第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、海外における地政学的リスクの高まり等が懸念されたものの、堅調な米国経済をはじめ、世界経済に緩やかな成長の動きが見られたこともあり、雇用情勢や所得環境の改善が継続し、景気は回復基調で推移しました。

当社グループの主要市場であるエレクトロニクス市場におきましては、スマートフォン、タブレット端末市場は緩やかに成長し、パソコン市場にも持ち直しの兆しが見られました。また、IoTや車載関連、データセンターなどの成長分野においては、各企業間で新製品の開発や提案が活発に行われております。

このような状況の下、当社グループは、収益力の更なる向上を目指して、高付加価値製品の開発と提案並びに拡販活動に注力するとともに、生産性向上の取り組みを強化してまいりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は228億12百万円(前年同四半期比11.4%増)、営業利益は38億60百万円(同28.6%増)、経常利益は39億44百万円(同40.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は26億12百万円(同10.5%増)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

① 表面処理用資材事業

主力のプリント基板用及びパッケージ基板用めっき薬品の売上高は、スマートフォンやカーエレクトロニクス製品に搭載される電子部品の需要が拡大したことにより増加しました。また、自動車のパワーデバイスや潤滑性が求められる車載製品向けのめっき薬品の販売も引き続き堅調に推移し、前年同四半期を上回りました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は175億24百万円(前年同四半期比15.3%増)、セグメント利益は34億99百万円(同23.9%増)となりました。

② 表面処理用機械事業

景気の回復基調に支えられ、国内外の電子部品及び自動車部品業界における設備投資が堅調に推移し、機械の受注環境が改善したことから、売上高、セグメント利益ともに前年同四半期を上回りました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は28億9百万円(前年同四半期比5.5%増)、セグメント利益は3億17百万円(前年同四半期はセグメント損失46百万円)となりました。

③ めっき加工事業

主力のタイの連結子会社では、タイの自動車産業が国王崩御による高級品の買い控えによる消費マインドの停滞や輸出の減速の影響を受け、受注が減少しました。

インドネシアの連結子会社では、インドネシア国内経済が安定化し、自動車産業も回復基調となったことから、自動車の外装部品へのめっき加工の受注の増加によって売上高は増加しましたが、難易度の高い大物の受注が増えたため、歩留まりが悪化したことや、受注に対応するための設備の更新などによって生産コストが増加し、利益面では損失が継続しました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は23億45百万円(前年同四半期比3.7%減)、セグメント損失は1億26百万円(前年同四半期はセグメント利益69百万円)となりました。

④ 不動産賃貸事業

オフィスビルの入居率が改善したことや、経費の削減にも努めたことから、売上高、セグメント利益ともに前年同四半期を上回りました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3億62百万円(前年同四半期比3.4%増)、セグメント利益は2億7百万円(同10.1%増)となりました。

 

なお、上記のセグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億16百万円減少し、273億15百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によって獲得した資金は30億23百万円(前年同四半期は28億84百万円の資金の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額8億81百万円、たな卸資産の増加額5億2百万円、売上債権の増加額4億46百万円等の資金の使用がありましたが、税金等調整前四半期純利益39億35百万円、減価償却費9億66百万円、仕入債務の増加額7億32百万円等の資金の獲得があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動において使用された資金は15億10百万円(前年同四半期は9億63百万円の資金の使用)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入10億39百万円等の資金の獲得がありましたが、固定資産の取得による支出19億47百万円、定期預金の預入による支出5億77百万円等の資金の使用があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動において使用された資金は18億67百万円(前年同四半期は12億31百万円の資金の使用)となりました。これは主に、短期借入金の増加による収入43百万円の資金の獲得がありましたが、配当金の支払額12億60百万円、子会社の自己株式の取得による支出4億84百万円等の資金の使用があったことによるものであります。

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における研究開発費は10億19百万円であります。投資対効果を常に意識し、重要テーマについては今後も積極的に投資をしてまいりたいと考えております。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。