第4【経理の状況】

1.要約中間連結財務諸表の作成方法について

当社の要約中間連結財務諸表は、第1種中間連結財務諸表であり、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第312条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下「IAS第34号」という。)に準拠して作成しております。

 

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、中間連結会計期間(2025年1月1日から2025年6月30日まで)に係る要約中間連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による期中レビューを受けております。

 

1【要約中間連結財務諸表】

(1)【要約中間連結財政状態計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

当中間連結会計期間

(2025年6月30日)

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

資産

 

 

 

 

非流動資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

6,879

 

7,468

のれん

 

25,799

 

25,693

無形資産

 

50,586

 

51,911

繰延税金資産

 

3,977

 

4,021

その他の金融資産

7

3,628

 

4,518

その他の非流動資産

 

28

 

32

非流動資産合計

 

90,897

 

93,643

流動資産

 

 

 

 

営業債権及びその他の債権

10    

6,803

 

6,695

棚卸資産

 

8,718

 

8,838

未収法人所得税

 

1,986

 

2,394

その他の金融資産

7

33

 

その他の流動資産

 

3,255

 

3,725

定期預金

 

 

3,935

現金及び現金同等物

 

32,997

 

32,268

流動資産合計

 

53,792

 

57,855

資産合計

 

144,689

 

151,498

 

 

 

 

 

負債及び資本

 

 

 

 

負債

 

 

 

 

非流動負債

 

 

 

 

繰延税金負債

 

986

 

1,857

企業結合による条件付対価

7

996

 

社債

7,8    

30,983

 

30,838

借入金

7    

24,000

 

26,889

リース負債

    

3,064

 

3,483

引当金

 

499

 

493

その他の非流動負債

10    

3,430

 

3,788

非流動負債合計

 

63,958

 

67,348

流動負債

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

 

4,435

 

4,052

未払法人所得税

 

213

 

255

1年内返済予定の長期借入金

7   

5,798

 

5,798

リース負債

 

878

 

892

その他の流動負債

10    

3,546

 

4,635

流動負債合計

 

14,870

 

15,632

負債合計

 

78,828

 

82,980

資本

 

 

 

 

資本金

9    

47,450

 

47,172

資本剰余金

9    

21,020

 

35,074

自己株式

 

3

 

3

利益剰余金

9    

9,458

 

20,942

その他の資本の構成要素

 

6,852

 

7,217

親会社の所有者に帰属する持分

 

65,861

 

68,518

資本合計

 

65,861

 

68,518

負債及び資本合計

 

144,689

 

151,498

 

(2)【要約中間連結包括利益計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 当中間連結会計期間

(自 2025年1月1日

 至 2025年6月30日)

 

 前中間連結会計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年6月30日)

 

 

 

 

 

売上収益

10

15,094

 

12,720

売上原価

 

3,473

 

3,492

売上総利益

 

11,621

 

9,228

研究開発費

 

7,474

 

5,487

販売費及び一般管理費

11

7,566

 

8,022

その他の収益

 

672

 

630

その他の費用

 

9

 

3

営業損失(△)

 

2,756

 

3,654

金融収益

7

541

 

880

金融費用

7

1,507

 

384

税引前中間損失(△)

 

3,722

 

3,158

法人所得税費用

 

585

 

1,545

中間損失(△)

 

3,137

 

4,703

 

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

7

662

 

250

純損益に振り替えられる可能性のない項目合計

7

662

 

250

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

在外営業活動体の為替換算差額

 

297

 

5,992

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

297

 

5,992

その他の包括利益合計

 

365

 

6,242

中間包括利益合計

 

3,502

 

1,539

 

 

 

 

 

中間損失の帰属(△):

 

 

 

 

親会社の所有者

 

3,137

 

4,703

中間損失(△)

 

3,137

 

4,703

 

 

 

 

 

中間包括利益の帰属:

 

 

 

 

親会社の所有者

 

3,502

 

1,539

中間包括利益

 

3,502

 

1,539

 

 

 

 

 

1株当たり中間損失(△)(円)

 

 

 

 

基本的1株当たり中間損失(△)

12

34.82

 

52.51

希薄化後1株当たり中間損失(△)

12

34.82

 

52.51

 

(3)【要約中間連結持分変動計算書】

当中間連結会計期間(自 2025年1月1日 至 2025年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

資本金

 

資本剰余金

 

自己株式

 

利益剰余金

 

その他の資本の構成要素

 

親会社の

所有者に

帰属する

持分合計

 

資本合計

2025年1月1日時点の残高

 

47,172

 

35,074

 

3

 

20,942

 

7,217

 

68,518

 

68,518

中間損失(△)

 

 

 

 

3,137

 

 

3,137

 

3,137

その他の包括利益

 

 

 

 

 

365

 

365

 

365

中間包括利益合計

 

 

 

 

3,137

 

365

 

3,502

 

3,502

新株の発行

9

278

 

278

 

 

 

 

 

株式報酬費用

 

 

845

 

 

 

 

845

 

845

自己株式の取得

 

 

 

0

 

 

 

0

 

0

資本剰余金から利益剰余金への振替

9

 

14,621

 

 

14,621

 

 

 

所有者との取引額合計

 

278

 

14,054

 

0

 

14,621

 

 

845

 

845

2025年6月30日時点の残高

 

47,450

 

21,020

 

3

 

9,458

 

6,852

 

65,861

 

65,861

 

 

前中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

資本金

 

資本剰余金

 

自己株式

 

利益剰余金

 

その他の資本の構成要素

 

親会社の

所有者に

帰属する

持分合計

 

資本合計

2024年1月1日時点の残高

 

46,807

 

34,048

 

1

 

16,104

 

2,060

 

66,810

 

66,810

中間損失(△)

 

 

 

 

4,703

 

 

4,703

 

4,703

その他の包括利益

 

 

 

 

 

6,242

 

6,242

 

6,242

中間包括利益合計

 

 

 

 

4,703

 

6,242

 

1,539

 

1,539

新株の発行

9

365

 

365

 

 

 

 

 

株式報酬費用

 

 

633

 

 

 

 

633

 

633

自己株式の取得

 

 

 

1

 

 

 

1

 

1

転換社債型新株予約権付社債の繰上償還

8

 

1

 

 

 

 

1

 

1

所有者との取引額合計

 

365

 

267

 

1

 

 

 

631

 

631

2024年6月30日時点の残高

 

47,172

 

34,315

 

2

 

20,807

 

8,302

 

68,980

 

68,980

 

(4)【要約中間連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 当中間連結会計期間

(自 2025年1月1日

 至 2025年6月30日)

 

 前中間連結会計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年6月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

税引前中間損失(△)

 

3,722

 

3,158

減価償却費及び償却費

 

2,177

 

1,987

株式報酬費用

 

845

 

633

条件付対価に係る公正価値変動額(△は益)

 

996

 

38

為替差損益(△は益)

 

60

 

134

受取利息

 

541

 

726

支払利息

 

422

 

370

研究開発税額控除

 

665

 

602

営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

148

 

415

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

120

 

589

営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

 

504

 

497

前受収益及び長期前受収益の増減額(△は減少)

 

1,102

 

2,343

その他

 

35

 

796

小計

 

1,019

 

1,148

利息の受取額

 

636

 

651

利息の支払額

 

244

 

199

法人所得税の支払額

 

158

 

246

法人所得税の還付額

 

1,218

 

157

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

433

 

1,511

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

 

199

 

102

無形資産の取得による支出

 

153

 

3

定期預金の純増減額(△は増加)

 

3,850

 

条件付対価の決済による収入

7

 

379

その他

 

17

 

160

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

3,515

 

434

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

長期借入金の返済による支出

 

2,900

 

2,900

リース負債の返済による支出

 

450

 

447

社債の繰上償還による支出

8

 

150

その他

 

0

 

1

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

3,350

 

3,498

現金及び現金同等物の為替変動による影響

 

131

 

3,472

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

729

 

1,919

現金及び現金同等物の期首残高

 

32,268

 

49,065

現金及び現金同等物の中間期末残高

 

32,997

 

50,984

 

【要約中間連結財務諸表注記】

1.報告企業

 ネクセラファーマ株式会社(以下「当社」)は日本国に所在する株式会社です。登記されている本社及び主要な事業所の住所は当社のホームページ(URL https://www.nxera.life)で開示しております。2025年6月30日に終了する6ヶ月間の当社の要約中間連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下「当社グループ」)により構成されています。当社グループは医薬品事業を行っております。

 

2.作成の基礎

 当社グループの要約中間連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。なお要約中間連結財務諸表は年次連結財務諸表で要求されているすべての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 当社グループの本要約中間連結財務諸表は、2025年8月8日に取締役会によって承認されております。

 要約中間連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

3.重要性がある会計方針

当社グループの要約中間連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。また、当中間連結会計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。

 

4.表示方法の変更

(要約中間連結キャッシュ・フロー計算書)

前中間連結会計期間において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「研究開発税額控除」は、金額的重要性が増したため、当中間連結会計期間より独立掲記することといたしました。

これらの表示方法の変更を反映させるため、前中間連結会計期間の要約中間連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表記していた194百万円は、「研究開発税額控除」△602百万円、「その他」796百万円として組み替えております。

 

5.重要な見積り及び判断の利用

 当社グループの要約中間連結財務諸表の作成において、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り、判断及び仮定の設定を行っております。しかし、実際の結果はその性質上これらの見積りとは異なる場合があります。見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。会計上の見積りの変更は、見積りが変更された会計期間及び将来の会計期間において影響を受けます。

 当社グループの要約中間連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、原則として前連結会計年度と同様です。

 

6.セグメント情報

当社グループは、医薬品事業を行っております。なお、医薬品事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

7.金融商品

公正価値

金融商品のレベル1からレベル3までの公正価値ヒエラルキーに基づく分類は以下のとおりです。

レベル1:同一の資産又は負債について活発な市場における(未調整の)公表価格

レベル2:当該資産又は負債について直接に又は間接に観察可能なレベル1に含まれる公表価値以外のインプットを使用して算定された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値

 

報告期間に発生した公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、報告期間の末日において生じたものとして認識しております。

当中間連結会計期間及び前中間連結会計期間において、レベル間の振替はありません。

 

(1) 経常的に公正価値で測定する金融商品

各決算日における経常的に公正価値で評価する金融商品の内訳は以下のとおりです。

当中間連結会計期間(2025年6月30日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

その他の金融資産

33

25

58

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

その他の金融資産

1,822

1,194

3,016

合計

1,822

33

1,219

3,074

金融負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

企業結合による条件付対価

996

996

合計

996

996

 

前連結会計年度(2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

その他の金融資産

36

36

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

その他の金融資産

2,601

1,293

3,894

合計

2,601

1,329

3,930

金融資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

企業結合による条件付対価

合計

 

 

上記の公正価値の算定方法は以下のとおりです。

 

(その他の金融資産)

 その他の金融資産は期末日に公正価値で再評価しております。上場株式(Centessa Pharmaceuticals plc.、Biohaven Ltd.)、非上場株式(Tempero Bio. Inc.(以下、Tempero社)、Sosei RMF1投資事業有限責任組合(以下、Sosei RMF1)、MiNA (Holdings) Limited(以下、MiNA社))、事業分離による条件付対価、及び為替予約資産で構成されています。

 上場株式の公正価値ヒエラルキーはレベル1、為替予約資産はレベル2、それ以外はレベル3に該当しております。

上場株式

上場株式の公正価値は、期末日の市場価格により算定し、公正価値変動額は要約中間連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に計上しております。

非上場株式

Tempero社株式の公正価値は、第三者割当増資において合意された1株当たりの価格で算定しており、公正価値変動額は要約中間連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に計上しております。

Sosei RMF1持分の公正価値は、純資産、将来キャッシュ・フロー及び将来収益性等に基づいた適切な評価モデルにより算定し、公正価値変動額は要約中間連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない純資産価値等をインプットとしております。

MiNA社株式の公正価値は、純資産価値に将来の回収可能性を考慮して算出された公正価値により測定し、公正価値変動額は要約中間連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に計上しております。

事業分離による条件付対価

事業分離による条件付対価の公正価値は、将来キャッシュ・フローに発生確率等の条件を考慮した割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約中間連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。

当中間連結会計期間末における残高はありません。

為替予約資産

為替予約資産は先物為替予約取引に係る資産であり、取引金融機関から提示された公正価値に基づいて算出しております。

 

(企業結合による条件付対価)

企業結合による条件付対価の公正価値は、将来キャッシュ・フローに発生確率等の条件を考慮した割引現在価値により算定し、公正価値変動額は要約中間連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。重大な観察可能でない、関連資産の商業化成功確率や販売予測、割引率(5.6%)(前連結会計年度末なし)をインプットとしているためレベル3に該当しております。

当中間連結会計期間末の残高は6.9百万米ドルです。また前連結会計年度末における残高はありません。2015年に締結された株式取得契約に基づくNxera Pharma UK Limitedの従前の株主に対しての最大支払額は220百万米ドルと合意されており、118百万米ドルの支払が完了しております。

 

 

(2) 償却原価で測定する金融商品の公正価値

各決算日における償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値の内訳は以下のとおりです。なお、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている金融商品につきましては、次の表に含めておりません。

(単位:百万円)

 

当中間連結会計期間

(2025年6月30日)

前連結会計年度

(2024年12月31日)

 

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

金融負債:

 社債

30,983

30,133

30,838

31,092

 借入金

29,798

29,389

32,687

32,655

 

上記の公正価値の算定方法は以下のとおりです。

 

(社債)

社債の公正価値は、元利金の合計額を当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値で算定しており、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類しております。

 

(借入金)

借入金の公正価値は、元利金の合計額を新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値で算定しており、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類しております。

 

(3) レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表

レベル3に分類された金融商品については、適切な権限者に承認された公正価値測定の評価方針及び手続きに従い、必要に応じて外部の評価専門家を利用して評価を実施しております。

 

当中間連結会計期間(自 2025年1月1日 至 2025年6月30日)

 

 

(単位:百万円)

 

金融資産

金融負債

期首残高

1,329

純損益(未実現) (注)1

△0

996

その他の包括利益 (注)2

△99

分配金

△11

期末残高

1,219

996

(注)1.要約中間連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれております。

2.要約中間連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」及び「在外営業活動体の為替換算差額」に含まれております。

 

前中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

 

 

(単位:百万円)

 

金融資産

金融負債

期首残高

1,687

決済額

△560

純損益(実現) (注)1

59

純損益(未実現) (注)1

△1

その他の包括利益 (注)2

256

その他

21

期末残高

1,462

(注)1.要約中間連結包括利益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれております。

2.要約中間連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」及び「在外営業活動体の為替換算差額」に含まれております。

 

8.社債

当中間連結会計期間(自 2025年1月1日 至 2025年6月30日)

 該当事項はありません。

 

前中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

 繰上償還を行った社債は以下のとおりです。

会社名

銘柄

発行年月日

繰上償還日

額面金額

(百万円)

利率

(%)

担保

当社

2026年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債

2021年7月27日

2024年3月18日

150

0.25

無担保

 

9.資本金及びその他の資本項目

当中間連結会計期間(自 2025年1月1日 至 2025年6月30日)

事後交付型株式報酬(RSU)の割当(593,877株)により資本金が278百万円増加し、資本剰余金が同額減少しております。

2025年3月26日開催の第35回定時株主総会において、資本準備金の額の減少及び剰余金の処分(充当)について承認可決されたことに伴い、会社法第448条第1項の規定に基づき、2025年4月18日を効力発生日として資本準備金35,289百万円を減少し、同額をその他の資本剰余金に振り替えております。また、同日付で会社法第452条の規定に基づき、その他の資本剰余金を14,621百万円減少し、同額を繰越利益剰余金に振り替えております。

 

前中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

事後交付型株式報酬(RSU)の割当(456,081株)により資本金が365百万円増加し、資本剰余金が同額減少しております。

 

10.売上収益

当社グループは、医薬品の販売、第三者との間で締結した医薬品の販売権・開発品または製品の開発などに関するライセンス契約や研究開発契約等に基づき収益を得ております。なお、当社グループの売上収益はすべて顧客との契約から生じたものであります。

当社グループの収益における、経営管理のための分類及び履行義務に基づく分類はそれぞれ次のとおりです。

 

(1) 経営管理のための分類

①上市済製品  :

医薬品の販売により得られる収入、ロイヤリティ収入、製造販売承認前の契約一時金収入及びマイルストン収入、販売マイルストン収入

②研究・開発  :

研究・開発提携に関する契約一時金収入、開発マイルストン収入、研究開発受託契約に基づき得られる収入

 

(2) 履行義務に基づく分類

当社グループは、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客との契約から生じる収益を認識しています。

ステップ1:

顧客との契約を識別する

ステップ2:

契約における履行義務を識別する

ステップ3:

取引価格を算定する

ステップ4:

取引価格を契約における履行義務に配分する

ステップ5:

企業が履行義務を充足した時に(または充足するにつれて)収益を識別する

 

①製品供給収入

製品供給収入は、販売先の検収時点で収益を認識しております。

 

②ライセンス

顧客がライセンスからの便益をそれ単独でまたは顧客にとって容易に利用可能な他の資源と組み合わせて得ることができ、かつ、ライセンスを顧客に移転するという企業の約束が契約の中の他の約束と区分して識別可能である場合に、ライセンスが他の財またはサービスと区別されると判断しております。

ライセンスが他の財またはサービスと区別される履行義務であると判断される場合において、次の3つの要件全てに該当する場合には知的財産にアクセスする権利を有していると判断し一定期間にわたって収益認識しております。

 

・顧客が権利を有する知的財産に著しく影響を与える活動を当社グループが行うことを、契約が要求しているかまたは顧客が合理的に期待している。

・ライセンスによって供与される権利により企業の活動の正または負の影響に顧客が直接晒される。

・上記の結果、当該活動が生じるにつれて顧客に財またはサービスが移転することがない。

 

上記の要件を満たさない場合、知的財産権を使用する権利を有していると判断した時点で収益認識しております。

 

(a) ライセンスが他の財またはサービスと区別され、使用権と評価された場合

契約一時金

一時点で充足される履行義務は、ライセンスを付与した時点で収益を認識しております。

開発マイルストン収入

事後に重大な収益の戻入れが生じる可能性を考慮し、規制当局への承認申請等の当事者間で合意したマイルストンの達成が確実となった時点で収益を認識しております。

販売マイルストン収入及び販売ロイヤリティ収入

契約相手先の売上等を算定基礎として測定し、その達成時点若しくは発生時点、または履行義務の充足時点のいずれか遅い時点に収益を認識しております。

(b) ライセンスが他の財またはサービスと区別され、アクセス権と評価された場合

該当事項はありません。

 

③研究開発受託

当社グループが履行するにつれて提供される便益を顧客は同時に受け取って消費するため、研究開発受託に係る収益は一定期間にわたって認識しております。

(a) 契約一時金及びマイルストン収入

契約一時金及び開発マイルストン収入

一時点で充足されない履行義務で、履行義務の充足前に対価を受領している場合には、当該対価を契約負債として計上しております。研究開発計画の開始時から完了予定時までの総見積時間または費用に対する期末日までの実際発生時間または費用の割合に応じて、収益計上額を測定し同額の契約負債を取り崩しております。ただし、開発マイルストン収入に変動対価が含まれている場合には、変動対価に関する不確実性が解消されるまでに認識した収益累計額に重大な戻入れが生じない可能性が非常に高いと見込まれる範囲でのみ収益を認識しております。

(b) 研究開発受託契約に基づき得られる収入

契約に基づき、サービス提供時間に時間単価を乗じて収益計上額を測定しております。

 

ライセンスの取引価格については、残余アプローチを用いて算出した独立販売価格に基づいて配分しております。

 

次の要件の両方に該当する場合には、変動対価を特定の履行義務のみに配分しております。

・当社グループの特定の履行義務の充足若しくは財またはサービスの提供により、支払条件が変動する。

・契約上のすべての履行義務及び支払条件を考慮した結果、変動対価全体を特定の履行義務若しくは財またはサービスに配分することが、適切に取引価格を各履行義務に配分するという目的に合致する。

 

なお、当社グループの締結するライセンス契約や研究開発契約等には重大な金融要素は含まれておりません。また、対価は合意された履行義務の充足若しくは契約条件の達成時点から1年以内に受領しています。

 

(3) 経営管理のための分類と履行義務に基づく分類との関係

当中間連結会計期間(自 2025年1月1日 至 2025年6月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

履行義務

 

製品供給収入

ライセンス

研究開発受託

 上市済製品

7,380

1,129

8,509

 研究・開発

5,512

1,073

6,585

7,380

6,641

1,073

15,094

 

 

前中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

履行義務

 

製品供給収入

ライセンス

研究開発受託

 上市済製品

5,393

1,031

6,424

 研究・開発

4,830

1,466

6,296

5,393

5,861

1,466

12,720

 

(表示方法の変更)

 前連結会計期間末において、管理区分の見直しを行ったことにより、従来の「医薬品販売」、「契約一時金及びマイルストン収入」、「ロイヤリティ収入」、「その他」から、「上市済製品」、「研究・開発」に変更しております。

 なお、前中間連結会計期間は、当該変更を反映して作成しております。

 

(4) 契約残高

①顧客との契約から生じた債権

 要約中間連結財政状態計算書上、「営業債権及びその他の債権」に含めて表示しております。

②契約負債

 要約中間連結財政状態計算書上、契約負債は下記の科目に含めて表示しております。

(単位:百万円)

 

当中間連結会計期間

(2025年6月30日)

前連結会計年度

(2024年12月31日)

その他の非流動負債

3,422

3,776

その他の流動負債

2,418

3,140

 

(5) 地域別情報

売上収益の地域別情報は顧客の所在地を基礎として分類しております。地域別の外部顧客からの売上収益の情報は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

 当中間連結会計期間

(自 2025年1月1日

 至 2025年6月30日)

 前中間連結会計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年6月30日)

日本

7,456

5,393

米国

4,627

2,631

英国

1,212

692

スイス

1,053

1,031

ドイツ

626

2,045

その他

120

928

合計

15,094

12,720

 

 

11.販売費及び一般管理費

販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

 当中間連結会計期間

(自 2025年1月1日

 至 2025年6月30日)

 前中間連結会計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年6月30日)

人件費

3,267

2,882

減価償却費等

1,728

1,543

委託費

1,128

1,043

販売促進費

260

1,414

その他

1,183

1,140

合計

7,566

8,022

 

 

12.1株当たり利益

(1)基本的1株当たり中間利益又は損失(△)

基本的1株当たり中間損失(△)及びその算定上の基礎は以下のとおりです。

 

 当中間連結会計期間

(自 2025年1月1日

 至 2025年6月30日)

 前中間連結会計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年6月30日)

親会社の所有者に帰属する中間損失(△)

(百万円)

△3,137

△4,703

発行済普通株式の加重平均株式数(株)

90,055,141

89,561,090

基本的1株当たり中間損失(△)(円)

△34.82

△52.51

 

 

(2)希薄化後1株当たり中間利益又は損失(△)

希薄化後1株当たり中間損失(△)及びその算定上の基礎は以下のとおりです。

 

 当中間連結会計期間

(自 2025年1月1日

 至 2025年6月30日)

 前中間連結会計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年6月30日)

親会社の所有者に帰属する中間損失(△)

(百万円)

△3,137

△4,703

希薄化後1株当たり中間損失(△)の算定に使用する四半期利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり中間損失(△)の算定に使用する中間損失(△)(百万円)

△3,137

△4,703

発行済普通株式の加重平均株式数(株)

90,055,141

89,561,090

希薄化後1株当たり中間損失(△)の算定に使用する普通株式増加数(株)

 

 

ストック・オプションによる増加(株)

事後交付型株式報酬による増加(株)

業績連動型株式報酬による増加(株)

転換社債型新株予約権付社債による増加(株)

希薄化後1株当たり中間損失(△)の算定に使用する普通株式の加重平均株式数(株)

90,055,141

89,561,090

希薄化後1株当たり中間損失(△)(円)

△34.82

△52.51

(注) 当中間連結会計期間、及び前中間連結会計期間においては、新株予約権の行使等が1株当たり中間損失を減少させるため、潜在株式は希薄化効果を有していません。

 

 

13.重要な後発事象

該当事項はありません。

 

 

2【その他】

該当事項はありません。