当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当社グループに関する財政状態、経営成績の分析及び検討内容は下記のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日から平成27年12月31日まで)における日本経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善等を背景に、緩やかながらも景気回復の基調が続きましたが、中国をはじめとした新興国経済の減速懸念や中東等における地政学リスクなど、先行きに不透明感もみられました。化粧品業界におきましては、平成27年度の経済産業省化粧品出荷統計(暦年)によりますと、4月以降の累計では販売個数・販売金額ともに前年同期に比べ増加いたしました。
このような市場環境の中、当社グループは、今期より新たな中期経営計画「グローバルブランド育成期」をスタートさせ、「世界に通用するブランドの育成」と「経営資産の継続的なパフォーマンス向上」の2つの基本戦略のもと、世界で存在感のある企業への進化を目指し、一段と成長のスピードを加速させてまいりました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、2008年より進めてきた「守り」と「攻め」の改革の成果により、着実に地力をつけた既存事業が業績を牽引したことに加え、国内でのインバウンド需要の取り込みや前期に買収した米国タルト社が計画以上の業績で推移した結果、売上高が全ての事業セグメントで前年を上回り、前年同期比19.5%増の178,457百万円(為替の影響を除くと17.5%増)となり、過去最高となりました。利益につきましては、積極的な販売費の投入による増収効果及び一般管理費の効率的な運用により、営業利益は30,331百万円(前年同期比89.9%増)、経常利益は30,950百万円(同69.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18,025百万円(同81.5%増)となり、いずれも過去最高となりました。
①化粧品事業
化粧品事業につきましては、国内では、高級化粧品を扱う㈱アルビオンの業績が引き続き好調だったほか、ブランド誕生45周年を迎えスキンケアを中心にプロモーションを強化した「コスメデコルテ」、ブランド誕生10周年を迎えたライフスタイルブランド「ジルスチュアート」等のハイプレステージブランドも好調に推移いたしました。また、プレステージブランドにおきましても、ラインナップを拡充し、より幅広い顧客層を獲得した「雪肌精」と「エスプリーク」が伸長いたしました。海外では、中国事業が構造改革の過程にあるものの、米国タルト社の好調さが継続したことや円安効果などの影響もあり、海外全体の売上高は増加いたしました。これらの結果、当事業の売上高は131,464百万円(前年同期比21.0%増)、営業利益は27,176百万円(同81.9%増)となりました。
②コスメタリー事業
コスメタリー事業につきましては、プロモーションを強化した「ソフティモ」やシートマスクの「クリアターン」など、重点カテゴリーブランドが好調だったコーセーコスメポート㈱が業績を牽引したほか、セルフメイクブランド「ヴィセ」やネイルブランド「ネイルホリック」、コンビニエンスストア向けブランド「雪肌粋」なども好調に推移いたしました。これらの結果、当事業の売上高は45,348百万円(同15.2%増)、営業利益は5,180百万円(同51.4%増)となりました。
③その他
その他の事業につきましては、アメニティ製品の販売やOEM生産の受注が増加した結果、売上高は1,644百万円(同30.1%増)、営業利益は823百万円(同61.0%増)となりました。
(2)資金の状況及び資金の見通し
①資金の状況
当第3四半期連結会計期間末の流動比率は329.1%、当座比率は237.4%であり、前連結会計年度末に比べそれぞれ31.6ポイントの増加、14.6ポイントの増加となりました。主な理由は下記のとおりであります。
資産は、前連結会計年度末に比べ12,539百万円の増加となりました。現金及び預金の増加8,862百万円、受取手形及び売掛金の増加1,326百万円、有価証券の増加4,102百万円、金銭の信託の減少9,000百万円、繰延税金資産の減少1,092百万円、商品及び製品の増加3,949百万円、原材料及び貯蔵品の増加3,227百万円、群馬新工場棟建設にともなう建設仮勘定の増加2,257百万円等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,990百万円の減少となりました。支払手形及び買掛金の増加2,174百万円、電子記録債務の増加1,047百万円、未払金の減少1,156百万円、未払費用の減少3,984百万円、預り金の増加1,450百万円、退職給付に係る負債の減少1,519百万円等によるものであります。
なお、有利子負債残高は1,712百万円、デット・エクイティ・レシオは0.01倍となりました。
②資金の見通し
当社グループの資金調達の状況につきましては、事業継続に必要と考える資金は確保していると認識しております。
今後の資金使途につきましては、内部留保により財務体質の強化を図る一方、設備投資や更なるM&Aに取り組むことで将来のキャッシュ・フローの創出につなげ、資本効率の向上を図ってまいります。また、一時的な余剰資金の運用につきましても、安全性を第一に考慮し運用商品の選定を行っております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間に支出した研究開発費の総額は3,489百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、拡充、改修、除却、売却等の計画はありません。