当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年6月30日まで)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数の減少や経済活動の制限緩和に伴い、持ち直しの動きがみられました。しかしながら世界経済においては、中国での感染症再拡大による活動制限やロシアによるウクライナへ侵攻の長期化等により先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中で、当社グループは「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る。わたしたちは、世界中の人々がいつまでも安心して快適に暮らすことのできる社会づくりに貢献していきます。」という経営理念のもとで、激変するグローバル環境に対応しながら、国内外市場での継続的な事業の拡大と堅固な収益基盤を確立するため、これまでに培ってきた技術とノウハウを結集した画期的で魅力的な新商品の開発、高品質で効率的な生産、販売力の強化、流通チャネルの拡大に取り組むと共に、商品アイテムの見直し、製造原価の低減、在庫の適正化、製品価値に基づいた適正価格での販売、広告宣伝費や販売推進費等のマーケティング費用を含めた販管費の効率的運用等の課題に努めてまいりました。
その結果、連結売上高は、前年同期比6.8%増の185億1百万円(為替変動の影響を除くと3.2%増)となりました。
国内売上は、最盛期の5月・6月の気温が平年より低い日が続き、主力の殺虫剤市場が前年を割り込んだ結果、前年同期比13.5%減の99億20百万円となりました。一方、海外売上は、欧州の連結子会社が連結に加わった事に加えて、既存の東南アジア各国も現地通貨ベースで堅調に推移し、さらに円貨ベースでは円安の影響を大きく受けた結果、前年同期比46.8%増の85億81百万円(為替変動の影響を除くと35.9%増)となりました。
次に、売上原価は前年同期比9億37百万円増加し127億71百万円、売上原価率は69.0%となり、前年同期より0.7ポイント増となりました。売上総利益は57億30百万円(前年同期比4.5%増)となりました。
販管費につきましては、広告宣伝費・販売推進費を効率的に使用し販管費の削減に努めましたが、連結子会社が増加したことから人件費など経費が増加にしたことに加えて、前期から引き続いて原油価格の高騰から運賃コストがアップしたことから運送費が増加した結果、前年同期比19.1%増の44億76百万円となりました。
これらの結果、営業利益は12億54百万円(前年同期比27.3%減)、経常利益は13億63百万円(前年同期比23.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億62百万円(前年同期比59.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
①日本
殺虫剤部門では、国内の殺虫剤市場が最盛期の5月・6月の気温が平年より低い日が続いたことから、前年を割り込んだことに加えて、コロナ禍も落ち着きを見せて外出される方が増えたことから、前期までの巣籠り需要が一段落し、その反動減により売上が減少した結果、59億10百万円(前年同期比18億74百万円減、24.1%減)の売上となりました。
家庭用品部門は、主力のアルコール除菌剤の売上は前期並みとなり、前期増加した花粉関連商材の返品は減少しましたが、返品負債が前期より増加した結果、家庭用品合計の売上高は、4億79百万円(前年同期比45百万円減、8.7%減)となりました。
園芸用品部門は、殺虫剤同様に巣籠り需要が一段落となり、加えて気温が平年より低かったことから家庭菜園等で使用されていた不快害虫用殺虫剤の売上が落ち込みました。一方で主力の除草剤の売上が引き続き堅調に推移した結果、園芸用品合計の売上高は、17億14百万円(前年同期比66百万円減、3.7%減)となりました。
防疫剤部門の売上高は、5億58百万円(前年同期比26百万円増、5.0%増)となりました。
その他の部門は子会社のフマキラー・トータルシステム㈱のシロアリ施工工事が好調で、14億5百万円(前年同期比2億9百万円増、17.5%増)となりました。
なお、外部顧客に対する売上高は、100億68百万円(前年同期比17億50百万円減、14.8%減)で、セグメント利益は4億37百万円(前年同期比7億30百万円減、62.5%減)となりました。
②東南アジア
東南アジア各国において現地通貨ベースで前期を上回り、さらに円安の影響を受けた結果、外部顧客に対する売上高は62億93百万円(前年同期比10億24百万円増、19.4%増)となりました。また、セグメント利益は4億92百万円(前年同期比4百万円減、0.9%減)となりました。
③欧州
欧州においては、前連結会計年度末より、Zapi Industrie Chimiche S.p.A.、当第1四半期連結会計期間より、FUMAKILLA EUROPE S.R.L.が連結対象となったことから、外部顧客に対する売上高は18億53百万円となりました。また、セグメント利益は2億17百万円となりました。
④その他
インドとメキシコを中心に販売し、外部顧客に対する売上高は2億85百万円(前年同期比57百万円増、25.3%増)となりました。また、セグメント損失は13百万円(前年同期は13百万円のセグメント損失)となりました。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの変更を行っております。詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表」の注記事項「(セグメント情報等)」をご覧ください。
当社グループは、殺虫剤の売上構成比が高いため、売上高は上半期を中心に多く計上されるという季節変動要因をかかえております。一方、人件費や諸経費(広告宣伝費のような政策費を除く)は固定費として、年間を通じてほぼ均等に発生するため、事業年度の四半期毎の売上高や利益には著しい相違があります。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産額は、前連結会計年度末に比べて10億26百万円増加し、552億48百万円となりました。主な要因は現金及び預金が4億56百万円、受取手形が1億95百万円、売掛金が7億11百万円、電子記録債権が2億93百万円、返品資産が2億19百万円増加した一方で、棚卸資産が10億27百万円、投資有価証券が4億48百万円減少したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比べて94百万円増加し、332億88百万円となりました。主な要因は支払手形及び買掛金が1億70百万円、電子記録債務が8億16百万円、未払金が9億95百万円、未払法人税等が2億72百万円、返金負債が8億75百万円増加した一方で、短期借入金が27億82百万円、賞与引当金が3億43百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末と比べて9億31百万円増加し、219億60百万円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定が7億68百万円、非支配株主持分が1億31百万円増加した一方で、その他有価証券評価差額金が69百万円減少したこと等によるものであります。
自己資本比率は、前連結会計年度末より0.7ポイント増加し36.2%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億5百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。