第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は下記のとおりであります。

 なお、文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

 当第2四半期連結累計期間(平成27年4月1日から平成27年9月30日まで)における日本経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな景気回復の動きが続いたものの、新興国経済の減速の影響により輸出や生産面で伸び悩むなど、一部に弱さも見られました。化粧品業界におきましては、平成27年度の経済産業省化粧品出荷統計(暦年)によりますと、4月以降の累計では販売個数・販売金額ともに前年を上回りました。また、昨年10月に化粧品が消費税の免税対象に加わって以降、訪日外国人旅行者による化粧品の需要は増加傾向が続きました。

 このような市場環境の中、当社グループは、今期より新たな中期経営計画「グローバルブランド育成期」をスタートさせ、「世界に通用するブランドの育成」と「経営資産の継続的なパフォーマンス向上」の2つの基本戦略のもと、世界で存在感のある企業への進化を目指し、一段と成長のスピードを加速させてまいりました。

 当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、前期までの改革の成果が継続し、主要ブランドの国内販売が好調に推移したほか、インバウンド需要の取り込みや前期に買収したタルト社の業績が加わった結果、売上高が全ての事業セグメントで前年を上回り、前年同期比22.8%増の115,407百万円(為替の影響を除くと21.1%増)となり、過去最高となりました。

 利益につきましては、積極的な販売費の投入による増収効果及び一般管理費等の効率的な運用により、営業利益は18,045百万円(前年同期比156.1%増)、経常利益は18,691百万円(同130.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,951百万円(同164.5%増)となり、いずれも過去最高となりました。

 

①化粧品事業

 化粧品事業につきましては、国内では、高級化粧品を扱う㈱アルビオンが好調に推移したほか、グローバルプロモーションを展開した「コスメデコルテ」、ギフト需要を取り込んだ新しいコンセプトの直営店舗をオープンした「ジルスチュアート」等のハイプレステージブランドが大幅に伸長しました。また、プレステージブランドにおきましても、ブランド誕生30周年の記念プロモーションを展開した「雪肌精」やアイテムを拡充した「肌極」などのスキンケアブランドに加え、メイクアップブランド「エスプリーク」も好調に推移いたしました。海外では、中国事業の構造改革に取り組んだ一方で、米国のタルト社が計画以上の業績で進捗したことや円安効果なども加わり、海外全体の売上高は増加いたしました。

 これらの結果、当事業の売上高は83,626百万円(前年同期比26.0%増)、営業利益は15,671百万円(同127.1%増)となりました。

 

②コスメタリー事業

 コスメタリー事業につきましては、シートマスクや日やけ止め等の重点カテゴリーブランドが好調に推移したコーセーコスメポート㈱が業績を牽引したほか、セルフメイクブランドの「ヴィセ」や「エルシア」、コンビニエンスストア向けブランド「雪肌粋」などの売上も好調に推移いたしました。

 これらの結果、当事業の売上高は30,694百万円(前年同期比15.1%増)、営業利益は3,768百万円(同102.1%増)となりました。

 

③その他

 その他の事業につきましては、アメニティ製品の販売やOEM生産の受注が増加した結果、売上高は1,086百万円(前年同期比23.7%増)、営業利益は510百万円(同64.7%増)となりました。

 

(2)資金の状況及び資金の見通し

①資金の状況

 当第2四半期連結会計期間末の流動比率は323.7%、当座比率は234.0%であり、前連結会計年度末に比べそれぞれ26.2ポイントの増加、11.2ポイントの増加となりました。主な理由は下記のとおりであります。

 資産は、前連結会計年度末に比べ7,850百万円の増加となりました。現金及び預金の増加19,602百万円、受取手形及び売掛金の減少688百万円、商品及び製品の増加2,808百万円、原材料及び貯蔵品の増加2,162百万円、有価証券の減少7,659百万円、その他金融資産の減少9,000百万円、繰延税金資産の減少432百万円等によるものであります。

 負債は、前連結会計年度末に比べ2,041百万円の減少となりました。支払手形及び買掛金の増加579百万円、電子記録債務の増加1,591百万円、未払法人税等の増加581百万円、未払消費税等の減少1,293百万円、未払金の減少1,593百万円、未払費用の減少1,141百万円、退職給付に係る負債の減少1,012百万円等によるものであります。

 なお、有利子負債残高は1,720百万円、デット・エクイティ・レシオは0.01倍となりました。

 

②資金の見通し

 当社グループの資金調達の状況につきましては、事業継続に必要と考える資金は確保していると認識しております。

 今後の資金使途につきましては、内部留保により財務体質の強化を図る一方、設備投資や更なるM&Aに取り組むことで将来のキャッシュ・フローの創出につなげ、資本効率の向上を図ってまいります。また、一時的な余剰資金につきましては、安全性を第一に考慮した金融商品選定のもと、運用を行っております

 

(3)キャッシュ・フロー

 当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物は、前第2四半期連結累計期間より27,880百万円増加し59,164百万円(前年同期比89.1%増)となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、7,418百万円の収入(同204.6%増)となりました。主な要因は税金等調整前四半期純利益18,682百万円、非資金費用である減価償却費2,616百万円、退職給付に係る負債の減少1,285百万円、売上債権の減少791百万円、たな卸資産の増加4,872百万円、仕入債務の増加1,922百万円、その他の資産の増加1,160百万円、その他の負債の減少3,787百万円及び法人税等の支払い5,425百万円等であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,400百万円の収入(前年同期は20,155百万円の支出)となりました。主な要因は定期預金の減少による純収入1,811百万円、有価証券の売買及び償還による純収入4,226百万円、有形固定資産の取得による支出4,729百万円、投資有価証券の売買及び償還による純支出201百万円、投資その他の資産の減少による収入1,452百万円等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,827百万円の支出(前年同期比39.1%減)となりました。主な要因は、短期借入金の増加による収入415百万円、配当金の支払い2,110百万円等であります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間に支出した研究開発費の総額は2,317百万円であります。

  なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、拡充、改修、除却、売却等の計画はありません。