジョイクルの販売開始により、前年同期と比べ54.6%増の205億3千万円となりました。
営業利益は、主に米国で実施中の腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603追加臨床試験の進展に伴い研究開発費等の販管費が増加しましたが、増収効果が上回り、665.0%増の60億3千8百万円となりました。経常利益は、492.9%増の63億9千3百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、422.2%増の50億1千9百万円となりました。
なお、2022年3月期より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)を適用しています。また、収益認識に関する会計基準等の適用については、収益認識に関する会計基準第84項に定める原則的な取扱いに従って、新たな会計方針を過去の期間のすべてに遡及適用しています。
セグメント別の売上概況
<医薬品事業>
・国内医薬品(68億5百万円、前年同期比14.2%増)
関節機能改善剤アルツは、前年同期に新型コロナウイルス感染症拡大に伴い市場が縮小した反動に加え、新規納入施設獲得策の効果等により競合品からの切り替えが引き続き進み、医療機関納入本数及び市場シェアは増加しました。これに伴い、当社売上高は薬価引き下げの影響をカバーし増加しました。
2021年5月19日に販売を開始した関節機能改善剤ジョイクルにつきましては、添付文書の「重大な副作用」の項にてショック、アナフィラキシーに係る注意喚起を行っていましたが、本剤の投与後にショック、アナフィラキシーの発現が複数報告されたことから、同年6月1日に医療関係者向けに安全性速報(ブルーレター)を発出しました。引き続き、販売提携先である小野薬品工業株式会社と連携し、積極的に副作用報告等の情報収集や安全性に関する情報提供を進めるとともに、専門家や医療機関等の協力を得ながら早期の原因究明に尽力してまいります。
眼科手術補助剤オペガン類は、前年同期に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う白内障手術件数の減少に伴い市場が縮小した反動により、医療機関納入本数は増加しました。当社売上高は前年同期の出荷が多かったことに加え、薬価引き下げの影響により減少となりました。
内視鏡用粘膜下注入材ムコアップは、販売提携先への前倒し出荷により、当社売上高は増加しました。
腰椎椎間板ヘルニア治療剤ヘルニコアは、前年同期の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外来受診減少の反動に加え、販売提携先とともに医療機関への情報提供活動を強化したことにより、医療機関納入本数及び当社売上高が増加しました。
・海外医薬品(44億4千9百万円、同49.5%増)
米国における単回投与の関節機能改善剤ジェル・ワンは、前年同期に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市場縮小の影響を受けた反動に加え、販売提携先による競合品からの切り替え施策が奏功したことから、現地販売本数及び当社売上高が増加しました。
5回投与の関節機能改善剤スパルツFXは、単回投与や3回投与などの少数回投与製品が選好される傾向が継続していますが、前年同期に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を強く受けた反動により、現地販売本数は増加しました。当社売上高は流通リスク回避に向けた前倒し出荷により増加しました。
中国向けアルツは、処方促進活動の積極化などにより、現地販売本数は増加しました。当社売上高は第2四半期までに出荷が集中したことも加わり、大幅に増加しました。
・医薬品原体・医薬品受託製造※1(13億3千万円、同40.3%増)
医薬品原体は減少しましたが、海外子会社ダルトン ケミカル ラボラトリーズ インクの医薬品受託製造等の売上が増加しました。
これらに加え、ロイヤリティー※2(35億5千万円、同3,818.3%増)の大幅な増加もあり、医薬品事業の売上高は161億3千6百万円(同61.7%増)となりました。
※1 2020年3月に子会社化したダルトン ケミカル ラボラトリーズ インクの売上高は前第2四半期連結会計期間より、医薬品事業区分に含めています。
※2 2022年3月期よりロイヤリティーの表示区分を営業外収益から売上高に変更しています。
<LAL事業>
海外子会社アソシエーツ オブ ケープ コッド インクにおける販売活動強化に伴うエンドトキシン測定用試薬及びグルカン測定体外診断用医薬品の増加や、受託試験サービスの受注増に加え、国内販売が堅調に推移したことから、売上高は43億9千4百万円(同33.2%増)となりました。
②財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ68億1千2百万円増加の767億2千8百万円となりました。これは主に現金及び預金や受取手形及び売掛金が増加したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ15億9千2百万円増加の79億3百万円となりました。これは主に未払法人税等が増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ52億2千万円増加の688億2千4百万円となりました。これは主に利益剰余金が増加したことによるものです。
③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同四半期連結累計期間に比べ74億8千9百万円増加し、224億4千8百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は69億4千9百万円となりました。主な収入の内訳は、税金等調整前四半期純利益63億9千3百万円です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は5億6千3百万円となりました。主な収入の内訳は、有価証券及び投資有価証券の運用による収入12億2千万円であり、主な支出の内訳は、有形固定資産の取得による支出9億6千2百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は11億1千6百万円となりました。主な支出の内訳は、配当金の支払額7億9千万円です。
(3) 経営の基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営の基本方針について重要な変更はありません。
(4) 目標とする経営指標
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの目標とする経営指標について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当社グループは、世界の人々の健康で心豊かな生活に貢献するために、専門分野とする糖質科学に特化して、独創的な医薬品等の創製を目指しています。
今後の事業成長の鍵を握る新薬の早期かつ継続的な上市を実現するために、対象物質や重点疾患を絞り込んだ効率的な活動を推進するとともに、独自の創薬技術の強化やオープンイノベーションの活用によりプロジェクト数の拡充を図っていきます。
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、38億2百万円で、対売上高比率18.5%(ロイヤリティー除く:22.4%)となりました。
なお、研究開発活動については、重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次の通りです。
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相手先 |
契約締結年月日 |
契約内容及び期間等 |
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ジンマー バイオメット ホールディングス インク (米国) |
2021年8月31日 |
関節機能改善剤ジェル・ワンの米国における独占販売権 契約期間:2022年1月25日(発効日)から10年間 |
※2009年5月29日にジンマー バイオメット ホールディングス インク(米国)と締結した契約は、2022年1月24日に契約満了となるため、新たに契約を締結しました。