文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移しましたが、海外において中国など新興国経済の減速や英国のEU離脱が決定されたことに伴う為替変動などの影響を受け、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。
当社グループの主要市場であるエレクトロニクス市場におきましては、自動車の安全性確保や利便性向上に伴う車載用電子部品の生産数は増加傾向となりましたが、市場を牽引してきたスマートフォンの生産台数は普及の一巡に伴いやや鈍化しました。
このような状況の下、当社グループは、収益力の更なる向上を目指して、徹底したコスト削減、高付加価値製品の開発と提案並びに拡販活動に注力してまいりましたが、スマートフォンの生産調整や円高の影響を受けました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は204億78百万円(前年同四半期比16.8%減)、営業利益は30億1百万円(同2.9%減)、経常利益は28億6百万円(同10.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23億63百万円(同33.5%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 表面処理用資材事業
主力のプリント基板用及びパッケージ基板用めっき薬品の売上高は、ハイエンドスマートフォンの生産調整の影響を受けて減少しました。ハードディスク用めっき薬品の売上高も、サーバー用アルミ磁気ディスクの生産調整の影響を受けて減少しました。
また、非鉄金属や工業薬品などの売上高も、ニッケルや銅などの市場価格の下落に伴う販売単価の引き下げや、中国をはじめとする新興国の景気低迷の影響を受け、前年同四半期を下回りました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は152億3百万円(前年同四半期比17.0%減)、セグメント利益は28億23百万円(同13.3%減)となりました。
② 表面処理用機械事業
景気の先行き不透明感を受けて、国内外の電子部品メーカーや自動車部品メーカーの設備投資に対する動きが慎重となったことから、機械の受注が減少し、前年同四半期に比べて売上高は減少しましたが、コスト削減や生産効率の見直しを進めたことから、セグメント利益は改善しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は26億62百万円(前年同四半期比31.1%減)、セグメント損失は46百万円(前年同四半期はセグメント損失1億84百万円)となりました。
③ めっき加工事業
主力のタイの連結子会社において、自動車のドアノブとして使用される硬質なポリカーボネートABS樹脂へのめっき加工の量産が順調に推移し、売上高、セグメント利益ともに前年同四半期を上回りました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は24億36百万円(前年同四半期比10.9%増)、セグメント利益は69百万円(前年同四半期はセグメント損失1億81百万円)となりました。
④ 不動産賃貸事業
オフィスビルにおける入居率がやや低下したこと、また、設備の修繕を行ったことにより、売上高、セグメント利益ともに前年同四半期を下回りました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3億50百万円(前年同四半期比1.7%減)、セグメント利益は1億88百万円(同4.0%減)となりました。
なお、上記のセグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ9億87百万円減少し、226億65百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって獲得した資金は28億84百万円(前年同四半期は28億60百万円の資金の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額8億85百万円、仕入債務の減少額4億81百万円等の資金の使用がありましたが、税金等調整前四半期純利益28億5百万円、減価償却費9億55百万円等の資金の獲得があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動において使用された資金は9億63百万円(前年同四半期は5億94百万円の資金の獲得)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入31億52百万円等の資金の獲得がありましたが、定期預金の預入による支出33億63百万円、固定資産の取得による支出7億41百万円等の資金の使用があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動において使用された資金は12億31百万円(前年同四半期は21億86百万円の資金の使用)となりました。これは主に、短期借入金の増加による収入1億84百万円の資金の獲得がありましたが、配当金の支払額10億92百万円、長期借入金の返済による支出1億98百万円等の資金の使用があったことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費は10億円であります。投資対効果を常に意識し、重要テーマについては今後も積極的に投資をしてまいりたいと考えております。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。