第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は下記のとおりであります。

 なお、文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

 当第2四半期連結累計期間(平成28年4月1日から平成28年9月30日まで)における日本経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな景気回復の動きが続いたものの、為替変動や中国をはじめとする新興国経済の減速懸念等の影響により、企業収益や個人消費の一部で弱さがみられるなど、先行き不透明感が高まる状況となりました。化粧品業界におきましては、平成28年度の経済産業省化粧品出荷統計(暦年)によりますと、販売個数・販売金額ともにほぼ横ばいとなりました。

 このような市場環境の中、当社グループは、中期経営計画「グローバルブランド育成期」の2年目を迎え、「世界に通用するブランドの育成」と「経営資産の継続的なパフォーマンス向上」の2つの基本戦略のもと、世界で存在感のある企業への進化を目指し、一段と成長のスピードを加速させてまいりました。

 当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、訪日外国人旅行者数の伸び率に落ち着きが見え始める中、ハイプレステージブランドを中心に国内消費者への販売が好調だったことに加え、米国タルト社の業績が大幅に伸長した結果、売上高は前年同期比9.0%増の125,788百万円(為替の影響を除くと10.9%増)となり、過去最高となりました。なお、連結売上高に占める海外売上高の割合は17.6%となりました。

 利益につきましては、積極的な販売費の投入による増収効果及び一般管理費等の効率的な運用により、営業利益は過去最高の18,698百万円(前年同期比3.6%増)、経常利益は為替の影響により17,594百万円(同5.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,070百万円(同8.0%減)となりました。

 

①化粧品事業

 化粧品事業につきましては、国内では、高級化粧品を扱う株式会社アルビオンが業績を牽引したことに加え、重点グローバルブランドに位置づけている「コスメデコルテ」「ジルスチュアート」、メイクアップアーティストブランド「アディクション」等のハイプレステージブランドが好調に推移いたしました。また、プレステージブランドにおきましては、スキンケアブランド「雪肌精」が昨年実施したプロモーションの反動等の影響を受けましたが、メイクアップブランド「エスプリーク」などが伸長いたしました。海外では、前期に引き続き中国事業が構造改革の過程にある中、免税チャネルが好調な韓国が大幅に伸長したほか、米国タルト社が計画以上の業績で牽引するなど、海外全体の売上高は増加いたしました。

 これらの結果、当事業の売上高は90,973百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益は17,461百万円(同11.4%増)となりました。

 

②コスメタリー事業

 コスメタリー事業につきましては、シートマスクやヘアケア等の重点カテゴリーブランドを展開するコーセーコスメポート株式会社が売上を牽引したほか、新ライン投入と販路拡大をおこなったセルフメイクブランド「ヴィセ」、マスカラが好調な「ファシオ」などが伸長いたしました。

 これらの結果、当事業の売上高は33,731百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は積極的なマーケティング投資により2,987百万円(同20.7%減)となりました。

 

③その他

 その他の事業につきましては、アメニティ製品の販売やOEM生産の受注がほぼ前年同期並みの水準となった結果、売上高は1,083百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は529百万円(同3.6%増)となりました。

 

(2)資金の状況及び資金の見通し

①資金の状況

 当第2四半期連結会計期間末の流動比率は325.3%、当座比率は233.3%であり、前連結会計年度末に比べそれぞれ46.0ポイントの増加、25.9ポイントの増加となりました。主な理由は下記のとおりであります。

 資産は、前連結会計年度末に比べ8,400百万円の減少となりました。現金及び預金の増加2,193百万円、受取手形及び売掛金の減少770百万円、商品及び製品の増加828百万円、原材料及び貯蔵品の増加2,288百万円、有価証券の減少9,718百万円、繰延税金資産の減少724百万円、のれんの減少1,769百万円等によるものであります。

 負債は、前連結会計年度末に比べ11,605百万円の減少となりました。支払手形及び買掛金の増加444百万円、電子記録債務の増加1,882百万円、未払法人税等の減少3,551百万円、未払消費税等の減少790百万円、未払金の減少6,372百万円、未払費用の減少1,660百万円、退職給付に係る負債の減少1,103百万円等によるものであります。

 なお、有利子負債残高は1,572百万円、デット・エクイティ・レシオは0.01倍となりました。

 

②資金の見通し

 当社グループの資金調達の状況につきましては、事業継続に必要と考える資金は確保していると認識しております。

 今後の資金使途につきましては、内部留保により財務体質の強化を図る一方、設備投資や更なるM&Aに取り組むことで将来のキャッシュ・フローの創出につなげ、資本効率の向上を図ってまいります。また、一時的な余剰資金につきましては、安全性を第一に考慮した金融商品選定のもと、運用を行っております

 

(3)キャッシュ・フロー

 当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物は、前第2四半期連結累計期間より10,479百万円減少し48,685百万円(前年同期比17.7%減)となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,894百万円の収入(同47.5%減)となりました。主な要因は税金等調整前四半期純利益17,623百万円、非資金費用である減価償却費2,578百万円、退職給付に係る負債の減少855百万円、売上債権の減少142百万円、たな卸資産の増加4,225百万円、仕入債務の増加1,032百万円、その他の資産の減少374百万円、その他の負債の減少4,445百万円及び法人税等の支払い9,432百万円等であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,843百万円の支出(前年同期は2,400百万円の収入)となりました。主な要因は定期預金の増加による純支出129百万円、有価証券の売買及び償還による純収入3,551百万円、有形固定資産の取得による支出5,279百万円、投資有価証券の売買及び償還による純支出1,006百万円等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、3,359百万円の支出(前年同期比83.9%増)となりました。主な要因は、配当金の支払い3,251百万円等であります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間に支出した研究開発費の総額は2,399百万円であります。

  なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、拡充、改修、除却、売却等の計画はありません。