当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における国内経済は、主に円安と原油安等の影響により企業収益は堅調に推移し、雇用環境も緩やかな回復の様相を示してまいりました。
一方、海外の経済情勢に目を移しますと、中国経済の落ち込みや欧州財政懸念等の要因により依然不透明な状況にあります。
臨床検査薬業界におきましても、市場での価格競争等により引き続き厳しい状況は継続しております。
このような環境の下、当第3四半期累計期間の売上高につきましては、39億3千5百万円(前年同期比5.6%減)となりました。
検査分野別で見ると、生化学検査分野におきましては、腎機能検査試薬及び糖尿病検査試薬が堅調に推移したことにより13億1千8百万円(前年同期比0.3%増)となりました。
免疫検査分野におきましては、主にアレルギー検査試薬が競合品との競争激化による影響を受けて減少したことにより23億1千1百万円(前年同期比8.0%減)となりました。
また、その他の分野におきましては、主に機器の売上が減少したことにより3億5百万円(前年同期比10.1%減)となりました。
この結果、営業利益につきましては、3億7千2百万円(前年同期比18.6%増)、経常利益につきましては、3億7千7百万円(前年同期比18.2%増)となり、四半期純利益につきましては、2億6千1百万円(前年同期比28.9%増)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期会計期間末における総資産の額は、60億5千3百万円となり、前事業年度末と比べ1億6千2百万円の減少となりました。流動資産は30億5千万円となり、前事業年度末と比べ8百万円の増加となりました。その主な要因は、自己株式の取得等により、現金及び預金が1億6千5百万円、繰延税金資産をはじめとしたその他が4千7百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が1億6千1百万円、商品及び製品をはじめとした棚卸資産が6千万円増加したことによります。固定資産は30億3百万円となり、前事業年度末と比べ1億7千1百万円の減少となりました。その主な要因は、製造設備などを中心に3千8百万円の設備投資を行った一方で、差入保証金1億円の回収による減少、減価償却費1億6百万円を計上したことによるものです。
当第3四半期会計期間末における負債の額は、27億3千3百万円となり、前事業年度末と比べ1億9千9百万円の減少となりました。その主な要因は、短期借入金が4千万円、長期借入金が2億円増加したものの、支払手形及び買掛金が1億1千8百万円、未払法人税等が9千6百万円、賞与引当金が3千6百万円、未払金をはじめとしたその他が1億8千8百万円それぞれ減少したことなどによります。
当第3四半期会計期間末における純資産の額は、33億2千万円となり、前事業年度末と比べ3千6百万円の増加となりました。その主な要因は、四半期純利益2億6千1百万円を計上した一方で、配当金の支払い5千5百万円及び自己株式の取得1億6千1百万円を行ったことなどによります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は1億7千2百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社の経営成績に重要な影響を与える要因といたしましては、隔年ごとに実施される診療報酬改定をはじめとした国の医療保険制度改革や医療機関の経営合理化による医療費引き下げなどの外的要因による収益の変動が考えられます。
また、その他の分野におけるロイヤリティ収入及び免疫関連における主要な原料につきましては、為替相場の推移によって収益予想が大きく変動する可能性があります。
臨床検査薬業界におきましては、少子高齢化に伴う医療費の増大を見据えた医療保険制度改革の影響や市場での価格競争等から、厳しい状況は継続するものと予想されます。
当社におきましては、生化学検査分野では、腎機能及び肝機能項目等、免疫検査分野では、輸血検査試薬等の積極的な拡販を図るとともに、免疫検査分野、遺伝子関連分野等の新製品開発に努めてまいります。