文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、米国において雇用環境は良好を維持し、欧州においてもユーロ圏では底堅い状況で推移しているものの、英国における個人消費を中心とした減速傾向や中国の経済成長率の鈍化等から、先行き不透明な状況で推移しました。わが国における経済状況においては、雇用情勢や設備投資の改善等から、景気は緩やかな持ち直し傾向が続いております。
当社グループが属する製薬業界におきましては、大型医薬品の特許切れに伴いジェネリック医薬品による代替が進み、大手製薬企業におけるオープンイノベーションが創薬研究の分野において主流となるなかで、次世代の収益の柱を広く社外から導入する動きが一段と激しさを増しており、当社が開発した医薬品候補化合物についても、全世界を対象とした開発・商業化に関する権利を製薬企業等に許諾するライセンス契約を締結するという成果につながっております。
このような状況下、当社グループは、キナーゼ阻害薬の創薬に係る創薬基盤技術の強化に取り組むなかで、創薬支
援事業においては新規顧客の開拓や既存顧客への深耕を通して売上の拡大を目指すとともに、創薬事業においてはキ
ナーゼ阻害薬の創製に係る研究開発、導出交渉等に積極的に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は483,301千円(前年同四半期比16.8%減)、営業損失は477,409千円(前年同四半期は334,426千円)、経常損失は486,145千円(前年同四半期は352,428千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は508,324千円(前年同四半期は178,334千円)となりました。
セグメント別の業績は次の通りです。
①創薬支援事業
キナーゼタンパク質の販売、アッセイ開発、プロファイリング・スクリーニングサービス及びセルベース・アッセイサービスの提供等により、創薬支援事業の売上高は483,301千円(前年同四半期比0.2%増)、営業利益は99,334千円(前年同四半期比1.3%増)となりました。売上高の内訳は、国内売上は266,452千円(前年同四半期比7.0%減)、北米地域は145,550千円(前年同四半期比8.4%増)、欧州地域は49,877千円(前年同四半期比5.6%増)、その他地域は21,420千円(前年同四半期比50.4%増)であります。
②創薬事業
当第3四半期連結累計期間の創薬事業において、売上高の計上はなく(前年同四半期は98,928千円)、営業損失は576,743千円(前年同四半期は432,447千円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は2,276,247千円となり、前連結会計年度末と比べて290,048千円減少しました。その内訳は、現金及び預金の減少215,422千円、売掛金の減少28,599千円等であります。
負債は675,228千円となり、前連結会計年度末と比べて151,745千円減少しました。その内訳は、未払金の減少18,883千円、社債の減少28,000千円、長期借入金の減少106,723千円等であります。
純資産は1,601,019千円となり、前連結会計年度末と比べて138,302千円減少しました。その内訳は、親会社株主に帰属する四半期純損失508,324千円の計上、資本金の増加180,532千円、資本剰余金の増加180,490千円等であります。
また、自己資本比率は69.7%(前連結会計年度末は67.6%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は445,702千円であります。
また、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の研究開発費は以下のとおりであります。
|
創薬事業 |
429,370 |
千円 |
|
創薬支援事業 |
16,332 |
千円 |