第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

  (1) 経営成績の分析

  当第1四半期連結累計期間における、当社グループのセグメント別の業績は、下記のとおりとなりました。

・診断・試薬事業

  研究用関連において、当社の主力製品である抗体関連試薬の売上高は、国内販売については順調に推移しましたが、海外販売においては円高等の影響により減少いたしました。また、受託サービスの売上高は、積極的に直接ユーザーへ販売活動を実施することによりユーザーのニーズをくみ取り、前年に比べ大幅に増加いたしました。

  医薬用関連においては、マイコプラズマ感染症の診断薬原料の販売が順調に推移しておりますが、自社製造の動物用体外診断用医薬品の牛海綿状脳症測定キットの販売が、検査対象の減少が見込まれる等の影響により減少いたしました。なお、当事業においては、新規治療薬シーズの開発や体外診断用医薬品の製品開発を積極的に行っております。

  その結果、当セグメントの売上高は114,000千円(前年同期比41.4%増)となり、前年同期の買戻し処理の影響により前年同期に比べ増加いたしましたが、営業利益は4,138千円(前年同期は10,382千円の営業利益)にとどまりました。

・遺伝子組換えカイコ事業

  当事業において、大手動物医薬品企業及び大手体外診断用医薬品企業との共同研究は、順調に継続して進行しておりますが、売上高につきましては、候補タンパク質の販売が少量にとどまりました。なお、大手動物医薬品企業および大手体外診断用医薬品企業からの抗体受託サービスならびに診断用医薬品原料販売の売上高につきましては、年間を通じて計画的に行っております。その結果、当セグメントの売上高は5,267千円(前年同期比64.3%減)、営業損失は42,024千円(前年同期は37,549千円の営業損失)となりました。なお、当セグメントにおいては、アステラス製薬株式会社と遺伝子組換えカイコで生産したヒト型フィブリノゲンを原料とした医薬品の製品化へ向けた共同研究や株式会社CUREDとの共同研究として、同社が所有する抗HIV抗体のADCC活性を当社の遺伝子組換えカイコ技術を用いて飛躍的に増強させ、HIV感染症を治療する画期的な抗体医薬品の実用化を目指し共同開発等を積極的に進めております。また、株式会社ニッピとの共同研究により開発した、iPS細胞等の培養足場材として有効であるラミニン511-E8 フラグメント(ラミニン511-E8)を研究用試薬原料として販売する準備を進めております。

・検査事業

  当事業の主力である、ゲルろ過HPLC法を応用したシステムにより、血中リポタンパク質分画の詳細プロファイリングデータを解析する受託サービス(LipoSEARCH)においては、前年度に比べ、国内製薬企業からの大型案件が終了したことにより売上が減少いたしましたが、海外に向けて、学会展示によるプロモーション活動を積極的に展開しており、今後の受注獲得に期待が持てます。また、動物病院におけるコンパニオン・アニマルの診断支援サービス(LipoTEST)においては、新規顧客獲得のためのセミナー等の活動が終了したこともあり、受注が伸び悩みました。その結果、当セグメントの売上高は20,462千円(前年同期比23.0%減)、営業損失は10,420千円(前年同期は8,428千円の営業損失)となりました。

・化粧品関連事業

  当第1四半期において、当社グループが開発した化粧品原料「ネオシルク-ヒトコラーゲンⅠ」配合化粧品「フレヴァン」の通信販売の売上高は、広告宣伝効果の検討等を実施していたことにより効果的な宣伝広告等が遅れ、新規顧客の獲得が減少いたしました。その結果、当セグメントの売上高は2,196千円、(前年同期比29.1%減)、営業損失は2,783千円(前年同期は7,152千円の営業損失)となりました。第2四半期以降は、効率的な広告活動を展開し、継続して、ダイレクトメールや電話によるアウトバウンド等の活動を実施し、新規会員の獲得と会員様からのリピート率の向上を図ってまいります。また、販売網の拡大を目指し、大手量販店への営業活動を行ってまいります。

 

  以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、140,825千円(前年同期比12.7%増)となりました。利益面においては、遺伝子組換えカイコ事業の研究開発等への積極的な投資により、営業損失が50,849千円(前年同期は42,507千円の営業損失)、経常損失が60,809千円(前年同期は41,560千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失62,109千円(前年同期は20,852千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

 

  (2) 財政状態の分析

  (資産)

当第1四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末比22.7%増の4,119,454千円となりました。増加の主な要因は次のとおりであります。

新株予約権の行使及び金融機関からの新規借入等による資金調達等より現預金が711,590千円増加したこと、前橋研究所の新設により建設仮勘定が52,252千円増加したこと、出資により投資有価証券が79,800千円増加したこと等によるものであります。

  (負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債の残高は前連結会計年度末比48.6%増加し、846,958千円となりました。増加の主な要因は次のとおりであります。

金融機関からの新規借入等により1年内返済予定長期借入金及び長期借入金が269,978千円増加したこと等によるものであります。

  (純資産) 

当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は前連結会計年度末比17.4%増の3,272,495千円となりました。

増加の主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により繰越利益剰余金が62,109千円減少した一方、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ276,077千円増加したこと等によるものであります。

 

  (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第1四半期連結累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

  (4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は48,019千円であります。

 

 

 

第3 【提出会社の状況】

 

1 【株式等の状況】

(1) 【株式の総数等】

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

20,000,000

20,000,000

 

 

② 【発行済株式】

種類

第1四半期会計期間
末現在発行数(株)
(平成28年6月30日)

提出日現在
発行数(株)
(平成28年8月12日)

上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名

内容

普通株式

7,292,590

7,292,590

東京証券取引所
JASDAQ
(グロ-ス)

単元株式数100株
完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式

7,292,590

7,292,590

 

 (注)  提出日現在発行数には、平成28年8月1日からこの四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

(2) 【新株予約権等の状況】

      該当事項はありません。

(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

  当第1四半期会計期間において、行使価額修正条項付新株予約権付社債券等に係る新株予約権が以下のとおり行使されました。

 

第1四半期会計期間
(平成28年4月1日から平成28年6月30日まで)

当該四半期会計期間に権利行使された当該行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の数(個)

5,400

当該四半期会計期間の権利行使に係る交付株式数(株)

540,000

当該四半期会計期間の権利行使に係る平均行使価額等(円)

1,015

当該四半期会計期間の権利行使に係る資金調達額(千円)

548,230

当該四半期会計期間の末日における権利行使された当該行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の数の累計(個)

5,400

当該四半期会計期間の末日における当該行使価額修正条項付新株予約権付社債券等に係る累計の交付株式数(株)

540,000

当該四半期会計期間の末日における当該行使価額修正条項付新株予約権付社債券等に係る累計の平均行使価額等(円)

1,015

当該四半期会計期間の末日における当該行使価額修正条項付新株予約権付社債券等に係る累計の資金調達額(千円)

548,230

 

 

 

(4) 【ライツプランの内容】

       該当事項はありません。

(5) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
(千円)

資本金残高
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

平成28年4月1日~
平成28年6月30日(注)

540,000

7,292,590

276,077

2,222,422

276,077

1,254,802

 

   (注) 行使価額修正条項付新株予約権の行使による増加であります。 

 

(6) 【大株主の状況】

当四半期会計期間は第1四半期会計期間であるため、記載事項はありません。

 

(7) 【議決権の状況】

  当第1四半期会計期間末日現在の「発行済株式」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載することができないことから、直前の基準日(平成28年3月31日)に基づく株主名簿による記載をしております。

① 【発行済株式】

   平成28年6月30日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

議決権制限株式(自己株式等)

議決権制限株式(その他)

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式     1,100

完全議決権株式(その他)

普通株式 6,748,400

67,484

単元株式数100株
権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式

単元未満株式

普通株式     3,090

発行済株式総数

6,752,590

総株主の議決権

67,484

 

(注)  「単元未満株式」には自己株式が30株含まれております。

 

② 【自己株式等】

   平成28年6月30日現在

所有者の氏名
又は名称

所有者の住所

自己名義
所有株式数
(株)

他人名義
所有株式数
(株)

所有株式数
の合計
(株)

発行済株式総数
に対する所有
株式数の割合(%)

(自己所有株式)

株式会社免疫生物研究所

群馬県藤岡市中字東田1091番地1

1,100

1,100

0.02

1,100

1,100

0.02

 

 

 

2 【役員の状況】

該当事項はありません。