第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当社グループに関する財政状態、経営成績の分析及び検討内容は下記のとおりであります。

 なお、文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の分析

 当第3四半期連結累計期間(平成29年4月1日から平成29年12月31日まで)における日本経済は、企業収益や雇用情勢の改善、設備投資の増加などを背景に緩やかな回復基調が続きました。化粧品業界におきましては、平成29年度の経済産業省化粧品出荷統計(1月~11月)によりますと、販売個数・販売金額ともに前年と比べ増加いたしました。また、当社グループが主に事業展開しているアジア・米国経済につきましては、米国では着実な景気回復が続き、アジアでは総じて持ち直しの動きが見られました。

 このような市場環境の中、当社グループは、中期経営計画「グローバルブランド育成期」の最終年度を迎え、「世界に通用するブランドの育成」と「経営資産の継続的なパフォーマンス向上」の2つの基本戦略のもと、世界で存在感のある企業への進化を目指し、一段と成長のスピードを加速させてまいりました。

 

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、全セグメント及び全ての地域において前年を上回り、売上高は前年同期比16.2%増の223,566百万円(為替の影響を除くと15.5%増)となり、同期間としては5期連続で過去最高となりました。なお、連結売上高に占める海外売上高の割合は23.7%となりました。

 利益につきましては、原価率の高い製品の売上構成比が上昇したものの、増収効果による売上総利益の増加、販売費及び一般管理費の効果的な運用等により、営業利益は38,980百万円(前年同期比29.2%増)、経常利益は39,652百万円(同27.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24,724百万円(同32.8%増)となり、いずれも過去最高となりました。

①化粧品事業

 化粧品事業につきましては、ハイプレステージ領域において、国内外の百貨店を中心に保湿美容液「モイスチュア リポソーム」のキャンペーンを展開した「コスメデコルテ」、高級スキンケア製品等が好調だった㈱アルビオン、店頭販売・Eコマースともに高成長が続く米国タルト社が業績を牽引したことに加え、「ジルスチュアート」、「アディクション」などメイク系ブランドも好調に推移いたしました。また、プレステージ領域におきましては、プロモーションを通じて季節に応じた使用提案を行った「雪肌精」や、ブランド認知拡大を図るため継続的なキャンペーンを展開した「ONE BY KOSÉ 薬用保湿美容液」など、各ブランドでお客さまづくりに取り組みました。これらの結果、当事業の売上高は168,694百万円(前年同期比19.1%増)、営業利益は36,859百万円(同28.5%増)となりました。

②コスメタリー事業

 コスメタリー事業につきましては、新製品を投入した「クリアターン」、新ラインが好評な「ジュレーム」等の重点カテゴリーブランドの育成に注力したコーセーコスメポート㈱が牽引したほか、「ファシオ」、「ヴィセ」、「ネイルホリック」等のセルフメイクブランドがそれぞれ複数のカテゴリーでシェアを拡大するなど好調に推移いたしました。これらの結果、当事業の売上高は53,091百万円(同8.4%増)、営業利益は4,731百万円(同19.2%増)となりました。

③その他

 アメニティ製品の販売やOEM生産などを展開するその他の事業につきましては、売上高は1,780百万円(同4.8%増)、営業利益は864百万円(同2.7%増)となりました

(2)資金の状況及び資金の見通し

①資金の状況

  当第3四半期連結会計期間末の流動比率は345.4%、当座比率は227.2%であり、前連結会計年度末に比べそれぞれ38.3ポイントの増加、7.8ポイントの増加となりました。主な理由は下記のとおりであります。

  資産は、前連結会計年度末に比べ7,357百万円の増加となりました。現金及び預金の増加1,039百万円、受取手形及び売掛金の増加925百万円、有価証券の減少8,381百万円、商品及び製品の増加6,854百万円、原材料及び貯蔵品の増加3,436百万円、建設仮勘定の増加1,891百万円、のれんの減少665百万円等によるものであります。

  負債は、前連結会計年度末に比べ6,308百万円の減少となりました。支払手形及び買掛金の増加595百万円、電子記録債務の増加1,629百万円、未払金の減少4,045百万円、未払費用の減少5,368百万円、預かり金の増加1,850百万円、退職給付に係る負債の減少1,675百万円等によるものであります。

  なお、有利子負債残高は1,371百万円、デット・エクイティ・レシオは0.01倍となりました。

②資金の見通し

  当社グループの資金調達の状況につきましては、事業継続に必要と考える資金は確保していると認識しております。

  今後の資金使途につきましては、内部留保により財務体質の強化を図る一方、設備投資や更なるM&Aに取り組むことで将来のキャッシュ・フローの創出につなげ、資本効率の向上を図ってまいります。また、一時的な余剰資金の運用につきましても、安全性を第一に考慮し運用商品の選定を行ってまいります

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間に支出した研究開発費の総額は3,885百万円であります。
 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(6)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、拡充、改修、除却、売却等の計画はありません。