第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

  また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期累計期間における国内経済は、海外経済の景気拡大による輸出及び設備投資の増勢が続き、個人消費も底堅く推移しており、穏やかではありますが回復の基調であります。

 一方、海外では米国の個人消費による景気の下支え及びユーロ圏では金融緩和の影響もあり、個人消費や設備投資などの内需が拡大の傾向にあります。

 臨床検査薬業界におきましては、市場自体は横ばいから微増ながらも、価格競争等により引き続き厳しい状況は継続しております。

 このような環境の下、当第3四半期累計期間の売上高につきましては、32億9千7百万円(前年同期比8.6%減)となりました。

 検査分野別で見ると、生化学検査分野におきましては、肝機能検査試薬及び腎機能検査試薬が堅調に推移したことにより13億7千4百万円(前年同期比2.2%減)となりました。

 免疫検査分野におきましては、輸血検査試薬及びインフルエンザ検査試薬が堅調に推移する一方、アレルギー検査試薬が競合品の影響を受けたことにより18億1百万円(前年同期比4.0%減)となりました。

 また、その他の分野におきましては、主に特許期間の終了によりロイヤリティ収入が減少し1億2千1百万円(前年同期比63.0%減)となりました。

 この結果、営業利益につきましては、4億1百万円(前年同期比10.8%減)、経常利益につきましては、4億2千2百万円(前年同期比5.1%減)となり、四半期純利益につきましては、2億7千3百万円(前年同期比10.1%減)となりました。

 

 (2)資産、負債及び純資産の状況

 当第3四半期会計期間末における総資産の額は、61億5千7百万円となり、前事業年度末と比べ3億5千4百万円増加いたしました。流動資産は31億8千5百万円となり、前事業年度末と比べ3億7千1百万円の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金が6百万円、流動資産のその他が1千8百万円それぞれ減少したものの、受取手形及び売掛金が3億6千4百万円、たな卸資産が3千1百万円それぞれ増加したことによります。固定資産は29億7千2百万円となり、前事業年度末と比べ1千6百万円の減少となりました。その主な要因は、製造設備及びソフトウェアなどの更新により7千3百万円増加したものの、研究所の統合に伴う減損損失が3千2百万円、減価償却の進捗などにより8千3百万円減少したことによります。

 当第3四半期会計期間末における負債の額は、22億9千万円となり、前事業年度末と比べ1億2千9百万円の増加となりました。その主な要因は、未払法人税等が2千7百万円、賞与引当金が5千4百万円、長期借入金が1億円それぞれ減少したものの、支払手形及び買掛金が9千3百万円、短期借入金が1億9千万円、流動負債のその他が3千万円それぞれ増加したことによります。

 当第3四半期会計期間末における純資産の額は、38億6千7百万円となり、前事業年度末と比べ2億2千4百万円の増加となりました。その主な要因は、利益剰余金の配当により5千5百万円減少したものの、四半期純利益2億7千3百万円を計上したことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
 

(4)研究開発活動

  当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は1億3千4百万円であります。

  なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

 当社の経営成績に重要な影響を与える要因といたしましては、診療報酬改定をはじめとした国の医療保険制度改革や医療機関の経営合理化による医療費引き下げなどの外的要因による収益の変動が考えられます。
また、輸血関連機器試薬は、為替相場の推移によって各年度における収益予想が大きく変動する可能性があります。

 国内では、前事業年度からの経済対策効果も一巡し落ち着きを示しつつある中で、輸出は拡大基調を維持し、個人消費も回復の基調にあり、緩やかではありますが改善していくものと思われます。

 海外におきましては、個人消費、設備投資など内需の拡大により、景気拡大が堅調に続く傾向の一方で地政学的リスクの高まりも懸念されており、景気回復につきましては依然不透明な状況にあります。

 当社におきましては、生化学検査分野では、主に腎機能検査試薬の改良品をはじめとした血清マルチキャリブレーター項目の拡販、免疫検査分野では、輸血関連製品などの積極的な拡販を継続してまいります。

 

(6)主要な設備

当第3四半期累計期間において著しい変動があった設備は次のとおりであります。

(除却)

事業所名

(所在地)

設備の内容

着手年月

完了年月

研究所伊東研究室

(静岡県伊東市)

臨床検査薬研究設備

平成29年9月

平成29年12月