第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第2四半期の連結業績は、売上高1,928億8千7百万円(前年同期比4.2%増、為替変動の影響を除いた実質前年同期比2.2%増)、事業利益63億6千3百万円(前年同期比30.0%減)、営業利益62億4千4百万円(同56.2%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益42億9千8百万円(同61.1%減)となりました。

当社グループは、前年度よりスタートした3ヵ年の中期経営計画「Vision(ビジョン)2030 1st(ファースト) STAGE(ステージ)」の3つの成長戦略である、「4つの提供価値領域における成長加速」、「成長に向けた事業基盤への変革」、「変革を実現するダイナミズムの創出」にもとづく施策を推進しています。

国内事業では、柔軟剤、ハブラシ等で高付加価値の新製品を投入するとともに、主力ブランドの育成に取り組みました。海外事業では、オーラルケア、ビューティケア等のパーソナルケア分野の拡大に注力し、加えて、新たな成長起点の創出に向けてベトナムのヘルスケア企業に資本参加しました。

 

[経営成績の概況]

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

売上高

192,887

185,195

4.2%

事業利益

6,363

9,096

△30.0%

営業利益

6,244

14,267

△56.2%

親会社の所有者に帰属する四半期利益

4,298

11,055

△61.1%

 

(注)事業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除したもので、恒常的な事業の業績を測る当社の利益指標です。

(注)前年同期の営業利益には、連結子会社が所有していた土地の譲渡益が含まれています。(2022年1月31日付譲渡)

 

[セグメントごとの経営成績]

 

売上高

セグメント利益(事業利益)

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

一般用消費財事業

128,786

125,538

2.6%

734

4,301

△82.9%

産業用品事業

28,506

27,204

4.8%

1,675

1,550

8.1%

海外事業

70,257

61,189

14.8%

3,497

1,880

86.0%

その他

10,964

6,451

70.0%

742

486

52.8%

小計

238,515

220,385

8.2%

6,649

8,218

△19.1%

調整額

△45,628

△35,190

△286

878

合計

192,887

185,195

4.2%

6,363

9,096

△30.0%

 

 

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

なお、セグメントごとの経営成績については、セグメント内およびセグメント間の内部売上高を含んでおります。

 

① 一般用消費財事業

当事業は、「オーラルケア分野」、「ビューティケア分野」、「ファブリックケア分野」、「リビングケア分野」、「薬品分野」、「その他の分野」で構成されています。全体の売上高は、前年同期比2.6%の増加となりました。セグメント利益は、前年同期比82.9%の減少となりました。

 

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

売上高

128,786

125,538

2.6%

セグメント利益

734

4,301

△82.9%

 

 

[売上高の分野別状況]

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

オーラルケア分野

34,472

33,652

2.4%

ビューティケア分野

11,931

12,553

△5.0%

ファブリックケア分野

29,838

28,901

3.2%

リビングケア分野

10,814

11,400

△5.1%

薬品分野

11,892

11,171

6.5%

その他の分野

29,836

27,859

7.1%

 

 

(オーラルケア分野)

当分野は、「ハミガキ」、「ハブラシ」、「デンタルリンス」等で構成されています。

ハミガキは、「NONIO(ノニオ)プラスホワイトニング ハミガキ」や「クリニカアドバンテージ ハミガキ」が好調に推移しましたが、一部ブランドにおいて販売促進の内容を見直したことから、全体の売上は前年同期比微減となりました。
 ハブラシは、新製品「LION(ライオン)電動アシストブラシ」がお客様のご好評をいただき、全体の売上は前年同期を上回りました。

デンタルリンスは、「NONIO(ノニオ)マウスウォッシュ」が前年同期を下回り、全体の売上も前年同期を下回りました。

以上により、分野全体の売上は、前年同期比2.4%の増加となりました。

 

(ビューティケア分野)

当分野は、「ハンドソープ」、「ボディソープ」、「制汗剤」等で構成されています。

ハンドソープは、市場縮小の影響を受け、全体の売上は前年同期を下回りました。

ボディソープは、「hadakara(ハダカラ)ボディソープ 泡で出てくるタイプ」が好調に推移したものの、液体タイプが前年同期を下回り、全体の売上は前年同期比微減となりました。

以上により、分野全体の売上は、前年同期比5.0%の減少となりました。

 

 

(ファブリックケア分野)

当分野は、「柔軟剤」、「洗濯用洗剤」等で構成されています。

柔軟剤は、「ソフラン プレミアム消臭」が前年同期を下回りましたが、新製品「ソフラン エアリス」を発売し、全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。

洗濯用洗剤は、液体高濃度洗剤「トップ スーパーNANOX(ナノックス) ニオイ専用」が前年同期を下回るとともに、一部の粉末洗剤の販売を終了したこともあり、全体の売上は前年同期を下回りました。

以上により、分野全体の売上は、前年同期比3.2%の増加となりました。

 

(リビングケア分野)

当分野は、「住居用洗剤」、「台所用洗剤」等で構成されています。

住居用洗剤は、「ルックプラス バスタブクレンジング」等が前年同期を下回り、全体の売上も前年同期を下回りました。

台所用洗剤は、食器洗い機専用洗剤「CHARMY(チャーミー) クリスタ」が堅調に推移したものの、「CHARMY(チャーミー) Magica(マジカ)」が伸びなやみ、全体の売上は前年同期比微減となりました。

以上により、分野全体の売上は、前年同期比5.1%の減少となりました。

 

(薬品分野)

当分野は、「解熱鎮痛薬」、「点眼剤」、「ニキビ薬」等で構成されています。

解熱鎮痛薬は、「バファリン プレミアムDX(ディーエックス)」が好調に推移しましたが、「バファリン プレミアム」、「バファリンA」が前年同期を下回り、全体の売上は前年同期を下回りました。

点眼剤は、「スマイル40ゴールド」シリーズが好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。

ニキビ薬は、「ペアアクネクリームW」が好調に推移し、全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。

足用冷却シートは、インバウンド需要の回復により前年同期を大幅に上回りました。

以上により、分野全体の売上は、前年同期比6.5%の増加となりました。

 

(その他の分野)

当分野は、ペット用品、ギフト・ノベルティ、歯科ルート品等で構成されています。

ペット用品は、オーラルケア品が好調に推移するとともに、猫用トイレの砂「ニオイをとる砂」が堅調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。

ギフト・ノベルティは、ノベルティが順調に推移し、前年同期を上回りました。

以上により、分野全体の売上は、前年同期比7.1%の増加となりました。

 

② 産業用品事業

当事業は、タイヤの防着剤等を取り扱う「モビリティ分野」、二次電池用導電性カーボン等の「エレクトロニクス分野」、施設・厨房向け洗浄剤等の「業務用洗浄剤分野」等で構成されており、全体の売上高は、前年同期比4.8%の増加となりました。セグメント利益は、前年同期比8.1%の増加となりました。

 

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

売上高

28,506

27,204

4.8%

セグメント利益

1,675

1,550

8.1%

 

 

モビリティ分野では、タイヤの防着剤が順調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。

エレクトロニクス分野では、二次電池用導電性カーボンが堅調に推移し、全体の売上は前年同期を上回りました。

業務用洗浄剤分野では、衣料用洗剤が好調に推移しましたが、ハンドソープが前年同期を下回り、全体の売上は前年同期を下回りました。

 

 

③ 海外事業

海外は、タイ、マレーシア等の東南・南アジア、中国、韓国等の北東アジアにおいて事業を展開しております。全体の売上高は、前年同期比14.8%の増加(為替変動の影響を除いた実質前年同期比は8.2%の増加)となりました。セグメント利益は、前年同期比86.0%の増加となりました。

 

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

売上高

70,257

61,189

14.8%

セグメント利益

3,497

1,880

86.0%

 

 

  [地域別状況]

 

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

東南・南アジア

売上高

42,663

39,148

9.0%

 

セグメント利益

2,047

833

145.6%

北東アジア

売上高

27,594

22,041

25.2%

 

セグメント利益

1,449

1,046

38.5%

 

(注)前期にバングラデシュ人民共和国に合弁会社を設立したことから、従来の「東南アジア」の表記を「東南・南アジア」に

    変更しております。

 

   (地域別の状況)

東南・南アジア全体の売上高は、前年同期比9.0%の増加(為替変動の影響を除いた実質前年同期比は1.2%の増加)、セグメント利益は145.6%の増加となりました。

タイでは、洗濯用洗剤が数量ベースで伸びなやみましたが、ボディソープ「植物物語」が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。

また、マレーシアでは洗濯用洗剤が前年同期を下回りましたが、為替変動の影響により円貨換算後の全体の売上は前年同期比微増となりました。

北東アジア全体の売上高は、前年同期比25.2%の増加(為替変動の影響を除いた実質前年同期比は20.7%の増加)、セグメント利益は38.5%の増加となりました。

中国では、ハミガキ「ホワイト&ホワイト」が好調に推移するとともに、ハブラシ「システマ」が順調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。

また、韓国では、洗濯用洗剤が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回りました。

 

④ その他

その他(建設請負事業等)では、全体の売上高は、前年同期比70.0%の増加となりました。セグメント利益は、前年同期比52.8%の増加となりました。

 

 

当第2四半期(百万円)

前第2四半期(百万円)

増減率

売上高

10,964

6,451

70.0%

セグメント利益

742

486

52.8%

 

 

 

(2) 財政状態の状況

資産合計は持分法で会計処理されている投資の増加等により、前連結会計年度末と比較して2億6千1百万円増加し、4,695億4千万円となりました。資本合計は、100億8千9百万円増加し、2,892億5千7百万円となり、親会社所有者帰属持分比率は58.1%となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、減価償却費及び償却費等により、31億3千9百万円の資金の増加となりました。(前年同期は46億7百万円の資金の増加)

投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、213億6千9百万円の資金の減少となりました。(前年同期は86億6千8百万円の資金の減少)

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額等により、66億3千3百万円の資金の減少となりました。(前年同期は154億4千5百万円の資金の減少)

以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ239億1百万円減少し、771億7千6百万円となりました。また、前第2四半期連結会計期間末に比べて21億6千8百万円減少しました。

 

(4) 事業上および財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、事業上および財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は55億2千2百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。